Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20200819 GOAT Blue Series Generator Pt.2

さてさて、今回もやって参ります比較実験の巻📜

今回の実験は、Generatorにキャビシミュが搭載されており、ギターアンプで鳴らすと一般的なディストーションペダルとかなり違う挙動(低域と高域がまるっと削られてフィルターがかったり等)なので、一般的なディストーションペダルはJC-40、キャビシミュ搭載型とGeneratorはMSP-3で鳴らしてみました。

 

BOSS DS-2

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BOSS TURBO Distortion DS-2

BOSS TURBO Distortion DS-2

  • メディア: エレクトロニクス
 

トップバッターは(恐らくトーン的にRockmanに影響されたと俺が思い込んでるw)DS-2!👍✨

DS-2もまたミドルの出方に特徴があり、まるでワウを半止めしたものを前段に置いたような鼻づまりのミドルが出るんですが、Generatorの方が大分ローミッド寄りのサウンドで、かつ他の中域でノッチングされてるので、「輪郭のあるミドル」が出ます。

相対的にDS-2が平面的なサウンドという感じです(JC-40接続時)。

ゲイン量はブーストONでGeneratorの方がやや上か、DS-2が微かにファジーになるという感じです。

やはり元が「アンプ」をモチーフにしてるのでGeneratorの方がレンジが広く、たとえフルレンジスピーカーでもφ10cmのウーハーとφ2.2cmのツィーターで構成されてるMSP-3ですら2×10"のJC-40で鳴らしたDS-2より低音が出ます。

 

Suhr Riot Reloaded

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ミドルモリモリ(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑ディストーションペダルの雄、Riot (Reloaded)は似てるのだろうか。。。?

まず、GeneratorのPhaseスイッチはオフの方が近い感じはしました。

それを踏まえて比較してみると、やはり2kHz辺りがノッチされてるか否かで音色が大きく変わってきます。

Generatorが特定の低域と高域の間に溝(ノッチ)があって、その中にミドルの塊のようなものを持ってるとするならば、Riotはローミッド辺りに山ができてるという感じです。

なのでミドルは出まくってるのですが、妙な分離感とかがGeneratorにあり、それが孤高の響かなと思いました🤔

低域や高域はどちらもシェルビングがバッサリとカットされてますがRiotの方が出ており、特に低域に関してはとてもあの筐体から出てるとは思えないほど重く響くのに対し、GeneratorはRockmanに準じてるのかめちゃ軽いです(笑

歪みの質はやはりRiotの方が粘り気があり、Generatorは強烈なコンプによって独特のアタック音や綺麗なサスティンを得られます。

ミドルの出方が似てるので、Riotの後段にMXRの10 Band EQを置いて2kHzをカットすれば似るかもしれませんね🧐

 

Bogner Ecstasy Red

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Ecstasy Redの場合双方フラットな設定にすると(モコモコした)低音が強く、ミドル強めなペダルですがGeneratorに比べると平坦な印象を受けます。

(Ecstasy Red→JC-40、Generator→MSP-3)

なのでGeneratorに近付けるとこうなりました👇🏻

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GOAT側ではPhaseをオフにしてノッチングした時の特有の癖を無くしてます。

Ecstasy側は、まずvariacをONにし、チューブのような繊細さを無くしてコンプレッションを強くし、modeは硬さやタイトさを出す為当然tight、pre eqは硬さと明るさを出す為b1、structureはGeneratorのようなコンプ感のある反応を出す為とトーン、歪の傾向が似てるので100にしました。

つまみに関しては、GeneratorはTreb.Boostを12時にしてもかなり高域が強いので、Ecstasy側のTrebleは2時くらい、Middleは盛り上がってる帯域が違うので1時、Bassはタイトさを狙って10時位でしょうか。

Gainは2時くらいでBoostはMAXで近い感じでした。

これで後は後段にMXRの10バンドEQかなんかを置き、500Hzをやや上げて2kHzを思い切りカット、4kHzで最終的な高域を調整すれば相当近くなるかと思われます👍✨

 

Ovaltone Q.O.O Blue Edition

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最後はRiotの亜種、Q.O.O🍊

まず写真のように双方のつまみを設定すると、Q.O.O単体でもそこそこ近い音になりました。

(Q.O.O→JC-40、Generator→MSP-3)

恐らくQ.O.O側のMiddleつまみが2kHz周辺、Toneつまみが5kHz辺りを司ってるのかなと思われます。

それで最初から500Hz辺りがそこそこ出てるので、中域から高域にかけてはこの設定で似通った出方をします。

一方Generatorの方は低域が無く高域がかなり出るので、写真のようにTreb.Boostと2kHzを下げ、BassはMAX、Mid.Boostは適度に上げてエッジ感を抑えてローミッドをガッツリ上げるとQ.O.Oに近くなります。

コンプ感やそれに伴う歪の質は、やはりQ.O.Oがモダンハイゲイン系のアンプライクな感じなのでGeneratorとは違いますが、トーンに関しては(低音がやたら出る以外は)いい線いってます👍✨

 

まとめ

やはりGeneratorはRockmanの流れを汲んでるのか、他のエフェクターと比べて独特なイコライジングをされてると改めて分かりました。

やはり肝心なのが、

「500Hzのブースト」

「2kHzの狭いQでのカット」

であり、特にミドルの分離感やローミッドの強調は2kHzのピンポイントでのカットが効いてるからかなと考えてます。

なので、ある程度ローミッドが重厚なアンプのリターンや歪エフェクターの後段に、そこをカット出来るグライコかなんかを置けばかなり似通ったサウンドが出るとも言えます(検証済

但しPhase Notcherによるノッチング(250Hzと2.5kHzの2箇所)はかなりQが狭く、パライコで上手く出来るかどうかも不明です😅

 

かのRockmanよりは大分癖が薄れて汎用性の高い音にはなってますが、トーンやコンプ感はその面影をしっかりと残しており、またあらゆる環境、ギターアンプにもミキサーからのサウンドボードやDAW、PAにも適応出来るGenerator、COOLなサウンドです!🤘🐬🍸🏖🐠☀️✨

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