Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20230522 Marshall 9004

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珍しいMarshallのプリアンプをハードオフで見つけてきたので買いました笑

Marshall 9004です!

フロントパネルに「9000」と書いてありますが、9004らしいです(紛らわしい

国内外含めてモノがそんなに多くはなく、また人気が無いのも相まって値段も結構手頃ですね(中古で1.5万くらいでした)

俺もこれは初めて知って、ハードオフの店内でYouTubeやGoogleをサーフィンし、音が中々良かった(JMP-1ぽかった)のでお持ち帰りしました笑

所謂ソリッドステートプリアンプでフロアプリであるDRP-1と立ち位置は似てますが、こちらはラックなのと、後述しますがDRP-1と音がかなり違います。

因みに両方とも本場英国製です👍✨

 

インターフェース

 

Lead Channel(ディストーション)

Gain

Volume

Treble

Middle

Bass

 

Rhythm Channel(クリーン)

Volume

Treble

Middle

Bass

 

Master

FX Mix(FX Loopにエフェクターを入れた際のエフェクトレベルを調整する)

(Master)Volume

 

このような形で構成されてます。

フロントパネルのジャックにはRhythm/Leadを切替えるFoot Switch用のものとPhones Outが備わってます。

Phones Outは一応キャビシミュが通ってるので、このPhones Outからミキサーに送る事も可能です。

 

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リアパネルはステレオアウトプット、ステレオエフェクトループがあり、エフェクトループのレベルを押下式スイッチで0dBか-20dBかを選べます。

電源は特殊で、交流である「15VAC」を用います。

このアダプタージャック、BOSSなどの一般的なDCアダプターと全く同じ口径なので、もし間違えて使えば即壊れるので注意が必要です(特注品があったのでそれ使ってます)

 

トーン

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今回はMarshall Guv'norとDRP-1を交えて比較してます。

まず9004単体で見ていくと、クリーンは素直なMarshallクリーンという感じで、ソリッドステートには無い柔らかさ、温かみがあります。

適度なコンプ感もあり、チューブのクリーンサウンドっぽいですね🥰

ディストーションエフェクターとも相性が良く、コレをクリーンプリアンプとして使っても良さそうです👍✨

Lead Chは、これまた80年代のMarshallサウンドを彷彿とさせる、ミドルが濃厚で滑らか、ウォームかつハイゲインなカッコイイディストーションサウンドが炸裂します🤘🤘🤘

個人的にはGuv'norやDRP-1よりこっちの方が好きですね。

JMP-1との比較動画がそこそこ見受けられますが、JMP-1のチューブ特有のバイト感?以外は概ね似たようなサウンドなので、9004で満足してしまいそうです(でもJMP-1が手に入るなら欲しいw

EQはクリーンもディストーションも同じような効き方で、これはMarshallのフラッグシップモデルのヘッドなんかと同じ帯域ですね。

Trebleはキンキン、Middleはかなり高い帯域のハイミッド寄り、Bassは帯域が低めだけど何となく軽い感じが「ああ、これだ」という風な記憶を呼び出します笑

ただデフォでミドルが濃厚なので、(良くも悪くも)Marshall特有の尖ったドンシャリサウンドを作るには、外部EQ追加などひと工夫必要かもしれません😅

 

次にGuv'norやDRP-1と比べてみたところ、9004はどちらかと言うとGuv'norに近いサウンドという印象を受けました。

DRP-1の方が高域がギラギラしてて、歪がある一定の値を超えると潰れてファズになる点はMarshallのアンプを彷彿とさせます。

Guv'norや9004は比較的高域が落ち着いていて、ミドルが出て滑らかさがある感じで、9004の方がレンジが広く倍音成分が豊富で奥行感があります。

Guv'norはボードに組める上に3バンドEQで音を追い込めるというメリットがあるので、個人的に音は9004、取り回しの良さはGuv'norに軍配が上がるという感じでした。

 

Phones Out(Cab Sim)

最後にPhones Outから直接パワードモニターに送った音です。

Phones Outはキャビシミュが掛かってるので、一応はオーディオインターフェースやミキサーなんかに直で繋げられます。

そうなるとキャビシミュの音質はどうなのか?というと、まあまあですかね。

高域の削れ方が中々エグいかなと感じました。

恐らく外部キャビシミュやIRなんかを使った方が総合的に良い音になるかなと思われます。

 

総評

マイナーな製品ですが音はとても良く、個人的には大当たりなプリアンプでした👍✨

1Uだけど小さくて軽く音も良い、Marshallの良さが出てる音というのが気に入ってますね。

JMP-1が昨今中古相場がかなり高いので、それと80%位似たサウンドが出せるプリと考えればお得です笑

コレをペダルにノックダウンした製品をMarshallが作ってくれないかと切に願っております(*-🙏🏻-)

サウンドハウス

DJI

20230515 BOSS CS-1

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Rockmanの音をBOSSコンで再現するプロジェクト、通称「BOSS TONE」のために買いました笑

BOSS CS-1 Compression Sustainerです!

BOSSコンでは最初のコンプレッサーで、78年にリリースされたものです。

MXR Dyna Compが76年から製造され始めたので、その二年後からですね。

この頃のコンプはパコパコ系と呼ばれ、兎に角アタック音が強くパコーンといった表現がなされる事が多いそうです(当方Rockmanのしかほぼ知らないので、歪はゴンゴン、クリーンはパリーンという印象が根強いです)

 

で、何故これを買ったかと言うと、やはりディストーション+EQだとどうしてもRockmanのようなニュアンスの無さや潰れて団子になるような感触が得られず、やはりコンプで潰した方が近くなると考え購入に至りました😆👍✨

 

インターフェース

アウトプットレベルを調整するLevel、コンプレッションの強さを調整するSustainの2つのつまみと、Normal / Trebleを切り替えるModeという2wayトグルスイッチで構成されています。

電源は006P電池か、ACAアダプターで動作します。

 

トーン

Levelはクリーンで使えば音量、歪の前段で使えばゲインブーストになります。

Sustainはコンプレッションの強さとサスティンの長さを調整する感じで、掛ければ掛けるほ音がパコパコになり、サスティンが伸びていきます。

クリーンサウンドであればカッティングの輪郭を強調したり、歪なら同じように単音での輪郭強調やサスティンを伸ばしたりが出来ます。

 

Rockmanのサウンド再現

こんな感じでRockmanの音をボスコンだけで再現してみました。

かなりエッジが立ったサウンドでまだまだ改善の余地はありますが、CS-1にフォーカスすると有ると無いとでは音のスムーズさが違って来るように思えます。

やはり音の粒を揃えるという点でCS-1は役立ってますね👍✨

 

総評

コンプ自体そこまで所持してないので比べようがないのですが、やはり掛けるとその独特なアタック音が良いですね😃

CS-2以降の後発モデルはもっとマイルドに掛かると言われてますが、そう考えるとCS-1はパンチが効いてて好きです👍✨

これを試してROSSやBJFEなども試したくなりました😊

サウンドハウス

DJI

20230514 Palmer PDI03 JB

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だいぶ前に買ったキャビネットシミュレータですが、最近更新を疎かにしておりまして、そろそろレビューしようかと思います笑

Palmer PDI03 JBです!

Palmerはドイツの会社で、主にスピーカーシミュレータのPDIシリーズや、アンプシミュレータのPocket Ampが有名です。

PDIシリーズは80年代に名だたるアーティストが挙って使っており、その他に類を見ない高品質なキャビシミュのサウンドは「Palmerサウンド」とも呼ばれてるそうです(真偽不明

Pocket Ampは一見Tech21社のSansamp GT2にも見えますが、音はかなり違くナチュラルなアンプサウンドが得られるとの事(機会があれば入手して確かめたいと思います😃

そんなPDIシリーズですが、今回入手したのはギタリストJoe Bonamassa氏のシグネチャーモデルであるPDI03 JBになります。

PDIシリーズは1Uラックの筐体ですがこちらのJB版は据え置き型となっており、アンプに直に置いてスピーカーやダミーロードに繋ぎつつ、ラインレベルの信号を出力出来ます。

1U系と違ってダミーロード機能は無く別途用意する必要がありますが、コンパクトで省スペースなのが醍醐味です👍✨

 

インターフェース・トーン

フラッグシップモデルにはダイヤル式のFilter VolumeとLine Outの2つのボリューム調整が付いてますが、こちらは0、-12、-24dBの3wayスライドスイッチ1つとなっております。

 

まずPDI03と同じ機能であるEQから説明すると、左側の3wayスライドスイッチにはDeep、Normal、Flatとあります。

Deepは文字通り重低音を強調する感じで、原音をあまり変えずに低域だけを持ち上げる感じです。

Normalでは低域が足りないなと感じた時や、箱鳴り感を出したい時にオンにすると良い感じに効いてくれます👍✨

FlatはNormalと比べると低域が減り、相対的に高域が強調されたように聴こえます。

恐らくPDI03自体最初からある程度低〜中域が強調されてて、より音楽的に聴こえるように調整されているものと思われます(つまりNormalが所謂Palmerサウンド)

 

次にBrightですが、これも文字通り高域を強調します。

通常よりも音量が上がり、全体的に明るさとエッジを加えたようになり、音の輪郭も強調します。

Deepと組み合わせて帯域の上と下を強調したラウドなサウンドが得られます🤘

Mellowはかなり高域を削り、文字通りまろやかなサウンドになります笑

削り方が半端なく、恐らく3.5kHz以上から急激にカットされてるので、場合によってはモコモコしたサウンドに聴こえるかも知れません。

Marshallなど高域が初めから強いアンプに噛ませてバランスを取る使い方がいいのかなと思いました。

 

JBスイッチ

このPDI03 JBには追加機能として「JBスイッチ」というものがあります。

これはミドルレンジをブーストするもので上げると音が太くなっていきますが、トーンもNormalに比べると変わります。

Medium、Heavyと2段階ありますが、聴いた感じMediumとHeavyにそこまで差はありませんでした。

 

この製品はパッシブで動くので、電源が要りません😳

アンプから繋ぎ、そこからダミーロードに繋げるだけで作動します。

 

比べてみた

今回は俺のお気に入りのApex Preampを使って、いくつかのキャビシミュと比べてみました。

順番としては

Apex Preamp Cab Sim

Palmer PDI03 JB

Suhr A.C.E

Two-Notes Le Clean

Torpedo C.A.B M+(70's Marshall 1960 Celestion G12M25 owned by EVH)

となります。

 

2番目のPalmerを基準として見ると、まずApexにビルトインされているキャビシミュはローミッドが強く、これが何となくMesa Boogieのような印象を受けます。

前々から書いてますが、ApexはMXR 5150 ODとMesa Boogieを足して2で割ったようなサウンドですね😆🤘✨

次にSuhr A.C.Eと比べるとSuhrの方が全体的に上と下が出ており、相対的にPalmerは中域が出て音が丸い印象です。

具体的にはSuhrの方がモダンな音、Palmerはヴィンテージな印象を受けました。

 

Two-Notes Le CleanのBalanced Outで使えるキャビシミュと比較すると、結構キャラが似てます。

気持ちLe Cleanの方が明るいサウンドという感じですがこちらはトーン調整が効かず、調整次第ではPalmerの方がよりブライトなサウンドが得られるでしょう(撮影時は全てNormal)

 

最後にIRとの比較ですが、他のアナログキャビシミュ同様空気感が違います😂

やはりアナログのキャビシミュとIRは別物と考えた方が良さそうですね。

ただ、アナログのキャビシミュはそれ独自のサウンドを形成し、それは本物のキャビネットでもIRでも出せない音なので、その音が気に入れば唯一無二でもありますね👍✨

「Palmerサウンド」と形容されるのも、Palmerのキャビシミュの質が高い故のものだと思います。

 

総評

昨今は優れたキャビシミュやIRローダーが色々ありますが、やはり名機と呼ばれるだけあり素晴らしいサウンドです👍✨

特にこのJBに関してはアンプの上に置ける、ボードに組めるというアドバンテージがあるので、個人的にはダミーロード搭載の1Uよりこちらの方が使い勝手が良いと思いました😃👍✨

サウンドハウス

DJI

20230501 Music Man Mini

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まだまだ続くよmy new gearレビュー!!🤘😜✌️✨

今回はYAMAHA SHD-100を買った万代書店高崎店で同時に買ったアンプ、Music Man Miniを紹介します!

Music Manと言えばSteve LukatherやJohn Petrucci、また一時期Eddie Van Halenもシグネチャーを出してた、クオリティがお墨付きのギターブランドですが、昔はアンプも出してました。

Fender創始者のLeo Fender氏が設立した会社で、その後Ernie Ball氏によって買収され、その後数々の名ギターを世に送り出してきた会社です。

またアンプもEric Clapton氏が使用した事で有名で、今でも名機と称されてます(中古は比較的手頃な値段のが多いです)

そんな中、一時リリースされてたのが今回のミニアンプとなります。

ミニアンプの製造はどうやら韓国らしく、OEMで製造されてたのかなと推測してます。

 

インターフェース

Volume、Gain、Treble、Middle、Bassの5つのつまみで構成されてます。

Gainが1だとクリーンで、つまみを回す事によってゲインと音量が増えて歪んでいきます。

なので5まで上げるまではVolumeつまみの調整が必要になりますが、それ以降はヘッドルームが低いので歪だけが増していく仕組みです。

電源は通常のエフェクター用のアダプターか電池で駆動します。

 

トーン

まずクリーンですが、こちらは至って素直なクリーンという印象です。

可もなく不可もなくといった印象で、ソリッドステートアンプの固めなクリーンが好きなら好まれるかもしれません。

次に歪に関してですが、まあチープなファズが出てきます笑

トランジスタを無理やり歪ませたような古き良きバリバリとした歪が出てくる感じで、Marshall MS-2やOrange Crush Mini、Fender Mini Amplifierシリーズなんかの音と一緒ですね(厳密にはスピーカーが違うから音も違う?.(💢゚Д゚)ダマラッシャァァイ!)

多分Music Manのはスピーカーが大き目なのでレンジは多少広いのかもしれませんが、肝心の音色がアレなのでどうでもいいです笑

EQを見ていくと、まずTrebleは一般的なアンプのPresenceに相当し、かなり高い帯域を司る感じです。

歪のエッジや倍音に作用する感じで、下げると音がやや丸くなり、上げれば鋭い歪になる印象です。

Middleはどちらかと言うとTrebleに相当する感じで、下げると音がモコモコになり、上げるとキンキンになっていきます。

また音量もかなり変わるので、ここを調整する場合はVolumeつまみの調整も必要になります。

Bassは可変値は狭いですが、普通の低域調整という感じで、下げてややスッキリさせたり、上げて迫力を増すという使い方が出来、あまりトーンの根幹に影響を及ぼさないので自由度は高いです(但し肝心の音色ry

 

総評

ディスコンなのと、そこまで数は多くないのでセミレアですが、Music Manコレクターでなければあまり探す必要も無いと思われます。

昨今はBlackstar FLY3、Laney Miniシリーズ、BOSS Katana Mini、Raise A Suilen Bluetooth Mini Guitar Ampなど低価格でクリーンもクランチもハイゲインディストーションも超高音質なアンプがゴロゴロあるので、敢えてコレを選ぶのも厳しいかなと思われます🤣

サウンドハウス

DJI

20230429 BOSS GE-7B Bass Equalizer

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引き続き買い溜めしてたmngのレビューをして参ります🎶

BOSS GE-7B Bass Equalizerです!

このEQは名前通りベース用EQとして開発されたシロモノで、ネットで調べると87~95年の間に製造されていたそうです(後に帯域を変更したGEB-7がリリースされ、こちらは現在でも販売されてます)

62(.5)Hzからの倍数になっており、これは70年代末期からリリースされていたMXR ten band graphic equalizerから31Hz、8kHz、16kHzを抜いて、±12dBだったのを±15dBまで可変させられるようにしたものと思えばわかりやすいかも知れません(但しEQカーブが違う可能性があります)

ベース用と銘打ってますが、全ての帯域がギター用としてもとても使いやすく、かなり尖らせた帯域を司るGEB-7よりは柔軟性が高いなと思いました。

で、何故これを買ったかと言うと、ズバリ「Rockman」の音をBOSSコンだけで再現する為です爆

大体のイコライジングは把握してるので後は最適なEQを探してたのですが、丁度ドンピシャな帯域で構成されてるこちらを見つけてしまったので即ゲットしたという流れでございます笑

ディストーションペダルよりもこのGE-7Bの方が重要度は高いですね🙃

 

インターフェース

前述で大体の帯域は説明しましたが、詳しく書くと

62Hz

125Hz

250Hz

500Hz

1kHz

2kHz

4kHz

Master Volume

の8つのスライダーで構成されてます。

恐らくMXRの10バンドEQがベース用として定番だったので、それをモチーフにした帯域構成なのかなと考えてます。

中心周波数に500Hzを添えてるのも、ギター用の800Hzより低くしてよりベース向けに作られた的な感じがします(が、ギターの500Hzは分厚いミドルを構成するのでやはりギター向けでもありますw)

±15dBはGE-7やGEB-7でも採用されてる可変値で、MXRのより弄れる帯域が狭い分可変値ではこちらの方がアドバンテージがあります。

電源はACA版とPSA版があり、80年代の日本製がACA、90年代の台湾製辺りはPSAに置き変わったものと思われます。

俺個人が所有しているものはACA仕様なので、TU-3Wに付属しているサプライから電源を供給してます。

 

Rockmanトーンの再現✨

YouTubeの動画の概要欄に繋ぎ方は書いてますので省略しますが、下記の写真の通りBOSSコンだけでRockmanの音を再現出来るかどうかやってみました🤘🤘

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勿論Roland/BOSSで統一するので、IRはJC-120で鳴らしてます笑

聴かれる方の感想は様々ではありますが、個人的には概ね出来てるんじゃないか?という感じですね😊

4kHzより上が無いので高域が削れないのが残念ですが、この辺は他のEQ(GE-7など)を足して補正出来そうな気がします😉

DS-1だとかなりジリジリとした音になるので、DS-2やST-2なんかが再現しやすいです👍✨

ほぼほぼGB-7Bに任せてるので、滑らか系のディストーションがオススメです😊

 

総評

全体的に中域に寄った帯域なので、やはりギター用としても最適かなと思いました。

特に500Hzがあるので、ここを上げてギターに美味しい分厚いミドルをプッシュしたり、下げてMarshall的なドンシャリサウンドを狙えたりと何かと便利でもあります。

2k、4kもギター用としては非常に使いやすい帯域なので見つけたらオススメですが、既にディスコンなのと、代替品でGE-200があるので、音色や価格で考えるのもいいかも知れません😉

サウンドハウス

DJI

20230429 BBE Sonic Stomp Sonic Maximizer

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今回は効きが抜群のエンハンサー、Sonic Stompを紹介します!

 

BBE社

BBEはBarcus Berry Electronicsの略で、1961年にBarcus Berry社が設立されたのが始まりです。

Barcus Berry社は主にアコースティックギター用のピエゾPUで有名な会社で、現在でも製造されてます。

1985年、ジョン・マクラーレン氏を代表取締役とし、エレキギター専門の機材開発の為の会社としてBBE社が新たに設立されました。

BBE社では一般的な歪系や空間系、ワウなどのペダルがリリースされてきましたが、やはり有名なのはエンハンサーであるSonic Maximizerでしょうか。

原音に艶を与え、よりダイナミックにレンジを広げる様は人々に衝撃を与え、いつしか「BBE=Sonic Maximizer」として認知される事になりました。

Sonic Maximizerは元々1Uラックエフェクターでしたが、今回のSonic Stompはペダル化したものになります。

Sonic Stompはどちらかと言うとベース用エフェクターとして大人気で、ググると大抵は「ベース用」にカテゴライズされてたりしますが、勿論ギターにも使えます笑

 

インターフェース

低域を補正するLo Contourと高域を補正するProcessの2つのつまみで構成されてます。

これは1Uラックエフェクターの882iや482iなどのフラッグシップモデルと同じつまみです。

電源はエフェクター用の9Vアダプターを使用します。

この電源がラックエフェクターと違い、ラックの方はそのままAC100Vから取ります。

この違いで音に相当な差があるのかな、と思われます。

具体的にはラックの方は変換トランスを積んでるので、その分音が太いとかレンジが広いとかあるような気がしますね。

 

トーン

両方のつまみが0で恐らくフラットだと思われるのですが、やや音痩せしてるかな?という印象です。

まずLo Contourですが、目盛り5までは緩やかに低域が足され、それ以降は割と多目に上がります。

重低音というより、ややローミッドに寄った太い低音が強調されるという感じです。

原音を損なわないので、ベースレンジブースターとして優秀かなと思いました。

兎に角低音が欲しければ、ココをFullにしちゃってもいいかもしれませんね👍✨

次にProcessですが、凡そ4kHz辺りが持ち上がってるという印象で、聴く人によってはかなり音色が変わる感覚を覚えるかも知れません。

よくSonic Maximizerがドンシャリになるという意見が散見されますが、恐らくこのProcessが結構高域を持ち上げるので、そう聴こえるのかも知れません。

0~5までは緩やかに高域が足され、倍音成分も徐々に付加されていくので、5まで回してそこから左右に微調整していくのが良いのかなと思いました。

 

総評

エンハンサーとして中々優秀かなと思いました。

イコライザーよりも原音に対する忠実度が高いので、やはりSonic Stompならではの可変の仕方かなと思われます。

特に低域をブーストさせたい場合、変な癖を付けずにブーストしてくれるのでSonic Stompは非常に便利かなと思いました😊✌️

サウンドハウス

DJI

20230427 Onerr DST-1 Distortion

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溜まりに溜まったmng第二弾!笑

Onerr DST-1 Distortionです!

このディストーションはブラジル産のディストーションらしく、最初値段から中華ペダルの1つかな?と思ってスルーしてたんですが、何となくググッたらブラジル産だと分かり購入しました笑

このOnerrのディストーションは他にDST-2 Mercury Distortionというのがあり、そちらは3バンドEQが付いてる上位互換みたいです。

 

インターフェース

シンプルにLevel、Tone、Distの3つのつまみで構成されてます。

また電源は006P電池か普通のエフェクター用のアダプターで動きます。

つまみの周りに目盛りが付いており、セッティングを覚えておきやすいのもgood👍です☺️

 

トーン

至って普通のディストーションですが、倍音成分が豊富でチューブのザラつき感がやや感じられ、また低域は程よくローカットされてスッキリしており、非常に使いやすい歪だなと感じました。

Gainは12時より左に回すとオーバードライブ的なサウンドが得られます。

0にしてもLevelを調整すれば、アタック時の輪郭が感じられるオーバードライブサウンドが得られるので使えます👍

逆に12時より右に回していくとゲインと倍音が良い感じに付与されていき、中々迫力のあるディストーションが得られます。

買った値段(中古2,200円)にしてはかなり良く、場合によっては中古価格2~3万円台のペダルとも張り合えるであろう音色かなと思いました。

Toneは恐らく2kHz辺りの可変で、下げると500Hzを上げたようなミドルが目立ってくるのが特徴です。

これを利用して、Toneを若干下げて分厚いミドルを押し出したサウンドを作るのも良いですし、逆にハイミッドである2kHzを上げて明るさとアタック感を出すサウンドを作れたりと中々便利です👍

Empress HeavyのMiddleつまみもトグルスイッチで2kHzに指定する事が出来、凡そそれみたいな効き方になります。

 

総評

値段や知名度に反してとても良いペダルだなと思いました。

倍音成分を売りにしたGuyatone HD2 Harmonic Distortionよりもローがスッキリしてて歪に輪郭があり使いやすいですね。

RATにも似てますがやはり輪郭があるので、個人的にはこちらの方が使いやすいと思いました。

サウンドハウス

DJI