Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20241001 Catalinbread Galileo

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2年前はDumble系、1年前はBrown Sound系とハマり、今年はVOX AC30系AIABに傾倒してます🤪

(並行してTreble Boosterも集めてみたり)

という事で買いました✌️

Catalinbread Galileoです!

CatalinbreadはRAHやNo.55を持ってて何方もローゲインなペダルなので、ミドルゲイン位のペダルは初めてなので楽しみでした😊

まあ見た目通り某ギタリストのサウンド(VOX AC30 + Treble Booster)を目指したペダルですね(販促レビューでもそう書いてますし)

個人的にはとある実験に於いてAC30のNormal chのサウンドを欲してましたが、再現性が高ければそれはそれで良しとします👍✨

 

インターフェース

シンプルにVolume、Tone、Gainの3つのつまみで構成されてます。

電源はセンターマイナスのアダプターで、9~18Vまで対応してます。

主にヘッドルームの高さと歪量が変わってくる感じですね。

 

比べてみた

今回はトーンの項目をすっ飛ばしてGreg Fryer Mayday + Treble Booster Special、Sansamp Liverpoolと比べてみました✋😊✨️

 

まずはチューブアンプのDr.Z Carmen Ghiaで鳴らしました。

GalileoとFryerはかなり似ており、Fryerの方が倍音成分が豊富で奥行が出てますがほぼ一緒のトーンです🧐

この2つが似てるという事は、この音こそがAC30にTreble Boosterを噛ませた音なのでしょう。

それに対しSansampはスピーカーシミュを切ってるんですが、音がかなりモコモコです😅

恐らくリターンに挿したらもっとモコモコするかもですね。

スピーカーシミュを入れると高域が持ち上がりますが、スピーカー→スピーカーシミュとなるので何となくチープな音になりがちです。

という訳で、今後とある実験をする際はGalileoとFryerの音が基準となるでしょう。

 

続いてRoland JC-22です。

これも狙い通り小型ソリッドステートアンプに噛ませたら、Deacy Ampのようなザクザクで鼻詰まりのトーンの、ヴァイオリンのようなサスティンの効いたサウンドが出ました👍✨

詰まる所AC30系AIABにTreble Boosterを噛ませた音、若しくはAC30系AIABに外部Treble Boosterを噛ませ、任意のチューブアンプで鳴らせばAC30、小型ソリッドステートアンプで鳴らせばDeacy Ampぽくなるという事が分かりました。

 

総評

昨今はVOX MV-50 Brian Mayという、一発で某ギタリストの音が再現出来るNuTube搭載の小型アンプヘッドが2万で買えてしまうので戦々恐々としてますが(しかも評判がとても良い、俺も欲しい、いずれ買うw)、自宅に既にアンプがある場合はチューブ or ソリッド問わずあの音が出せるので一考かと思われます😅

MaydayとTreble Boosterは超高いので、事細かに氏の音を再現したいとかで無ければ、コレはかなり良いペダルだと思います😊

20240929 Pete Cornish Silver Signature™︎ HD Guitar Cable

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今回はシールドのお話でございます🔌

Pete Cornish Silver Signature™︎ HD Guitar Cableです!

 

結論から書くと、シールドはかなり音質が変わります!

 

12年前位まではシールドで音が変わるというのは迷信で、(俺もだが)オーヲタの戯言だと一蹴してました😅

なのでキョーリツの安いシールドがよく御茶ノ水の楽器屋の店先に野ざらしになってたので、シールドのジャック部分が取れる度に買い足してました(あのケーブルとジャックの接続部分が脆いんだよね😅)

で、あまりにも壊れていくんで(笑)、もしかしたらワイヤレスの方が便利じゃね?って思ってて当時の職場の先輩や後輩に相談しました。

12年前なのでBOSS WLシリーズとかも無い時代で、

ワイヤレス=遅延・音質劣化

という都市伝説も出回ってたのもあってか、早速拒否られました😂

あと俺があまりにもエフェクターを買い込むので、

「だったらシールドを変えた方が良い!」

と念押されました(爆)

俺はシールドをキョーリツみたいにすぐ壊れていく消耗品だと思ってたのでシールドに高い金出せるわけ無いと思ってましたが、好奇心も手伝って取り敢えずMonster Studio Pro 2000買いました✌️

まあそしたら音が変わるし、壊れないし(笑)、目から鱗でしたね👀

それ以来、シールドやエフェクター用パッチケーブルは何かと気にするようになった次第でございます😊

 

その流れで今回プロ御用達のギアと名高いPete Cornishのケーブルを買ってみました✋

 

*左からMonster Studio Pro 2000、Pete Cornish Silver Signature HD Guitar Cable、Canare LC-03となってます

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今回はCanare LC-03、Monster Studio Pro 2000と比べてみました。

超定番のCanare LC-03は良くも悪くも完全フラットで素直にギターサウンドを反映してるという感じです。

 

それに対しMonsterはと言うと、当時から言われてた"低域の減速の改善"が成されてる為か低域がガッツリ出てきます✊

(太いケーブルのように)全体的に音が太くなる感じがあり、人を選びますが俺は好きですね。

(同じ長さで当時Canareの約4倍のお値段)

 

じゃあ今回のPete Cornishはどうなのか?

基本的にはCanare同様フラットなのですが、音の解像度が凄まじく上がります😳✨

アタック音が兎に角明瞭に聴こえ、単音でも和音でも音の輪郭がハッキリとし、シールドでここまで変わるのか?!と愕然としました😳

正直今回比べたシールドの中ではダントツで好みです😆👍✨

(但し同じ長さでCanareの約9倍のお値段です)

 

Canareは安定した強度と音質が保証された事を踏まえると安価です(キョーリツは300円くらいでしたが音が細いしすぐ壊れます)

しかしシールドにまで音質を求めるなら、Pete Cornishはその選択肢の一つとして検討されても良いのかなと思いました。

Monsterはぶっちゃけ好みが分かれる音ですが、低音を補強したいというのであればオススメです。

(世の中には僅か1.2mで100万のGolden Ovalというケーブルもありますが割愛します😅)

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DJI

20240922 Masatone Hard Rock Machine

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Pedal Geeks Meeting東京2024で出展されてまして、前々から気になってたので買っちゃいました♡

Masatone Hard Rock Machineです!

 

2年前だったか、ハードオフ巡りの旅をしてた時にどっかの店に置いてありまして、試しにRoland Cubeに繋いで鳴らした所とても気持ちの良い音だったので頭の片隅に残っており(その当時は予算が尽きてたので見送りました)、今回PGMでアウトレット品が安価だったので思わず買ってしまいました💸💰

 

因みに製作者の方がうちのRockmanブースにいらっしゃってRockmanのお話をしようという流れだったのですが、俺の物欲センサー(使い方が違う)が作動し、そのまま購入の流れとなり、その後お客さんがうちとMasatoneさんのブースにいらっしゃり、結局話せず終いとなりました(Masatone様、申し訳ございませんでした🙇‍♂️)

 

インターフェース

Loudness(Volume)、Edge、Drive(Gain)の3つのつまみの他に、ONの時赤色に点灯するMiddleのつまみがあります。

電源はセンターマイナスの9Vアダプターで動作します。

 

トーン

まず第一印象として、Driveはフルで運用するのが良いのかなと思いました。

全体的にSuhr Riotのようなゲイン幅という感じですね。

文字通りハードロックをやるならDriveはフル、70年代のロックや一部ハードロックなら12時くらいが良いなと思いました。

 

歪の質ですが、これまたチューブアンプライクで中々心地好いです👍✨

70~80年代のMarshallの音という感じで、JCM800とかが好きな方には刺さると思います👍✨

逆にJCM900以降みたいなハイゲインやプレゼンスは出ないので、やるならブースターや外部EQが必要になってくると思われます。

和音でも音が潰れず単音でも音の太さを維持してる感じで、エッジもナチュラルに丸く削られてるので弾いてて疲れず良い感じの歪ですね。

 

Edgeは高域成分の調整で、Qが広めなのでトーンをアグレッシヴに変えるというより音が前に来るか、後ろに引っ込むかという調整になってるという感じです。

Marshallらしくキンキンにさせたいならこちらもフルで良いと思います🤘

12時がバランスが良いので、基本は12時から微調整するのがいいですね。

 

MiddleもEdge同様、中域の特定の帯域をガツンと上げて音色を変えるというより、全体的な音の太さをここで調節するという感じですね。

恐らくMarshallアンプの効き方を踏襲してるという感じで、効き方もチューブアンプみたいな、音作りと言うより補正という感じの効き方です。

なので良く言えばアンプのニュアンスを事細かに再現してる、悪く言えば音作りするなら外部EQ必須という感じですね。

個人的には大体12時なので、この効き方で良いです(笑)

 

比べてみた

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今回はMarshallを意識したであろう黒金ペダルが丁度3つ揃ったので比べてみました🤘✨️

動画でも分かると思われますが、筐体の大きさは全部ほぼ同じで、34XtremeとHard Rock Machineはつまみのデザインが同じです。

比べてみるとキャラが結構異なり、34XtremeはOvaltoneらしい独特のローミッドの出方があり、Hard Rock Machineは他と比べると倍音成分が少な目で少し音が硬く、BE-ODは相変わらず倍音成分が豊富でカラッとしたハイゲインサウンドという感じです🤘

これに関しては各々の好みで結構評価にバラツキが出てくると思われます。

 

総評

今回比較をしましたが、何れにせよMarshallサウンドを気持ち良く鳴らせるペダルなので、もしスタジオで先にMarshallを取られてしまった、となった時でもJC-120かなんかに挿して極上のドライブサウンドでしたり顔で見返せるクオリティはありますね(JC万歳🙌)

しかもPlexi〜JCM800系統の音なので、刺さる人にはとことん刺さります😉🔪✨

ペダル自体も比較的安価なので、Marshall系のペダルを探されてる方にはこれは中々オススメでございます😊👍

サウンドハウス

DJI

20240922 Rockman Aceシリーズ

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Aceシリーズ、遂にロゴ有り無しをコンプリートしました㊗️🎉

数年間、出品されてたGuitar Aceのロゴ有りをどうしようか悩んでいましたが、とうとう入手したという感じです✌( ’ω’ ) ✌

今思えばこのロゴ有りのGuitar AceがAceシリーズの中で最も音が良く、一番Rockmanの主製品に近い音色を叩き出しますので、もっと早く入手してれば良かったなと思ってます。

 

Aceシリーズは1990年からJim Dunlopに権利売却される94年までの5年間で製造され、Guitar Aceは2000台、Bass AceとMetal Aceは1000台製造されたそうです。

その後Jim Dunlopが引き続きAceシリーズの製造を行い、現在でも販売されてます。

X100やSoloist、Bass Rockmanも製造・販売はされてたみたいですが、製造コストの削減や事業縮小の動きから出荷台数は相当減らして安価なAceシリーズに移行してたと思われます。

そしてAceシリーズ、Acoustic Guitar Pedal、Ultimatum Distortion Generator、A12-50がSR&D社の最後の製品となりました。

 

インターフェース

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左からGuitar Aceロゴ無し、Guitar Aceロゴ有り、Metal Aceロゴ無し、Metal Aceロゴ有りとなってます。

ロゴ有りのSR&D社の方はインプットジャックがしっかりしており、またフロントパネルもメタリックで綺麗なのですが、ロゴ無しのJim Dunlopの方はジャックにチープさが見られ、またフロントパネルのビニールが経年劣化で剥がれてきてます😨

これだけでもAceシリーズに対するコストの掛け方が違うなと思いました😅

 

インターフェースのおさらいをしますと

・CLN/DIST切替スイッチ

・DISTモード時のSEMI/HVYモードの切替スイッチ

となってます。

要はクリーン、クランチ、ディストーションの3つの音色を切り替えて使えるという感じです。

X100やSoloist、Sustainorでは「EDGE」という表記になってますが、AceシリーズではSEMI DISTになってるのが感慨深いですね。

Scholz氏は何れの製品でもEDGEに深い拘りがあり(I→IIBへアップグレードするサービスもEDGEの改良だったし、SustainorでもEDGEをメインに使用、REV20もAuto CLNの改良メイン)、AceシリーズのSEMI DISTがEDGEに及ばなかった為名称変更したのかなと推測してます。

因みにHVY DISTに関しては、XPRで1番上の赤色LEDのディストーションが説明書では「HVY mode」と表記されてるので、それの派生かなと考えてます。

電源は12VDCアダプターか006P電池で作動しますが、オフィシャルで無い限り電池で動かすのが好ましいです。

 

トーン

今回はSoloistやX100も混ぜて比較してます。

X100はハードクリッピングなので別枠ですが、ソフトクリッピング勢を比べても違いが明確に現れてます。

Soloistは80年代のBOSTONサウンドを意識したサウンドですが、Aceシリーズは当時製品に組み込もうと模索してたGrowl回路っぽい雰囲気が入っており(唯一製品に組み込まれたのがUltimatum Distortion GeneratorとそのアンプのA12-50)、テープサチュレーションを意識してか音が柔らかくなってる気がします。

 

Aceシリーズのロゴ有りとロゴ無しを比較すると、トーンは同じなのですがコンプレッションに雲泥の差があり、SR&DはナチュラルにRockmanぽいコンプが掛かってるのに対し、Jim Dunlopの方は不自然かつ強烈にコンプが掛かっており、ピッキングした瞬間音量が下がり、その後音量が少しずつ上がると共に長いサスティンが得られます(笑)

死ぬ程弁護するとJim Duolopの方は何となくバイオリンみたいな独特のニュアンスがあって面白いですが(笑)、実用的なのはSR&Dですね(同じように作ればいいのにどうしてこうなった!?)

当然クリーンサウンドにも影響し、SR&Dはエレアコのような煌びやかな音をナチュラルに響かせてくれるのですが、Jim Dunlopの方はピッキングした直後に音量が下がるのでパーカッションみたいなニュアンスが出てきます(笑)

これに関しては筐体を開けて中のトリマーを回せばコンプレッションの調整は出来るのですが、同時にゲインも司ってるのでゲインが下がります。

この辺はバランスを上手く調整する必要がありますね。

 

Guitar AceとMetal Aceについてですが、これに関しては歪量というよりトーンに明確な違いがありますね。

Guitar Aceの方がRockmanぽい音です。強いて言えばUltimatum Distortion Generatorに非常に近い音という印象を受けました。

Metal Aceはどちらかと言うとMarshall系の音という感じで、Rockmanで削られてるであろう2kHzが強調され、相対的に500Hzが目立たなくなってRockmanからかけ離れてるという感じです。

もしJim Duolop製でもどちらかをご検討されてる方は、Guitar Aceをオススメします。

 

総評

とうとうAceシリーズを手に入れ(Bass Aceは除く)、その違いを堪能出来たので良かったのですが、やはりロゴ有りの方を推さざるを得ないという結果になりました。

ただJim Dunlop製でもコンプを調整すればある程度マシにはなりますし、キャビシミュがデフォで入ってるのでそのままミキサーに繋いでレコーディングやライブが出来るのは強いですね。

しかし何れにせよ、X100やSustainor、XPRなどの音を期待してはいけません⚠️

サウンドハウス

DJI

20240922 Rockman Demo Center

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Pedal Geeks Meeting東京2024、お疲れ様でした!

俺も今回参加しまして、今日紹介する「Demo Center」を持ってって披露させて頂きました!😆✌✨️

やはり80年代に大活躍し90年には生産完了してしまった伝説の音なので、懐かしく感じられる方もいらっしゃれば斬新な音色と感じられる方もいらっしゃり、世代によって感じ方が大きく変わる音なんだなとしみじみ思いました☺️

(因みにほぼ全ての方から高評価を頂きました!😭✨)

会場でのブース⬇️

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今回のPGMではヘッドホン出力での試奏が条件だったのですが、ラインドライバーであるRockmanの強みが最大限に活かされた感じで、

「ヘッドホンなのに重厚なサウンド」

「どうしてここまで気持ち良いサウンドなのか?」

「CLN2の音がピエゾみたいで凄い」

といったお言葉を頂戴しました🥹✨

やはりRockmanの音は普遍的に良いサウンドなんだなと改めて実感させられました。

 

話は逸れましたが、今回は幻の筐体であるDemo Centerについて書いていきます。

このDemo CenterはRockmanのハーフラックモジュールが現役だった頃、アメリカの楽器屋で試奏をしてもらう為に作られたデモ機で、当然ながら非売品です。

SR&D社がJim Dunlopに売却されて会社が無くなった後、このDemo Centerは楽器屋から市場に流通し、コレクターが挙って入手しました。

Rockman.frのデータによると市場に流通してるのは100台未満となってますが、これに関してはそもそもが非売品なので謎が多く、この数字も正しいのか分かりません。

また製造年も不明ではありますが、マウント対象のハーフラックが87年以降のものばかりなので、恐らく87~90年くらいに製造されたのかなと推測してます。

このDemo Centerは左右にTeledyne Acoustic Research社のフルレンジスピーカーが搭載されてましたが、そのスピーカー付きの完全版は更に入手困難で、俺は手持ちのYAMAHA MSP-3で代用してます(多分MSP-3の方が音が良いと自負してます😏)⬇️

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インターフェース

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表記してある通りにハーフラックモジュールをマウントし、ラッチ信号で切り替えるコントロールをDemo Centerで行います。

MIDI Octopus付きのラックケースという感じですね。

操作出来るものとしては

・SustainorとDistortion Generatorの切替

・SustainorのCh 1と2の切替

・SustainorのRhythm VolのON/OFF

・Distortion GeneratorのLead BoostのON/OFF

・EQのバイパス

・Chorusのバイパス

・ChorusのSweep StopのON/OFF

・ChorusのLong Chorus(ALT MIX)のON/OFF

・Echoのバイパス

となってます。

ハーフラックモジュールのラッチコントロールを全部出来るようにしたという感じです。

そのインターフェースから、恐らくこのDemo Centerと対面するように座り、ギターを弾きながらDemo Center上部のボタンをポチポチ押し、ハーフラックモジュールのコントロールを弄りながら音を確かめるという感じで試奏してたのかなと思われます。

 

当然ながらDemo Centerも電源を必要とするのですが、かなり特殊なアダプターを使用するので(ミニプラグ、10VAC 7.5w)、コレが壊れたらやばいです😱

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また筐体が鉄製でそこそこ重量があり、スラント型で取っ手が無く、変にスカスカで重心が偏ったりしてるので持ち運びが中々大変でした😅

 

総評

今回PGMで披露したのですが、やはり店頭デモ機なだけあり非常に使い勝手が良かったです👍✨

ラッチコントロールが簡単に出来るので来場者の方に素早く音色を色々切りかえて聴いて貰う事が出来、大いにプレゼン出来たと思ってます。

またDemo Center自体も骨董的価値があるので、その見栄えで充分アピール出来たと推測してます。

メインはハーフラックモジュールでしたが、Demo Centerも良い仕事をしてくれたなと思いました☺️

サウンドハウス

DJI

20240922 Rockman PGE-2

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mngした順番が異なりますがコチラからレビューしたいと思います🙃

Rockman PGE-2 Programmable Graphic Equalizer 2 channelです!

このEQはSR&D製品の中でも屈指のレアアイテムとされ、その数は99台となっております。

因みに当時超ブルジョワでコアなコレクターか、若しくはスタジオのエンジニアが集めるようなStage Gearシリーズ(電源ラックケース、パワーアンプ、フルレンジスピーカー、Sustainor REV20)、店頭デモ機で非売品のDemo Centerを抜かせば、

・Super Head (10台未満)

・XP212(20台未満)

・Pro Bass Preamp (20台未満)

・XP-100a(50台未満)

・Dual Remote Loop (50台)

・PGE-2(99台)

・XPRa(100台未満)

と第6位にランクインしてます(XPRaの出荷台数によっては7位)

Pro Bass Preamp、Dual Remote Loop以外は全てXPシリーズの派生なので実質3位とも言えるでしょう。

Rockmanコレクターなら垂涎の1UラックEQです(俺も今までそうでした)

 

これはSR&Dのラック製品のラインナップが終焉を迎える91年に製造開始され、割と直ぐに事業の縮小を余儀なくされたのでこんな出荷台数になってしまってます。

「Tom Scholz Studio Series」と書いてある通り、これは現在でもBOSTONにおけるTom Scholz氏のラックに装備されており、最終段のEQ調整に利用されてます。

また日本の某ユニットもコレをラックにマウントしている写真などが掲載されており、恐らくコアなファンにとっては究極のマストアイテムになろうかと思われます😏

 

インターフェース

このPGE-2の特徴は

・MIDIによってEQパラメータを100通り保存可能

・ステレオ仕様で左右別々にEQを設定出来る

・Rangeで可変値の最大値を決められる

という点でしょうか。

 

今までのスライダー式EQだと微調整などは出来るものの逐一パラメータを変えられないという欠点がありましたが(そんな変えるものでもないが)、PGE-2ではMIDIでパラメータを保存し曲毎にMIDIペダルでパラメータを呼び出せるので簡単にEQが変えられるようになりました。

特にクリーンとディストーションではEQ設定が大きく異なると思われますので、それが容易に変えられるのは大きなアドバンテージとなってます。

 

左右別々にEQを設定出来る点については、Scholz氏本人がその機能を使っているかどうか不明です。

ステレオで出力した時、2本のギターが鳴ってる感を出したくて微妙に左右で変えてるかもしれませんが、コーラスやエコーの響きに影響が出るのでは?とも邪推してます🤔

 

RangeはOFFの時(黄色LEDが消灯)では、2dB単位で動き±12dBまで可変し、ONの時(黄色LEDが点灯)では1dB単位で動き±6dBまで可変します。

OFFだと可変範囲が広い代わりに荒削りな設定、ONだと細かく調整出来る代わりに可変範囲が狭いという感じでしょうか。

因みにScholz氏はFacebookの画像を見る限り3台使用してるのですが、何れもRangeはOFFでした。

 

EQの周波数は3264、125、250、350、500、700、1k、1.4k、2k、2.8k、4k、8k、16k(単位はHz)となってます。

Rockman Instrument Equalizerに32Hzと350Hzが追加され、62Hzが64Hzに変更されてます。

32Hz、64Hz、8kHz、16kHzに関してはギターにはほぼ作用せず、どちらかと言うとベースに特化した帯域なので、恐らくベースと兼用で使えるようにしたのかなと考えてます。

350Hzもギター用としては使い勝手が微妙で、どちらかと言うとベースのローミッドに作用する帯域ですね。

 

また動画だと分かりづらいので割愛しますが、Instrument EQとPGE-2とではEQカーブやQ幅、フィルターなどが異なり、同じセッティングにしても微妙に音の雰囲気が変わってきます。

具体的にはPGE-2を通すと低域が無くなります(笑)

なのでコレを通す際は、低域の減衰ありきで音作りをし直す必要が出てくるかも知れません。

 

総評

今では40~60万と目ん玉飛び出るようなプレ値が付いてるので、(俺みたいに)余程好き者で無ければわざわざ買う必要は無いと思われます。

またMIDI保存式なのでパラメータも微調整出来ませんし、恐らくMXRの10バンドEQの方が使いやすいかも知れません(笑)

ミドルマシマシとかドンシャリなど大胆なセッティングを逐一保存して、1つの歪ペダルを色々音色変えまくって運用するという方法もありますが、昨今では

みたいな、PC使ってほぼ同じ使い方が出来るEQも出てきてますし、やはりコレクターズアイテムの領域を出ないですね😂

LEDでステージ映えはするかもしれません👍✨

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20240921 Rockman XPRa

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まさか令和になって2台も手に入るとは、、、

10年代からレアだレアだと騒がれ、20年代ではほぼ入手不可とまでされてた「Rockman XPRa」が2台も手に入りました😳✌️

(そして2台手に入った後に初めてXPRaの記事を書くという)

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Rockman XPRaは文字通りXPRの派生型で、筐体やインターフェイスはそのままに、中の回路にそこそこ変更を加えて音を結構変えてるバージョンです。

基本的な音はXPRなのですが、かなり掛け離れたトーンとなっています(トーンの項目にて説明します)

 

これはあくまで予測ではありますが、XPRを作って実際アルバム「Walk On」で使ったけどイマイチ自身の求めてるサウンドとはちょっと違うなと感じたTom Scholz氏が、XPRのトーンをSustainorに近付けようとして色々手を加えたのがXPRaかなと思われます。

ただXPRaの生産台数が100台未満からも分かる通り、結局の所XPRaを作っても理想のサウンドには近付かず、Sustainorの音で良いやとなったのかなと推測してます(直近のライブでもSustainorですし)

 

日本では専らXPRが大人気なRockmanですが、こちらのXPRaは音がかなり違くXPRを使ったと思われる楽曲のコピーをXPRaではしづらいという事もあり、XPRに人気の軍配が上がってます(XPRaは俺みたいなコレクター御用達アイテム化してます)

 

インターフェース

詳しくはXPRの記事

を参考にして頂ければ幸いです😉

XPRと全く一緒なので書く事も昔の記事と一緒になってしまいます。

大まかにセクションを書くと

・Buffer

・Pre EQ

・Comp *コンプより先にEQが来てます

・Clean/Dist Range

・EQ1/EQ2(固定EQ)

・5 Band EQ

・FX Loop

・Chorus

・Echo/Reverb

・Mixer

・Output Volume(5 Band EQの右隣のやつ)

(Direct Output)

・Master/Treble/Bass(マスターセクションのスライダーのEQやVolume)

・Power Select(横に動かすスライドスイッチ)

(Master Output)

と、アナログらしくかなり複雑な回路が搭載されており、その所々にフィルター回路が挟まってるので解析が非常に困難となってます😂

 

トーン

DIST

参考までにXP-100のDirect Out(XPRと同じ)を貼っておきます。

よくXPRaになって「ノイズが減った」と言われますが、どっちもそんなにノイズはありません。

XPR→XPRaになって変わった所と言えば、やはりゲインがかなり下がり高域成分が大幅にカットされた点でしょうか。

XPRはあからさまに80年代のHR/HMを意識したようなサウンドとなってますが、XPRaはそれを無理矢理BOSTONサウンドにしようとしてるような音になってます(笑)

当時の音楽シーンを考えるとXPRは最高のプロセッサになったであろうサウンドだとは思ってますが、ちょっと方向性を間違ったような気がしてならないです🥺

「Rockmanとはこの音だ!」

という信念がScholz御大にはあったのかもしれませんね😅

 

CLN2

クリーンに関してはほぼ一緒なので割愛しますが、やはりクリーンはXP系統がダントツに優れてますね。

Sustainorも悪くは無いのですが、XP系統の方がレンジが広いのでよりナチュラルなエレアコサウンドという感じです。

揺れ速度しか弄れない内蔵のコーラスでも十分心地好いサウンドを出してくれます🥰

 

CLN

CLNに関しては内蔵フィルター(キャビシミュ)の影響が色濃く反映され、Sustainorはミドルレンジがやや強めになってます。

XPシリーズの方がフラットな特性という感じです。

 

何れにせよクリーンに関してはSustainorは高域が強く、XPシリーズは低域が出て全体的にバランスが調整されてるという印象を受けました。

またコンプ感も違うような気がして、Sustainorは強めに掛かってるのに対しXPシリーズは割とナチュラルな感じになってる気がします。

 

総評

XPRのサウンドを目指しているなら素直にXPRを買った方がいいです(笑)

XPRaは本当にコレクターズアイテムの領域を出ないです😂

ただ日本の有名XPR使いのギタリストの方々はXPRaも所有しており実際楽曲でも使われてるので、その曲を探し当ててそれ専用にするのもいいかもしれません🤣

BOSTONのコピー?Sustainor使いましょう!

サウンドハウス

DJI