Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20230610 Rockbox Brown Sugar

f:id:acidmb:20230609090959j:image

続いてmy new gear第二弾!

Rockbox Brown Sugarです!

「Brown」付いてるのでブラウンサウンドなのか?と訊かれたら、公式サイトではそれを匂わせるニュアンスで説明されてます笑

「英国製のマスターボリューム無しの、ハードロックなどで活躍したフルスタックのアンプの再現」

とあるので、どう考えてもMarshall 1959 Super Leadか1987Xです、本当に(ry

Rockboxはカリフォルニア州サンノゼに構えるペダルビルダーで、主に歪系のラインナップが多く、その他にコンプレッサーやコーラスなども作ってます。

1971年から楽器屋で働き、同時にミュージシャンでもあったChris Campbell氏によって設立され、様々なアーティストの広告などを手がけ、それと同時に交流を深め、その一流のミュージシャン達がどんな音を求めてるかという事を詳しく聞き、それをエンジニアと共に製品に落とし込んでペダルをリリースしてきたというのが経緯だそうです。

ペダルの筐体は同じ形に統一されており、フロントパネルから丸く曲げて下部側面を形成してる独特な形状となってます。

 

インターフェース

Volume、Gain、Tone、Contourの4つのつまみで構成されてます。

シールドやアダプタージャックは筐体上部側面に統一されており、MXRやBOSSなどと併用する場合は少し煩わしいと思いました。

電源は一般的なエフェクター用アダプターで作動します。

 

トーン

 

まずGainですが、12時を基準に歪量が大きく変わります。

左に回すと極端に歪量と低音が減る感じで、0にすると音が消えます。

オーバードライブとしてはまずまず使える印象でしょうか。

12時より右に回すと低音が付与され、迫力のあるハイゲインディストーションサウンドが得られます。

倍音成分や特有の角の取れたエッジはチューブアンプっぽい歪という印象で、トランジスタアンプでもチューブアンプで歪ませたようなサウンドが得られます。

 

Toneは高域成分の増減と音量に作用し、特に音量が顕著に変わるので、最初から固定のセッティングで使うなら兎も角、都度セッティングする場合はVolumeとの相互調整が必須ですね。

扱ってる帯域は凡そ4kHzでQは狭く、下げればモコモコ、上げればザクザクキンキンな高域になります。

 

Contourは凡そ1〜2kHz辺りの、Qが比較的広めなハイミッドを増減させます。

12時より左に回すとハイミッドが凹んで相対的に500Hz辺りが強調され、モコモコしたサウンドになります。

逆に右に回していくと音が明るくなり、同時に密度の高い歪が出てきます。

個人的には12時を基軸として、右にちょっとずつ回して明瞭さを調節するのがいいかなと思いました。

 

総評

AIABとしては相当レベルが高く、各種トーン調整は様々なチューブアンプの歪み方を色々再現してるなと感じました。

Lovepedal Jubileeも中々のチューブアンプの再現度だなと感じたので、最近のAIABは優れてるものが多いとひしひしと感じました😂

Marshall系のナチュラルな歪をペダルで得たい場合、コレはかなりオススメです👍✨

サウンドハウス

20230609 Rockman Soloist

f:id:acidmb:20230609065433j:image

久々に連続my new gear...をしております🥺

まずはRockman Soloistです!

SoloistはX100の廉価版として、1984年から94年まで発売されました。

内容としてはX100からInput GainつまみとEcho、CLN1を取り除き、空間系はChorus、Stereo Image Delay(25msでフィードバック1回のスラップバックディレイ)、Mono(エフェクト無し)になってます。

またクリッピングにも相違があり、X100はハードクリッピングなのに対しSoloistは前作のRockman IIBやUltralightと同じソフトクリッピングを採用してます。

これによりX100がディストーションで、その他のヘッドホンアンプのDIST chはオーバードライブ寄りのサウンドとなってます。

クリーンはCLN2の方を採用しており、エレアコのようなサウンドが出せるようになってます。

コーラスと併せれば通称「青空クリーン」も出せるので、煌びやかでとても気持ちがいいです👍✨

因みにSoloistは「Rockman Soloist」と書かれているものと「Soloist」だけのものがありますが、中身は一緒です(リビジョンの違いなどはあるかも知れません)

 

f:id:acidmb:20230609065436j:image

インターフェース。

プリアンプ部のスライドスイッチが、X100では4-wayになってるのに対しSoloistでは3-wayになってる以外は同じです。

 

f:id:acidmb:20230609065439j:image

背面。

X100にあるInput GainがSoloistにはありません。

元々X100の方がDISTもEDGEもゲインが高いんですが、このInput Gainつまみの調整次第では更にゲインの差が開きます。

アダプターはX100と同じものを使用出来ます。

 

鳴らしてみた

という訳で鳴らしてみた感じですが、やはりX100の方がゲインが高く、また音に芯があります。

Soloistの方が相対的にオーバードライブ的な歪という感じですね。

但しRockmanのトーンはちゃんと再現されてるので、ゲインの低いRockmanサウンドが欲しければ一考かも知れません。

またSoloistでは空間系をオフにする事が出来るので、外部の空間系エフェクターを使うのに便利です。

 

総評

X100やSustainorなどの芯のあるディストーションを求めるならキツいかも知れませんが、Rockman IIBやUltralightの頃のディストーションサウンドが欲しければこちらが良いです。

また空間系エフェクトを外せるのも地味に便利ですね。

EDGEモードにすればゲインブースターとしても使えたりしますし痒い所に手が届く印象です😂

昨今はRockman自体貴重になりつつあり、生産台数がX100より少ないこちらは集めづらいかもしれません🤔

サウンドハウス

DJI

20230522 Marshall 9004

f:id:acidmb:20230515220229j:image

珍しいMarshallのプリアンプをハードオフで見つけてきたので買いました笑

Marshall 9004です!

フロントパネルに「9000」と書いてありますが、9004らしいです(紛らわしい

国内外含めてモノがそんなに多くはなく、また人気が無いのも相まって値段も結構手頃ですね(中古で1.5万くらいでした)

俺もこれは初めて知って、ハードオフの店内でYouTubeやGoogleをサーフィンし、音が中々良かった(JMP-1ぽかった)のでお持ち帰りしました笑

所謂ソリッドステートプリアンプでフロアプリであるDRP-1と立ち位置は似てますが、こちらはラックなのと、後述しますがDRP-1と音がかなり違います。

因みに両方とも本場英国製です👍✨

 

インターフェース

 

Lead Channel(ディストーション)

Gain

Volume

Treble

Middle

Bass

 

Rhythm Channel(クリーン)

Volume

Treble

Middle

Bass

 

Master

FX Mix(FX Loopにエフェクターを入れた際のエフェクトレベルを調整する)

(Master)Volume

 

このような形で構成されてます。

フロントパネルのジャックにはRhythm/Leadを切替えるFoot Switch用のものとPhones Outが備わってます。

Phones Outは一応キャビシミュが通ってるので、このPhones Outからミキサーに送る事も可能です。

 

f:id:acidmb:20230522160757j:image

リアパネルはステレオアウトプット、ステレオエフェクトループがあり、エフェクトループのレベルを押下式スイッチで0dBか-20dBかを選べます。

電源は特殊で、交流である「15VAC」を用います。

このアダプタージャック、BOSSなどの一般的なDCアダプターと全く同じ口径なので、もし間違えて使えば即壊れるので注意が必要です(特注品があったのでそれ使ってます)

 

トーン

f:id:acidmb:20230515220232j:image

今回はMarshall Guv'norとDRP-1を交えて比較してます。

まず9004単体で見ていくと、クリーンは素直なMarshallクリーンという感じで、ソリッドステートには無い柔らかさ、温かみがあります。

適度なコンプ感もあり、チューブのクリーンサウンドっぽいですね🥰

ディストーションエフェクターとも相性が良く、コレをクリーンプリアンプとして使っても良さそうです👍✨

Lead Chは、これまた80年代のMarshallサウンドを彷彿とさせる、ミドルが濃厚で滑らか、ウォームかつハイゲインなカッコイイディストーションサウンドが炸裂します🤘🤘🤘

個人的にはGuv'norやDRP-1よりこっちの方が好きですね。

JMP-1との比較動画がそこそこ見受けられますが、JMP-1のチューブ特有のバイト感?以外は概ね似たようなサウンドなので、9004で満足してしまいそうです(でもJMP-1が手に入るなら欲しいw

EQはクリーンもディストーションも同じような効き方で、これはMarshallのフラッグシップモデルのヘッドなんかと同じ帯域ですね。

Trebleはキンキン、Middleはかなり高い帯域のハイミッド寄り、Bassは帯域が低めだけど何となく軽い感じが「ああ、これだ」という風な記憶を呼び出します笑

ただデフォでミドルが濃厚なので、(良くも悪くも)Marshall特有の尖ったドンシャリサウンドを作るには、外部EQ追加などひと工夫必要かもしれません😅

 

次にGuv'norやDRP-1と比べてみたところ、9004はどちらかと言うとGuv'norに近いサウンドという印象を受けました。

DRP-1の方が高域がギラギラしてて、歪がある一定の値を超えると潰れてファズになる点はMarshallのアンプを彷彿とさせます。

Guv'norや9004は比較的高域が落ち着いていて、ミドルが出て滑らかさがある感じで、9004の方がレンジが広く倍音成分が豊富で奥行感があります。

Guv'norはボードに組める上に3バンドEQで音を追い込めるというメリットがあるので、個人的に音は9004、取り回しの良さはGuv'norに軍配が上がるという感じでした。

 

Phones Out(Cab Sim)

最後にPhones Outから直接パワードモニターに送った音です。

Phones Outはキャビシミュが掛かってるので、一応はオーディオインターフェースやミキサーなんかに直で繋げられます。

そうなるとキャビシミュの音質はどうなのか?というと、まあまあですかね。

高域の削れ方が中々エグいかなと感じました。

恐らく外部キャビシミュやIRなんかを使った方が総合的に良い音になるかなと思われます。

 

総評

マイナーな製品ですが音はとても良く、個人的には大当たりなプリアンプでした👍✨

1Uだけど小さくて軽く音も良い、Marshallの良さが出てる音というのが気に入ってますね。

JMP-1が昨今中古相場がかなり高いので、それと80%位似たサウンドが出せるプリと考えればお得です笑

コレをペダルにノックダウンした製品をMarshallが作ってくれないかと切に願っております(*-🙏🏻-)

サウンドハウス

DJI

20230515 BOSS CS-1

f:id:acidmb:20230514221520j:image

Rockmanの音をBOSSコンで再現するプロジェクト、通称「BOSS TONE」のために買いました笑

BOSS CS-1 Compression Sustainerです!

BOSSコンでは最初のコンプレッサーで、78年にリリースされたものです。

MXR Dyna Compが76年から製造され始めたので、その二年後からですね。

この頃のコンプはパコパコ系と呼ばれ、兎に角アタック音が強くパコーンといった表現がなされる事が多いそうです(当方Rockmanのしかほぼ知らないので、歪はゴンゴン、クリーンはパリーンという印象が根強いです)

 

で、何故これを買ったかと言うと、やはりディストーション+EQだとどうしてもRockmanのようなニュアンスの無さや潰れて団子になるような感触が得られず、やはりコンプで潰した方が近くなると考え購入に至りました😆👍✨

 

インターフェース

アウトプットレベルを調整するLevel、コンプレッションの強さを調整するSustainの2つのつまみと、Normal / Trebleを切り替えるModeという2wayトグルスイッチで構成されています。

電源は006P電池か、ACAアダプターで動作します。

 

トーン

Levelはクリーンで使えば音量、歪の前段で使えばゲインブーストになります。

Sustainはコンプレッションの強さとサスティンの長さを調整する感じで、掛ければ掛けるほ音がパコパコになり、サスティンが伸びていきます。

クリーンサウンドであればカッティングの輪郭を強調したり、歪なら同じように単音での輪郭強調やサスティンを伸ばしたりが出来ます。

 

Rockmanのサウンド再現

こんな感じでRockmanの音をボスコンだけで再現してみました。

かなりエッジが立ったサウンドでまだまだ改善の余地はありますが、CS-1にフォーカスすると有ると無いとでは音のスムーズさが違って来るように思えます。

やはり音の粒を揃えるという点でCS-1は役立ってますね👍✨

 

総評

コンプ自体そこまで所持してないので比べようがないのですが、やはり掛けるとその独特なアタック音が良いですね😃

CS-2以降の後発モデルはもっとマイルドに掛かると言われてますが、そう考えるとCS-1はパンチが効いてて好きです👍✨

これを試してROSSやBJFEなども試したくなりました😊

サウンドハウス

DJI

20230514 Palmer PDI03 JB

f:id:acidmb:20230505185315j:image

f:id:acidmb:20230505185535j:image

だいぶ前に買ったキャビネットシミュレータですが、最近更新を疎かにしておりまして、そろそろレビューしようかと思います笑

Palmer PDI03 JBです!

Palmerはドイツの会社で、主にスピーカーシミュレータのPDIシリーズや、アンプシミュレータのPocket Ampが有名です。

PDIシリーズは80年代に名だたるアーティストが挙って使っており、その他に類を見ない高品質なキャビシミュのサウンドは「Palmerサウンド」とも呼ばれてるそうです(真偽不明

Pocket Ampは一見Tech21社のSansamp GT2にも見えますが、音はかなり違くナチュラルなアンプサウンドが得られるとの事(機会があれば入手して確かめたいと思います😃

そんなPDIシリーズですが、今回入手したのはギタリストJoe Bonamassa氏のシグネチャーモデルであるPDI03 JBになります。

PDIシリーズは1Uラックの筐体ですがこちらのJB版は据え置き型となっており、アンプに直に置いてスピーカーやダミーロードに繋ぎつつ、ラインレベルの信号を出力出来ます。

1U系と違ってダミーロード機能は無く別途用意する必要がありますが、コンパクトで省スペースなのが醍醐味です👍✨

 

インターフェース・トーン

フラッグシップモデルにはダイヤル式のFilter VolumeとLine Outの2つのボリューム調整が付いてますが、こちらは0、-12、-24dBの3wayスライドスイッチ1つとなっております。

 

まずPDI03と同じ機能であるEQから説明すると、左側の3wayスライドスイッチにはDeep、Normal、Flatとあります。

Deepは文字通り重低音を強調する感じで、原音をあまり変えずに低域だけを持ち上げる感じです。

Normalでは低域が足りないなと感じた時や、箱鳴り感を出したい時にオンにすると良い感じに効いてくれます👍✨

FlatはNormalと比べると低域が減り、相対的に高域が強調されたように聴こえます。

恐らくPDI03自体最初からある程度低〜中域が強調されてて、より音楽的に聴こえるように調整されているものと思われます(つまりNormalが所謂Palmerサウンド)

 

次にBrightですが、これも文字通り高域を強調します。

通常よりも音量が上がり、全体的に明るさとエッジを加えたようになり、音の輪郭も強調します。

Deepと組み合わせて帯域の上と下を強調したラウドなサウンドが得られます🤘

Mellowはかなり高域を削り、文字通りまろやかなサウンドになります笑

削り方が半端なく、恐らく3.5kHz以上から急激にカットされてるので、場合によってはモコモコしたサウンドに聴こえるかも知れません。

Marshallなど高域が初めから強いアンプに噛ませてバランスを取る使い方がいいのかなと思いました。

 

JBスイッチ

このPDI03 JBには追加機能として「JBスイッチ」というものがあります。

これはミドルレンジをブーストするもので上げると音が太くなっていきますが、トーンもNormalに比べると変わります。

Medium、Heavyと2段階ありますが、聴いた感じMediumとHeavyにそこまで差はありませんでした。

 

この製品はパッシブで動くので、電源が要りません😳

アンプから繋ぎ、そこからダミーロードに繋げるだけで作動します。

 

比べてみた

今回は俺のお気に入りのApex Preampを使って、いくつかのキャビシミュと比べてみました。

順番としては

Apex Preamp Cab Sim

Palmer PDI03 JB

Suhr A.C.E

Two-Notes Le Clean

Torpedo C.A.B M+(70's Marshall 1960 Celestion G12M25 owned by EVH)

となります。

 

2番目のPalmerを基準として見ると、まずApexにビルトインされているキャビシミュはローミッドが強く、これが何となくMesa Boogieのような印象を受けます。

前々から書いてますが、ApexはMXR 5150 ODとMesa Boogieを足して2で割ったようなサウンドですね😆🤘✨

次にSuhr A.C.Eと比べるとSuhrの方が全体的に上と下が出ており、相対的にPalmerは中域が出て音が丸い印象です。

具体的にはSuhrの方がモダンな音、Palmerはヴィンテージな印象を受けました。

 

Two-Notes Le CleanのBalanced Outで使えるキャビシミュと比較すると、結構キャラが似てます。

気持ちLe Cleanの方が明るいサウンドという感じですがこちらはトーン調整が効かず、調整次第ではPalmerの方がよりブライトなサウンドが得られるでしょう(撮影時は全てNormal)

 

最後にIRとの比較ですが、他のアナログキャビシミュ同様空気感が違います😂

やはりアナログのキャビシミュとIRは別物と考えた方が良さそうですね。

ただ、アナログのキャビシミュはそれ独自のサウンドを形成し、それは本物のキャビネットでもIRでも出せない音なので、その音が気に入れば唯一無二でもありますね👍✨

「Palmerサウンド」と形容されるのも、Palmerのキャビシミュの質が高い故のものだと思います。

 

総評

昨今は優れたキャビシミュやIRローダーが色々ありますが、やはり名機と呼ばれるだけあり素晴らしいサウンドです👍✨

特にこのJBに関してはアンプの上に置ける、ボードに組めるというアドバンテージがあるので、個人的にはダミーロード搭載の1Uよりこちらの方が使い勝手が良いと思いました😃👍✨

サウンドハウス

DJI

20230501 Music Man Mini

f:id:acidmb:20230501211059j:image

まだまだ続くよmy new gearレビュー!!🤘😜✌️✨

今回はYAMAHA SHD-100を買った万代書店高崎店で同時に買ったアンプ、Music Man Miniを紹介します!

Music Manと言えばSteve LukatherやJohn Petrucci、また一時期Eddie Van Halenもシグネチャーを出してた、クオリティがお墨付きのギターブランドですが、昔はアンプも出してました。

Fender創始者のLeo Fender氏が設立した会社で、その後Ernie Ball氏によって買収され、その後数々の名ギターを世に送り出してきた会社です。

またアンプもEric Clapton氏が使用した事で有名で、今でも名機と称されてます(中古は比較的手頃な値段のが多いです)

そんな中、一時リリースされてたのが今回のミニアンプとなります。

ミニアンプの製造はどうやら韓国らしく、OEMで製造されてたのかなと推測してます。

 

インターフェース

Volume、Gain、Treble、Middle、Bassの5つのつまみで構成されてます。

Gainが1だとクリーンで、つまみを回す事によってゲインと音量が増えて歪んでいきます。

なので5まで上げるまではVolumeつまみの調整が必要になりますが、それ以降はヘッドルームが低いので歪だけが増していく仕組みです。

電源は通常のエフェクター用のアダプターか電池で駆動します。

 

トーン

まずクリーンですが、こちらは至って素直なクリーンという印象です。

可もなく不可もなくといった印象で、ソリッドステートアンプの固めなクリーンが好きなら好まれるかもしれません。

次に歪に関してですが、まあチープなファズが出てきます笑

トランジスタを無理やり歪ませたような古き良きバリバリとした歪が出てくる感じで、Marshall MS-2やOrange Crush Mini、Fender Mini Amplifierシリーズなんかの音と一緒ですね(厳密にはスピーカーが違うから音も違う?.(💢゚Д゚)ダマラッシャァァイ!)

多分Music Manのはスピーカーが大き目なのでレンジは多少広いのかもしれませんが、肝心の音色がアレなのでどうでもいいです笑

EQを見ていくと、まずTrebleは一般的なアンプのPresenceに相当し、かなり高い帯域を司る感じです。

歪のエッジや倍音に作用する感じで、下げると音がやや丸くなり、上げれば鋭い歪になる印象です。

Middleはどちらかと言うとTrebleに相当する感じで、下げると音がモコモコになり、上げるとキンキンになっていきます。

また音量もかなり変わるので、ここを調整する場合はVolumeつまみの調整も必要になります。

Bassは可変値は狭いですが、普通の低域調整という感じで、下げてややスッキリさせたり、上げて迫力を増すという使い方が出来、あまりトーンの根幹に影響を及ぼさないので自由度は高いです(但し肝心の音色ry

 

総評

ディスコンなのと、そこまで数は多くないのでセミレアですが、Music Manコレクターでなければあまり探す必要も無いと思われます。

昨今はBlackstar FLY3、Laney Miniシリーズ、BOSS Katana Mini、Raise A Suilen Bluetooth Mini Guitar Ampなど低価格でクリーンもクランチもハイゲインディストーションも超高音質なアンプがゴロゴロあるので、敢えてコレを選ぶのも厳しいかなと思われます🤣

サウンドハウス

DJI

20230429 BOSS GE-7B Bass Equalizer

f:id:acidmb:20230429100937j:image

引き続き買い溜めしてたmngのレビューをして参ります🎶

BOSS GE-7B Bass Equalizerです!

このEQは名前通りベース用EQとして開発されたシロモノで、ネットで調べると87~95年の間に製造されていたそうです(後に帯域を変更したGEB-7がリリースされ、こちらは現在でも販売されてます)

62(.5)Hzからの倍数になっており、これは70年代末期からリリースされていたMXR ten band graphic equalizerから31Hz、8kHz、16kHzを抜いて、±12dBだったのを±15dBまで可変させられるようにしたものと思えばわかりやすいかも知れません(但しEQカーブが違う可能性があります)

ベース用と銘打ってますが、全ての帯域がギター用としてもとても使いやすく、かなり尖らせた帯域を司るGEB-7よりは柔軟性が高いなと思いました。

で、何故これを買ったかと言うと、ズバリ「Rockman」の音をBOSSコンだけで再現する為です爆

大体のイコライジングは把握してるので後は最適なEQを探してたのですが、丁度ドンピシャな帯域で構成されてるこちらを見つけてしまったので即ゲットしたという流れでございます笑

ディストーションペダルよりもこのGE-7Bの方が重要度は高いですね🙃

 

インターフェース

前述で大体の帯域は説明しましたが、詳しく書くと

62Hz

125Hz

250Hz

500Hz

1kHz

2kHz

4kHz

Master Volume

の8つのスライダーで構成されてます。

恐らくMXRの10バンドEQがベース用として定番だったので、それをモチーフにした帯域構成なのかなと考えてます。

中心周波数に500Hzを添えてるのも、ギター用の800Hzより低くしてよりベース向けに作られた的な感じがします(が、ギターの500Hzは分厚いミドルを構成するのでやはりギター向けでもありますw)

±15dBはGE-7やGEB-7でも採用されてる可変値で、MXRのより弄れる帯域が狭い分可変値ではこちらの方がアドバンテージがあります。

電源はACA版とPSA版があり、80年代の日本製がACA、90年代の台湾製辺りはPSAに置き変わったものと思われます。

俺個人が所有しているものはACA仕様なので、TU-3Wに付属しているサプライから電源を供給してます。

 

Rockmanトーンの再現✨

YouTubeの動画の概要欄に繋ぎ方は書いてますので省略しますが、下記の写真の通りBOSSコンだけでRockmanの音を再現出来るかどうかやってみました🤘🤘

f:id:acidmb:20230429100943j:image

勿論Roland/BOSSで統一するので、IRはJC-120で鳴らしてます笑

聴かれる方の感想は様々ではありますが、個人的には概ね出来てるんじゃないか?という感じですね😊

4kHzより上が無いので高域が削れないのが残念ですが、この辺は他のEQ(GE-7など)を足して補正出来そうな気がします😉

DS-1だとかなりジリジリとした音になるので、DS-2やST-2なんかが再現しやすいです👍✨

ほぼほぼGB-7Bに任せてるので、滑らか系のディストーションがオススメです😊

 

総評

全体的に中域に寄った帯域なので、やはりギター用としても最適かなと思いました。

特に500Hzがあるので、ここを上げてギターに美味しい分厚いミドルをプッシュしたり、下げてMarshall的なドンシャリサウンドを狙えたりと何かと便利でもあります。

2k、4kもギター用としては非常に使いやすい帯域なので見つけたらオススメですが、既にディスコンなのと、代替品でGE-200があるので、音色や価格で考えるのもいいかも知れません😉

サウンドハウス

DJI