Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20201120 Rockmanサウンド再現実験 Pt.3

過去にも同じような実験

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を行いましたが、今回はRockmanの類は一切使わず、他社のコンプレッサーやイコライザーを駆使してRockmanの音に近付くかどうかを実験してみました。

今回の実験の趣旨としては、

「近いサウンドを奏でるエフェクターを割り出して、より綿密に近付くよう調整する」

のではなく、

「Rockmanからかけ離れてるようなエフェクターを無造作に選別し、それらをコンプやEQで補正して近付くかどうか」

の実験となってます。

因みにRockmanに近くて補正で何とかなりそうなエフェクターを選別すると、手持ちでSuhr Riot Reloaded、Bogner Ecstasy Red、AMT B2、Ovaltone Q.O.O、REVV G3辺りでしょうか。

ミドルが盛り上がって低域と高域がいい塩梅でカットされてるエフェクターを選ぶといいかもしれませんね(適当

 

補正機材

コンプレッサー:Limetone Audio FOCUS-FX

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プリEQ(歪ペダルの前段に置くEQ):MXR six band graphic equalizer

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ポストEQ(歪ペダルの後段に置くEQ):MXR ten band graphic equalizer

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接続順としては、

 

Epiphone Les Paul Custom Alpine White

T.C Electric DITTO Looper

Limetone Audio FOCUS-NX(Color 1&2は12時で、Compressor、Level、Gainで補正)

MXR six band graphic equalizer(初期Bostonと同じくワウシミュ用)

☆各歪ペダル☆

MXR ten band graphic equalizer(Rockman特有のフィルターシミュ)

Roland JC-40 (Bright SW OFF、Treble 1.5、Middle 6、Bass 3)

 

となってます。

まずFOCUS-NXは、Rockman抜かすとコンプレッサー自体2つしか持ってなく、まともなコンプはコレしか無いので採用しました(笑

(今思えば)Colorつまみの1か2を使った方がRockmanのミドルに近いのかなと考えてますが、Tom Scholz御大が使ってたのが6バンドEQなのであえて使わないようにしました😭

 

6バンドEQはワウシミュで、最初アンプ(Marshall SLP 100)に増設したループに繋いで補正するのかと思いきや、

「2kHzをガチ上げしたプリアンプの後にこのEQを持ってきて、最後に(プロトタイプのアッテネータを介した)Marshallのフルテンサウンド」

が繋ぎ順みたいなので、歪ペダルの前段に持ってきました。

これの厄介な点が、Rockmanと違うような鼻詰まり感が出てくる点で、あっちは凡そ700Hz、こっちは800Hzが上がってて、こっちの方がパコパコしたような違和感があります(笑

昔のBOSTONサウンドはそうだったんでしょう、と強引に自分を納得させてます(笑

 

対象の歪ペダルは、通常時ゲインをMAXか潰れない程度に上げ、補正後はかなり下げてます(大体通常時の半分以下)

これはコンプのレベルを上げ、強烈なコンプを掛けてゲインブーストし、Rockman特有の歪を狙うためです。

そのゲインブースターも担うFOCUS-NXの設定は上の写真となります。

 

10バンドEQは、Rockmanの特有のイコライジング、2kHzをノッチして4kHzでエッジ感を出し、低域と高域をカットし、キャビシミュを通したような音をシミュレートしました。

特に8kHzと16kHzを大幅カットする事により、ディストーションやファズにおけるザラザラした成分が軒並み消えるので、(もし再現したければ)おススメです👍✨

 

実験その1:日本製80年代ディストーション

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まずはリサイクルショップなどでゴロゴロ転がってる、80年代の日本製ディストーションペダルで実験しました。

 

・Pearl DS-06

ミドルレンジを弄りまくる前提のディストーションな為、外部のミドル補正EQとの相性は中々良いなと思いました。

コンプとも相性が良く、フィルターEQで角も取れる為、中々近い音になったかなと自負してます(笑

 

・ARIA ADT-1

これに関しては、トーンはある程度近付きはしますが、元々の歪みが弱く、ハイが出ず、低音が散りまくるので、それを強引に補正する為なんだかペラッペラなサウンドになってしまいました(爆

元々が喩えるならば60年代か70年代初頭の、音が割れたようなソリッドステートアンプのオマケの歪みたいなペダルなので、補正した所でスムーズにしようとしてもどこかが大幅に欠けて薄っぺらいサウンドになったという印象です(酷評w

 

・YAMAHA DI-100

元々ミドルが強く、いい塩梅で低域と高域がカットされてるので、やや篭もりがちにはなりますが相性は抜群です!👍✨

歪もきめ細かくて扱いやすく、単体でも中々の戦力になりますが、この補正でエンハンスされるように思えます🤘

強いて欠点を書くと、結構籠ることでしょうか。

低域と4kHzをもう少し調整すればかなり追い込めるかなと思いました。

 

・Guyatone DS-011

通常時はSustainをMAXにして比較。

通常時は兎に角硬くてバリバリとした歪なんですが、補正後はとことんハイカットしてるので柔らかくなったような気がします(笑

後500Hz帯のミドルが無いので、10バンドEQで補正した効果もよく出てるように思われます。

硬さが4kHzに関わってくるので、追い込むならそこら辺も微調整が必要ですね。

 

実験その2:ファズ&ヴィンテージ系AIAB

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お次はRockmanとは縁遠い歪み方をするペダルで実験しました🧐🔬

 

・Supro Drive

SUPRO (スプロ) オーバードライブ Drive

SUPRO (スプロ) オーバードライブ Drive

  • メディア: エレクトロニクス
 

まずはファズ疑惑のあるSupro Drive(笑

やはり8kHzと16kHzを大幅に削った為か、毛羽立ち感がかなり薄くなり、またプリEQの800Hzのブースト効果で本来無い鼻詰まり感が余計に強調されます。

コンプを強めに掛けたり、低音削ったりしてブーミーな感じをタイトにし、強引にRockmanに似させたのですが、やはり所々にファジーな感じが見え隠れしてます。

 

・Sound Project "SIVA" 「If you smiled,this summer would be forever. 」

続いては水着ちゃんでの実験🥰

元々がそこまで高くないゲインなのか、コンプでのゲインブーストした時の相性が抜群です!

またフラットな感じのトーンなので、過剰な設定のEQでも破綻することが無く、総じてSuproよりも近い音になりました。

これにBOSS DC-2wやEventide H9(H910モード)などのエフェクターを組み合わせれば、初期BOSTONサウンドなどは確実に狙えそうな気がします👍✨

 

・JHS Twin Twelve

今度はSilvertone 1484アンプのエミュレータ、Twin Twelve。

これは、、、本来のペダルの癖が強烈に出ちゃってますね(笑

コンプやEQでガワだけ似させても、ペダル(か大元の1484アンプ)の特有の低音〜ローミッドの癖が出てきて打ち消せず、「タイトになった1484」という雰囲気です(笑

 

・Catalinbread RAH

このカテゴリーではラストのRAH。

このペダルはヘッドがHiwatt、キャビがMarshallという、Led ZepperinのJimmy PageのRoyal Albert Hallでのセッティングを模したエミュなのですが、やはり通常状態ではあまり歪まず、補正後は目に見えて歪量が増してます。

概ね水着ちゃんと挙動が似てて、あっちの方がゲインと高域が強く抜けるサウンドという感じで、こちらはウォームでミドルに寄ったサウンドという印象でした。

 

実験その3:メタル&モダンハイゲイン系

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最後は90〜00年代のサウンドを80年代化(笑

 

・EHX Metal Muff

まずはメタル系エフェクターの代表格の1つ、Metal Muffから。

原音は高域のエッジ感が刺激的なドンシャリメタルサウンドなのですが、フィルター通すと一気に80年代の香りがしてきます(笑

元々高域があるのでフィルター通しても籠らず、相性はかなりいい方でした👍✨

 

・Krank MMV Distortus Maximus

続いてはKrankのAIAB、Maximus Distortus。

原音はかなり籠っててモコモコしてるのですが、フィルター通すとエッジ感が強調されて、更に埋もれてたミドルもはっきりと出てきてミドルの強いメタルサウンドになりました😳

恐らく元々あった低音がピンポイントで大幅にカットされ、無かったミドルやハイミッドがEQで出てきた為に、動画みたいな変貌を遂げたのかなと思ってます。

恐らく試した中で一番音が変わったのがこれですね😃

 

・Ovaltone OD-FIVE eXplosion

今度はOvaltoneの最新作、OD-FIVE eXplosion。

原音はファズに近い歪なのですが、フィルター通すとミドルの強いファズっぽい歪みになりました(笑

かなり我の強いペダルみたいで、JHS Twin Twelve同様ガワは変わるけど根本的な部分はそのままという印象ですね💪

ただ毛羽立ちが抑えられ、低音もタイトになるので、個人的にはかなり使いやすい補正がされてると思いました👍✨

 

・Friedman BE-OD

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

  • メディア: エレクトロニクス
 

最後はド定番AIABディストーション、BE-OD!

これも高域があって抜けの良さを確保しつつ、滑らかなディストーションはフィルター通してもそのままです👍✨

補正しようがしまいが歪みの質やトーンは極上なので、Marshallよろしくドンシャリが好きならそのまま、Rockmanぽい音にしたければコンプやEQを加えて補正と、選択肢が豊富で柔軟なペダルかなと思いました。

 

総評

過去何回かこの実験を試みましたが、ペダルによってそれぞれのカラーを打ち出すので、やはり必ずしもRockmanそのまんまという音にはなりませんでした(笑

(ただかなり近いところまで追い込めたと自負してます😉👍✨)

個人的に調整が難しかったのがやはり半ワウシミュのプリEQで、Rockmanと違う鼻詰まり感が出るため、ポストEQで補正せざるを得ませんでした😅

コンプは正直FOCUS-NXで必要十分かと思いました。

パコパコするようなものだと、ちょっとRockmanと違うかなという感じですね。

狙ったサウンドを再現するのは楽しいですね!

サウンドハウス  

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