*Bogner Ecstasy 101Bとサイズを測った時の写真
前回の記事では5150系統のラインナップやPeaveyの概要しか書けませんでしたが、今回は改めてPeavey 5150にフォーカスしてレビューしていきます🔥
インターフェース
Rhythm(Clean)とLeadの計2chで構成されてます。
PresenceやResonance含む5バンドEQは統一されており、完全にLead Ch優先で造られてます。
EQはパッシブ型のLow、Mid、Highの3つと、パワーアンプ段に設けられているアクティブ型のPresenceとResonanceの計5つで構成されてます。
このPresenceとResonanceがそれぞれ超高域と重低音を賄い、VH風な音からメタル御用達のヘヴィネスなサウンドまでカバー出来ます。
ゲイン調整はPre Gainで行い、音量はPost Gainで行います。
名称が他のアンプと違ってやや分かりづらいですが、Banditなど他のラインナップでもこの表記なので、Peavey独自の拘りと言えるでしょう(笑
リアパネルは主にコネクター関連になり、まずコードの右隣のスイッチはグラウンドノイズが発生した時に操作するものです。
エフェクトループの他、スピーカーシミュに入れる為のPreamp OutやRhythm/Leadをフットスイッチで切り替えられるRemote Switchなどのジャックが付いてます。
キャビネットは2つまで接続可能で、4/8/16Ωとインピーダンスを切り替えて適正なキャビに繋げられます。
余談ですが、スピーカー1つだけならそのスピーカーに表示されてるΩにアンプを合わせればOKですが、例えば16Ωのスピーカー2つに出力する場合、アンプは8Ωにしなければなりません。そうしないと燃えます🔥🔥🔥
トーン
Rhythm
クリーン→噂では良くないと言われてるけど、実際はめっちゃ良い鈴鳴りのチューブクリーン!
— Guitarstuff(Brown Sound/5150)@ROCKMAN (@gtrstfgitagia) 2021年10月1日
ミドルが強めだから人を選ぶのかもしれない。
ドライブ→5150サウンド!!
キャビはTwo-Rock EVM-12S、極小音量なので真価の2~3%しか発揮出来てないけど、それでも極上の歪って感じ😎🤘 pic.twitter.com/sGEIWES6fm
まずは(巷ではまるでゴミのような扱いの)Rhythm Chからですw
俺としては、Lead Chを優先してて、Rhythmも同じ回路を通るからなのか篭った感じには聴こえましたが、そこまで悪くないなと言うのが正直な感想ですね。
確かにMesa BoogieやBogner、Two-Rockなどのクリーンに比べればアレですが、ちゃんとチューブらしい鈴鳴り感は感じられました👍✨
Crunchは押下式スイッチで切り替え、Rhythm Chにゲインを加えられます。
またBrightスイッチを押す事により、2kHz帯のハイミッドをブーストし、音を明るくする事も可能です。
Lead
続いては(メインディッシュの)Lead Chです!🤘🤘🤘
今回はTwo-Rock 112 Cab(Electro Voice EVM-12S)で鳴らしましたが、超絶気持ちの良いドライブサウンドが出てきました!🤣🤣🤣
因みにPost Gain(Volume)は0.3位まで絞ってます。
Two-Rockのキャビだとスピーカーの特性もありローミッドが濃い感じになって、それはそれで俺好みなんですが、適正なキャビ(4×12" w/ Celestion G12M or G12EVHなど)で爆音で鳴らせば、真の5150サウンドが得られると思われます。
Van Halenのサウンドにおいて、Variac&Jose modified Marshall SLP、Soldano SLO-100、Peavey 5150、そしてEVH 5150 IIIとそれぞれありますが、その過度期のサウンドと呼べます。
今度はPreamp OutからJC-40のReturnに繋いで鳴らしてみました。
JC-40のパワーアンプやスピーカーの特性がモロに出ており、Two-Rockのキャビに繋いだ時よりも硬く鋭い歪になってますが、5150らしいドライで爽快な感じにも聴こえます👍✨
JC-40でコレなので、普通にプリアンプとして使っても優秀かと思われます。
今度は5150 Preamp Out→Torpedo C.A.B M+→YAMAHA MSP-3と繋ぎ、Speaker Outはダミーロードに繋いでミュートし、IRを効かせたサウンドで鳴らしてみました。
個人的にはこのPreamp OutとIRを組み合わせたサウンドが、サイレントレコーディング向けで一番使い易いなと思いました👍✨
どのIRも乗りが良く、AIABはIRをかなり選ぶ傾向にありますが、この5150に関しては何でも良いサウンドを奏でてくれる印象でした。
総評
やはり世界を圧巻しただけあり、とても素晴らしいドライブサウンドという感じでした。
普通にアンプとしても、プリアンプとして使っても上質な音を出せ、Eddie Van Halenの名前を抜きにしても最高峰の歪というイメージです。
現行の6505は中身は全く同じで名称だけ変更されてるだけみたいなので、俺みたいに浪漫(Made in U.S.A、"5150")に拘らなければ、安価で新品が手に入る6505が良いかと思われます。
このアンプは本当に名機ですね!👍✨