お久しぶりのmy new gear...でございます😆🤘✨
(さーて誰の影響かは申し上げませんがwww)
Rocktron RX2H Exciter/Imager/Hush IIです!
Rocktronはあまりにも有名な企業なので詳細は割愛しますが、ノイズゲートのHushシリーズや激歪みペダルのRampageやMetal Planet、真空管搭載のマルチラックエフェクターのVoodu Valve等が特に有名ですね。
因みに俺はパワーアンプのVelocity 100か300が欲しくて、Rockmanと組み合わせてアンプヘッドにしようかなと一時期考えておりました(今はミキサー、IR、最低でもモニタースピーカーがあれば十分かなと考えてますw)
このRXシリーズはRX1H、RX2H、RX20とあり、「エキサイター」という名目のエフェクターでカテゴライズされてます(Exciter/Imager/Hush IIって書いてあるしねw)
RX1Hはモノラル、2Hと20はステレオインプット/アウトプットに対応し、2Hと20にあまり差は無いみたいです(20の方が新しい?)
海外では「Psychoacoustic(音響心理学的効果)」としてよく喩えられてます。
機能・インターフェースなど
機能としては、「ハイパスフィルターを通して位相をずらした高域を原音に混ぜる」エフェクターらしいのですが、パライコの親戚みたいな印象です。
左から電源ボタン、Process、MIX、ノイズゲートのHushのThresholdとなってます。
Processはインプットゲインみたいな感じですかね🤔
前段にディストーションなどを繋いだ場合、ここで歪量が変わります。
入力ゲインが4段階のLEDで常に表示されるので、ピークに達して音が割れるかを視覚で確認出来ます。
Phaseは位相をずらす際に、そのピークのHzをここで決めるつまみとなっており、右下のInのボタンでつまみを有効にします。
例えるとパライコのQに当たる部分ですね。
Mixは文字通り原音と、位相をずらした高域をミックスさせる際の割合を決めるつまみです。
右に回していくと、よりPhaseで決めた周波数がピークの高域が強調されます。
ここも右下にIn/Outのボタンがあり、Inで有効になる感じです。
Phaseセクションが有効になってない場合、こちらをInにするとハイパスフィルターだけを通って加工されてない高域がミックスされます。
Hush IIはThresholdで「〜dB以下の信号」をカットするかを決め、Releaseボタンはリリース速度、つまり特定の信号以下になったら直ぐにノイズ成分を切るか、緩やかにノイズをミュートしていくかを決められます。
これもInボタンでオンオフが可能となってます。
2つのChがあり、左右でずらす位相やミックス具合を違う設定に出来るのが強みです😊👍
ただステレオで使う場合、楽器にもよりますが(ギターのみならずシンセなどにも対応)、前段にステレオアウトのエフェクターを持ってくるか、前段がモノラルアウトならY字ケーブルを持ってくるなど多少の工夫が必要になります。
RockmanのPhase Notcherとの違い
なんか効き方が似てるので、最初は
「Phase Notcherの超強力版」
と思ってましたが、原理が違います。
Phase Notcherは特定の帯域を2箇所、超極狭なQでピンポイントでカットしますが、RXシリーズはハイパスフィルターで分離した高域成分のピークをPhaseで弄り、Mixで原音との比率を決めながらパラレルミックスするようなので、簡単に書けば「PNは引き、RXは足す」ですね(笑
高域を足すので抜けは良くなります。
また高域のピークを決められる範囲が広く、殆ど原音と変わらない音から、Rangemasterのような鼻詰まり感を伴うハイミッドサウンドからスラッシュメタルよろしくかなりエッジの立った音まで作り込めます。
Rockmanの後段に繋いで、Rockmanとは全然違うようなサウンドも簡単に作れます😆🤘✨
総評
某ビーイング系アーティストのギターサウンドを構築する上でRockmanを補助するツールと言われてますが、分かります🦒
高域の抜け感がかなり良くなるので、SD-1でゲインブーストしてコレを足し、後はワウ(ミッドブースター)とキャビをどうにかすれば肉薄したサウンドが得られるかと思われます(それでもセッティングがキモですが😅)
5年前の中古相場では1万円前後だったのが、ココ最近のブームによってかなり高騰してるツールで、寧ろ誰も手放さなくなってるので現状ではかなりレアなアイテムになってます(笑
もし万が一探してて見つけたら即購入するのが良いかと思われます。