さて2019年もあと2ヶ月ちょっととなりましたが、皆様はどのようにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
ハロウィンも終わり、やがて来る年末や年始の楽器セールに向けて貯蓄をされてる方も結構いらっしゃると思われますが、俺はそんな世間体の真逆を行く形でレアペダルをGETしてきました(っ'-' )╮ =͟͟͞͞◒
BJFE Model Dです。
BJFEはHoney Bee ODの項目で書きましたので省略しますが、端的に書けばスゥエーデンのブティック系ペダルの草分け的存在で、他にもMad ProfessorやBearfoot、日本のOne Controlとも共同開発してる引っ張りだこな天才ビルダーでございます。
特に有名なのは上述のHBODで、小型のSuproアンプをモチーフにしたそのペダルは、他のSuproシミュを寄せ付けない程の人気で、高額にも関わらず店頭に並んだら即完売するぐらいです。
また他にもオリジナルのODやディストーション、ファズ、コンプ、トレモロ、ディレイなども作ってます。
それとは別に、超高級機種の位置付けで「Model *」(*にはアルファベットが入る)というものがあります。
今の所「D」「G」「R」「V」の4種類が存在し、その各々の機種で4ノブだったり5ノブだったりし、値段も大きく変わってきます。
その中でも一際高額なものが、今回の「Model D 5K」というわけです😇💸
(ちょっとお金の話で汚らしいんですがw)恐らく俺の知る限りではBJFEで最も高額なペダルで約13万円弱、2019年11月現在製作者が亡くなって値段が高騰してるあのLandgraff Dynamic Overdriveと同等か上回り、オリジナルのKLON Centaurに迫る勢いの値段となってます😱(因みにBJFEはCentaurのクローンも作ってたりしますwwwww)
それはさておき、このModelシリーズのアルファベットは何か?というと、明確に意味は定まってないようで、今回のDはDumble、GはGibson、RやVは無いみたいです(笑
で、Model DはDumbleなわけですが、代理店の謳い文句によればDavid Lindleyの所有するDumble Overdrive Specialのアンプをモチーフにしたそうです。
David Lindleyは知らなかったので(笑)ググって調べた所、どうやら70年代から活躍するラップスティールギターの奏者で、Dumble本人に高い演奏能力が認められ、専用のOverdrive SpecialとSteel String Singerの2台を制作してもらい、それらをステレオ出力で同時に鳴らして演奏してたという(贅沢なw)使い方をしてたそうです😱
そんな彼のDumble ODSを今回BJFEがシミュレートしたというわけですね😉🤘✨
コントロール/トーン
このModel Dは4Kと5Kの2種類が存在し、4KはD(Drive)、V(Volume)、B(Bass)、E(Edge)、5Kは更にT(Treble)のつまみがあります。
(因みに4Kはお値段10万円弱ほどなので、1つまみ付いただけで実に3万円近くの価格差があります🥶)
まずゲイン量ですが、クランチからオーバードライブ位までの歪が得られます。
ラップスティールギター用という事もあり、元々のアンプがそこまで歪まない仕様みたいですね🧐
しかしこのペダルの凄いところは、下手するとローゲインにカテゴライズされそうな位歪まない割に、サスティンが非常に長いという点です。
Sweet Honey ODの時も書きましたが、BJFEがデザインしたペダルは大概がローゲインのペダルなのにサスティンが長く綺麗に伸びていく特長があり、特にこのペダルは頭一つ抜けてる感じです🤩
歪の質については、ヴィンテージ寄りの粒の粗めな感じで非常に柔らかく、単音の存在感があるので、音を伸ばす感じのフュージョン的なソロに適してます。
逆にコード弾きを使うなら、ゲインを落としてTrebleとEdgeを上げ、ジャキジャキな感じのクランチサウンドが良い感じでした😉👍✨
ピッキング時のコンプ感に関しては、やはりというかHBODの感触と似たようなものを感じます。
具体的には硬めで、巻き弦のプルン感が感じられる分離感の良い感触が得られます😉👍
単音での倍音が大目で、アンプのような立体感が得られる反面、ゲインを3時以降にして6弦辺りを弾くと音が潰れてブーミーになりがちな部分もあります。
ギターVolへの反応はピカイチで、ゲインMAXでもギター側のVolを少し絞ればクリーンサウンドを簡単に得られます(しかもその音がまた良い😍)
Driveは3時まではスムーズに上昇していき、それ以降は殆ど変わらない効き方をします。
9〜10時くらいのクランチ、12〜1時のオーバードライブ、3時以降の強めなオーバードライブまで殆どの箇所においてスウィートスポットがあり、様々な演奏ジャンルに適合させやすく、またあらゆるギターとの相性も抜群かなと思います。
アンプとの相性はPt.2でやろうとは思いますが、JC-40の場合は良いですね😊👍✨
巷の噂だとかなりアンプを選ぶペダルらしいので、そこら辺も実験したいなと熱望してます(ง🔥Д🔥)ง
電源は9Vのアダプターで安定します。
ちなみにバッファード回路なんですが、ちょっと原音に比べるとハイ落ちする感じですね🤔
そこそこ気になるレベルなので、ここはいただけないかなと(笑
トーンコントロールを見ていくと、まずBassはあまり大きな可変はしません。
0でややスッキリしたかな程度、MAXでちょっとモコモコし、ゲイン量によっては6弦のブーミー感がちょっとだけ強くなるなという程度です。
3時くらいまで上げればそこそこ迫力が出るので、Dumble特有の「ダイナミックレンジ」を堪能したければ上げ目がいいかもしれませんね😉
Trebleは、ぶっちゃけToneなような気がします(笑
それはローパスフィルタのような効き方で、鼻詰まり感がある抜けの良いミドルレンジの調整という感じの効き方をするからです。
使った感じでは高域の調整という感じでは無いですね。。。🤔
しかしこのつまみはかなり重要で、70~80年代のAOR系フュージョンで耳にするような爽やかで甘く、やや感傷的なトーン(詩人か!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(´ཫ`)を構築するのに絶妙な効き方をし、下げてウーマントーンの様な音を作ってもよし、上げて70年代風のAORフュージョン的な音も良しとぶっちゃけ隙が無いです😳
他のエフェクターでもこの効き方は良いか?と訊かれたらノーですが(笑)、このペダルの歪の特性に憎い程マッチしてます😍
Edgeは名前通りエッジ感が大きく変わります。
下げれば丸く柔らかい音になり、上げていけば音が固くなって高域が強くなり、MAXにすればかなりアタック時のコンプ感が強いニュアンスになります。
音量もかなり可変するので、バランスを取るためには双方を上手く調整する必要があります。
使い方としては、下げ目にしてメロウなジャズサウンドを狙ったり、ピッキングにエッジ感を持たせる為12時より少し上げるとかみたいな感じですかね🤔
他のつまみもそうなんですが、特にEdgeに関しては12時を基軸にして微調整という形で音作りをしていくのが良いかなと思いました。
全体的なトーンは上述のTrebleのところで書いた通り、70〜80年代のDumble ODSのトーンそのままという感じで、どんなセッティングにしてもメロウで懐かしい雰囲気を感じさせる、ノスタルジックな感じを抱かせます😭
(但しDrive MAX、Bass MAX、Treble 0、Edge MAXみたいな極端なセッティングにすると、ヴィンテージファズみたいな音になるのはご愛嬌w)
同時に所々HBODのような癖が感じられ、「BJFEだな」と感じる部分も持ち合わせてます(寧ろ最初は「HBODじゃね?」って思ったぐらいw)
後々他のDumbleペダルとも比べますが(笑)、共通して特有の空気感、ミドルレンジが感じられるので、「Dumbleは各々のアーティストによって音が全く違う」と言われてますが、同時に「Fender Blackface系をモチーフにした」という共通項もあるので、その部分が現れてるのかなと感じました😊
オススメのジャンルなど
フュージョン!!!(ハァーー!!!☝️😡☝️
特に70〜80年代風のAOR系フュージョンでは最高のパフォーマンスを得られること間違い無し🐬🍹🍸🏖🐠☀️
或いは(あまりオススメはしないけどw)さっきの極端なセッティングでサイケロックとかですかね(笑
ジャズ、ブルース、ファンク、ポップス等でも余裕でこなせますね🤘✨
激しい系は無理(笑
プログレなどは、ゆったりとしたサウンドを求めるなら良いけど、脳を刺激するような変態サウンドには適合しません(笑
この辺は他のDumble系エフェクターとも共通するのかなと思います🧐
次回は。。。そうだな、アンプとの相性について実験したいなと思います🤓🛸⚗