Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190131 Fuchs Plush Drive

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ヒズミ屋さんで「水着ちゃん」と共に買ったエフェクター、Fuchs Plush Drive(以下Plush)です🤘🏻(^^)🤘🏻

コレに関しては前々から頭の片隅にありました(笑

というのも、最近いわゆる「Dumble系」のエフェクターにハマっておりまして、コレも例外ではないエフェクターらしいからでした(笑

 

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直輸入品の美品中古で買ったのですが、入ってた箱は同社の「Valve Job」のものという手抜き仕様(爆

 

Fuchsはアメリカのニュージャージー州にある、Dumbleアンプのクローンを製造してる会社で、BludotoneやTwo Rock、Ceriatoneと並び有名なビルダーです(^o^)/

代表作はOverdrive Supremeで、まんまDumble Overdrive Specialの名前をもじってます(笑

使用アーティストにAllman Brothers BandのDerek TracksやJoe Bonamassa等が名を連ねており、相当クオリティの高いメーカーと言えるでしょう(-。-)y-゜゜゜

またFender系アンプのDumble化モディファイも行ってる会社でもあります。

アンプの値段は大体10〜40万超とピンキリなのですが、中にはPlush Gnomeという超小型のトランジスタアンプで4千円弱というのもあります(現在では発売されてるか不明)

その会社の一部門としてエフェクター部門があり、その代表作がPlushになります。

Plushは宣伝の通りDumble系のトーンやニュアンスを狙ったアンプライク系のオーバードライブで、実質同社のアンプをペダル化したものと言えます。

他にもプリ管を積んだValve JobやTS系のCream、Plush+CreamなExtreme Creamなど、Plushを中心とした製品がラインナップされてます。

空間系はトレモロやディレイ、リバーブなど、割とヴィンテージ系のエフェクターが多い印象。

他にもチューブエフェクトルーパーやブースター、コンプレッサーなどもありますが、今回はそのPlushのレビューになります(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

 

インターフェースはVol、Gain、ToneというTS系のつまみの他、「Touch」というつまみがあります。

電源は9V、トゥルーバイパスとなってます。

 

まず歪みの性質に関しては、後述のTouchノブで変わるんですが、全て12時にした時点ではまんまDumbleサウンドが出てきます(*>ω<)b

ミドル強めで高域がやや弱く、モワッとして古臭い感じの歪み方です。

チューブアンプらしい雰囲気は軒並み出ており、特有のきめ細かなザラつきやウォームで太い音が堪能出来、ヴィンテージ系のチューブアンプという感じですね(*´ェ`*)

またピッキングに対するレスポンスも良く、Gain上げても強弱がつけられたり、ギターVolへの反応もセンシティブです( -`ω-)b

ただ、チューブアンプ特有のコンプ感は無く、

「何となくMesa Boogieの音は出るけど、まんまアンプのようなニュアンスは出ない」

というThrottle BoxやFlux Driveみたいな立ち位置という感じでした。

(何となくですがアタック時の音が平坦で、一瞬だけソリッドステートな感覚も覚えますね(´-`).。oO)

 

歪の可変幅は、クリーンから強めのオーバードライブという感じまで変化し、9〜10時くらいの間でブルージーなクランチ、11〜1時くらいでローミッドが豊富なウォームで太いオーバードライブ、それ以降はほんのり歪みが増すくらいという感じです(*´ェ`*)

兎に角Dumble系に見られる柔らかさ、温かみ、太さ、イナたさが全面に出てる印象で、所謂弾いてて疲れない、心地の良い歪という感じです(*ˊૢᵕˋૢ*)

 

歪みの性質やトーンは、ToneノブとTouchノブで大幅に変える事が出来ます(^o^)/

Toneノブは高域の増減という感じで、一般的なそれと同じような効果です。

帯域的には大体3.2kHz位の調整かな、と推測してます🤔

それに対し新たに加わったTouchノブは、Toneノブに依存する所もありますが、歪やトーンの性質を大きく変えるつまみになってます。

具体的には、左に回すと低域が散ってブーミーな音になり、歪量が低下します。

非常に丸く温かみのあるサウンドになり、ジャズなどには最適なヴィンテージトーンを奏でます。

右に回していくと抜けのいいミドルが追加されていき、低音は一気にタイトになり、歪が強くなります。

メタルまでは行きませんが、ロックやハードロックなどに使うなら充分な歪量まで行けます。

Toneノブと同時に操作して音の抜け感やヴィンテージ感を絶妙に調整するやり方が俺的にやりやすい印象でした。

 

・どんなジャンルで使える?

Touchつまみが歪の性質を大幅に変えるので、メタルやパンクのコア系以外なら殆ど行けます。

前段にブースターなどを噛ませば、ヘヴィメタルも余裕なハイゲインディストーションが得られます。

ただ、やはりヴィンテージ感のあるトーンが薄らと全体を支配してるような感じに思えるのでDumbleが得意とするロックやブルース、フュージョンなどのサウンドに1番適合してるかな、と思います🤘🏼

 

ではお待ちかね、早速比べてみました(*´꒳`ノノ゙☆パチパチパチパチ

 

・Van Weelden Royal Overdrive

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まずはやはりコレ、Dumble系の新鋭との比較‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

どちらがどんな音なのか早速試しました。

まず双方ともVol以外全て12時、RODのGain BoostとMid Boostオフでかなり似たようなサウンドになりました( 'o' )!!!

Dumble Overdrive Specialは製造対象のアーティストによって音がかなり変わるというのは有名な話ですが、この両者を比べる限りやはりDumbleアンプの根本的なトーンは存在するのかな、と思いました🤔

具体的には高域はカットされ、低域はローミッド〜ミドル強め、割かし1.2〜1.4kHz辺りを中心になだらかにブーストしたような、味わいのあるミドルが出る印象です。

Riotみたくスパスパカットされたり、ミドルにノッチングを掛けて分離感を良くしたりはしてない為、ウォームで柔らかいサウンドという点は共通してます。

しかし細かい点において幾つか違いは見受けられました。

まずやはりピッキング時のアタックにかなり違いがあり、RODはアンプのようなコンプ感があるのに対し、Plushはそれが全く無いです(笑

これは音の輪郭が基礎になっており、RODの方が輪郭があり粒立ちのいいドライブサウンドになっているのに対し、Plushは"相対的に"潰れて平坦な印象を受けました。

ゲインの可変範囲や強さはRODの方が広く、トーンの可変範囲もRODの方が広い為、Plushはこじんまりとした感じも見受けられました。

ただPlushにもTouchという個性を出す機能は有り、低音を散らせてブーミーでイナたいサウンドを作れるという利点はあります。

RODでもBright SWをⅢにしてVolをガチ上げすれば似た音が出ますが、やはりブーミーさはPlushの方があり、Volを変えないで出せるというのも便利ですね(^-^)v

総じて個人的にはRODの方が完全上位互換ですが、値段や肉薄度を考えるとPlushもかなりいい線をいってるな、という感じです(^o^)/

 

・BJFE Honey Bee Overdrive

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(比べる対象が少ないのでw)今度はHBODと比較してみました🤘🏼

まず歪みの強さはPlushの方が圧倒的で、HBODがMAXだとPlushは9時と10時の間という感じでした(笑

それを踏まえHBODのGainを1時くらい、Plushを9時くらいにして両者の歪みの質を比較したところ、アタック時のコンプ感や全体的な輪郭、解像度はほとんど同じという印象でした。

強いて書けばHBODの方がほんの僅かに輪郭がくっきりしてるかな?という感じで、ニュアンスなどはほとんど変わりません(^o^)/

ニュアンスの変化はHBODのNatureに対し、PlushはTouchとToneを組み合わせて似させる事も可能で、後述するトーンは兎も角、歪み方は酷似してるという感じでした。

トーンはPlushがローミッド〜ミドルに掛けて特有のヴィンテージ感のあるチューニングが施されてるようで、RODの様な温かみがあり良い意味で古臭いサウンドが出るのに対し、HBODは相対的にローが強く、またフラットで現代的な音という印象でした。

この両者を比較した時点では、やはりHBODはDumbleとはトーンに於いてちょっと違うかな、という印象でした。

 

・Bondi Effects Sick As Overdrive

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Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

今度は同じ大きさで同じ4つまみ、ミドルが同じように強めなオーバードライブという理由でSick Asと比較しました(笑

しかし(当然ですがw)明確に違いが出ました(//∇//)

まず歪の強さは、双方最大まで歪ませる設定でややPlushの方が強いです。

それは別にいいんですが(笑)、歪の性質が全く異なり、Plushは9時から直ぐに「オーバードライブ」と言えるサウンドになるんですが、Sick Asはシームレスに徐々に歪んでいきます。

よくCentaur系の歪み方で言われるのが、クリーンに歪をブレンドして歪ませ、Gainつまみの加減でクリーンとドライブの比率を決めるといわれますが、まんまその表現の歪み方をします( 'o' )!!!

なのでクリーンブースターやクランチペダルとしてはSick Asの方が使えます( -`ω-)b

最初からDumble系の歪専用として扱うならPlushの方がいいですね( ‘-^ )b

またSick Asの方が音の輪郭がはっきりしている為、音が折り重なって奥行感や立体感を演出し、ピッキング時に独特のコンプ感があり、アンプライクな印象がはっきりと出てます٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)وイエー‼

トーンは12時の時点で両方ともミドルが強めですが、ピークが違い、Sick Asの方が気持ち低い帯域(凡そ1kHzくらい?)という感じです。

また低音と高音は、Sick Asの方には対応した2つまみがあり、こちらの方が広いです。

逆にPlushはDumbleのトーンの範囲内に収まってるとも取れますね🤔

 

・総評

Dumble系のペダルはかなり多く、値段もクオリティもピンキリで、買うならデモ動画や試奏による自分自身の感性による判断が非常に重要になってくると俺は思ってます。

(RODはデモ動画とデジマートのレビューだけで判断しましたが(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆)

それを踏まえてこのペダルを考察すると、アンプ感はやや薄いけど、トーンなどはDumble系に肉薄してるな、という感じでした( -`ω-)b

新品の相場は大体24,000円前後、かなり競合するペダルが多い価格帯にあり、強くオススメは出来ません(笑

ただ、歪のクオリティやトーンの肉薄度を考えると、候補に入れても遜色ないと思いました。

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