Brown Featherに続いて2件目のmy new gear...Pete Cornish G-2 Distortionです!🤩🤘✨
Pete Cornishのエフェクターは多くの著名なアーティストが使用し、特にPaul MacCartney氏やBrian May氏、David Gilmour氏が有名です。
主にギターシステムの構築などがメインで、自社のペダルで構成されてるボードやラックシステムなどを組んでますが、1個のエフェクターが最低8~9万円位なので、本当に一部のアーティストやセレブ御用達のビルダーです😭
中には50万円前後で取引されてるエフェクターもあり、それらはDumbleアンプ同様著名なアーティスト専用に作られたもので個体数はとても少ないです。
ラックシステムに関しては完全にオーダーで、日本でも誰もが耳にしたバンドのギタリストなどが組んでたりしますが、お値段は不明です(数百万は下らないかと思われます😱
そんな(ブルジョワジー御用達の)Pete Cornishの代表作のひとつが、このG-2となります。
Pete Cornishのレギュラー品(8~9万円位のよく出回るもの)としてP-2 Fuzz、SS-2 or SS-3 Soft Sustain、CC-1 Cornish Crunch、OC-1 Optical Compressor、TB-83 Treble Booster、そしてこのG-2 Distortionがあります。
またDuplexという、上記の中から2つのペダルを1つに纏められるオプションも存在します。
(本当はG-2/SS-3 Duplexをオーダーしようと思ったのですが、それやるよりセールの時に単体ずつオーダーした方が安くなるらしいので、検討中です)
Pete Cornish自体どのペダルも様々な著名アーティストに使われてるので、最も有名なペダルというのは無いんですが、俺はディストーションが欲しかったのでG-2にしました笑
インターフェース
シンプルにVolume、Tone、Sustain(他のディストーションペダルなどにおけるGainやDriveに相当)の3つのつまみで構成されてます。
「Sustain」表記はかのElectro Harmonix Big Muffを連想させますね🤔
電源は9Vアダプターか006P電池で駆動し、電池は側面にあって引き出せる専用のバッテリーボックスに収めて内蔵する、取り替えがお手軽簡単仕様となってます😃👍✨
トーン
まずゲインですが、正直弱いです笑
辛うじてディストーションと呼べる位の歪量なので、前段にブースターなどを置いた方が良いかもしれません。
歪の性質はBig Muffのようなファズとディストーションの中間といった感じでBig Muffより低音がタイト、歪の分離感が良くサスティンに芯がある感じで、Big Muffよりディストーション寄りになってます。
トーンコントロールはパッシブEQで、広めのQの、ハイミッド辺りの帯域が緩やかに減少していきます。
基本的なトーンは据え置きで、音の明るさの微調整という感じに留まってます。
全体的なトーンとしては、「Led ZeppelinやFree/Bad Companyが活躍してた頃のMarshallアンプ」をモチーフにしているそうで、恐らく50~60年代のJTM45か1959 SLP辺りのサウンドを狙ってると思われます。
クリッピングにはゲルマニウムトランジスタを採用し、シリコントランジスタやオペアンプよりも温かみがあるサウンドを狙ってるそうです。
各種サウンド
個人的には、やはりBig Muffに似てるなという印象でしたが、Big Muffより歪に輪郭があり、また中域も豊かでディストーション寄りになったという印象です。
単音では音が太く伸びて抜けが良い印象で、和音では兎に角分離感が良いです。
歪量が少な目なので、単体で物足りないなと思ったらブースターを併用すると良いかもしれません。
電池とパワーサプライの違い
Pete Cornishのエフェクターは電池駆動を推奨しており、一応電池非対応のBattery Freeバージョンもあるんですが、メインとなる方は電池対応のこのGray Seriesになるそうです。
で、電池とパワーサプライで音が違うかと言うと、電池の方が若干音が太くなる印象ですね🤔
聴き手だとハッキリと分からないかも知れませんが、少なくとも弾いてる側では顕著に違いが感じられました。
ジャックを繋ぎっぱなしにしとくとかで無ければ早々に電池が減っていく事は無いので、敢えてバッテリー駆動にしておくのもいいかもしれません👍✨
因みにパワーサプライで駆動する場合、筐体のDCジャックの所に、
「パワーサプライを使うならVoodoo Lab Pedal Power 2 Plusがオススメ」
と書いてありますが(宣伝か!w)、これは公式では主にノイズ対策云々で推奨されてるみたいです。
バッファー
Pete Cornishにはとても優れたバッファーが搭載されてるそうで、Klon CentaurのようにPete Cornishの各種エフェクターをバイパスにしてバッファーを効かせるという使い方も人気だそうです。
今回はBE-ODの前段にG-2を置いて鳴らしてみましたが、あまり違いが分かりませんでした(爆
音痩せが激しいエフェクトボードなどに放り込んで補正するのが良いかもしれませんね😉
総評
とても優れたBig Muff系のファズディストーションという印象でした。
ファズのように潰れないけど、ザラつきが目立ってファズっぽいという感じです。
Marshall系のAIABか?と聞かれると、Marshallもファズっぽく歪むと言えばそう思える部分もあるし(Lead12、DSL1C、DRP-1など)、ドライなトーンの土台の中に湿っぽさが感じられる点も何となくMarshallぽいのかなと思いました。
ただFriedman Small BoxやBogner La Grange、Carl Martin Plexitoneなどを意識すると全くベクトルが異なるので、滑らかさをとっぱらった、従来のキンキンなMarshallサウンドが欲しければ一考かもしれません(値段はアレですが😂