Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20220310 One Control Anodized Brown Distortion 4K

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まだまだ続くよEVH系ペダル祭り!🙌🏮🍧🎆

という事で今月ラストになる予定のmng、One Control Anodized Brown Distortion 4K(以下ABD)です!

One Controlの製品は長らく小型ルーパーを使ってましたが、これが初めての音色に関わるエフェクターになります。

 

ABD

One Controlのペダルはほぼ全てBJFEのBjorn Juhl氏が携わっており、中にはBJFEのものと同じ製品名のエフェクターもチラホラあったりします。

恐らくBear Footと同じような提携の仕方で、OCのはかなり安く、高価なBJFE製品の代替としても人気となってます。

BJFE>Mad Professor(HW)>Bear Foot>Mad Professor(PCB)>OC

の順で価格差がありますね。

ただ、価格差があるからと言って上位の方が優れてるか?となると、それは各々の好みとかにも直結してくるので、一概には断定出来ないのがエフェクター業界だと思っております🙇‍♂️

OCは

「BOSSコン並の価格で手軽にBJFEのサウンドを堪能出来る製品」

としては評判も良いですし、非常にコスパが高いラインナップです🤘✨

今回紹介するABDも漏れなくJuhl氏の設計で、同じく回路設計を務めてるMad Professorのブラウンサウンド系エフェクター、「1」もあり、両者の違いが気になるところです🤤

 

インターフェース

Volume、Gain、Treble、Midの4つのつまみで構成されています。

電源は6~18Vまで対応し、またこのサイズでありながら006P電池での駆動も可能となってます😳

OCのラインナップはこのミニペダルが多く、この小ささで迫力のあるサウンドが出せると評判ですね🤘✨

 

トーン

まず全てのEQを12時にした状態での第一印象は、他の ブラウンサウンド/5150系ペダルと比べるとMarshallライクなドンシャリ気味のサウンドという感じでした。

歪の性質は個人的にはVan Halen IIの頃の歪という感じですね(あくまで個人的には、ですw)

兎に角高域が鋭く、「ブラウンサウンド」ではそこを丸められていますが、こちらは原点に戻ってMarshall感が出てますね🧐

Gainは12時の時点で初期のブラウンサウンドっぽく、そこを基準に下げればオーバードライブ〜クランチ、上げれば倍音が豊富なハイゲインディストーションが顔を出してきます。

一見荒々しく聴こえるんですが、分離感が良く非常に上品なディストーションという感じです🍷

電圧によって歪のキャラや歪量が異なり、9Vと18Vで試したのですが、9Vの方が断然ハイゲインで奥行感があり、18Vの方が音量があってレンジが広いという感じでした。

個人的には9V駆動を強くオススメします😎

Midはミドルレンジの調整に見えますが、所謂Qが狭くてアグレッシブに変化させるものでは無く、どちらかと言うと全体的な音の太さの微調整という感じで、トーンは殆ど変わりません。

具体的には1kHz辺りをQかなり広めで、増減の振り幅がそこまで無いという感じですね。

Trebleは一般的なエフェクターのToneに当たる部分で、高域の増減に寄与します。

絞ってローミッドを目立たせたいとか、逆に上げてトレブリーなサウンドにしたいとかで調整出来、どちらに振り切っても破綻しないので非常に使いやすいです👍✨

 

比べてみた

 

Peavey 5150 vs ABD

まずPeavey 5150と比べてみました。

まず歪の性質は似ておりますが、やはりABDはエフェクター然としており、ソリッドな感じで倍音成分に欠けてます。

ただ、このサイズの筐体からビッグなサウンドが出るのはやはり良い意味で違和感がありますね😃🤘✨

トーンに関してはやはりABDはドンシャリ気味で、5150よりもMarshallに寄った感じですね。

 

ABD vs Mad Professor 1

続いては同じ作者のブラウンサウンド系AIABのABD vs 1!

似てるのかな?と思ってましたが結構違いますね🤣

ここでも顕著なのがABDのドンシャリ感で、少なくともトーンに関しては1の方が似てますね。

歪の質感も1の方が太く実機に近い印象でした。

価格差は1の方が2倍弱位ではありますが、個人的にはトーンが近くリバーブ機能も搭載されてる1の方が良いかなと思いました(2022年3月現在ディスコン)

 

ABD vs Animals Pedal Push & Pull Distortion

最後は同じ価格で、同じ代理店(LEP International)が扱ってるブラウンサウンド系ペダル同士の対決!⚔️

(これは比べない方が良いか?😨)

因みに一方はBJF、もう一方はWren and Cuffが回路を設計してます(比べない方がry

一応あくまで個人的な感想にはなりますが、両者のクオリティは雲泥の差でABDの方が近いですね!🤘😆👍👍✨

正確には

「トーンはMarshallに寄りまくったけどブラウンサウンド的な歪 vs 劣化Cmatmods Brownie」

という感じで、他のブラウンサウンド/5150系と比べるとアレなんですが笑、アンプ的なふくよかさやきめ細かい歪という点ではABDに分があります。

PPは比べてしまうと相対的にエフェクター感が強く、ペラペラで重厚感が感じられませんでした📄

「Cmatmods Brownieが現時点では手に入らないので、それに近いようなペダルが欲しい」

という場合でもPPはやや厳しいので、普通に1万円前後と安めのブラウンサウンド系AIABが欲しければABDの方が断然オススメです!🤣🤣🤣

 

総評

サイズ、価格、音質を考えると、ABDは非常に優れたAIABだと思いました。

流石はBJFという感じで、この価格でこのサウンドとなると、やはり対抗馬は最早大手という権限をフル活用してハイクオリティな技術を惜しみなく投入し、価格を抑えたBOSS ST-2とかになってくるのでは無いでしょうか?

しかもABDはアナログ回路なので、アナログに限定すれば中華コピーとか、AMTのLegend Ampシリーズ(1の方)と本当に対抗出来る相手は少ないですね😌

一方ブラウンサウンドとしてみるとMarshallのドンシャリ感が抜けきっておらず、他のもっと近いやつを選んだ方が良いような気がします(若しくは外部EQで調整するか)

ボードにも収めやすく、音も良く、ディストーションとしてはコスパが非常に高い逸品でした👍✨

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