Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20211104 320design Brown Feather

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11月初めのmy new gear!

320design Brown Featherです!

昨今はmngの頻度も減っており(減ってないかw)、ネットでも評判のコイツを早速仕入れてきました😎

というのは、やはり最近ブラウンサウンド系のエフェクターを集めてるというのが主な理由です。

俺の中では当時筆頭のブラウンサウンド系ペダルとして君臨してたWampler Pinnacleを蹴落としたペダルで、後にMXR 5150 Overdriveが出るまでブラウンサウンド系の代表格という印象でした。

(そしてその5150 ODやFriedman BE-OD、Verocity 五一五丸、D-Sound VH-510辺りに食われたという感じでしょうか)

ブラウンサウンド/5150系のペダルはPlexi系のペダル同様熾烈な争いを繰り返してますが、Brown Featherは2021年現在でも人気で幅広く使われてるペダルです👍✨

 

320design

320designはミツマ氏という方が立ち上げたブランドで、立ち上げ当時はOvaltoneと共にFATのペダルの筐体を用いてペダルの制作、販売を行ってました。

その後SunakakeやLand Mighty、そしてこのBrown Featherなど、独特なペダルデザインを手掛け、その上質な音色でファンを次々と獲得し、先のOvaltoneと並ぶ国内ハンドメイドペダルの重鎮として現在も君臨されてます。

また10年くらい前には「けいおん!」とコラボし、唯、澪、梓のシグネチャーペダルなども制作し話題となりました。

 

 

インターフェース

Volume、Wide、Narrow、Gainの4つのつまみで構成されており、つまみは筐体前側面に位置してます。

フットスイッチは筐体表面にあり、つまみに足が触れないような設計となってます。

電源は一般の9Vアダプターで動作します。

青色の高鮮度LEDを採用しており、暗所でも視認がしやすいのは親切ですね👍✨

 

トーン

youtu.be

まずGainですが、9時から先は殆ど変わりません笑

9時からハイゲインで、それ以降は超高域の倍音成分が仄かに足される感じで歪が潰れないように考慮されてる感があります。

恐らく歪量はギターのVolで調整するように作られてる感じですね🤔

歪はやはりアンプライクということだけあって、ハイゲインなのに全体的に音が丸く、音が潰れず、低域から高域までバランスよくワイドレンジに鳴ります。

同じブラウンサウンド系であるMXR 5150 OverdriveやFriedman BE-OD、AMT P2、D-Sound VH-510などと比べるとエッジが丸く、かつゲインがやや低めという印象を受けました。

それを鑑みると、ドンピシャなブラウンサウンドでは無く、アンプライクさながらのウォームさとハイゲインさを両立させ、普遍性が高く皆が扱いやすいディストーションを目指したのかなと考えてます(まるでどこかのGAZONのような立ち位置?🌱

Wideは一般のエフェクターやアンプにおけるTreble EQでアクティブ型と推測してます。

絶妙な帯域を司ってる感じで、恐らく3kHz周辺かと思われます。

12時を基軸に左に回せばモコモコとし、右に回すと高域がブーストされエッジ感が強くなります。

どっちに回しても良い塩梅で変化し、後述のNarrowも含めて自分好みの高域調整が可能となってます。

NarrowはPresenceに当たるコントロールで、Wideよりも高い帯域を狭いQで調整します。

4~5kHz位でしょうか?

12時を基軸に左に回すとやはり篭った音になり、右に回すとWideよりも鋭いエッジの利いたサウンドになります。

これらは丁度Friedman BE-OD (Deluxe)のTrebleとPresenceに相当する部分ですが、Friedmanの方が全体的に高い帯域を扱い、Brown Featherは扱いやすい帯域を操作し、かつWideとNarrowでのQの広狭の違いで差別化を測ってる感じですね。

このWideとNarrowは9時より下は変化が無く、9時から急激に高域が足されていく効き方をします。

Gain同様あるポイントを境に殆ど変化が無いので、即席で音作りを完成させたい人には便利かもしれませんが、綿密に音作りをしたい人は眉を顰めるかもしれません笑

 

総評

非常に扱いやすいアンプライクハイゲインディストーションでした🤘🤘🤘

JC-120などのトランジスタアンプでもカッコイイサウンドが出てくるので、アンプ側も上手く調整すればMarshallなどに負けない音色をJC-120でも作る事は不可能ではないかと思われます。

しかしながら、昨今は優れたブラウンサウンド系が多く、それらを求めるとなると必ずしもコレ一択では無いのかなと思いました。

アンプのPeavey 5150と比べた場合、やはりチューブを使ってるか否かなのか、音の密度に圧倒的な差がありました。

しかしながら大凡の雰囲気は掴んでいるので、WideとNarrowの調整次第ではかなり追い込めるのかなとも考えてます。

サウンドハウス