前回の旅行
で手に入れたディストーションペダルその2!
Smart People FactoryのRed Threatです!💥
これは名古屋市にあるエフェクター専門店、エフェクターフリークスで店員さんに勧められたペダルでございます。
店員さん曰く兎に角高域がギャンギャン鳴って凶悪なディストーションとの事で、旅の思い出と、名のある店の店員さんのオススメという事で購入しました🤘✨
因みに新品よりも3分の1程の値段でした😋
因みにSmart People Factoryについては
SMART PEOPLE FACTORY エフェクター各種 - きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-
で詳しく記載されてますので省略します(笑
インターフェース
シンプルにLevel、Tone、Gainとなってます。
筐体には旧ソビエト連邦の国旗がモロにあしらわれてる事からElectro-HarmonixのRussian Big Muffを連想させますが、音質は微妙に違うそうです。
電源は通常のエフェクター同様9Vアダプターで動作します。
サウンド
まず歪に関してはきめ細かく、低音がタイトで非常に扱いやすいディストーションというイメージでした。
特に高域が強いという訳では無いのですが、プレゼンスと呼ばれるような帯域までカバーしてるので倍音の出方が気持ちいいです🤤
Russian Muffを触った事が無いのですが、動画などで聴く限りRussian Muffよりも纏まってて扱いやすいディストーションですね👍✨
倍音の出るディストーションと言えばPro Co RATもそうですが、あちらは低音がかなり散るので、そういった意味ではこちらの方が扱いやすいディストーションです(後ほど検証します)
歪の可変範囲については、0~10時くらいまではオーバードライブ、それ以降はディストーションという感じで、3時以降だと歪み過ぎて音が潰れてしまい、倍音成分による奥行き感が失われてのっぺりとした感じになる気がします(Diezel VH4シリーズと似たような挙動です)
Toneに関してはパッシブタイプで、左に回すと高域が強烈に減衰します。
ただ右に回し切ってフラットを狙っても、やはり音がキンキンになって使いづらいので、12時を基準に音作りするのが良いかなと思いました。
比べてみた
Red Threat vs Pro Co RAT
まずはPro Co RATとの比較!
この比較によって凡その1981 Invations DRVと比較した時の想像が付くかもと思いやってみました🤘😋
まず歪量はRed Threatの方があり、低音がタイトで歪がきめ細かく整っており、全体的に扱いやすくなってます。
やはりRATは歪みが散りやすく、Red Threatに比べると相当ファジーな成分がありますね。
トーンに関してはRed Threatは芳醇なミドル成分が出ており、これがタイトな低音と良くマッチして抜け、太さ、タイトさを両立したディストーションに仕上がってます。
RATも音はバイパス時より太くなるのですが、ローエンドが出るのと低音が散りやすいのでボワつく印象です。
このファズとディストーションの境のような独特なサウンドが欲しければRATですが、歯切れのいいディストーションが欲しければRed Threatの方が断然良いかなと思いました🤘✨
Red Threat vs VOX Satchurator
続いては何となく出音が似てるかな?と思ったSatchuratorとの比較🍎❤️🍓🍒🍉
最初はSatchuratorのブースト無し、その次にRed Threat、最後にSatchuratorのブースト有りでその後各種つまみを操作して音の違いを検証しました。
まず歪量ですが、Satchuratorのブースト無しだと断然Red Threatの方があり、ブーストをオンにすると同じくらいになります。
ただSatchuratorでブーストオンにするとGainを絞ってもかなり歪むようになり、上げてもそこまで歪が増えるわけでもないので、Red Threatの方が融通が利きます。
歪の性質についてですが、Red Threatの方がきめ細かく適度なエッジ感があり、Satchuratorは"相対的に"丸っこい歪となってます(他のペダルと比べたらザクザクです🤘🤘🤘)
低音のタイトさは同等で、双方共コントロールしやすい優秀な歪ですね🤘✨
トーンに関しては、Red Threatはミドルレンジが豊富で低域がカットされた感じで、逆にSatchuratorはややドンシャリ気味でローエンドが豊富に出ます。
抜け感や明るさはRed Threat、低音の迫力はSatchuratorに分があり、どちらも甲乙つけがたいといったところですね😌
個人的にはRed Threatの方が好きですが、本当に接戦でした⚔💥
Red Threat vs Friedman BE-OD
続いては同じ価格帯で攻めていきたいと思います(っ'-')╮ =͟͟͞͞💣💥💥💥
まず最初はご存知BE-OD!
果たしてこのペダルほどのポテンシャルはあるのか?!
まず歪量は実質BE-ODの方があります(Red Threatは上げすぎると音が潰れるのでBE-ODの方が優秀です)
歪の性質はBE-ODの方が柔らかくアンプライク然とした音で、Red Threatの方が音が硬い印象。
この音の硬さが刺激的と捉えるか、エフェクター臭いと捉えるかで評価が変わるかと思われます。
トーンはやはりSatchuratorの時と同様、Red Threatは下が削られてミドルが持ち上げられてる印象。
これがBE-ODよりも分厚いサウンドという雰囲気を醸し出してます。
最後にRed ThreatでBE-ODに似せてみたのですが、やはり歪の硬さが残るものの、概ね似たようなサウンドが出来たと思います。
この歪みの硬さがやはりアンプライク系とは違うなと感じました🤔
Red Threat vs Suhr Riot Reloaded
お次はSuhr Riot Reloadedとの比較👍✨
果たしてこのかつて一世風靡したペダルに太刀打ちできるのか?!
まず歪量は圧倒的にRed Threatの方がある、というかRiot ReloadedのDistが12時だとかなり歪が弱いです(笑
歪の性質についてはRiot Reloadedの方がプリっと丸っこくて太く、Red Threatの方がきめ細かいです。
トーンについては、Red Threatの方が抜けや明るさなどで完全に勝っており、Riot Reloadedを後から弾くとモコモコしたような違和感を覚えます(笑
またRed ThreatでRiotに似せてみたのですが、かなり似たサウンドになり、更にバランスのいい高域が追加された抜けの良いサウンドになりました🤘✨✨✨
Riot Reloadedの方がニュアンスの出やすさやローミッドのふくよかさは有りますが、どちらも初見の方だと恐らくRed Threatの方が使いやすいかもしれません🤔
Red Threat vs Horizon Devices Apex Preamp
ラストは新鋭Apex Preampとの比較!
個人的にはApex Preampを相当気に入っておりますが、果たして比較するとどうか?
まず双方共Level以外全て12時で鳴らしました。
歪量はApex Preampの方があり、Red ThreatのGainが3時でApex Preampの12時くらいです。
歪の性質ですが、Apex Preampの方がよりきめ細かく、それに伴うSAG感などが際立っており、Red Threatがのっぺりとした音に聴こえるほど立体感が出ています。
トーンについてはRed Threatの方が高域がかなり出ており、Apex Preampの方がバランスのいい調整をされてると感じました。
Red Threat側でToneツマミを絞り、Gainを3時まで上げて似たような音を作ってみたのですが、やはり歪みのきめ細かさやチューブアンプのような柔らかさはApex Preampの方が勝ってますね。
入手難易度はかなり高めですが、さほど値段は変わらないので、音質や各種機能の充実さからして俺はApex Preampを推しますね😁
総評
かなりクオリティの高いディストーションでした😋
ビルダー名もデザインも製品名もふざけてますが(笑)、その実かなり高品質なエフェクターで、かの💩のTurd Fuzzと通ずるものがあります(あれもファズエフェクターとしては"音だけ"は優秀と評判w)
流石エフェクターフリークスさんの耳はプロフェッショナル故に確実ですね👍✨
アンプライク系としてはやや硬めな音ですが、トーンコントロール次第ではそれらに追従する音を叩き出すので非常にオススメです!