今回はPS001の、お馴染み幾つかの他社ペダルとの比較を早速行った実験を書いていきます(^o^)/(^o^)/
因みに、Fender Twin ReverbとJC-40で鳴らした時の簡単な違いをメモがてら書いておきますが、このエフェクターに関してはチューブorソリッドステートの影響は受けます。
チューブではあの特有の指にまとわりつくようなコンプレッションは顕在で、ソリッドだときめ細かい粒の、ドライでカッコイイ歪が得られます。
これは完全に好みなので、スタジオには大抵MarshallとJC-120が置いてあるので試すのもいいかもしれませんねd('∀'*)
では早速書いていきますY(><。)Y
・VOX Satchulator
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アンプライクでは無く、元はBOSS DS-1でエンハンスされたコレとの比較。
因みにJS-DSの方はブーストオフにした場合の比較となります。
まず歪み方に関しては、JS-DSの方がきめ細かく滑らかという印象。
PS001も比較的使いやすい歪ではありますが、比較して使うとやはり粗いといいますか、暴れる感じが浮き彫りになりJS-DSが思わず弾きたくなってしまいます(笑
コンプレッションはPS001の方が強く、ヒスノイズがやや強く感じられるのも相まって結構ピッキング時の独特の音が目立ちます。
EQに関しては、JS-DSが相対的にワイドレンジな印象。
PS001では本当に低域と高域がガッツリカットされてるようで、低音は本当に無くスカスカ、超高音も無いのでエッジの立った刺激的なサウンドでは無く、ミドル中心でイナたさがかなり目立ちます。
そのせいなのか、JS-DSでは迫力のある重低音、ザクザクと刺激的な高音が感じられ、改めてその完成度に唸らされました(-。-)y-゜゜゜
この比較をしてJS-DSは更に90年代以降のMarshallに近い音なんだな、と思いました(*´ェ`*)
・Suhr Riot Reloaded
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なら今度は、アンプライクだけど同じく高域と低域をバッサリとカットしたペダルならどうか?という事で選びましたd('∀'*)
結果、PS001は見事一撃でやられてしまいました(´д⊂)
まず各々の低域と高域の削り方が全然違います。
PS001は単にミドルを強調するために単純にローとハイをカットしたような印象ですが、Riotは前回個別記事で書いたように所謂ピンポイントでいらない帯域をカットする、ノッチングのような形でカットしており、輪郭のある重低音やエッジ感は顕在です。
またミドルにおける帯域に相違があり、PS001は1〜2kHz帯でやや強調なのに対し、Riotでは少なくとも500Hz〜800Hzはブースト、その他はブーストしたりカットしたりと絶妙にチューニングされており、結果としてRiotがとんでもなく太いサウンドに聴こえました。
Riotの後でPS001を聴くと線が細く、荒々しいファジーな歪という印象。
音圧、音量共々Riotの方が優勢ですが、敢えて80年代風のエフェクターライクなディストーションを狙うならPS001の方が良いですね^ ^
・Bogner La Grange
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では今度はMarshall Plexiやそのハイゲインモディファイを再現し、70年代中盤から末期までのサウンドの中核みたいなサウンドのLGならどうか?
まずやはりLGの方がアンプライクな為、高域がPS001よりかなり削られており、エッジ感は相対的に感じられませんでした。
その代わり低音や音の太さ、奥行感などはRiot同様LGの方が優っており、AIAB(Amp In A Box)の底力をまざまざと見せつけられた感じです(゚ロ゚)
ではRiotやLGの方が優れてるのか?と言われるとそうでも無く、PS001はBalanceつまみが12時でも高域が結構出て、逆に低音がほぼ無く(笑)、RatやDistortion+みたいなファジーディストーションでアンサンブルで埋もれにくい為、コーラスやディレイなどのエフェクターや、シンセなどと相性が抜群にいいと思います。
敢えて古臭さを狙ったLGとは違う絶妙なトーンもまさに80'sの感じがするので、それも兼ねてアンプライクとは棲み分けが出来てると思います。
・Playtech Heavy Metal
最後はお馴染み(笑)PTHMとの比較。
余談ですが、最近PTHMは生産完了したらしく、もう中古でしか手に入らない状況なのが非常に残念でなりません(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)
まあ恐らく中華製の安いペダルが台頭してきて、サウンドハウスもそれらを取り扱うようになり、自社製品を敢えて作る必要が無くなったのかもしれませんね(-。-)y-゜゜゜
(でもPlaytechエフェクターは他のラインナップは少しだけ残ってます。)
で、比べたところ、やはり両者とも違いは明白で、PS001のイコライジングの性質上PTHMはJS-DS同様相対的にワイドレンジに感じられました。
特に低域と高域が両方とも独立して弄れるので、JS-DSの時より更にレンジ感が広い印象。
しかもミドルやそのHzなども弄れるので、
「PS001と似たような音が作れるんじゃね?」
と思い試しましたが、やはりPTHMにはミドルに独得の鼻詰まりのような癖があり、またPS001では削られてるプレゼンスがPTHMではどうしても残り、PS001では感じられた独得の古臭さが再現出来ず、やはり現代的な音になってしまいます。
音作りの幅やゲイン量はPTHMの圧勝で、歪もきめ細かいので使いやすさはこちらですね。
PS001に関しては、
「PS001でしか出せない音がある」
と割り切った方がいいかもです(^^)
今回は同系統のペダルの比較を行いましたが、次回はもっと拡張して調べたいと思います。