Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180828 Diezel Herbert Pedal

f:id:acidmb:20180827214233j:image

2018年1月のNAMMショーで発表され開発者御本人が、

「マイナーチェンジや不良箇所をチェックして同年初夏には発売するよ!( ‘-^ )b」

と言っていたペダルが遂に。。。遂にリリースされました!!!

\\└('ω')┘////

─=≡Σ(([ ⊐•̀⌂•́]⊐

▂▅▇█▓▒(’ω’)▒▓█▇▅▂

昨日ペダルは買わんとか、どっかの誰かがほざいてましたが(笑)、ツイッターで繋がってる方から情報をフラゲし、Reverb.comで出品されてるのを確認し迅速でポチリました(爆

で、昨日の夜届いたので(多分)日本で最速レビューになると思いますd('∀'*)

 

まず筐体ですが、VH4-2のものをそっくりそのまま流用してる感じです。

f:id:acidmb:20180827215240j:image

白黒が反転してると思ってもらえれば良いかな、と(笑

 

コントロールはEQやマスターEQセクションは従来のVH4シリーズと全く同じですが、効き方が違うので後述します。

2ch仕様で、Normal MasterとMid Cut Masterに別れており、Gainは共通、Mid Cut MasterのchではMid Cut Intensityという特殊なつまみが付いてるのが特徴です。

 

まず歪の傾向ですが、やはりDiezel特有のMarshallを基軸とし、高音のキンキンしたエッジを取り除いてややシルキーにし、全体的に重低音の効いた非常に音圧のあるサウンドは共通ですね(^o^)/

歪の粒は細すぎずシルキーになり過ぎず、Diezel特有のバイト感?は健在で、大元のアンプのような迫力感が小音量でもペダル + JC-40で味わえるのは見事としか言いようがありません。。。😭

また歪み方はVH4-2の方に準じ、2時以降にGainつまみを回すと歪み過ぎてファジーな感じになります。

 

では何が違うのか?と言いますと、全体的なトーンがかなり違います。

Herbertは最初からミドルレンジが非常に強く、また他のEQの効き方も全然違うので、VH4シリーズから同じ設定を移植(笑)するとモッコモコの使えない歪になりました(爆

EQを弄るとどうやら歪み方にもかなり影響が出るらしく、またVH4シリーズよりもEQやマスターEQの相互作用が強力で、どちらかが主役、もう一方が補助とかは無いです(笑)

例えば、VH4シリーズでは上げるとモコモコしてくるBassが、Herbertではタイトな感じを維持しつつ太くなっていくので、Deepつまみとの相談(笑)である程度調整に自由が利いてます。

Middleはそんなに急激には変わりませんが、歪み方や他のEQに強く影響が出る、土台みたいな立ち位置です。

俺的にはまずMiddleの位置を決めるのがやりやすかったです。

Treble、Presenseの効き方もやや変わっており、VH4シリーズよりやや下、ハイミッド辺りを絶妙に調整出来る感じになってます。

 

さて、開発者御本人様が、

「世界的に有名な、Diezel Herbertの自慢のMid Cutセクションは超激推しだから試してくれ!(☝΄◞ิ۝◟ิ‵)☝」

みたいな事を動画で言っていた(ような気がしたw)Mid Cutセクションのお話を書いていきます。

これはIntensityつまみが0の状態だとNormalセクションと全く同じ音で、つまみを右に回していくと中域が徐々に減っていき、逆に低域と高域がブーストされていく仕様です。

ただそれだけなら「世界的になんちゃら(笑)」みたいな大袈裟なことは言えませんが、このつまみの凄い所はそのミドルの削り方や低域と高域の足し方が計算し尽くされてる所ですねლ('꒪д꒪')ლ

簡単に書くと、極端に回せばMesa Boogie Mark VにおけるグライコのV字型みたいな掛かり方になります。

メサと違ってベースはMarshallなので、フルに回してもメタルメタルしい金属的な冷たい歪みは得られず、あくまで改造Marshallのようなバイト感のある有機的なドンシャリサウンドが得られる感じです。

フルに回して音を極端に変えるのもいいとは思いますが、9~10位までだとミドルの籠る成分が抜け、音が明るくなり、分厚いミドルを維持しつつ全体的な分離感、立体感がNormalセクションに比べ向上するような感じにも出来ます。

具体的に挙げると、Suhr RiotやEclipseみたいな音に近付けられる感じですね。

VH4シリーズよりも多分扱ってるミドルの周波数が低めなので、抜け感は劣るけど音が太く感じ、それをMid Cut Intensityで更に補正するような感じです。

 

・VH4とVH4-2どっちに近いか?

結論から書くと僅差でVH4ですかね(笑

でも、基本歪み方はどちらにも似てて、トーンはどちらにも似てないという解釈ですね。

 

・VH4シリーズが気に入ったなら、国内発売されたら買い?

買いです!d('∀'*)

こちらも同じようにエフェクターとしてもプリアンプとしても使えるし、Diezel系統の「あの音」が好きならハマること間違いなし!

 

・どんなジャンルがオススメ?

VH4シリーズで使えるようなジャンルでは同じように使えると思います(笑

ロック、HR、HM、パンク、プログレ、ブルースなんかは勿論、王道J-POPや、ファジーになる歪を生かし、空間系と併せて飛び道具なんかにもどうぞ(笑

 

・お馴染みPrecision Driveとの相性は?

早速やりました((笑)

f:id:acidmb:20180827232350j:image

余談ですが、両方黒を基調として青色LEDが発光してる姿は如何にもステルスという感じでカッコイイです!( •ॢ◡-ॢ)-♡

相性はVH4シリーズと同じく抜群に良く、同じようにMesa Boogie Rectifierシリーズみたいな硬質で歯切れのいいトーンになりますd('∀'*)

VH4シリーズより低音が若干ブーミーになりやすいので、タイトにブライトに補正してくれるPDはより相性が良いですね(^o^)/

特にMid Cutセクションでは真価を発揮し、Intensityを右に振り切るとPDオフではMarshallの延長だったのが、オンにすればスラッシュメタル御用達のドンシャリザクザクサウンドが出てきました(爆

 

正直VH4とかの延長かな?とは思ってましたが、一応キャラの分別は付いてるし、単純にアンプライクなハイゲインエフェクターとしても、Diezelコレクションとしても申し分無い出来となっており、国内正規品が発売されれば激推しです!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

[rakuten:premiumgt:10039078:detail]

サウンドハウス