Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210625 Ovaltone OD-FIVE 2 Xtreme Pt.2

今回もまたOD-FIVE 2 Xtremeのポテンシャルを測るべく、数々のお気に入りペダルをぶつけてみました🤘✨

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Suhr Riot Reloaded

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コンセプトは同じかと思われるSuhr Riot Reloadedとの比較。

まず歪量は全く同じで、トーンも大まかな部分は酷似してます(両方CAA OD-100が基準ですしオスシ🍣)

細かな違いを見ていくと、Riot Reloadedの方が僅かに歪にきめ細かさがあり、それが柔らかさ、奥行感、太さ等に繋がってる感じです。

OD-FIVE 2 XtremeはRiot Reloadedに比べると高域が強くエッジが鋭い感じですね。

OD-FIVE 2 XtremeはBottom、ShapeそしてPresenceのつまみがあり、それらの効きが絶妙で良く、Riot Reloadedよりも幅広い音作りを行えるという利点があります。

Riot系はToneが12時でややモコモコしがち、必然と上げ目になるのでEQに関しては自由度が低く、3-Wayトグルスイッチで歪み方の傾向を決められるという強みはありますが、やはりOD-FIVE 2 Xtremeの方が音作りはしやすいかなと思いました😌

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs AMT B2

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続いてはOD-FIVE 2 Xtreme対Halfer Triple Giantのエミュレーター、AMT B2のミドルモリモリ選手権大会🔥

今回B2はエフェクターモードで鳴らしてます。

まず歪量はB2の方があります。

その上で両者を比較したのですが、上記のRiot同様かなり似通った両者という感じでした😳

B2の方が低音がどっしりとしていて重心が低く、OD-FIVE 2 Xtremeは高域のエッジ感が強いという印象ですね🤔

歪の性質もほぼ一緒なので、どちらか一方を微調整すればまんま同じになるかもしれません😇

強いて言えば、OD-FIVE 2 Xtremeの方が音の分離感は良いですが誤差の範囲です(笑

Riot Reloaded同様、ディスコンのOD-FIVE 2 Xtremeに近い音を出すエフェクターとして、このB2は非常にオススメですね🤘✨

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Orange Ban Bangeetar

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Orangeのカスタムショップ製のプリアンプは、ハンドメイド個人ビルダーとどのくらい渡り合えるのか?!

まず歪量に関してはBax Bangeetarの方が上ですが、上げ過ぎると潰れてファジーになるので、扱いやすさはOD-FIVE 2 Xtremeかなと思いました。

Bax Bangeetarはデフォルトでほんのりミドルが持ち上がってるという感じで凡そフラットなのに対し、OD-FIVE 2 Xtremeはミドルがかなり盛り上がったサウンドになってます。

Bax Bangeetar側で似させようとすると、Trebleと、Bassの出方がやはり違い、OD-FIVE 2 Xtremeは低音、中域、高域、超高域それぞれの帯域でバランスの良い濃厚なサウンドが出せるよう徹底的にチューニングされており、対するBax Bangeetarは低域からローミッドの扱いが難しく、下手にBassを上げると音が潰れ、Trebleはピーキーになり、またMiddleはQやFrequencyなどを弄れるのですがOD-FIVE 2 Xtremeのようなミドルは出ないです。

個人的にはOD-FIVE 2 Xtremeの方が好きな音でした🥰

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Bogner Ecstasy Red

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続いてはBognerのフラッグシップの名前を冠したペダルとの比較。

こちらに関してはかなり違いが現れており、Ecstasy Redでは高域成分が弱い代わりに巻き弦のプルンとした感覚があり、ミドルレンジで独特の音の解像度の高さがあります。

対してOD-FIVE 2 Xtremeは全弦において音の輪郭が整っており、癖の無さや弾きやすさという点ではOD-FIVE 2 Xtremeの方が勝ってるという印象でした。

後半の動画ではEcstasy RedをOD-FIVE 2 Xtremeに似させるセッティングをしてみましたが、普段削られがちなEcstasy Red側のTrebleを上げることにより高域成分はある程度近付けられます。

しかし低域の重厚さで圧倒的にOD-FIVE 2 Xtremeに大差をつけられており、Ecstasy Red側でBassを上げてもブーミーな低音が強調されるので、やはり完全な擦り合わせは難しいです。

仮にOD-FIVE 2 Xtremeが新品当時の値段なら、俺はOD-FIVE 2 Xtremeを薦めます(笑

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Diezel VH4 Pedal

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VH4 PEDAL

VH4 PEDAL

  • DIESEL(ディーゼル)
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Diezelのアンプの名前を冠したペダルプリアンプ/エフェクターとの比較⚔️

まず歪量はややVH4の方がありますが、こちらは上げ過ぎるとファジーになるので、大体同じくらいと思った方が良いかなと思いました。

その上でそれぞれの歪やトーンを見ていくと、VH4はチューブアンプ特有の空気感みたいなのが強く、チューブアンプらしさはVH4かなと思いました。

音に輪郭があり、EQ12時で扱いやすいのはOD-FIVE 2 Xtremeですね🤔

トーンに関してはやはり双方全く異なり、まず低域の帯域が低いのはVH4です。

どちらかと言うとベースの帯域を食うような重低音で、ギターらしい重低音が出るのはOD-FIVE 2 Xtremeかなと思いました。

ミドルレンジは、OD-FIVE 2 Xtremeは凡そ300Hz辺りのローミッドが濃厚で、これが分厚さに直結してるのに対し、VH4はどちらかと言うと1~2kHzのハイミッド辺りがやや盛り上がってるという感じでほぼフラットという印象です。

高域に関しては、OD-FIVE 2 Xtremeはやはり超高域を上手く出して音の輪郭や倍音を強調してるのに対し、VH4は丸くカットされてチューブアンプの空気感やウォームな響きを醸し出してます。

Diezelのアンプの音が好きならVH4 Pedalは最良の選択肢になりますが、ペダルエフェクターとして使いやすさはOD-FIVE 2 Xtremeと思いました🤘

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs KSR Ceres Preamp

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アンプも出してるKSRからの渾身のプリアンプCeresとの対決!⚔️

まず歪量ですがKSR Ceresの方があり、またGain MAXにしても歪が潰れないので扱いやすいです。

歪のキャラに関しては、ややOD-FIVE 2 Xtremeの方がきめ細かく、濃厚なミドルレンジの分離感があります。

トーンを見ていくと、OD-FIVE 2 Xtremeの方がミドルレンジがやはり濃厚で、KSR Ceresの方が高域が強くピーキーになりがちという印象を受けました。

逆にローミッド〜ミドルレンジが、MiddleつまみをMAXにしたり、Feelのトグルスイッチを下げてローミッドを強調しても、OD-FIVE 2 Xtremeの方が濃厚で、ミドルが出るサウンドが好きな人は堪らないような出方をします(俺

フラット〜高域強調型が好きならKSR Ceres、ローミッドと超高域が持ち上がって濃厚さと適度な分離感、エッジ感が好きならOD-FIVE 2 Xtremeという感じでした。

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Misaki vs GAZON

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[rakuten:ishibashi-shops:10811288:detail]

ラストは国内ハンドメイドペダルの三つ巴の戦いヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'

 

まず全てのEQつまみは12時、次にMISAKIとGAZONのペダルのEQを弄ってOD-FIVE 2 Xtremeのようなサウンドに近づくかどうかをやり、最後に全てフルテンで実験しました。

 

1番目の「EQ全て12時」の場合、それぞれのペダルのカラーが大きく出ました(^▽^)o

OD-FIVE 2 Xtremeはやはりローミッドが特に盛り上がり、その分離感や倍音成分をプレゼンスで補ってる感じですね。

正にブティックハイゲインアンプさながらの気持ちの良いサウンドです🤤

MISAKIに関してはかなりトレブル~プレゼンス辺りが強く出る印象で、他よりもエッジの鋭いディストーションというイメージでした。

BassとMiddleをMAXにしTrebleを11~12時の間で微調整する事により、大まかなサウンドはOD-FIVE 2 Xtremeとそっくりなサウンドにはなりますが、音の分離感で圧倒的にOD-FIVE 2 Xtremeに差をつけられるので、やはりエッジ感が目立つ高域の強いディストーションとして運用した方がいいですね🤔

GAZONは前回の記事

https://www.guitarstuff.jp/entry/2020/12/21/194359

でも書いたんですが、低域と高域がザックリとカットされてミドルが強調されてる出方をるので、OD-FIVE 2 Xtreme等とは違ったサウンドというイメージでした。

歪みの粒が丸っこく、上記二者にはあるエッジ感が無いので、これはある意味一般的なエフェクターやアンプとはまた違ったテイストのサウンドなのかなと思いました。

 

総評

既存のエフェクターと比べてもかなりポテンシャルの高いディストーションかと、今回の実験で分かりました(*^^*)

ローミッドの豊かさ、プレゼンスのバランスの良さは素晴らしく、俺の中では上位に食い込むエフェクターですね👍✨

余談ですがAMT B2の良さも今回の実験で再認識させられました(本家Bognerのペダルより良いですw)

現在ではプレミア価格となってしまっているOD-FIVE 2 Xtremeですが、万人にオススメしたいアンプライクペダルです!

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