Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180129 Orange Bax Bangeetar

f:id:acidmb:20180129130124j:image

案の定買いました(笑

有言実行ですね(笑

Orange Custom Shopのディストーション、フロアプリのBax Bangeetarです。

このペダルは初めて

「もっと早く手に入れておけば良かった」

と思わされたペダルです(笑

(恋ですか?(#^.^#)

 

まず全て12時にしてJC-40に繋いだだけで、オレンジ特有のミドルに凝縮したようなジューシーなドライブが飛び出してきました。。。

もうこの時点で俺の中では最強の一角に君臨していたのですが、色々弄るとオレンジの上品なトーンはそのままに、エッジの効いたクランチから柔らかいクランチ、オールドロックなオーバードライブからマーシャルライクなカラッとしたディストーション、HR/HM御用達のザクザクメタルディストーションまで飛び出してきて難なくこなせ、直ぐに虜になりました。。。

試奏中あまりに良い音なので、思わず何度も爆笑しましたね🤣

 

というわけで(笑)、各々のつまみの解説を行います。

つまみはVol、Gain、Top、Mid、Mid Freq、Q、Bottomの7つのつまみで構成されてます。

全てのつまみはオレンジお馴染みのイラスト付きで、どのつまみがとう働いてるかというのが分かりやすくなってます。

全てのつまみは周りを囲ってる白い点々でカチッて止まるようになっており、プリセットを組みやすい反面シビアな調整は若干難しくなってます(一応点と点の間にセットも出来ます)。

 

Gainは先程も書きましたが可変値がとても広く、クランチからハイゲインディストーションまでカバーしてます。

60年代辺りのヴィンテージ系オレンジの音(OR120とか)は難しいですが、TH30とかRockerverbなどの音は楽勝ですね^_−☆

またトーンはチューブアンプのような奥行き感、分離感、温かみ、コンプレッション、分厚さがこれでもかというくらい再現されており、下手なチューブアンプ(VOX AC4c1-mini-blとかMarshall DSL-1cなんかねw)よりコイツをJC-120に突っ込んで鳴らした方がよっぽど良い音がしますねd('∀'*)

 

Topは一般的なエフェクターやアンプのTrebleやHighの役割です。

かなり高い帯域を扱っており、12時過ぎると強烈に高域がブーストされます。

ドンシャリ狙いでも上げすぎると低音潰してペラペラな軽い音になるので、逆に12時より若干下げてもいいと思います。

 

Bottomは昨今のアンプライクペダルよろしく重低音をカバーしてます。

BE-ODやVH4-2のように上げまくれば、自宅の小型アンプでも大型スタックで鳴らしたような重厚な音が得られます\(^^)/

ただ、BE-ODやVH4-2よりは若干帯域が上で何となく籠る成分も含んでるので、うまく調整した方がいいかも知れません。

 

そして。。。今回のペダルの目玉、Midです!(笑

前回の記事でも書きましたが、MidはFreqとQが付いており、ギターで美味しいミドルの帯域を自分好みにカスタマイズ出来るのです!

(ただ慣れないと非常に難しいですがw

 

まずFreqから説明すると、これはブーストorカットするミドルの帯域を決めます。

勘ですが、10時くらいが500~600Hz辺り、12時が1kHz辺り、2時が2kHz辺り、MAXが4kHz辺りって感じでしょうか?

Rockmanのような音は10時くらい、オレンジが12時、マーシャルっぽい音は1~2時辺りかな?

メサの5バンドEQのV字型は10~11時位にしてMidを思いきり減らすとか?

適当です(笑

まああくまでそんな感じと思ってもらえれば助かりますねw

 

Qは可変範囲を決めます。

上げれば上げるほど範囲が広くなり効き目が強くなります。

逆に特定の帯域をノッチングしたようなミドルを作りたければ、最小より少し上げた位がいいかもしれないですね。

中々難しいセクションなので、12時を基準に決めるといいかも知れません。

 

MidはFreqやQで決めた帯域、範囲を最終的にブーストorカットする感じです。

兎に角ミドルに関しては可変範囲や可変値がだだっ広いので最初は戸惑うかもですが、慣れてくれば自分の感性にハマる音が作れます!٩(ˊᗜˋ*)و

 

ブーストスイッチもあり、オンにすると音量とコンプレッションが程よく追加されソロに最適です。

また、まだ試してないんですがCab Sim Out(Orange PPC412 Celestion V30)もあり、ミキサーやDTMに直で送ることも可能となっており、Sansamp OxfordやAMT O-2を潰しにかかってるようにも思えます(爆

 

因みにこんなプチ豪華(笑)な巾着に入ってました(*´ェ`*)

 f:id:acidmb:20180129140157j:image

(WamplerやFriedmanも巾着に入ってますが、FriedmanはOrangeより手触りが良く高級感があり、Wamplerは安っぽい麻袋みたいなのに入ってますw)

 

それでは恒例ですが、早速2つのペダルと比べてみたので感想を書いていきます(笑

 

Orange Bax Bangeetar VS Diezel VH4-2

f:id:acidmb:20180129140410j:image

モノホンのアンプに近いニュアンスということと、スペックが似てるのでVH4-2を選びました(笑

チューブらしい特徴は両者とも同じくらい捉えており、ここまで来ると

「最早アンプ要らなくね?」

とさえ思ってしまいます(笑

結論から言うと同じくらい好きです(笑

Baxは非常にトーンが優等生というか、プレイヤーが美味しいと感じるツボを押さえやすいトーンで、VH4-2はマーシャルらしい荒々しさがあるので、音作りのしやすさはBaxよりかなり難しいし音作りの範囲も非常に狭いのですが、ハマれば迫力があるドライなディストーションが得られるので甲乙つけがたいです。

煮詰めればBaxでも似たような音は作れますが、VH4-2のマーシャル譲りの抜けるようなミドルはどうしても出すのが難しいです。

BaxのTopとVH4-2のPresenseではBaxの方が帯域が高く、BaxのBottomとVH4-2のDeepではVH4-2の方が重低音です。

 

Orange Bax Bangeetar VS Tech21 Sansamp Oxford

f:id:acidmb:20180129150411j:image

多分気になる方もちょっとはいると思うのですが(笑)、結論から行くと全く以て別物です┐(´-`)┌

つかぶっちゃけると、Oxfordの公開処刑(爆

まあ価格も2倍半くらい違いますし(^^;;

製造年月もだいぶ違いますし(^^;;

まずBaxのTopとOxfordのHighでは扱ってる帯域が違い、Baxがかなり高域で抜けがいいのに対し、Oxfordは2kHz位のハイミッドなので上げても抜けは良くなりません。

BaxのBottomとOxfordのLowに関しては、Oxfordがややミドルに寄ってるくらいで、中々な重低音が出せます(^^)

Midに関しては、Baxはここで様々なカラーを出せますが、Oxfordは500HzとCharacterつまみで歪量とともに可変出来る位で、どう動かそうが全体的に篭ったヴィンテージ系の音になります。

クランチなら(ペダルライクですが)Baxより柔らかく温かみがあるトーンが作りやすいかも?

またBaxは低音から高音まで一音一音明瞭に音が出せますが、OxfordはSansamp特有のフィルターも原因の一つで、Bax弾いた後で使うと全体的に音が篭って引っ込んだような印象を受けました。

ハイゲインはOxfordでは完全に無理です(笑

Sansampキャラシリーズは出た当初はどの機種も好評だったのも今は昔。

Oxfordもかなり好評だったんですが、真打がハイクオリティで出してきた今だと、もう過去の思い出って感じです(笑

 

後は、メタルマフの音がBaxでも簡単に再現出来、メガリス同様チューブアンプライクな各ニュアンスが付加されてるので、正直メタルマフも売ろうかなと考えてます。

 

強いてBaxの欠点を述べるとするならば、筐体がかなり重いので付いてる取っ手は必須なのと、やはり値段ですかね。

でも実際キャビシミュ搭載でライン送りに出来、JCですら軽々とオレンジサウンドに変えるぐらいの強力なツールなので、オレンジが好きでヘッド持ち運ぶのが大変だという方には(流石にヘッドよりは当然軽いので)うってつけのアイテムだと思います!

 

さて、ランキングをすぐに塗り替えるかな(^^;;