Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191104 BJFE Model D Pt.2(アンプ編)

今回はこのModel Dについて、アンプとの相性を測っていきたいと思います😉🤘

というのは、このペダルはアンプとの相性にかなり左右されると言われており、ならばハイエンドから初心者向けまで試してどんなものか?というのを試したかったのです🤓

(因みにVan WeeldenやEthosはアンプキラータイプなので、アンプの個性を封じ込めてペダルの音にしてきますw)

 

Bogner Ecstasy

まずは先発からハイエンドブティックアンプの雄、Bognerから見ていきます🔍

 

まずJC-40に比べるとやはり高域が無くなり、低音が出る感じです。

なのでJC-40の時よりはEdgeつまみを多目に振っても全然問題無いし、寧ろ明るいサウンドになって俺は好きですね😍

全体的にエンハンスされ、特に立体感が半端なく、JC-40だとゲインMAXで潰れた低音がEcstasyだと分離感を維持して立体的になります。

また硬さも無くなり、チューブ特有のふくよかさや柔らかさ、温かさも備えており、Ecstasyに限って書けば確かにアンプとの相性は出るのかもしれないなと感じました。

 

ただ、Ecstasyで使うか?と訊かれたら同機種にはBlue Chによる絶品のクランチがあり、Model Dとキャラは違いますが、余程トーンに拘りが無い限りわざわざ使い分けなくてもアンプ直で充分かなと俺は考えてます🤔

具体的にどこが違うかと言うと、Model DはヴィンテージDumbleたらしめる丸っこい歪でトーンは前回の記事通り、Blue Chはきめ細かい歪でローミッドが強調された現代的という感じで、確かに差はありますね😉👍✨

相性は抜群にいいので、初っ端からModel Dはチューブのクリーンとの相性がすこぶる良さそうな気がします。

 

Mesa Boogie Mark V Combo

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続いてはMkVのコンボ。

一応クランチにあたるEdgeモードと比較してみました🤘✨

まずハッキリと書きますと、やはりMesaっぽい音になります(笑

恐らくスピーカーの影響かなと思われますが、ローミッドからミドルにかけての強調のされ方、スッキリした低音がそれっぽさを感じさせます。

つまみの効き方も他のアンプに比べると個性がスポイルされ気味で、キャラを大きく変えるというより微調整というふうに留まってます。

しかしModel Dにおける、低音が散りやすい傾向がEdgeモードとの差別化を測っており、またEdgeモードの方がミドルがやや強く歪がきめ細かい、Model Dは滑らかでフラットという印象も受けました。

 

 

VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

「アンプのクオリティにモロ左右される」エフェクターと聞いたので、期待しないでコレを試してみました(笑

今回はパス10のEQを、双方とも12時とTreble 0、Bass 7の2パターンで試してみました。

結果、双方12時だとやはり音がキンキンになってチープな感じになりましたが、T0B7だとミドルが強調されてふくよかで柔らかいサウンドになり、OD chよりVOXらしいODサウンドになりました(笑

スピーカーの特性が鼻詰まり傾向にあるのもあってか、VOXのチューブアンプという感じがモロに出ており、JC-40の鏡のような特性と全く違う歪み方をします(パス10の方が歪むし)

これで分かったのは、アンプの特性に影響を受けはしますが、何れも独自の個性を貫くか、場合によっては上位互換になりうるのかなとも思いました。

 

Peavey Backstage II

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ラストはPeaveyのBS2٩(ˊᗜˋ*)و

Transtubeの効果が果たしてModel Dとの相互作用で上手い具合に昇華されるのか?!

 

結果、ちょっと微妙な感じでした(笑

悪くは全く無いです🙅🏻‍♂️

ただTranstubeの効果なのか、BS2のトーンを色濃く受け継いでる感じで没個性気味な気がします🤔

BS2のOD chに比べると、高域がより出て明るいサウンドになり、低音が散る程度、歪の質はOD chの方がきめ細かくモダンなサウンドと言った所です。

パス10同様JC-40より歪む印象です。

 

まとめ

確かに噂通りアンプとの相性が非常に出やすいペダルかなと思いました。

アンプキラーでもあり、アンプ依存型でもある、相性昇華型という感じですかね(笑

TやEによるつまみの効果でDumbleライクなトーンやコンプレッションの表現やBつまみによるダイナミックレンジを表現する低音も、アンプによって効き方は様々ですが、同時にどこか統一性も感じられました👍✨

 

次回は(お待ちかねw)、ペダル対決です🤘✨

サウンドハウス

20191101 BJFE Model D 5K

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さて2019年もあと2ヶ月ちょっととなりましたが、皆様はどのようにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?

ハロウィンも終わり、やがて来る年末や年始の楽器セールに向けて貯蓄をされてる方も結構いらっしゃると思われますが、俺はそんな世間体の真逆を行く形でレアペダルをGETしてきました(っ'-' )╮ =͟͟͞͞◒

 

BJFE Model Dです。

BJFEはHoney Bee ODの項目で書きましたので省略しますが、端的に書けばスゥエーデンのブティック系ペダルの草分け的存在で、他にもMad ProfessorやBearfoot、日本のOne Controlとも共同開発してる引っ張りだこな天才ビルダーでございます。

特に有名なのは上述のHBODで、小型のSuproアンプをモチーフにしたそのペダルは、他のSuproシミュを寄せ付けない程の人気で、高額にも関わらず店頭に並んだら即完売するぐらいです。

また他にもオリジナルのODやディストーション、ファズ、コンプ、トレモロ、ディレイなども作ってます。

それとは別に、超高級機種の位置付けで「Model *」(*にはアルファベットが入る)というものがあります。

今の所「D」「G」「R」「V」の4種類が存在し、その各々の機種で4ノブだったり5ノブだったりし、値段も大きく変わってきます。

その中でも一際高額なものが、今回の「Model D 5K」というわけです😇💸

(ちょっとお金の話で汚らしいんですがw)恐らく俺の知る限りではBJFEで最も高額なペダルで約13万円弱、2019年11月現在製作者が亡くなって値段が高騰してるあのLandgraff Dynamic Overdriveと同等か上回り、オリジナルのKLON Centaurに迫る勢いの値段となってます😱(因みにBJFEはCentaurのクローンも作ってたりしますwwwww)

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それはさておき、このModelシリーズのアルファベットは何か?というと、明確に意味は定まってないようで、今回のDはDumble、GはGibson、RやVは無いみたいです(笑

で、Model DはDumbleなわけですが、代理店の謳い文句によればDavid Lindleyの所有するDumble Overdrive Specialのアンプをモチーフにしたそうです。

David Lindleyは知らなかったので(笑)ググって調べた所、どうやら70年代から活躍するラップスティールギターの奏者で、Dumble本人に高い演奏能力が認められ、専用のOverdrive SpecialとSteel String Singerの2台を制作してもらい、それらをステレオ出力で同時に鳴らして演奏してたという(贅沢なw)使い方をしてたそうです😱

そんな彼のDumble ODSを今回BJFEがシミュレートしたというわけですね😉🤘✨

 

コントロール/トーン

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このModel Dは4Kと5Kの2種類が存在し、4KはD(Drive)、V(Volume)、B(Bass)、E(Edge)、5Kは更にT(Treble)のつまみがあります。

(因みに4Kはお値段10万円弱ほどなので、1つまみ付いただけで実に3万円近くの価格差があります🥶)

 

まずゲイン量ですが、クランチからオーバードライブ位までの歪が得られます。

ラップスティールギター用という事もあり、元々のアンプがそこまで歪まない仕様みたいですね🧐

しかしこのペダルの凄いところは、下手するとローゲインにカテゴライズされそうな位歪まない割に、サスティンが非常に長いという点です。

Sweet Honey ODの時も書きましたが、BJFEがデザインしたペダルは大概がローゲインのペダルなのにサスティンが長く綺麗に伸びていく特長があり、特にこのペダルは頭一つ抜けてる感じです🤩

歪の質については、ヴィンテージ寄りの粒の粗めな感じで非常に柔らかく、単音の存在感があるので、音を伸ばす感じのフュージョン的なソロに適してます。

逆にコード弾きを使うなら、ゲインを落としてTrebleとEdgeを上げ、ジャキジャキな感じのクランチサウンドが良い感じでした😉👍✨

ピッキング時のコンプ感に関しては、やはりというかHBODの感触と似たようなものを感じます。

具体的には硬めで、巻き弦のプルン感が感じられる分離感の良い感触が得られます😉👍

単音での倍音が大目で、アンプのような立体感が得られる反面、ゲインを3時以降にして6弦辺りを弾くと音が潰れてブーミーになりがちな部分もあります。

ギターVolへの反応はピカイチで、ゲインMAXでもギター側のVolを少し絞ればクリーンサウンドを簡単に得られます(しかもその音がまた良い😍)

Driveは3時まではスムーズに上昇していき、それ以降は殆ど変わらない効き方をします。

9〜10時くらいのクランチ、12〜1時のオーバードライブ、3時以降の強めなオーバードライブまで殆どの箇所においてスウィートスポットがあり、様々な演奏ジャンルに適合させやすく、またあらゆるギターとの相性も抜群かなと思います。

アンプとの相性はPt.2でやろうとは思いますが、JC-40の場合は良いですね😊👍✨

巷の噂だとかなりアンプを選ぶペダルらしいので、そこら辺も実験したいなと熱望してます(ง🔥Д🔥)ง

 

電源は9Vのアダプターで安定します。

ちなみにバッファード回路なんですが、ちょっと原音に比べるとハイ落ちする感じですね🤔

そこそこ気になるレベルなので、ここはいただけないかなと(笑

 

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トーンコントロールを見ていくと、まずBassはあまり大きな可変はしません。

0でややスッキリしたかな程度、MAXでちょっとモコモコし、ゲイン量によっては6弦のブーミー感がちょっとだけ強くなるなという程度です。

3時くらいまで上げればそこそこ迫力が出るので、Dumble特有の「ダイナミックレンジ」を堪能したければ上げ目がいいかもしれませんね😉

 

Trebleは、ぶっちゃけToneなような気がします(笑

それはローパスフィルタのような効き方で、鼻詰まり感がある抜けの良いミドルレンジの調整という感じの効き方をするからです。

使った感じでは高域の調整という感じでは無いですね。。。🤔

しかしこのつまみはかなり重要で、70~80年代のAOR系フュージョンで耳にするような爽やかで甘く、やや感傷的なトーン(詩人か!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o‪(´ཫ`)‬を構築するのに絶妙な効き方をし、下げてウーマントーンの様な音を作ってもよし、上げて70年代風のAORフュージョン的な音も良しとぶっちゃけ隙が無いです😳

他のエフェクターでもこの効き方は良いか?と訊かれたらノーですが(笑)、このペダルの歪の特性に憎い程マッチしてます😍

 

Edgeは名前通りエッジ感が大きく変わります。

下げれば丸く柔らかい音になり、上げていけば音が固くなって高域が強くなり、MAXにすればかなりアタック時のコンプ感が強いニュアンスになります。

音量もかなり可変するので、バランスを取るためには双方を上手く調整する必要があります。

使い方としては、下げ目にしてメロウなジャズサウンドを狙ったり、ピッキングにエッジ感を持たせる為12時より少し上げるとかみたいな感じですかね🤔

他のつまみもそうなんですが、特にEdgeに関しては12時を基軸にして微調整という形で音作りをしていくのが良いかなと思いました。

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全体的なトーンは上述のTrebleのところで書いた通り、70〜80年代のDumble ODSのトーンそのままという感じで、どんなセッティングにしてもメロウで懐かしい雰囲気を感じさせる、ノスタルジックな感じを抱かせます😭

(但しDrive MAX、Bass MAX、Treble 0、Edge MAXみたいな極端なセッティングにすると、ヴィンテージファズみたいな音になるのはご愛嬌w)

同時に所々HBODのような癖が感じられ、「BJFEだな」と感じる部分も持ち合わせてます(寧ろ最初は「HBODじゃね?」って思ったぐらいw)

後々他のDumbleペダルとも比べますが(笑)、共通して特有の空気感、ミドルレンジが感じられるので、「Dumbleは各々のアーティストによって音が全く違う」と言われてますが、同時に「Fender Blackface系をモチーフにした」という共通項もあるので、その部分が現れてるのかなと感じました😊

 

オススメのジャンルなど

フュージョン!!!(ハァーー!!!☝️😡☝️

特に70〜80年代風のAOR系フュージョンでは最高のパフォーマンスを得られること間違い無し🐬🍹🍸🏖🐠☀️

或いは(あまりオススメはしないけどw)さっきの極端なセッティングでサイケロックとかですかね(笑

ジャズ、ブルース、ファンク、ポップス等でも余裕でこなせますね🤘✨

激しい系は無理(笑

プログレなどは、ゆったりとしたサウンドを求めるなら良いけど、脳を刺激するような変態サウンドには適合しません(笑

この辺は他のDumble系エフェクターとも共通するのかなと思います🧐

 

次回は。。。そうだな、アンプとの相性について実験したいなと思います🤓🛸⚗

サウンドハウス

20191025 REVV G3 Pt.4

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久々にコイツについて記事を書きたいと思います(節約するのでmng出来ない為www

 

最近、敬愛するOla Englund氏が2019年のベストディストーションペダルなる動画をYoutubeで公開し、氏の大のお気に入りであるG3も早速登場しました。

youtu.be

 

そしてその動画では最後に、

「コスパ最強」

「インターフェース最強」

「サウンド最強」

のカテゴリが設けられ、G3はそのコスパとサウンドの二冠を達成しました(๑´ω`ノノ゙ぱちぱちぱち✧

(まあ相当思い入れ補正が入ってそうですがw)

 

ならば!という事で俺も試したくなり、暫く引っ張り出してなかったのと、Ola師匠がべた褒めするその魅力を追求すべく、楽しむ感じで記事を興してみました😉🤘✨

(因みに俺の場合、Rockman Sustainorにバリバリ思い入れ補正を加えてるので、G3に対しては公平に判断出来ますwww)

今回は比べるというより、パート1の記事をもう少し深く掘り下げるという意味合いで記事を書いていきます😗〜♪

 

1. アンプキラー

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G3の恐らく一番の武器はコレだと思います。

具体的には、Diezelのペダルのように高域が丸く削られ、ハイミッドと低域による絶妙な歪の立体感の演出が、小型のソリッドステートアンプから大型チューブスタックアンプまで、様々なアンプに対して己の個性を貫いてるという感じです🤘😡🤘

大体のディストーションペダルは、いくら高いものでも小型ソリッドだとザラザラした音になったり、逆にMarshallやJC-120などで良い感じに聴こえたペダルは、他社の大型スタックだとモコモコと篭ったような音に聴こえたりと結構アンプの影響を受けるものが多いです。

それに対し、G3やDiezelのペダルはレンジを敢えて狭くすることにより、アンプの影響を食い止め、自身のサウンドに特化した音を奏でます。

 

2. EQ

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改めてEQを考察しましたが、Bassは上げると音色がかなり変化する事が最近分かりました(笑

それは、上げれば上げるほど音が割れます(爆

1〜2時くらいでドスドスと迫力のある低音がほんのり付加され、3時からピッキングに違和感が加わり(ノイズゲートが掛かったようにスパスパカットされる)、MAXにするとBig Muffのような効き方になります。

他のアンプライクペダルだと、大体はチューブアンプのような迫力を演出する為、Bass上げると重心の低い唸るような低音が出てきますが、こちらはそんな効き方を一切しないので注意(笑

 

Middleは凡そ500Hz辺りをブーストorカットします。

思い切り下げるとドンシャリメタルではなく、Marshall的なトーンが出てきます。

少し下げてBassとTrebleを上げれば低域と高域が際立ちハイファイな音になり、ガッツリ上げればそれこそCAEのようなミドルブーストの掛かった太い音になります。

 

Trebleは下げればこんもり、上げれば過度にエッジは立たず、ジャリジャリとしない範囲でキンキンなサウンドになります。

このG3が他のアンプライクペダルと違う点として、ハイミッドがやや強めな点が挙げられます。

凡そ2kHz辺りが強く、また広い範囲な為ドライにならず、低域はややスポイルされるものの、温かみと明るさを兼ね揃えてる感じですね✨

なのでTrebleの調整は上げ過ぎるとカリカリ、キンキンになりがちですが、上手く調整する事によって他のペダルでは出ないような高域が出せるので差を付けられます🤘✨

 

3. GainとAgression

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まずつまみが綺麗‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(˶‾᷄.̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨.̸̸̨̨ ‾᷅˵)ブーー

 

G3はこのAgressionによって様々なサウンドを構築出来ます🤘✨

まずOFFは、クランチやローゲインオーバードライブから、ミドルゲインディストーションまでこなせます。

音の輪郭が際立ち、またEQ全て12時だとフラットな傾向の音なので、癖無くクランチサウンドに適した色々な曲に合わせられます😊👍

BlueはOFFに凡そ1kHz辺りのミドルとゲインを加え、なるべくOFFのキャラを崩さないようにブーストします。

輪郭は保たれてるので、ディストーションでのカッティング、リフなどのバッキングに最適と言えます。

「OFFのニュアンスを保ちつつ、ゲインを加えたいなぁ🤔」

という時はこのモードを使うと良いでしょう😄🤘

Redは他のモードとは違い、EQは同じですがゲインがかなりブーストされ、バイト感が付加されます。

ゲインが大幅に上がるのでコンプレッションが強めになり、バイト感も併せて完全に激しいリフやリード向けのサウンドです(ง🔥Д🔥)ง

音の分離は保たれてるので、パワーコードを弾いても奥行感は損なわれず、また絶妙なハイミッドのお陰で一般的なディストーションと比べて高域の細さやジャリジャリ感は無く、上質で芯のあるサウンドを叩き出します🤘😡🤘✨

流石にG4と比べるとゲインは弱目ですが、その分音の太さやウォームさで勝っており、こちらの方がアンプライクと言えます😊

 

4. G3の強味

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さてさて、Ola師匠が他のペダルを差し置いてコレを強く推すので、最初は「クオリティの高いアンプライクペダルだな」で終わらせてたのですが、改めて考察してみたいと思います(比較は無しでw)

まず値段ですが、日本で買うと大体3万円弱です。

この大きさの筐体で、公式のアンプ名を冠したアンプライクペダルとして見ると、割と平均的な値段だと思います。

但しREVVのアンプ自体本国カナダやアメリカではメジャーだけど、日本ではまだまだ弱い銘柄なので、そういった意味では高いと感じるかもしれせん🤔

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次に幅広いジャンルの音楽に適合するか?を考えると、謳い文句通り対応出来ます🤘✨

鍵となるのがやはりAgressionスイッチで、これを切り替えて使えばストラトで歯切れのいいクランチや、レスポールでモダンハイゲインサウンドなど多彩な表現が出来、逆もまた然りです😆

 

そしてトーンの性質についてですが、サチュレーション感やSAG感は軒並み出ており、分離が良く立体的で奥行感のあるパワーコードが出せ、同時に高域が丸まって温かみのあるサウンドも演出します。

Bassつまみがやや残念ですが、Orange Bax Bangeetarも上げまくると音がぼやけて使いづらくなるので、チューブアンプの低音の出方は共にこんなものなのかなと考えてます。

 

総合的に星で表すと

値段★★☆☆☆

多様性★★★★★

サウンド★★★★☆

こんな所でしょうか(この星使えそうなので今後駆使していこうかなと思いますw)

Ola師匠の絶賛振りは過大評価気味に感じられますが、Diezel VH4やBax Bangeetar並のクオリティで、筐体のコンパクトさを考えれば優れてるのかなとは思います😊

サウンドハウス

20191022 POS DT-1 Pt.3

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(写真は俺のオキニ設定🥰)

久々に引っ張り出してきたPOSです(笑

前回の記事では日本製のビザールなペダル中心に比べましたが、今回はこのク◯(笑)なペダルを

「ハイエンドと比べて何が違うのか?」

「値段の差はブランドを超えてどのくらい差があるのか?」

というのを試したく、割と高めで有名なペダル達と比べてみました👨‍🔬💍✨

 

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Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

 

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FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

 

ご覧の通り(笑)、有名アンプメーカーが出してる必殺のディストーションペダル4選(以下四天王👑)です!🤘😡🤘

個々のクオリティは何度も書いてるので言及せず、これら四天王とPOSにおける明確な違いなどをメモしていきます✍

 

まず目立った点としては、

一.単音での音の太さや抜けの良さ

二.パワーコードでの分離感

三.ピッキング時のニュアンス

四.レンジ

五.歪み方

これらが挙げられます(ほぼ全てじゃんwww

 

単音での音の太さや抜けの良さ

まず単音での音の太さは、四天王👑はピッキング時のアタックからあまり音の太さが減衰せずにサスティンが伸びていくのに対し、POSは超細くなります(笑

四天王👑は更に倍音成分が非常に豊富で、それらが音の太さや高Hzの倍音により抜け感を補ってますが、POSはどこまでも平べったい音なので抜けもあまり良くないです。

かと言ってToneを上げれば低音が無くなって耳に痛い高音が目立ってくるので、バランスの取りづらさも後押ししてます(笑

 

パワーコードでの分離感

これは単音での分離感にも関わってきます。

四天王👑は単音の分離が良く、当然パワーコードを弾けば分離が良いまま和音が奏でられるので立体感や奥行感が感じられます(これを最大限に武器にしてるのがOvaltone Q.O.O)

分離が良いので低音がブーミーにならず、かと言って過度にタイトにならずバランスが取れて扱いやすくなってます。

これに対しPOSは分離感が(噂通り)最悪で、パワーコードを弾けばグシャッと潰れたようなディストーションになってしまいます(笑

勿論低音もブーミーになり、安物のトランジスタアンプのディストーションみたいな、ブヨンブヨンした覇気のない音が出てきます(笑

 

ピッキング時のニュアンス

四天王👑は所謂「チューブアンプライク」なニュアンスを目的として再現しているので、ピッキング時にそれが色濃く反映されてます。

具体的には、柔らかめだけど存在感のあるコンプレッションが加わり、指に纏わり付いてくるような粘りがあり、この特有の性質がハードに歪ませても温かみや柔らかさを感じさせ、弾き心地の気持ち良さに貢献してます。

対してPOSの場合、一応コンプ感はあるんですが非常に固く、ピッキングした後で音が減衰していくので、それが音の細さに直結している印象です。

(粘り?無機質過ぎて微塵も無い!🗿🗽🗼🏰

 

レンジ

POSが唯一勝てそうな項目がレンジの広さだと思われますが、レンジが広過ぎてかなり悪い方向に向かってます(笑

これは四天王👑ならずとも一般のペダルもそうなんですが、エレキギターにおけるディストーションはなるべくミドルレンジに集中し、低音はベースと被るか否かぐらいの帯域、高音はジリジリとキツいエッジ感が絶対出ないようにするのが肝要です。

四天王👑はアンプを再現してるので、一般的なディストーションペダルよりも高域が丸く削られ、ハイミッド〜プレゼンス辺りを上手く調整し、耳に痛くなく心地良い柔らかめな音を醸し出してます。

それに対しPOSは遠慮無くキツい高音を出してくるので、Toneを下げて低音を強調すればハイミッドがスッカスカなのでモコモコとジリジリの酷いドンシャリサウンドが出て、Toneを上げればそれこそギャンギャン、ジャリジャリとした耳に突き刺さるような音になります(凶器かw

Toneノブを8時くらいにした低音は悪くなく、迫力すらあって中々頑張ってるんですが、肝心のミドルやハイミッドがスッカスカなので、その良さげな低音を活かしきれずモコモコにしてしまってる印象です。

 

歪み方

上に挙げた点が物語ってるのですが、結果的に四天王👑は太く、柔らかく、分離感があり、粘りのある極上なアンプライクな歪みに対し、POSは平坦、ブーミー、ファジー、ジャリジャリの潰れた歪という感じでした😆😆😆

値段の差は、Behringerとか中華製のペダルがハイクオリティで安いペダルを出してるので何とも言えませんが、やはりブティックなりの個性や存在感、そして威厳のある音なので、俺的にはブランド名を抜きにしてもあって当然かなと思いました。

 

Tube Screamer TS-9

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「イマイチ使いづらい歪はTS系で補正すれば使えるようになる」という法則?を利用し、POSを補正してみました٩(ˊᗜˋ*)و

その結果、全てにおいて大幅アップグレードしました(*>ω<)b

POS単体だとミドルがスカスカでペラペラな歪なんですが、TSを前段に足す事によって歪がきめ細かくなり、ミドルの美味しい部分が大幅に追加され、ダルンダルンな低音がタイトになってピッキングにシャープに反応してくれるようになります。

ミドルが追加された事によりピッキングに粘り気も追加され、弾いてて気持ちいいです😍✨

ただ、POS単体の歪み方を「ヴィンテージファズの様だ」と感じる人もおり、そういうルーズで粗い歪が好きな人には、ドライブ感の強いモダンな歪になるので合わないかもしれません(後はPOSそのものの音が好きって言う人)。

 

Precision Drive

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Horizon Devices (ホライゾン デヴァイス) Precision Drive プレシジョン ドライブ

Horizon Devices (ホライゾン デヴァイス) Precision Drive プレシジョン ドライブ

 

rakuten:aikyoku-bargain-center:10082306:detail

TS9で良い結果を残せたので、続いてはDjent系に変えるPDで試しました🤘😎🤘

TS系がミドルに特化してるのに対し、PDはトレブルブースター(3〜4kHz位のハイミッド辺りのブースト)のような効果で、こちらの方がよりタイトになり、音が明瞭になります🏙

なのでPOSのToneつまみを12時より右に回した音だとかなり高音がキツい音になります(笑

(POS単体では失われていたハイミッドを補う形になるので、TSよりも高い帯域で分厚くなる印象)

逆にToneつまみを左に回しきった場合、PD側のBrightつまみとAttackつまみを右に回し切ると、まるでモダンなチューブアンプのような迫力のあるサウンドが出てきます😡🤘✨

元々ルーズでブーミーなPOSが、5150 ODのような歪み方やトーンになるのでかなり相性は良いです!😆

更にノイズゲートを使えば、余分な音をスパスパカットしてくれるので、Djentも軽く出来るようになります(笑

総合的には、効き方はTS9と似た部分はありますが、ブーストする帯域を高域にシフトし、同時に強めなコンプレッサーやノイズゲートを備えたければこちらの方が良いですね🤘✨

 

Sick As Overdrive

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Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

最後はCentaur系とトランスペアレント系の良いとこ取りと言われるSick Asでのブースト。

まず最初に、Sick Asのバイパス音がCenter的な補正が掛かってるのか、なんとPOSの前段に繋ぐだけで大幅にクリーンサウンドが改善されました(●゚ロ゚●)

張りが無くモコモコと味気ないPOSのバイパス音に丁度その張りを加えて煌びやかさを取り戻したという感じです👍✨

(これは期待大🤩)

Sick  Asをオンにし、Volを最大にして前段に繋ぐと、過大入力なのかPOSの音が割れます(笑

具体的には、ピッキング時に「バチッ💥」とでかいクリック音がいちいち鳴る感じで、鳴らさないようにするにはVolを1時くらいまで下げる必要があります。

ゲインを追加したい場合、Gainつまみを9時前後まで回す感じですね。

その上でサウンドを見ていくと、前者2つとは違い大幅なEQの改善は無く、やや高域が強調され、低音がスッキリして扱いやすくなるという感じです。

前者みたく強烈にタイトにする訳ではなく、気持ちスッキリとする感じで、これはトランスペアレント系と言われる所以なのかなと思いました😊

そのペダルのキャラをあまり変えずに上質な音に補正するので、ある意味1番扱いやすいかも知れません👍✨

ゲインブースト目的だと微妙なので、やはり音に艶や芯を加えるという使い方がいいなと思いました。

 

まとめ

POS単体だと俺的にはク○🖕な音なのですが、ブースターを使えば随分化けるエフェクターだと言うのは分かりました。

また単体でも、「ヴィンテージファズディストーション的な音がする」と割り切れば、そういう使い方も出来なくもないかなと思います(笑

ただし、話題になってるという目的以外で、安いという理由でこれ買うなら、同価格帯で新品で買えるBehringerやJOYO、NUX辺りのペダルの方が良いですね(笑

サウンドハウス

20191019 Korg 104ds ToneWorks Pt.2

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2年半ぶりにコイツの事について記事にします(笑

約1年前、コイツを不慮の事故でぶっ壊してしまいました😭

原因は、9Vで動作させるコレに対し、多分色々エフェクターを繋いでたのか18Vのアダプターを繋いでしまったからです(笑

結果、筐体から焦げ臭い臭いが立ち込め、中を開けたら基盤が黒焦げになってました😱

 

それから1年半後、TC楽器さんにて超久々にこいつを見つけ、しかもかなりリーズナブルなお値段だったので即購入しました🤘✨

なので改めてデジタルディストーションの黎明期に出たコレのレビューを書きます✍

 

インターフェース

昔の記事だと詳細が書かれてなかったので、懐かしみながら紹介していきます🧙‍♂️

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まずは上段から、Input(Hi-Lo)、Output(Amp-Line)とあります。

インプットにおいてはインピーダンスを変更出来、ギターから直接繋ぐ場合は「Hi」、他のエフェクターの後段にコレを置くなら「Lo」がいいのかなと思いますが、ぶっちゃけそんな変わらないです(笑

アウトプットは便利で、アンプなら「Amp」に合わせ、ミキサー直なら「Line」にすれば適正な出力が出来ます。

つまりキャビシミュが搭載されてるので、ディストーションペダルとしてもアンシミュとしても使える万能ペダルという訳です😄👍✨

電源は9Vで駆動します(俺みたいに間違えないように!!!🤘😡🤘)

 

4つのつまみは中央のトグルスイッチによって効果が変わります。

トグルスイッチを上側に倒すと、左側からDrive、Low、High、Levelが、下側だと左側からMid Fc、Mid、Size、Depthが調整出来ます。

SizeとDepthの間に「CR」と書かれてますが、これは「Cabinet Resonance」の意味です(後述します)。

 

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下段にはフットスイッチが2つあり、左側がオンオフ、右側が2種類のプリセットの呼び出しや書き込みを行います。

プリセットは2つまで登録出来、フットスイッチを1回押すとそれぞれのプリセットを切り替え、長押しすると登録します。

 

トーン

多分昔にも同じような事を書いたんだと思いますが、今現在使って改めて説明をしていきます😊✨

 

まずゲインですが、Drive 0から音が出てクランチ、右に回していくと不規則にゲインが上昇し、11時くらいからディストーション、更に回すと緩やかにハイゲインになっていきます。

前回の記事では、「このペダルではニュアンスが出ない」と申してましたが、ゲイン量で大きく変わる事が判明しました👨‍🔬

Drive 0のクランチや9時くらいのオーバードライブだとニュアンスも出るし、Vol絞るとクリーンになります(*>ω<)b

「ディストーション」位歪ませると途端にニュアンスは皆無になります。

それは内蔵のコンプレッサーやノイズゲートが機敏に反応し、音が減衰しづらく、小音量からノイズと判断され途端にカットされるので、Vol絞ってもハイゲイン、弱く弾いてもハイゲインという訳です(笑

 

次にVolですが、これはEQの設定で大きく変わり、特にMidの可変値でフルにするか、絞り気味にするかが決まります。

プリセットにはVolも含まれるので、例えば全てのつまみをフルテンにしてプリセットに登録すると、つまみを全て0にしててもアンプに繋いでアンプの音量を上げると爆音が飛び出してくるので注意⚠

 

Bassは可変値が非常に広く、スカスカにしたり、逆にブーストして迫力も出せます。

しかし上げると籠る成分も兼ね揃えており、ブーミーにはならないけど高域が埋もれるデメリットもあります(^_^;)

この辺はCRの設定との兼ね合いもありそうですね🧐

 

MidはMid Fc(Frequency)で弄る値を調整する方式で、これにより様々なキャラを作ることが出来ます👍✨

但しブーストした場合とカットした場合の音量の差が激しく、特にMidを0で使う場合VolをMAXにしても音が小さいので、もしプリセットのもうひとつのトーンでMidをブーストしていると音量の差がかなり出て、ライブ中に切り替えると途端に爆音が飛び出してきたり、音が聴き取りづらくなる問題もあります😓

なのでここの設定ではVolの設定も適切に行う必要が出てきますね😅

 

Highは約5kHzの値を操作し、下げて丸みを帯びた柔らかいサウンドや、上げてもあまりザラザラとせずメタリックなエッジ感を持たせるなど、絶妙に使いやすい帯域となってます🤘✨

但し低域が強過ぎると埋もれがちになるので、適切なイコライジングも求められます。

 

Cabinet Resonance

このエフェクターの最大の特長として、「CR(Cabinet Resonance)」が挙げられます。

要はキャビシミュ効果なんですが、他のエフェクターに付いてるものがミキサー直に適応出来るように高域を削るなどイコライジングをする位なのに対し、こちらはアンプに繋いでもその効果を享受する事が出来ます。

つまり小型の安いアンプに繋いでも大型キャビで鳴らしたような臨場感、奥行感を演出したり、逆に大型スタックでも小型コンボアンプのような鳴り方をシミュレートしてくれます。

Sizeつまみでスピーカーの径を、Depthつまみでキャビネットの筐体の大きさをシミュレートします。

SizeとDepthを最大にすれば大型キャビ、最小にすれば小型コンボ、Sizeを上げてDepthを下げれば余裕の無い詰まったワイドレンジな音、逆なら奥行はあるけどレンジの狭い音と色々遊べます(笑

 

Ovaltone Q.O.O Blue Edition

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立体的な歪を出せるとして人気のQ.O.Oですが、デジタルとアナログではどのような表現の違いがあるのか試して見ました👨‍🔬

まず結論を書くと、立体的なのは104dsに軍配が上がります。

但しCRによるシミュレート効果なのでわざとらしさが強く、分離のいい歪みの粒が折り重なって立体感を演出してるQ.O.Oの方が音の厚み、レスポンスの速さ、ニュアンスの出方で大差を付けてます(寧ろ104dsはレスポンスがやや遅く、コンプやノイズゲートがそれを後押ししてて不自然w)

弾いてて気持ちいいのはQ.O.Oですね😍

 

Guyatone Metal Monster MM-1

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ではほぼ同年代に作られ、同じくMid Frequencyが付いてるMM-1での比較🎶

チューブディストーションvsフルデジタルディストーション...Fight!!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

まずMM-1の方はチューブ独特のSAG感があり歪がきめ細かく、粘りや分離感があり音が前に出てきます。

104dsは奥まった印象ですね🧐

立体度はほぼ同等、104dsはやはり作られた感が目立ちます。

ピッキングに関しては、MM-1はチューブのコンディションにもよりますが、アタック時に音がもたつきます。

これに関しては、新品で真空度の高いチューブを導入すれば立ち上がりが早くなるのかなと思います。

対して104dsの場合、立ち上がりはMM-1よりは若干早いのですが、逆にノイズゲートがかなり効いてサスティンが途中で切られるデメリットもあります(笑

MM-1の方が高域が強く、104dsは低域が強いですが、調整しやすくバランスがいいのはMM-1は低域、104dsは高域と逆な印象を受けました。

また中域に関しては、MM-1は鼻詰まり感が強く104dsの方が扱いやすいです。

 

今回は2つのそれぞれ違ったエフェクターを比べてみましたが、104dsが当時はかなり優れたディストーションというのを思い知らされました。

しかしノイズゲートがやはり不自然に効くのがちょっと気になるかな?という部分もありますね(笑

CRの効きも抜群、今聴いても結構斬新な効き方なので、当時ならもっと画期的だったんだろうと思わされました😆🤘✨

サウンドハウス

20191018 楽器屋探訪〜ハードオフ連チャン編~

今月はお金をセーブすべく、数々の誘惑が待つハードオフで我慢大会を開催してきました(爆

(ちなみに今回は勝ったので、出費はガソリン代と昼食代のみとなりました😆🤘✨)

 

ハードオフ稲城矢野口店

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まず最初に訪れたのは、住処からかなり近い稲城矢野口店です🤘✨

(つか近かったのに存在を知らなかった。。。灯台下暗しですな😱)

府中街道沿いにあり、アクセスはかなりしやすい店です😊

 

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入口からお見えするフィギュア、玩具類の数々🤩

(え?欲しいやつ?すーぱーそn‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(˶‾᷄.̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̸̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨̨.̸̸̨̨ ‾᷅˵)ブーー)

 

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奥にはキーボードがまずお見えし、御茶ノ水の専門店くらいの勢いはありますね👍✨

 

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今だとセミレアになるんでしょうか?

Fender Cyber Twinアンプです。

デジタルモデリングアンプの黎明期に造られたもので、恐らくYAMAHA DG212の直後位の製品だと思います。

でかさや性能など、恐らく業務用のアンプかと思われます。

 

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これも有名ですが、モデリング黎明期のSpider IIです。

Spider I (通称Red Face)やコレはレイテンシーやニュアンスの部分で難があったのか、後のSpider IIIが世界的にヒットした事が有名なので、恐らく橋渡し的な位置付けかなと思います。

 

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さて、早速マイナーブランドのビザール小型アンプの吟味と行きましょう(笑

Crateはそこそこ有名なので置いといて、問題(笑)は上の「LYG」とかいうプレートがサランネットに貼られてるアンプです(笑

(こういうアンプは、大概が安っぽいクリーンにザーザーなトランジスタ剥き出しの歪みを奏でるので、ある意味俺の持ってる今のパス10より歪の乗り具合実験には最適なんですよねwww)

写真だと「Contour」つまみが付いており、恐らく3バンドEQとは別に、マスターセクションでミドルレンジを弄れるのかなと思います。

 

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続いてBill's Brothersのアンプです!。。。

ぶっちゃけ、まずビルって誰だよwwwwwwww

その兄弟達も誰なんだよwwwwwwwwwww

しかも何気にプレートが貫禄入ってるしwwwwwww

見た瞬間爆笑でしたwwwwwwwww

(ただ、これがとんでもない激レアヴィンテージ品だと後が怖い。。。

まあ恐らくテンプレ通りのトランジスタアンプだと思います😄

(小型チューブでこの値段はありえない為)

 

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ソリッドステートアンプの雄、RandallのRG1503。

FETを活かした、粘りと刺激的なエッジを両立させたアンプで、立ち上がりの速さはかの故Dimebag Darrel氏のお墨付きです🤘🤘🤘

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エフェクター類もそこそこ充実してますが、ストンプボックスが1棚だけなのは少々寂しい😭

 

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Brownie!

かつて身辺整理のため手放した子奴ですが、最近5150 ODやBE-ODと比べたく、何気に欲しいなと思ってます🤤(だが節約😡)


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割と見かけるOD-20。

COSMテクノロジーを駆使したマルチのドライブエフェクターで、かのRockmanを彷彿とさせる「R-MAN」モードが搭載されてます。

 

お目当てのエフェクター類はそこまで数はありませんでしたが、欲しいものがいくつかあり(特にBrownie笑)、中々コアな場所でした🤘✨

 

ハードオフ三鷹店

(店舗写真撮り忘れました、すいませんw)

マロンテラスというショッピングモールに構えるこちら。

テナントといえどもめちゃくちゃ広く、主に洋服の販売が強いイメージでした。

 

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早速楽器コーナーへGO!

アンプに関してはややインパクトに欠ける印象。

右下のMarshall Hazeが目を引くぐらいか。

 

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こんなMarshall見た事ないぞ🤔

見た目からして恐らくMG10CDの前身でParkの後継機種かなと思われますが、真相は不明です🧐

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エフェクターコーナーは稲城矢野口に比べると、量は二倍ですがインパクトに欠ける印象。

OCDの右隣のVOXのプリ管入りディストーションが何気に評判いいそうです。f:id:acidmb:20191020010516j:image


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出た!BOSS RE-201 Space Echo!

所謂テープエコーで名機とされており、ギタリストのみならず色々な楽器(俺の知ってる限りではDJ)でも需要があります。

しかしテープエコーは専用リールが必要で、また本体は高いものが多い印象ですね😭

 

ハードオフ花小金井店

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ラストは花小金井店。

稲田矢野口→三鷹→小金井→花小金井の間の距離は丁度5㌔前後なので、車があれば割とハシゴがしやすいですね🤘✨

 

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マルチエフェクターはLine 6系がそこそこ多い印象でした。


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アンプコーナーではMesa Boogie EXITなるキャビが中々安値で売られてましたね(多分写真だと見切れてしまってます。。。)


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Marshall JVM1Hが4万円台、その他OrangeやDual Rectifierも割とお買い得(Rectifier Miniとほぼ同じ値段🙀)


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エフェクターはBOSSが強い印象。

BOSSだけ個別のケースを確保してます👍✨


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ビーイング系アーティストのエンジニアリングを支えるFATのブースター412D。

市場に出ることは滅多に無いそうです(詳しくは知りませんwwww)


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Amp Tweakerも中々見ない機材ですね🤔

Tight Rockはブラウンサウンドを再現するエフェクターとして話題になったのを覚えてますが、こちらも人気みたいですね😆🤘


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出た、DigitechのDeath Metal(笑

ゲインは120固定(笑)、3バンドEQとVolという漢らしい仕様🤘😡🤘

昔はめっちゃ欲しかったんですが、Metal Muffと競合するので今はそんなに必要ないかな(笑


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問題です、CE-5のこの価格差は一体何でしょう?🤔

 

 

 

 

 

 

答え:上は底が灰色、下はピンクです😄

ピンクはBBD素子が使われてるアナログコーラス最終型で、灰色からデジタルに移行します。

音は一般論ではそんなに変わらないそうですが、俺はアナログとデジタルでは埋め難い格差があると盲信してます(笑

 

まとめ

やはりハードオフは何でも取り扱うだけあり、ギター関連の機材はどこも最低限楽器屋位には商品を並べてますね🎸☆♬

で、その中には「おっ?!」と財布の紐が緩むような掘り出し物が出てくるものが出てくるので、ある意味恐ろしい場所でもあります(笑

今回は我慢しましたが、欲しいものが早速あったので、今後また寄って買いますね(爆

 

サウンドハウス

20191016 Rockman Sustainor Model 100

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じゃーん!

またまたヤツを手に入れてしまいました(爆

しかし厳密には、今まで持ってなかったSustainor Model 100でございます(ノ´▽`)ノ♪

やはりRockmanコレクターたるもの、これぐらいは持っておかないと、という使命と、オクでたまたま手頃な価格で手に入れられそうだったので買っちゃいました🤘✨

 

Sustainorについては、今まで散々書き殴ってきたので大まかな概要は端折ります(笑

こっからはModel 100と200の違いなどを以下に書いていきたいと思います‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

Model 100 vs 200

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(まず青色が違‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o( ´ཫ`)

 

フロントパネルから見ていくと、お馴染みの「ブルーフェイス」と「ホワイトフェイス」の違いが見受けられます。

Stereo Chorus/Delayも「ブルーフェイス」で、それ以外のハーフラックモジュールは「ホワイトフェイス」になります。

 

またフロントパネルのデザインも大幅に変更され、100では用途用途に適宜対応させるような、事細かにフローチャートがぎっしりと詰め込まれ、200ではシンプルでスッキリとしたデザインになってます。

 

各種用語も変更され、プリアンプ部は100にはある「Overdrive Modifiers」の文字が200では無くなり、「Dist/Edge EQ Trim」は「Treb Trim」に変更されてます。

Treble Boostセクションでは、100ではギターアンプかミキサー直で適切な数値に合わせるよう書いてありますが、200では自由に使えと省略されてます(笑

フットスイッチでアクティブに出来るバッキング用の音量調整の「Rhythm Vol」は、100では「-4」、200では「-3」の所に矢印があり、微妙に違いがあります。

 

さて、肝心の音ですが、これは「かなり」違いが見受けられます⊂(✽・0・✽)⊃

 

まず歪量、コンプレッション、音量は100の方が高いです。

100のPreamp Gainが0の時、200では4位まで上げたものに相当します。

コンプレッションも顕著で、100の方がよりアタック時のコンコン感が強く、200では大人しくなってます。

ノイズに関しては、たまたま俺の筐体が良個体(笑)な為か、200と大差ないですね😆🤘✨

 

トーンに関しては、100は初期の個体らしくミドル、凡そ500Hzがめちゃくちゃ出るのに対し、200ではやや抑えられ、代わりに4kHz辺りの高域が少しプッシュされてる印象です。

結果としてミドルモリモリでぶっといのは100、音が明るく程よいエッジ感があるのは200と結構差別化が図られてます。

(因みに俺は200の方が好きですね😍👍✨)

特にクリーンモードでは顕著で、CLN1は100ではヴィンテージアンプのブライトスイッチを入れたような音で200は高域がキラキラしてる非常にトレブリーな音、CLN2は200の方がミドルが減って、よりエレアコに近いサウンドに感じられました🤘✨

 

何れにせよRockmanの独特な音はどちらもあり、特別どちらかが優れてるという感じでもなく、最終的には自分の好みにあった音をチョイスすればいいのかなと思いました😊

 

Sustainor & Stereo Chorus/Delay

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前々からやりたかったツーショット(✌・᷅ὢ・᷄ )✌

このツーショットが、X100が出た1年後に登場した訳ですが、まあ当時の主力ラックエフェクターは尽く撃沈させる位のサウンドクオリティはありますね(超贔屓w

(ペダル?おう踏んずけてやるよ🐾🐾)

 

耳に心地の良いミドル全開でコンプレッションの効いたDIST、バッキングに最適で、且つVol絞ってクランチ感のあるミドル多目なクリーンが出せるEDGE、トレブリーで輝くようなCLN1、エレアコのような箱鳴り感とと煌びやかさを併せ持つCLN2、4×12"キャビネットのスピーカーの干渉をシミュレートしたPhase Notcher、独特の周期での揺らし方と大目のショートディレイであらゆるサウンドを立体的にするコーラス、温かみがあってエフェクトの掛かり方が太く壮大な感じを演出するディレイ、正にBostonサウンドをたった1Uラックで完結させたこのエフェクター群は、85年当時のあらゆるペダルorラックエフェクターを軽く凌駕し、初心者から超有名アーティストまでが欲しがった、(厳密にはEQなど他の機材も必要とするが)今まで謎のベールに包まれていた「BOSTONサウンド」を簡単に出せてしまったので、高価でありながらも皆が挙って手に入れようとしたという経緯があり、壮大な浪漫を感じざるを得ないです🌊☀️🌏✨🌙*゚

しかも青色がまた美しく、通常地味なラックエフェクターに対し清涼感があって見栄えも素晴らしいです💙🐬🐳🌎🌍🌏💧🚙💎

またフロントパネルの見た目も電子工学の実験道具みたいでめっちゃカッコよく、昨今のオシャレなペダルとは全く別のベクトルでそそられます🧐👨‍🔬

 

見ていても弾いても素晴らしく浪漫を感じさせるSustainor & Stereo Chorus/Delay、2019年現在Rockmanの再ブームが起きてるように、このエフェクターシリーズは人々を魅了する魔力がありますね✡🕯🔮🙌👰

サウンドハウス