Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180720 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.2

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前回に引き続き、今回もパス10でのペダルの乗り方を検証していきますd('∀'*)

今回はBognerのペダルで固めてみました(`・ω・´)ゝ

 

前回のおさらいですが、JC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

またアンプ側のEQに関しては以下の通りです。

 

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

では、、、Let's check it out!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

🍊Bogner Burnley (✨✨✨✨)

OD chとの差異:最初は若干OD chのような鼻づまり感のあるアタック音が感じられたのですが、GainやToneを弄るとそれがかなり緩和され、OD chには無く、6.5インチスピーカーらしからぬ立体感、太さ、音圧が感じられ、パス10のトーンの癖も乗っかって、まるでAC30 TBのような分厚いミドルのドライブサウンドに聴こえました(^^;;

JC-40との差異:GainとTone、トグルスイッチが有効に働き、アンプのEQなどは継承しつつ歪み方などは同じ感じでした。

 

🍊Bogner Wessex (✨✨✨)

OD chとの差異:全体的にWessexの豊かなミドルレンジ、音の太さが際立つものの、ピッキングした時に多少OD chのような鼻詰まりっぽいアタック音が感じられる。

JC-40との差異:JC-40ではWessex側のBassを10時位まで下げないとモコモコになってしまうが、パス10だとMAXにしても同じような音で、逆にTrebleをMAXにするとJC-40とは違いパス10のODchに非常に近い音になる。

 

🍊Bogner Ecstasy Red (✨✨)

OD chとの差異:歪み方、EQまで非常に似通っており大差は無いが、Red側のEQ次第ではアタック時の鼻詰まり感を消せ、歪の分離感、パワーコードを鳴らした時に感じられるBogner独特の獅子の咆哮のような感覚も健在。

JC-40との差異:これに関しては歪み方、EQの効き共々大差なく、Red独自のカラーは保ってる。

 

🍊Bogner Ecstasy Blue (✨✨)

OD chとの差異:歪の粒が両方共非常に似通っており、Blueの方が分離がいい。

Blue側でMidを上げ、Trebleを若干絞ってなんとか差別化が出来る。

JC-40との差異:スピーカーの影響がモロに出ており、JC-40では感じられた「低域、中域、高域」の分離感がパス10では一緒くたになっちゃってる。

但しGainとミドルをカットした時に得られるアコシミュのようなクリーンはパス10でも出せた。

 

🍊Bogner La Grange (✨)

OD chとの差異:無し‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

EQが、OD chがミドル寄りでLGが若干ドンシャリなくらい。

JC-40との差異:JC-40では感じられた、ピッキングに対する繊細な反応、単音の奥行感、立体感、太さがパス10では皆無で、パス10特有のアタックのエッジがモロに出ており、総じて似てない。

特にLGのローゲイン設定では顕著で、JC-40だと古いプレキシらしい音を出力するが、パス10だとまんまパス10の音(笑)なので、比較的アンプに左右されるペダルなのかもしれない。

 

総評としては、同じBognerでもここまで大差があるとは思いませんでした。

Bogner1人で作ったペダルと、Neveトランスを詰んだペダルだとかなり違いが出るらしく、WessexやBurnleyは気に入ったトーンを作り出せれば、あまりアンプを選ばないので汎用性が高いと思いました。

またLGに関しては別の意味で驚きました(笑

JCとパス10でのあまりの音の違い、特にJC-40で感じられた太さや奥行感がパス10では皆無で、ほぼ完全にパス10の音になるので、LGが気になってる方はなるべくいいアンプで試奏した方がいいかもです(笑

サウンドハウス

20180719 VOX Pathfinder 10 w Pedals

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Pt.1→単体でもドライブペダル使ってもク○(爆

Pt.2→単体の歪めっちゃ良くなってね!?低音出るし迫力ある〜・:*+.*1/.:+

前回の記事→う〜むやはりエフェクターの乗りが微妙、、、というか(従来の)パス10らしいチープな音になる(⌒-⌒; )

 

と、二転三転をし、俺自身もパス10に対する見方があやふやになってきたので、ここでパス10の単体と、クリーンchでのエフェクターの乗りの実力を試すべく記事を書く事を決意しました!(`・ω・´)ゝ

エフェクターに関しては、BOSS DS-1やMT-2、MXR Distortion+、Pro Co Rat2などのド定番系を用意したかったのですが、あいにく持ってないので、手持ちのエフェクターを駆使して試していきます。

 

尚、4段階評価で評価し、基準は以下の通りです。

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

 

比べ方としては、まずJC-40に繋いで耳を慣らした後、パス10のクリーンchに繋いで鳴らし、バイパスにしてパス10のOD chと聴き比べるという感じです。

パス10のEQとJC-40のEQは、自分が1番好みな設定にしてます。

また、これが俺の感覚としてエフェクターのトーンの差異が狭まるような気がするのも一員です(笑

 

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12、時Treble 0、Bass 6

 

パス10に関しては、Treble 0でミドルレンジが豊かになる(気がしw)Bass 6で埋もれず適度な低音が得られるような(気がしww)、JC-40と出力された音が似てるような(気ry)、スピーカーの特性とか根本的なパス10のプリアンプで測れるかな、という事でこんな設定にしてます。

(大体の人は両方0か12時が基本だと思いますが、それやると個人的にペラペラか、耳に痛い音になる気がしてフェアじゃないと考え、あくまで自分が気持ち良く鳴らせるという意味もありますw)

まずは(諸事情、、、というかアダプター変えたりするの面倒だし、間違ったら大惨事なのでww)9Vアダプターで最適な動作をするエフェクターをピックアップしました(^^)

 

🍏Arion Tubulator MTE-2 (✨✨)

OD chとの差異:さほど変わらない。全体的にミドルにレンジか寄り、エッジが丸くなったOD chという感じ。

JC-40との差異:JC-40で感じられた、トーンノブによるサチュレーションぽいものが感じられなかった。

 

🍏Bondi Effects Sick As Overdrive (✨✨✨✨)

Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

OD chとの差異:EQはパス10に準じる事が出来て、歪み方がパス10らしからぬチューブアンプらしい丸くて柔らかみのある歪になり、艶とか鈴鳴り感みたいなものが感じられ、OD chには無かった立体的、奥行き感をまざまざと見せつけられた感じです。。。:;((•﹏•๑)));:

JC-40との差異:まるでJCに繋いだ時のような効果をまんま発揮してくる。

 

🍏BOSS SD-1 (✨✨)

BOSS Super OverDrive  SD-1

BOSS Super OverDrive SD-1

 
BOSS ボス Waza Craftシリーズ SUPER OverDrive SD-1W

BOSS ボス Waza Craftシリーズ SUPER OverDrive SD-1W

 

OD chとの差異:ミドルレンジが非常に豊富だが、OD chのようなザラつき感、平坦さが残る。

JC-40との差異:かなり肉薄している。

 

🍏JHS Twin Twelve V2(✨✨✨✨)

OD chとの差異:歪み方からトーンまでTT独自のイナたい雰囲気がバリバリ出ており、古臭い部類のパス10のOD chがモダンなメタルサウンドに聴こえてくるほど(笑)

JC-40との差異:どちらも強引にTTの音に変えてる感じで差異は無し。

 

🍏JOYO Sweet Baby Overdrive (✨)

OD chとの差異:ほぼ同じ音(爆)。

JC-40との差異:スピーカーの影響かもしれないけど、他のエフェクターと比べた時に感じた音の立ち上がりの速さが感じられなかったり、JC-40ではバリバリ効いてたツマミによるトーン変化がパス10では皆無で、GainとFocusを同時に弄って歪量が変わるくらい。

 

🍏Playtech Heavy Metal PTHM (✨✨✨✨)

OD chとの差異:貴様は神か!?(笑)というくらい歪み方もトーン変化もスピーカー特性ガン無視してPTHMの音を出力してくる(|||O⌓O;)

JC-40との差異:同じようにトーン変化し、低音もPTHM側で上げれば、10インチに6.5インチで対抗しうる轟音を叩き出す!

 

今回は中々面白い結果が伺えました。

アンプに依存するか否かでパス10の影響を受ける度合いが決まる感じですね。

中でも善戦した3機種ですが、3機種共々違う形でアピールしてましたd('∀'*)

PTHMがド派手に様々な音色に変え、Sick Asは基本を変えずに欠点だけ図ったように潰し、TTは頑なに自分の独自のカラーを押し通したという感じですね(^^)

またJC-40と比べての変化の仕方の違いとかも伺えて、もっと色々試したいです✌(´>ω<`)✌

サウンドハウス

*1: °ω°

20180716 ディストーション for 6.5インチアンプ

さてペダル症候群に罹って数日が経過しましたが、今回は6.5インチの所謂自宅練習向けアンプと呼ばれるものに歪エフェクターを使うとどのような感じになるのか実験しました٩(ˊᗜˋ*)و

とは言っても、俺の持ち分でしか試せないので、あくまで参考程度にして貰えれば幸いです。

(本当はMarshall MG10 Goldとか、Fender Frontman 10G、Orange Crush 12Lとかでも試したかったw)

 

Marshall MG-Gold シリーズ ギターアンプコンボ MG10 GOLD

Marshall MG-Gold シリーズ ギターアンプコンボ MG10 GOLD

 
Fender フェンダー ギターアンプ FRONTMAN 10G 100V JPN DS

Fender フェンダー ギターアンプ FRONTMAN 10G 100V JPN DS

 

 

 

今回使ったのはPeavey BanditとVOX Pathfinder 10で、基準として10インチではあるものの比較的素直にエフェクターの音を出力してくれるJC-40、激レア6.5インチ2発アンプのRockman X-100も導入しました\(^^)/

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 今回Backstageが無かったので代わりにトランスチューブの代表アンプであるBanditの広告を貼っときますw

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

 
VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

で、今回使ったエフェクターは、アンプの影響を受けてるのか受けてないのかイマイチ掴みづらい、Diezel VH4-2となってます。

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Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

 

まずJC-40で耳慣らし、、、分離感も音圧も立体感も奥行き感も分厚さも抜群のモダンハイゲイン、、、(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

(つか最近鳴らしてなかったからか、最初買った時に感じた印象とはまるで別次元に音が良くなってるような、、、アンプの設定も同じだし、もしかしてエフェクターにもエージング効果があるのかな?w)

因みにJC-40はいつも通り、

「Bright SW=On、T=0、M=8、B=3」

としてます。

 

・Peavey Backstage

元々プリアンプかカスタムスピーカーに非常に籠る性質があるBackstageですが、それが功を奏したのかVH4-2を鳴らすとミドルが非常にリッチな音が出てきました。

JC-40で感じられた分離感やレンジの広さは劣りますが、その分強力なミドルレンジで、これはこれでVH4-2の音がカッコイイです!d('∀'*)

欠点としてはやはり古めかしい80年代風ロックサウンドという感じになる位で、エフェクターの乗りは抜群にいいと思いました(^^)

 

・VOX Pathfinder 10

Part2の記事で大絶賛したパス10様ですが、果たして前回試したRODとは違いVH4-2ならどんな反応を示すのか?

パス10自体初心者用、入門用によく付いてくるアンプなので、多分持ってる方も、エフェクター繋いでる方もいらっしゃると思うので、俺自身の率直な感想を述べていきます。

 

結論から書くと、Suhr RiotやEclipse同様パス10らしい音が出てきました! (’ω’ ⊃)⊃三二一

パス10は確かにプリアンプ部分が金のパイピングが施されてた時代とは違い新調されてるはずなのですが、VH4-2までもパス10らしいジュージューザラザラなチープな音が出てきます(爆

俺はパス10を極める(笑)為にイコライジングやゲインノブの調整まで色々試行錯誤しましたが、何をどうやってもパス10のOD chの音になります(´;ω;`)

(因みにBackstageのEQは2つ共12時)

何というか、おそらくパス10のプリアンプやBulldogスピーカーの方向性が、ギターに美味しいミドルレンジ強調というより、パワードモニタースピーカーをちょっとだけミドルレンジにトーンを寄らせたという感じなんでしょう。

(だからベースとも相性抜群なんて言われるんだよ!www)

なので、ちょっと良いお値段のするエフェクターは、パス10よりももっと奮発していいアンプを買ってそれに使うか、スタジオやライブハウス用にしておいた方が良いですね(笑

 

・Rockman XP100

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多分XPRとかSustainor持ってる方は、それら単体(とコーラスとエコー)で使うか、ディストーションchでワウとブースターを使うくらいで、まさかクリーンchに激歪みエフェクターを繋ぐ人なんてまずいないと思うので人柱になりました(笑

特にVH4-2はアンプライク、Diezelトーンへの強制変換機なのでいい結果を出せるのでは?と淡い期待を寄せてました(笑

 

結論: まずCLN2モード(エレアコ風クリーン)だと、パス10も真っ青のザーザーなファズディストーションが出てきました(|||O⌓O;)

多分デフォルトでエレアコのような、ミドルが凹んで超高域と低域を強調したワイドレンジトーンに特化してる為で、エフェクター自体高域と低域をカットしミドルレンジに寄ったギターアンプで鳴らす事前提に作られてるので、モニタースピーカーに直で繋いだ音よりも更に酷い音質になったと推測してます。

 

ではギターアンプから出力したような音にする、キャビシミュ回路を介してるCLN1ではどうか?

すると、こちらは驚く事にVH4-2をRockmanのディストーションのような音に変換してきました工エエェェ(´д`)ェェエエ工

スピーカーはPyledriver社製のもので、CLN2を鳴らし切る特性上フルレンジスピーカーなので、スピーカーの影響では無いです。

多分、必然的にVH4-2の後に来るコンプ、キャビシミュ(フィルター)辺りがRockmanらしい音に加工してしまってるものと推測してます。

これで後は上の写真の、ループに繋いでるコーラスとエコーをオンにすればたちまちBostonサウンドになります(笑

メサのコンボのリターンに繋いだ時も中々にキャラを守ってたVH4-2ですが、ここに来てRockmanの強烈なフィルターには及ばなかったという感じですね(^^;;

ピッキングした時の反応も、JC-40とかだとチューブらしい僅かな強弱にも繊細に反応するコンプ感でしたけど、XP100だとまんまRockman特有の強弱の付かない感じです(笑

 

という事で、Peavey Backstageはアンプ直だと籠る性質があるので賛否両論ですが(俺はかなりいい線いってると思ってる)、ゲイン高めの歪ペダルなどを試すなら心地よく鳴らせるという感じでした。

パス10は次回の研究課題、さまざまな歪エフェクターでパス10の癖を消し去る事が出来るのか!?に移行したいと思います(爆

サウンドハウス

20180715 Arion Tubulator Pt.2

昨今RODという超高価なペダルに予算を費やし、財政難に陥ってるため、ペダル症候群(?)に罹ってるこの頃ですが、大昔に新品で買ってそのまま(約6年か7年くらいw)眠り続けていたTubulator(以下MTE)をたまたま見つけたので、昔々その昔、

「ディストーション=Rockman最強伝説」

という、世間を斜めに見たようなすさんだ耳を持っていた俺ですが、その後SansampやBogner、Diezel、SHOD、SuhrそしてRODなどの場数を踏んできた(笑)ため、MTE-1に対する見方も変わってきているのでは?という事で早速JC-40に繋ぎました。

 まずMTEを単体で音を鳴らしたのですが、

「昔の記憶は何だったのか?」

というくらい超好きな音が出てきました(笑

昔はスカスカのカリンカリンのゴ○みたいな音だったような記憶だったのですが、今聴くとややフラットでワイドレンジ(つまりトランスペアレント風)になったTS系という感じで、ToneノブとDistつまみの弄り方によっては、確かに名前通りヴィンテージチューブアンプを無理矢理歪ませたような音になり、正直驚いております:(;゙゚'ω゚'):

 

で、何でこうも感覚的に違いが生じたのか?という事を考察すべく、以下に原因を書いていきます(1年前の記事を超手のひら返しして、それの言い訳ですwww)

1. Marshall MG15FXのクリーンとJC-40のクリーンの違い、イコライジングの仕方。

2. 当時のディストーションのシーンの違い。

3. ペダルを複数繋いだことによる音の劣化。

 

まず1ですが、MG15FXのクリーンは比較的歪ペダルの乗りは良かったような記憶があります。

但し8インチなので、10インチ2発のJC-40にはレンジや広がりなどは劣るので、それが原因なのかなと思います。

またスピーカー自体の特性上、JC系の方が予めレンジが広く、MG15FXはMGシリーズの音に特化させてたのかも知れません。

EQはMG15FXは全て10でしたが、JC-40はBright SWオンでTreble 0、Mid 8、Bass 3にしてます。

JC-40で自分好みのEQにしてたから、MTEもそれに影響されてたのかも知れません(^^;;

 

2に関してはさっき書いた通り、当時の俺はRockmanの歪こそ最強、神、普遍的という概念があったので、少なくともRockmanよりハイゲインでなければ論外\(^^)/という考えがあったのもあります。

ちな今でも思ってますけど、流石に神、普遍的はまず無いです(爆

(つか他の歪に比べて相当癖があるから、普遍的はおかしいとさえ思っております_|\○ _

なので当時の感覚としては、ローゲインで面白味の無いMTEは「なんかつまらない」という感覚だったと思います(笑

同時期にPlaytech Heavy Metal PTHMを買って、刺激的な音に加え、幅広いトーン変化な為EQを弄るのが面白過ぎて涎を垂らしながら(爆)使って満足してたから、MTEが見劣りしてたのかも知れませんな(´-`).。oO

唯一無二でずっと鳴らしてたいRockman、幅広いトーン調整で思いっきり遊べるPTHMの板挟みみたいな。

現在のように複数ローゲインペダルを収集した俺としては中々に味わいのあるペダルに感じました( ..)"

 

3に関してはあるあるですね(爆

確か床に並べてたのが歪以外でArionのコンプとEQとアナログディレイ、Artec EQ、MXR 10 Band EQ、Playtechのコーラスとデジタルディレイと劣化要素が満載で、しかも全部PSA-100アダプター1個から分岐ケーブルで全部に電源供給してたのでめちゃくちゃ劣化してたのも頷けます(笑

しかも1本300円くらいのパッチケーブルを使ってました(笑

で、確か

コンプ→MXR EQ→Artec EQ→歪→Arion EQ→コーラス→デジタルディレイ→アナログディレイ

で「歪」の部分でPTHMと取っかえ引っ変えしてたような。

そりゃ劣化するし、PTHMと違ってハイのエッジが立ちにくいMTEだと音が篭もりまくってスカスカな音に聴こえてきますわな(笑

やはり単体でアンプに突っ込んだ方が生々しく、音が前に出ますね(^^)

 

また、価格帯的にフレンドリーなBOSS SD-1、JOYO SBODと共に違いを比べてみました。

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 BOSS Super OverDrive  SD-1

 

BOSS Super OverDrive SD-1

 

 

 【国内正規品】JOYO Sweet Baby Overdrive JF-36

 まず全体的な印象としては、MTEは音が奥に引っ込みがちでややフラット寄りのミドルプッシュ型、SD-1はまんまTSらしいミドルブースト型、SBODは別枠で音が前に出るトランスペアレント型という印象でした。

SBODの音が前に出る、というのはアンプライクな点のひとつではありますが、MTEでもToneノブを全開にしてDistも高めにすれば音が前に出てチューブサチュレーションらしい音を出します。

SBODがモダンなクランチだとするとMTEはヴィンテージクランチみたいな。

低音がタイトかルーズかの違いもありますね。

SD-1は安定のBOSSらしくToneを弄ってもブレないですね~\(^^)/

 

次にMTEでSD-1とSBをそれぞれブーストしてみました。

因みにMTEはVol MAX、Tone 12時、Dist 0で、SD-1とSBはどちらもVol以外全て12時です。

結果、どちらとも非常に相性が良く、チューブのような粘りのある効果が負荷された感じで、改めてMTEの凄さを見せつけられました。

SD-1の豊富なミドルや、SBの立ち上がりの速さなどの利点はそのままに、音が前に出てゲインが上がり、音が更に太くなった感じです。

ここまで来ると昔disってた自分は何なんだ(´・ ・`)というくらい後悔をしております。。。

 

なら、次は音作りの幅は広いけど全体的に音が固めなPTHMにブースターとして使えば、チューブらしい滑らかさが付与出来るのではないか?!という事でやりました٩(ˊᗜˋ*)و

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結果、確かにカンカンという硬いコンプレッションが丸くなり、更に立体感が出てきて非常に太いディストーションが出てきましたY(><。)Y

メタル、ロック、クランチどれを取ってもMTEで浄化(笑)された感じで使いやすくなっております。

では、

「ならMegalithとかRODとかSuhrシリーズ要らなくね?(笑」

とかなるかと思いますが、それは違いますね‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

音が前に出る、単音の太さ、和音時の分離感は確かにPTHM単体よりもMTE + PTHMで向上はしましたが、それでも上記に比べれば劣りますね。

でも善戦はしてるので、ブランドと単体の至高の出来を取るか、少しだけ劣るけどコスパを取るかの違いでえらぶかんじですかね。

(俺は前者で取る人間ですwww)

 

次にペダルを入れ替えて実験しました٩(ˊᗜˋ*)و

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こちらはPTHMをメイン歪、MTEをチューブアンプのようなニュアンスの出るフィルターにし、JC-40の硬いクリーンを緩和するという感じです。

但しMTEのDistを0にしてもクランチになるので、チューブアンプの歪んでる傾向のクリーンに繋いで鳴らしてるという感じですね。

 

で、結果としてはやはり思惑通りPTHM単体と比べ、低域と高域がバッサリと丸く削られ、ミドルがモリモリ追加されたような音になりました笑

エッジの立った刺激的な音はPTHM単体か、前段にMTEを繋いだ方が断然良いですが、こちらは

「ヴィンテージチューブアンプにメタル系ペダルを繋いだらこうなりますよ」

という事が分かる感じです。

但し本物のチューブアンプでは無いので、それなりの弊害も出てきます。

それはPTHM側でミドル強めな古めのハードロック系の音を狙って作った場合、チューブは当たり前ですが自然に再生してくれますが、MTE介した方だと、わざとEQを似せてるので、ミドル過多になり音が割れます(爆

これはPTHM側のGain弄っても全く改善せず、ミドルが強い歪はこのような設定は控えた方が良いかもですね。

 

という事で、MTEの実力を見直した(というか俺が魅力に気付けなかったw)回でした(´;ω;`)

サウンドハウス

20180714 Van Weelden Royal Overdrive Pt.4

今回は、

「こんなクソ高いエフェクターボッタクリだろ!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o」

「三└(┐卍^o^)卍マルチで充分三└(┐卍^o^)卍」

という考えの下、各種シミュレーターでの再現を試みました(笑

また、

「良質なオーバードライブを繋ぐとより良いダンブルの音を狙える!( ´・ω・)▄︻┻┳═一」

という言葉を真に受け、(俺の中では良質な)オーバードライブ、Sick Asを前段に繋いで実験しましたd('∀'*)

 

・Sansamp Classicでの再現

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まずは、「1484」や「技ブラウンサウンド」を見事に再現してきた百戦錬磨のアナログマルチの代表格、Sansamp Classicでの再現実験です!

 

 

 

で、、、結論を書くと無理Ҩ(´-ω-`)

RODの強烈なミドルの出方、音が前に出る感じがSansampではどうやっても再現出来ず、ミドルを極ブーストするような設定をしても扱ってる帯域自体が違い、またそれをやると極端に篭もり、解消しようとハイを上げると全く別の音になるという悪循環に陥るのでお手上げです(笑

因みに30分練って最終的にたどり着いた設定↓

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Fenderタイプ(Bass)よりミドルが強く、湿った感じのMesaタイプ(Normal)が近いかな、という感じです。

逆にMarshallタイプ(Lead)はカラッと乾いた歪み方をしてるので違いますね。

で、ブーミーになりやすいPresenseをカットしてHighとBright SWで高域を補正、音が前に出る補正はSpeaker Edge、Mid Boost 1 & 2でミドルを極ブーストし、結果このような形になりました(^^;;

Low Driveは元々ROD自体低音が主張するエフェクターではないのでオフ。

Vintage TubesはROD特有の迫力のある「音の壁」感が滑らかになってしまうのでオフ。

Close Mikingは奥行き感は出せるのですが、同時に膜が張ったような奥まった音になるのでオフ。

でもやはりどう足掻いても本物の音に近付けることが極めて困難で諦めました┐(´-`)┌

 

・JS-10での再現

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BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

 

 

では、前回JHSでは苦戦したJS-10ですが、

「細かくパラメータ弄れるし善戦するっしょ(^^)、一応GT-100相当のCOSMシステム持ってるし」

という事でやりました(笑

因みに前回同様RODをJS-10に接続し、RODを鳴らす時はJS-10は(JC-40で設定してるような)クリーンにし、JS-10のヘッドホンアウトからJC-40のリターンに繋いで実験しました。

 

 

 

、、、で、結論を書くと無理≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛

ミドルのトーンはパラEQなどを弄ってSansampよりは近づける事が出来るのですが、依然として似た音を作るのが難しく、またSansamp同様膜が張ったような篭りがちの音になり、音が前に出る感じが全く作れません。

因みに弄るミドルの感覚としては、250〜500Hzの間で、630Hzはモコモコとし、800Hz以降は鼻づまりサウンドになるので、鼻づまりの要素が皆無なRODではこの辺りは弄らないのがセオリーという感じでした。

ちなみにベースとしたアンプタイプは、ミドルが前面に出やすいPower Driveですが、前に出る感じが全然遠く及ばないという感じですね。

ギターVolへの反応や、ピッキングニュアンスに関しては、正直比べてはいけない程に差が開いてるので割愛します(笑

 

・Playtech Heavy Metalでの再現

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「そう言えば何となくミドルの出方が似てたなぁ、、、Riotも似たような音が作れたし、行けるんじゃね?」

と、軽い気持ちでやりました(笑

 

因みにPTHMは余りにハイが強くエッジがザクザクと鋭いので、PTHM側のハイは弱めにし、ROD側は強めにしてなるべく歩み寄らせるような形を取りました。

 

 

 

結果、、、SansampやJS-10とは違いかなり善戦しました!\\└('ω')┘////

少なくともトーンや歪み方は近いのを作れましたY(><。)Y

因みにこんな感じ↓

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ローは削り、ハイは物凄く削り、ミドルを全面に押し出した形となってます。

Freqはかなりハイミッドの設定で、それをミドルEQで多目にブーストしてる感じです。

8万強のエフェクター(日本で正規輸入品を買うと13万弱)に対し3千円のエフェクターで善戦してるので、如何にPTHMが凄まじいコスパを兼ね揃えてるかが計り知れないです。

 

因みに(重箱の隅をつつくようなしょぼい指摘なので読み飛ばしても構いませんがw)、綿密に比べた場合、以下の違いがありました。

・低音はPTHMが断然出る。

・コンプレッションに関しては、RODはMegalith DeltaやBurnleyのような、チューブをサチュレーションさせた時に起こるような自然に丸くなっていくような感じなのに対し、PTHMは明らかに固く角張ったようなエッジの立った感じで、同時に鼻詰まりのような「カンカン」という無機質で金属的な印象。

・高域に関しては扱ってる帯域が全く別で、RODはTrebleとPresense共にハイミッド~ハイを司るのに対し、PTHMはハイ~プレゼンス(超高域)で、耳に刺激的、ここでも金属的という感じ。

・歪の深さは断然PTHMだけど、ゲインレンジやゲインの強弱での使い勝手の幅はRODの方が広く、PTHMではクランチなどは当然作れない。

・単音での太さ、和音で弾いた時の音の分離感、奥行き感、立体感などはRODの勝利\(^^)/

・どちらもバッファードバイパスだけど、PTHMは明らかに音痩せする。

 

PTHMは他にもMetal MuffやRiot、Bogner Redみたいな音も作れたりするし、何より超強烈に安いので1個持ってれば中々に遊べますよd('∀'*)

 

・Sick Asによるブースト

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Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

 

ほかのエフェクター同様、Sick Asを前段に繋ぎRODをブーストしてみましたd('∀'*)

結果、かなり相性が良く、設定次第ではRODでもアンプ直のようなモダンハイゲインが狙えるような歪み方をしますY(><。)Y

但しSick As側のEQをどう弄ってもROD側のトーンは全く変わらないです。

またROD側は基本Gain BoostはLowで運用するのが好ましく、Highにすると歪み過ぎて音が潰れます(笑

因みにRODのGain Boost High設定と前段にSick As置いた時の歪の深さは後者の方が深く、ペダル単体でリードやバッキングを切り替えるなら前者、激しいディストーションが欲しいなら後者という感じですね。

サウンドハウス

20180711 Van Weelden Royal Overdrive Pt.3

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今回は恒例の他社ペダルとの比較です!✌(´>ω<`)✌Y(><。)Y

また歪エフェクターをねじ伏せるVOXパス10でどんな反応を示すのかもやりました\(^^)/

 

 

・Sweet Honey Overdrive Hand Wired

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まずは長年「Dumble in a Box」と謳われ続けたSHODとの比較です(実際はSuproアンプをモチーフにしたHBODのチューンナップ版)。

因みにこちらに関してはROD側はSHODに似てるMode Bを選択しました。

まずトーンに関してはSHODはフラット、RODはローミッドが豊富という印象を受けました。

立ち上がりの速さは一緒で、SHODは高域が主張でエッジが立ちやすく、RODは低~中域まで速いので結果的に音が太く、また纏めて前に出るため「音の壁」みたいな分厚さが感じられました。

奥行感、立体感などはやはりRODの方が顕著に感じられ、相対的にSHODは平坦な印象を受けました。

ゲイン量はRODの方が上なので、全体的なゲインの調整幅はRODに分がありますね。

歪の傾向はほぼ一緒で、双方とも細すぎず粗すぎず絶妙なバランスとなってます。

ニュアンス、ギターvolへの追従はほぼ同じなので、そういった意味では双方とも極めてアンプライクな印象でした。

 

次はパス10に繋いだ時の、パス10への影響度を試しました。

(因みに値段はSHODがパス10の約7倍弱、RODは安く仕入れて14倍強となってます(笑)

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まずSHODはアンプの影響をモロに受け、チューブらしい太さは若干ありつつも、バリバリザラザラなオーバードライブが出てきます(笑

逆にRODに関しては、多少ザラつくもののパス10を強引にRODの音に変える威力がありますね。

 

・Suhr Eclipse

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お次は前回似てる似てると騒いだEclipseとの比較です。

まずRODの歪のタイプだとSHOD同様Mode Bが似てましたので、それでの比較です。

(因みにMode Aだと歪が粗く、古いタイプのアンプみたいになるので、モダンな印象の上記2点と比べるならMode B一択という感じです。)

まず歪の傾向はEclipseの方が細かくモダンな印象を受けました。

ニュアンス、ギターvolへの反応はSHOD同様ほぼ同じでした。

トーンに関しては、Eclipseの方が高域において扱う帯域が高いためエッジが鋭く、RODは相対的にハイミッドが強調されて音が太い印象です。

低音の出方は一緒で、双方とも派手な持ち上げ方でない重低音という感じです。

全体的なトーンの傾向は似てるものの、ミドルはRODの方が強く、また単音の分離感が上なため、和音で弾いた場合やはりRODの方が奥行、立体感が上ですね。

ハイゲイン設定での歪量はほぼ同じで、クランチで絞れるゲインの融通の利きやすさはRODに分がありますね。

パス10への影響はSHODの時とほぼ同じだけど、SHODよりはEclipseの方がキャラを保ってる印象を受けました。

個人的にはRODの方が上位互換だけど、コストや入手難度を考えたらEclipseが充分善戦してると感じました。

 

・Suhr Riot Reloaded

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Eclipseが似てたので当然試しました(笑)

まず歪の粒はEclipse同様Riotの方が細かくモダンな音ですね。

ニュアンスなどもEclipseに準じる感じです。

歪の強さはRiotの方が上だけど誤差の範囲です。

低音は断然Riotの方が出て迫力がありますね(^^)

高域の扱う帯域もRiotの方が上なので、エッジが立ちやすくモダンな音です。

扱ってるミドルの帯域はほぼ一緒で、Eclipseよりトーンが近い印象を受けました。

Riotは分離感の向上のため特定の帯域をノッチングしてるような感じで、RODはヴィンテージアンプのような、ミドルの塊のような者が飛び出してくる印象です。

決定的に違うのは単音の太さで、RiotでさえもRODに遠く及ばず、また分離の良さも手伝って和音の立体感、太さも天地の差があります。

RODを弾いた後でRiot弾くと、ハイクオリティなアンプライクであるRiotでさえもエフェクター臭さが浮き彫りになるほど。

パス10に対する影響は、Eclipseの時とは違い何方もパス10を封じれるけど、やはりRODの方が自己のキャラを保ってる印象でした。

 

・Bogner Burnley

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「この音の太さは、、、もしかしてBurnleyに似てるかも?!」

という事で直感が働いて試しました(爆

まず結論から書くと極めて似てますლ('꒪д꒪')ლ

個人的にRiotとBurnleyは真逆の立場だと思ってるのに、RODを挟むと全て似通ってるように聴こえるため不思議です(^^;;

細かく見ていくと、RODの方がミドルが強めでゲインの可変による音作りの幅もRODが一歩抜きん出ています。

また音が前に出る感じ、明瞭さなどもRODが上回ってます。

低音はBurnleyの方が強めな印象、ROD弾いた後だとRiotのような出方に感じました。

ニュアンスなどは上記同様変わらず。

パス10への影響度も同じくらいで、Burnleyでもパス10の癖を充分封じることが出来、如何にBurnleyが善戦してるかが伺えます。

 

どのペダルにも似てるけど違い、個人的にはどれよりも頭一つ抜けてるという印象があり、多様性や優秀さが際立ったという感想でした。

またミドルがどのペダルよりも強烈に出る割には篭ったり、膜が張ったような感じはせず、常に音が前に出る所が「本物のチューブアンプ」に繋いでるような錯覚をさせてきます。

RODの音色を聴く前は他の優秀な部類のペダルでも「前に出る感じ、分離感、太さ、奥行感、立体感」は充分感じられたのですが、RODにまざまざと格差を見せつけられたような気がします(あくまで個人的な意見ですので悪しからずw)

またスピーカーやアンプに左右される度合いが少ないという感じも受け、自分の好みの設定をあまり崩すことなく各現場に持ち込めるな、とも思いました。

逆にほんのり味付けとして、複数のタイプがあるキャビシミュに接続し、ライン出力で録音しても面白そうです(^^)

 

次回:

・シミュレーターでRODの音を再現出来るのか?!:(;゙゚'ω゚'):

・前段にブースター/オーバードライブペダルを繋ぐとどんな働きをするのか?!

 

をお送りします!٩(ˊᗜˋ*)و

サウンドハウス

20180710 Van Weelden Royal Overdrive Pt.2

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今回はRoyal Overdrive(以下ROD)のインターフェイスや音の傾向について書きますd('∀'*)

 

まずこのRODの概要から説明すると、元々同社のTwinkleland Ampというダンブルクローンのアンプをペダル化したもので、そのTwinklelandはかなり好評だったと聞きます。

ダンブルクローンで有名なアンプとしてはTwo Rock、Fuchs、Bludotone、Ceriatoneなどのメーカーが既にあり、こちらはかなり新参なのですが、一気に人気に火がついたそうです。

(但し受注生産らしく殆ど出回っておらず、価格も100万越え:(;゙゚'ω゚'):

そのTwinklelandをペダルで再現しているため、ダンブル系のペダルに分類されます。

(傾向は違えどコンセプトはMegalith Deltaと同じ)

で、そのペダルもまた好評となった次第ですね。

ペダルからスタートした前回の記事の商品群とは一線を画す感じです。

 

次にインターフェースの印象です。

まず左からMaster、Presense、Bass、Middle、Treble、Gainの6つのツマミがあります。

上部には左からMode A / Bの2way、Presense I / II / IIIの3way、Gain Boost Low / Highの2wayの各々のトグルスイッチがあります。

フットスイッチはオンオフとMid Boostで、バッファードバイパスとなってます。

電源は9-18Vまで対応してましたので、今回は18Vで試しました。

 

Gainですが、かなり可変値が幅広く、クリーン、クランチからアンプライクなオーバードライブ、ハイゲインディストーションまでこなせます。

但しハイゲインの場合、音の粒がきめ細かくはなく、トーンは別としてMarshall系の歪み方をしますね。

なのでメサのような金属質、無機質な歪というより、チューブに負荷を掛けたような生々しい歪です。

 

EQは音量は兎も角、トーンの傾向は然程変わらないです。

恐らくダンブル独自のキャラを崩さないためか、若しくはダンブルに付いてるEQに準じてパッシヴタイプにしてるのかなと推測してます。

 

Bassはそこまで可変はしませんが、扱ってる帯域はかなり下、重低音に属すような感じで、最大まで上げると大型スタックのようなドシッとしたような低音が出てきます。

これは多分ダンブルのダイナミックレンジを表現してるのかなと思ってます。

DiezelとかDual Rectifierのような強烈な重低音ではなく、あくまでささやかな重低音の底上げという感じですね。

 

Middleは凡そ1kHzを中心になだらかにブーストorカットするため、トーンはそんなに変わりませんが、その代わり音量がかなり変わります(笑

つまり上げれば音が太くなって大きくなり、下げればその逆という感じです。

因みにMiddleをカットしてBass、Treble、PresenseをMAXにしても、歪み方そのものがきめ細かくはないので、ドンシャリメタルなんかは無理ですね(笑

それに音量が下がってスカスカになるのであまり下げたくないというのが感想です(^^;;

 

Trebleは大体4kHz辺りの絶妙な帯域を弄ります。

明るさでも無く、エッジの立ち具合でも無い、正に「トレブル」ですね(笑

Presenseと相互作用し、効き方も比較的良いので、上げ目にしてジャキジャキクランチや、下げ目でミドルこんもりなオーバードライブなど、多彩な音作りが可能となってます。

 

Presenseはマスターセクションでの高域調整で、大体8kHz、倍音調整などのセクションですかね。

12時を基本で、上げると音が明瞭になって固くなり、下げればこんもりで柔らかくなると思えばわかりやすいかもです(適当

 

トグルスイッチは下記の写真のような効き方をします。

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以下、個人的な感想を書いていきます(^^)

 

まずMode A / Bは、Aはミドル強目、Bはフラット寄りでAより音量が下がり、やや歪の粒がきめ細かくはなる印象です。

説明書にある「BはAのブライトバージョン」というのは首を傾げますね(笑

また、後述のBright I / II / IIIとも綿密に相互作用し、かなり複雑な構成みたいです。

 

Bright Iは同社のTwinkleland Ampをモチーフにした音で、一番音量・音圧があります。

基本的なダンブルの音を狙うならMode AとBright Iですね。

Mode BとBright Iでまた絶妙に違うダンブルも再現します。

で、どんな感じかというと、兎に角音が太いです(爆

ソリッドステートのJC-40に繋いでの実験ですが、チューブアンプの様に詰まった感じの音が前に出てきます。

本当に音が前に出てくる感じで、単音でも迫力がありますね^ ^

ピッキングニュアンスも抜群で、強弱がくっきりと表現出来ます。

トーンの傾向はオールド、ヴィンテージの部類に属し、帯域範囲の広いミドルレンジ(500〜1kHz超)が多めに盛り上がってる印象です。

但し他のミドルレンジが豊富なエフェクターやアンプとは違い籠る雰囲気は全くなく、音が常に前に出るので、逆に言うと自分のミスピッキングなども明瞭に晒されます(笑

BognerやSuhr Riotみたいな、絶妙にミドルの帯域をチューニングされた部類とは明らかに違い無骨な印象ですね。

その無骨さがオールドアンプらしさに繋がってるという感じです。

また個人的にはSuhr Eclipseに何と無く近いな、という印象も受けました。

「加工されてる感」はEclipseの方が顕著で、それ以外のトーンの方向性、ゲインの可変幅などは似てますね。

Eclipseの方が歪がきめ細かくモダンな音で、RODはヴィンテージチューブアンプのような味わいのある音です。

どちらもクランチ〜リードまで熟せますが、RODの方がレンジが広くナチュラルですね。

 

Bright IIはMode A / Bで顕著に変わります。

端的に言えば、Aだとハイが削れてハイミッドが持ち上がり、MarshallやFenderの音を表現した音になります。

これはダンブルのアンプタイプの傾向を事細かに表現するための一環として、初期のFenderモディファイ型や、後期のEL34管を使用したバージョンを再現する形となってます。

Bに関しては、、、はっきり言って全く使えません(爆

Bにすると音が篭り、音量が使用出来ないレベルまで下がるので最早故障かと思うくらいです(笑

これに関しては、海外の正規代理店のレビュー動画とかでもネタにされてるので(笑)仕様です。

多分ハムバッカーで試したので、シングルコイルだと多少は補正されるんでしょうが、そんな変わらない気もします(笑

 

Bright IIIも同様で、こちらもA / Bで変わるのですが、こちらに関してはBright IIのまんま真逆の反応をします(爆

つまりAで超篭り、BだとBright II + Mode Aよりややブライトになったという感じです。

なんか説明書だと、

「"Bright II + Mode A"より"Bright III + Mode A"の方がより明るいサウンドになってるのが分かるっしょ(^^)」

的な事が書かれてますが全然違います(笑

"Bright II + Mode B"と"Bright III + Mode A"のセッティングは正直無いものと思った方が精神的に楽ですね笑

因みに"Bright III + Mode B"だと"Bright II + Mode A"より歪がきめ細かくなって若干ハイが出てる音になります。

 

Gain Boostは他のトグルスイッチとは違い、単純にゲインの増減をします。

ゲイン量はつまみでも幅広く設定出来ますが、こちらは最小値と最大値を若干シフトさせる感じで、より数々のモノホンの歪量の再現が出来るようになってます。

 

Mid Boostは緩やかにミドルレンジと歪量、音量を増加させます。

まあ前段にTSを繋いだような感じとも言えますが、TSよりはトランスペアレント系を繋いだような印象ですね。

顕著にトーンを変えるものではなく、リードとバッキングを切り替える的な役割ですかね。

 

さて、全体的な印象としてはRiotやEclipseに近く、より音圧がありナチュラルで、俺的にはこちらの方が好みですね(๑>◡<๑)

ただし使えないモードもあるので完璧ではないです(笑

まあBogner Ecstasyシリーズに似てるけど、それも含めて一度決めた設定は変えることもないから支障はありませんがねd('∀'*)

Bright IにおけるMode A / Bでは何方も使い勝手が良く、ミドルが太くて荒削りのAか、歪がきめ細かくてフラットなBと、使い分けることも出来ます٩(ˊᗜˋ*)و

 

極めてアンプライク、特にダンブルの特性に極めて近いので、エフェクターとしてはクオリティの高いものに仕上がってますが、ハイエンドなダンブルクローンは如何せん値段が張るので

あまりオススメ出来ないのが玉に瑕(笑

見つかったら試奏してみるのがいいですねY(><。)Y

 

以下、追加で巷で話題沸騰のダンブル系ペダルを貼っておきます。

(俺的にはGS124が気になるかなw

サウンドハウス