Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180711 Van Weelden Royal Overdrive Pt.3

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今回は恒例の他社ペダルとの比較です!✌(´>ω<`)✌Y(><。)Y

また歪エフェクターをねじ伏せるVOXパス10でどんな反応を示すのかもやりました\(^^)/

 

 

・Sweet Honey Overdrive Hand Wired

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まずは長年「Dumble in a Box」と謳われ続けたSHODとの比較です(実際はSuproアンプをモチーフにしたHBODのチューンナップ版)。

因みにこちらに関してはROD側はSHODに似てるMode Bを選択しました。

まずトーンに関してはSHODはフラット、RODはローミッドが豊富という印象を受けました。

立ち上がりの速さは一緒で、SHODは高域が主張でエッジが立ちやすく、RODは低~中域まで速いので結果的に音が太く、また纏めて前に出るため「音の壁」みたいな分厚さが感じられました。

奥行感、立体感などはやはりRODの方が顕著に感じられ、相対的にSHODは平坦な印象を受けました。

ゲイン量はRODの方が上なので、全体的なゲインの調整幅はRODに分がありますね。

歪の傾向はほぼ一緒で、双方とも細すぎず粗すぎず絶妙なバランスとなってます。

ニュアンス、ギターvolへの追従はほぼ同じなので、そういった意味では双方とも極めてアンプライクな印象でした。

 

次はパス10に繋いだ時の、パス10への影響度を試しました。

(因みに値段はSHODがパス10の約7倍弱、RODは安く仕入れて14倍強となってます(笑)

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まずSHODはアンプの影響をモロに受け、チューブらしい太さは若干ありつつも、バリバリザラザラなオーバードライブが出てきます(笑

逆にRODに関しては、多少ザラつくもののパス10を強引にRODの音に変える威力がありますね。

 

・Suhr Eclipse

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お次は前回似てる似てると騒いだEclipseとの比較です。

まずRODの歪のタイプだとSHOD同様Mode Bが似てましたので、それでの比較です。

(因みにMode Aだと歪が粗く、古いタイプのアンプみたいになるので、モダンな印象の上記2点と比べるならMode B一択という感じです。)

まず歪の傾向はEclipseの方が細かくモダンな印象を受けました。

ニュアンス、ギターvolへの反応はSHOD同様ほぼ同じでした。

トーンに関しては、Eclipseの方が高域において扱う帯域が高いためエッジが鋭く、RODは相対的にハイミッドが強調されて音が太い印象です。

低音の出方は一緒で、双方とも派手な持ち上げ方でない重低音という感じです。

全体的なトーンの傾向は似てるものの、ミドルはRODの方が強く、また単音の分離感が上なため、和音で弾いた場合やはりRODの方が奥行、立体感が上ですね。

ハイゲイン設定での歪量はほぼ同じで、クランチで絞れるゲインの融通の利きやすさはRODに分がありますね。

パス10への影響はSHODの時とほぼ同じだけど、SHODよりはEclipseの方がキャラを保ってる印象を受けました。

個人的にはRODの方が上位互換だけど、コストや入手難度を考えたらEclipseが充分善戦してると感じました。

 

・Suhr Riot Reloaded

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Eclipseが似てたので当然試しました(笑)

まず歪の粒はEclipse同様Riotの方が細かくモダンな音ですね。

ニュアンスなどもEclipseに準じる感じです。

歪の強さはRiotの方が上だけど誤差の範囲です。

低音は断然Riotの方が出て迫力がありますね(^^)

高域の扱う帯域もRiotの方が上なので、エッジが立ちやすくモダンな音です。

扱ってるミドルの帯域はほぼ一緒で、Eclipseよりトーンが近い印象を受けました。

Riotは分離感の向上のため特定の帯域をノッチングしてるような感じで、RODはヴィンテージアンプのような、ミドルの塊のような者が飛び出してくる印象です。

決定的に違うのは単音の太さで、RiotでさえもRODに遠く及ばず、また分離の良さも手伝って和音の立体感、太さも天地の差があります。

RODを弾いた後でRiot弾くと、ハイクオリティなアンプライクであるRiotでさえもエフェクター臭さが浮き彫りになるほど。

パス10に対する影響は、Eclipseの時とは違い何方もパス10を封じれるけど、やはりRODの方が自己のキャラを保ってる印象でした。

 

・Bogner Burnley

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「この音の太さは、、、もしかしてBurnleyに似てるかも?!」

という事で直感が働いて試しました(爆

まず結論から書くと極めて似てますლ('꒪д꒪')ლ

個人的にRiotとBurnleyは真逆の立場だと思ってるのに、RODを挟むと全て似通ってるように聴こえるため不思議です(^^;;

細かく見ていくと、RODの方がミドルが強めでゲインの可変による音作りの幅もRODが一歩抜きん出ています。

また音が前に出る感じ、明瞭さなどもRODが上回ってます。

低音はBurnleyの方が強めな印象、ROD弾いた後だとRiotのような出方に感じました。

ニュアンスなどは上記同様変わらず。

パス10への影響度も同じくらいで、Burnleyでもパス10の癖を充分封じることが出来、如何にBurnleyが善戦してるかが伺えます。

 

どのペダルにも似てるけど違い、個人的にはどれよりも頭一つ抜けてるという印象があり、多様性や優秀さが際立ったという感想でした。

またミドルがどのペダルよりも強烈に出る割には篭ったり、膜が張ったような感じはせず、常に音が前に出る所が「本物のチューブアンプ」に繋いでるような錯覚をさせてきます。

RODの音色を聴く前は他の優秀な部類のペダルでも「前に出る感じ、分離感、太さ、奥行感、立体感」は充分感じられたのですが、RODにまざまざと格差を見せつけられたような気がします(あくまで個人的な意見ですので悪しからずw)

またスピーカーやアンプに左右される度合いが少ないという感じも受け、自分の好みの設定をあまり崩すことなく各現場に持ち込めるな、とも思いました。

逆にほんのり味付けとして、複数のタイプがあるキャビシミュに接続し、ライン出力で録音しても面白そうです(^^)

 

次回:

・シミュレーターでRODの音を再現出来るのか?!:(;゙゚'ω゚'):

・前段にブースター/オーバードライブペダルを繋ぐとどんな働きをするのか?!

 

をお送りします!٩(ˊᗜˋ*)و

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