旅先でのmy new gear...
という事でとうとう買いましたMT-2!
何故こんな超メジャーなペダルをスルーしてたかと言うと、やはりPlaytech Heavy Metal
の存在が大きかったからです😆
11年くらい前になるんでしょうか。
Rockman信者だった俺は、Rockman以外のペダルも試したくサウンドハウスを巡回して色々物色してました。
すると、えらく高評価で超安価なPlaytech Heavy Metalが直ぐにヒットし、ものの試しに買いました。
そしてそのハイゲインな歪に圧倒され、コンプやEQ、コーラスなどを足しまくればRockmanに近付く柔軟さも兼ね揃えており、Sansampシリーズにハマるまではとても気に入ってました。
そのHeavy Metalのサウンドハウスのレビューを見てみると、やはりインターフェースがほぼ同じという事もありやたらMT-2と比較される事が多く、MT-2より使いやすいという意見が大多数を占め、完全に眼中に無かったです笑
それから11年後の今年、ツイッターで90年代の代表的な歪ペダルの募集をかけた所、このMT-2という意見が多く、「取り敢えず手に入れておこうかな」リストに加わりました笑
そうして今年の楽器屋探訪が始まって、最初のチェックポイントである山梨アクロスプラザ店に到着し、箱付きで¥4,400だったので思わず買いました😆✌️✨
技シリーズのMT-2wと迷いましたが、こっちが主に90年代に使われてた方なので、こっちにして良かったと自負してます😊🤘
インターフェース
Volume、High、Low、Mid、Mid Frequency、Distの6つのつまみで構成され、HighとLow、MidとMid Frequencyはそれぞれ2軸ポットで纏められてます。
これはBOSS JB-2やCE-5などでも同じような機構を備えてますね🤔
(やはりこの筐体で統一するとなると、つまみの配置に無理矢理感が出てるような気がするw)
電源は通常のBOSS同様9V電池かPSA-100などのアダプターで駆動します。
トーン
今回は手持ちのメタル系ペダル2種類(Playtech Heavy Metal、Electro-Harmonix Metal Muff)と比べてみました。
昨今巷で話題の「MT-2をクリーンプリアンプを介さない、プリアンプ的な使い方」で鳴らしてます。
Dyn IRはJC-120(Shure SM57)です。
結論から書くと、全部同じような音です笑
LowやBassはかなり低い地鳴りのような低域を増減させ、TrebleやHighはザクザクと鋭い高域を目立たせたり、逆にモコモコな音に変化させます。
Midに関しても、Frequencyを12時にしておけば3種とも同じようなドンシャリ感やブースト感を得られます。
歪量も変わらず、つまみの位置でクランチ〜ハイゲインディストーション〜ファズディストーションになる過程も一緒です。
強いて違いを挙げると、まず歪みのきめ細かさに関してはMetal Muffが他よりほんの僅かにきめ細かく、MT-2、Heavy Metalの順にほんの少しずつ粗さが増しますが誤差です。
またMT-2やHeavy Metalはアンプのリターンやパワーアンプ直に馴染みますが、Metal Muffはややモコモコしており、こちらはアンプのインプットの方が相性が良いですね。
MT-2vs BE-OD
今度はMT-2のEQセッティングの幅広さを生かし、BE-ODのようなブラウンサウンド/5150系の音を構築してみました。
今回はMT-2にクリーンプリアンプであるTwo-Notes Le Cleanを噛まし、Dyn IRはMarshall 1960B Greenback(Shure SM57)を採用してます。
結果、仮にBE-ODを100点とすると、個人的には70点位までは再現出来てるのかなと考えてます。
まずMid Frequencyが大きな役割を果たし、大体2kHz当たりを目処に軽く上げるとMarshallやブラウンサウンドっぽさが増し、高域の鋭さがマイルドになります。
これを軸にHighやLowを弄ると中々近い所までは再現出来ます。
しかしメタルディストーションには付き物なのですが、何となく800Hz辺りの鼻詰まり感が出ており、これがドライなMarshall感を遮ってますね。
後は歪の分離感もやや気になりますが、比べた相手がBE-ODなので、他の「うーん。。。😅」なブラウンサウンド/5150系ペダルに比べれば全然近いですね🤘✨
総評
「じゃじゃ馬」とか「扱いづらい」という、ある意味酷評を見てきたのですが、蓋を開けてみれば普通のメタルディストーションでした笑
多分アンプのインプットに繋ぐと高域が出るので、それが気になる方が多かったのだろうと考えてます。
アンプのリターンに挿した方が良い音というのも、その強い高域成分がパワーアンプ直だと補正されない高域を補って良い方向に繋がったのかなと考えてます。