Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20200505 Dimebag Pedal考察

前回最後のパズルのピースが揃ったので、ここはやらざるを得ないと思い、早速Dimebag氏のサウンド研究を行いました🤘✨

(後半、比較実験の感想を書きますが、1つの結果は目に見えてますwww)

 

MMV × ブースター編

まずはMMVの独特の癖を改善すべく、以下のブースターを使って実験してみました😆🤘✨

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Sick As Overdrive

Sick Asの場合、MMV側のGainは1時くらいまで下げ、Sick AsのGainを9〜10時くらいまで上げてゲインミックスした方が良い感じにチューブサチュレーション感が出てるような気がします。

それを踏まえやはりSick Asの効果か、歪全体に艶感が出て明瞭になるようなブーストが出来ました😊👍✨

BassとTrebleの効きも良く、特にスポイルされがちな低音をある程度補えるのもGood!😉

 

Precision Drive

こちらはMMVのGainをMAXより若干下げ、PDはGain 0で、ほぼMMVでゲインを稼ぐやり方が良いです。

しかしながら、このPDに関してはあまり相性は良くないです😓

元々ソリッドな歪のMMVに、硬さやハイトレブルを強調するAttackやBrightのつまみが余計に硬さを強調し、またMMVの強みである重低音がAttackの程度によってカットされるので薄っぺらくなります(笑

 

SD-1

BOSS Super OverDrive  SD-1

BOSS Super OverDrive SD-1

  • メディア: エレクトロニクス
 

SD-1に関しては、正直無難にブーストしてるという感じでした。

トーンに殆ど干渉せずブーストさせる場合は、安価で手に入りやすいコレがオススメです😊👍

MMV側のGainは2時くらいが良い感じですね🤔

Toneつまみはやや効きが良い方で、下げれば低音がルーズになり、上げればハイミッドが持ち上がるので、好みに応じて使い分けるか、デフォの12時に固定がいいかなと思いました。

 

TS9

Ibanez Tubescreamer TS9

Ibanez Tubescreamer TS9

  • メディア: エレクトロニクス
 

個人的に一番良かったのはコレ、TS9!🤘😊🤘✨

ゲインブーストすると共に、MMVでは圧倒的に足りないミドルを補って、ただでさえぶっといトーンのMMVの太さを更に強調してくれます👍✨

MMV側のGainはSick As同様1時位にし、TS9はVol MAXのGain 0でOKです٩(ˊᗜˋ*)و

Toneは殆ど影響が無く、どちらかに振り切ってもさほど変わらないので、微調整に使えます(笑

 

Sick AsとTS9がこの中では特に相性が良く、特にTS9に関しては派生系のペダルが星の数ほどあるので、どれか持ってれば代用出来るので便利ですね(笑

 

DIME Distortionテコ入れ編

続いてはDIMEで行きたいと思います(笑

コレに関しては改善の余地があるので、定番から応用まで色々やってみました🤘✨

 

SD-1 + MXR 6band EQ

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まずはOla Englund氏が試してたものの一部を纏めて繋げました(笑

多分スライダーやつまみの位置は動画と同じになってます😉

結果、尖ってた800Hz帯のミドルレンジがある程度抑えられ、SD-1のブースト効果で密度の濃いマイルドな感じの歪にはなりました。

しかし6band EQを見ても分かるように、絶対的にミドルレンジに集中しており、これだと歪が飽和して音が潰れたりハウります(笑

SD-1を切ればある程度改善されますが、それだとあの安っぽい歪(笑)になりますね😓

両方同時がけはオススメ出来ません(笑

 

その他ブースター編

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(写真汚くてサーセン😆)

今回は上記のブースターを使ってDIMEをブーストしてみました🤘✨

まず言えることは、全体的にはブーストをしない時よりも歪がきめ細かくなって密度が高くなってます。

ブースターの効果は抜群と言えるでしょう👍✨

 

TS9

Ibanez Tubescreamer TS9

Ibanez Tubescreamer TS9

  • メディア: エレクトロニクス
 

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元々上と下がガッツリ削られ気味なDIMEに使うと、更にレンジが狭くなったような気がします(笑

Dimebag氏のトーンの再現にミドルレンジはあまりブーストしたくないのもあり、相性はそこまで良くないです。

但し、氏の使ってた6band EQでは800Hz帯を中心にブーストしてたので、一概にミドルスクープするという訳でもないようです(DIMEにはミドルスクープスイッチが付いてるけどね😅)

 

Sick As Overdrive

やはりSick As側のGainを9時くらいまで上げる必要がありますが、歪の分離感が良く、フラットなトーンでブーストしてくれるので良さげな感じです👍✨

特にTrebleつまみを上げると、DIMEではスポイルされ気味な箇所の高域を増幅してくれ、明るさや抜けの良さを改善してくれるので非常に使いやすいです😉👍✨

逆にBassつまみは上げるとブーミーにるので12時のまま弄らない方が良いです(笑

 

FOCUS-NX

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これも音に艶を与え、無難にブーストしてくれるので扱いやすいです👍

こちらもVolだとヘッドルームが高いのでGainつまみによってゲインブーストを行います。

またColorの1と2を上手く調整すれば、DIMEでは得られない抜けの良いミドルレンジのブーストが出来るのもGood🤘✨

ただCompressionつまみに関しては、何度も述べてる通りDIMEはトーンの上と下が削られてるので、つまみを上げると更に丸くなって迫力が消え失せるので、ダイナミックレンジに補正する0に合わせておくのが良いです。

 

Precision Drive

コレに関しては他と毛色が異なり、MMV同様低域を削るので、いっそ高域寄りにしてDjent用のサウンドにすると良い感じですね(笑

歪に立体感が加わり、低域が更にタイトになるので、備え付けの強烈なノイズゲート掛けてザクザク刻むのがオススメです🤘✨

 

個人的にはSick Asが、素直なブースト、高域調整、音そのものをエンハンスしてくれる感じで1番良かったです!😉🤘✨

 

各種Dimebagペダル考察

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「Dimebagトーンを再現するならこれらだ!」

という偏見で自分なりに集めてみました(爆

(本当は買いたくもなかったMXR DIMEを買ったのは、この企画をやりたかったからですwww)

個人的なDimebag氏のトーンは、

・兎に角ドンシャリ(Damageplan期はややマイルド)

・ピッキング時のアタックが硬質(特にCowboy From Hell〜Far Beyond Driven期)

・立ち上がりが非常に速い(特にVulgar Display of Power)

という風に思ってます🤘😎🤘✨

広義の意味なら適当なメタルディストーション系のペダルを持ってくればそれなりな音が出せますが(BOSS ML-2とか安い、(手に入るのが)早い、ハイクオリティの三拍子で隙無し👍✨)、やはり彼のサウンドを模した、若しくはより近いと思われるペダルを使いたかったので、上記のペダルを選択しました。

 

Randall RG-OD

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最初に選んだのはコレ。

やはりDimebag氏がWarheadのアンプを使ってたので、その会社からの製品は期待大です!

そしてその期待通り、写真のような設定にするとまんま彼の音が出てきました!😆🤘✨

JC-40でもFucking Hostileとかの楽曲をそっくりそのまんまな音で再現し、非の打ち所が無いです😉

補足すると、Chはゲインブーストモード(青色LED)、押下式スイッチは全てONにしてます。

特に全盛期のVulgar〜Far Beyond辺りのギターサウンドは鉄板ですので、それらの音が、歪のキャラやトーン含めて簡単に出せるコレは非常にオススメです!

 

EHX Metal Muff

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二番手に付けたのは、やはり古くから(俺の中で)定評だったコイツ😊✌️

なんと言うか、ミドル削ればドンシャリメタルサウンドのお手本みたいなペダルなので、Panteraとかも類に漏れず再現出来てしまった感はあります(笑

因みに補足すると、Top BoostはONにし、Boostつまみを少しだけ上げ、OFFの時に気になった鼻詰まり感のあるミドルレンジを相殺してます。

トーンはDimebag氏に似た感じのが作れるんですが、歪のキャラがBig Muff由来のきめ細かで且つファジーで、RG-ODに比べるとちょっと柔らかいかな?と思いました。

しかし他のメタル系の曲をやるなら断然こっちの方が使いやすいので、持ってても損は無いでしょう(笑

 

KRANK Distortus Maximus MMV

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Damageplan期の音はコレがいい感じです。

ドンシャリ系ペダルにカテゴライズされてますが上記2点には遠く及ばず、どうEQを弄ってもミドルレンジが相対的に強めです。

なのでやはりFucking〜みたいな非常に攻撃的なサウンドは難しく、後期のややマイルドなサウンドをやるのに適してる感じです。

高域は良い感じでエッジ感があり、低音もガッツリ出るので迫力を醸し出し、やや弱めな歪をカバーしてる感じです😉✨

 

Apex Preamp

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Ola Englund先生はDimebagのトーンを再現するペダルとして大絶賛してましたが、正直コレ単体だとミドルが強過ぎるし、歪もSAGやサチュレーション感がかなり出てるので、ソリッドステートアンプのような硬質なニュアンスは出ません😅

しかしTightスイッチによるローエンドのカットや3-Stageノイズゲートなどの各種強烈なギミックにより、別途EQやブースターなどが必要になりますが(Ola先生もSeymour Duncan Power Stageの3バンドEQを活用してました)、上手くハマればチューブの質感が付加された、上品な彼のトーンが再現出来るかもしれませんね👍✨

 

Megalith Delta

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コレの場合、初期のサウンドをやるにはどうしても柔らかい感じになってしまうので、Damageplan期のサウンドを狙うなら良いかもです😉✌️

Contour 0、Middle 0みたいに極端にミドルレンジを削るとMarshall的な質感になりがちなので、TrebleとBassも含めて相互的に弄り、金属的な質感を狙おうとすると上みたいになります(それでもかなり柔らかく汎用性の高いハイゲインチューブアンプという感じです)。

低音がかなり重心が下の重低音を司るので、効かせ過ぎるとダルダルになりがちですが、微調整で迫力のある低音を効かせたリフを刻めます🤘✨

 

🤛越えられない壁🔥

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一種の試練ですな🤔

 

MXR DIME Distortion DD-11

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[rakuten:guitarplanet:10002512:detail]

某動画を見てdisりたくなったとかそういう意図は全く無いんですが(笑)、普通に買って試して余りにも他のペダルと比べて酷い出来だったので書き殴りますねw

このブログの主旨は3年前から書いてますが、買ったペダルに関しては良い点も悪い点もそのまま書くのでご容赦くださいませ😈🤘✨

このペダルは他と比べると、ドンシャリサウンドを狙ったとしてもミドルがかなり出る上、何度も書いてますがローエンドとハイエンドがざっくり削られてキャビシミュが掛かったと思わされるくらいなので、余計にミドル(特に尖った800Hz)が目立ちます😓

特にRG-ODとかMetal Muffを弾いた後でコレを使うとあからさまにモッコモコな感じで、ApexやMegalithなどを弾いた後でも高域がまるっとしてて迫力がスポイルされてる感じがしました😅

ミドルスクープスイッチを使っても上記の通り帯域の削りのせいで焼け石に水、ゲインブースターなどで何とかカバーすれば多少はマシになりますが、だったら他のペダルを使った方が(コスパ的にBOSS ML-2マジでオススメ👍✨)良いです😅

BOSS Metal Core ML-2

BOSS Metal Core ML-2

  • メディア: エレクトロニクス
 

[rakuten:gakkiwatanabe:10012233:detail]

最早、

「Dimebag氏のシグネチャーの権利を法的に獲得して適当に作った何か」

という感じが拭えないですね(昔ファミコンが流行った頃、各種メディアの版権を何ふり構わず獲得して無理やりソフトを制作・販売してた時期があったみたいだけど、それと似てますな。。。「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」とかねw)

 

総評

Youtubeの動画を鵜呑みにして「コレはダメだ」というのもアレなので実際に試しましたが、やはりダメなものはダメという事が分かり、ある意味満足してます(笑

また今回の実験により、Sick As OverdriveがDimebag氏のサウンドに近づけるためのブースターとして優秀だと言うことも分かりました🤘✨

 

彼のトーンは未だに熱望されてる人も多く、あの伝説のソリッドステートアンプ、Randall WARHEADから繰り出される立ち上がりの速い超攻撃的なサウンドは、同じくソリッドステートのRockmanと対局の位置にあって魅力的です😍

(だからソリッドステートアンプがチューブより好きな理由でもありますw)

サウンドハウス