Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210111 Marshall DRP-1 Direct Recording Preamp

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前回の記事

20210110 Friedman Smallbox - Guitar Stuff Blog

のSmallboxが届いた日に、某TC楽器にて購入しました🤘😊🤘✨

Marshall DRP-1(Direct Recording Preamp)です!

DRP-1は94年に本国イギリスで生産されたソリッドステートタイプのプリアンプで、小型ながらもMarshallそのもののサウンドが出せると当時から評判みたいでした(最近知ったのであまり詳しくないですw)

また各種機能も備わっており、

「これ1台で一通り賄える小型プリアンプ」

という一面も持っており、フラッグシップのスタックやコンボとはまた違った使い勝手で人気だったみたいです。

 

俺がこれを買った理由は、、、ツイッターの影響でした(爆

Smallboxもそうなんですが、やはり隣の家の芝生は青く見えるもの、気になるような機材をレビューされたので欲しくなる性分が働き即購入してしまいました(笑

(オリジナルのMarshallサウンドを久々に体験したいという思いがあったのも後押ししましたw)

 

インターフェース

一般的なエフェクターのGainに相当する、プリアンプのレベル調整のPreamp Volume、パワーアンプのVolを調整するような感じのMaster Volume、3バンドEQ、全体的な音量を調整するLine Levelの計6つのつまみと、ローゲインとハイゲインを切り替えるGain Normal/Boostのトグルスイッチで構成されてます。

赤色LEDが搭載されており、こちらはバッテリー使用時にチェッカーとして働くみたいです(パワーサプライ使用時は消灯)

電源はエフェクターでお馴染みの006P電池か、センターマイナスの9Vアダプターで動作します。

 

入出力系統はこんな感じです。

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左から、Headphone Outは文字通りヘッドホンを繋ぐジャックで、スピーカーエミュレーション回路を通った音になります。

Headphone Inは恐らくAUX INの事かと思われますが、同時にFX inと書かれてるので、隣のFX outと併せてエフェクトループと考えるのが妥当ですね。

そのFX outはLine Outとも書かれてますが、こちらもHeadphone Out同様スピーカーエミュレーション回路を通り、ミキサーに直接出力出来るようになってます。

Headphone Outとの違いは、ヘッドホンを機能させる為の小出力のパワーアンプが作動するかしないかの違いかなと考えてます。

Preamp Outは文字通りプリアンプとして機能するもので、パワーアンプやギターアンプのリターン、キャビシミュ等に挿す箇所ですね。

 

サウンド

単刀直入に申し上げますと、

「まんまMarshallの音」

です(爆

Marshall特有のドンシャリトーン、カラッとしたドライで荒々しい歪はMarshallアンプそのものという感じで、真空管を使わずにここまで再現されたサウンドは、かの「リトルJCM800」と評されたLead 12と非常に似通ってます!

 

Normal Mode

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Marshall 1959 SLPの音を再現したと言われるNormalモード。

低音がブーミーで高域成分が(思ってたよりも)少なく、正に従来のPlexiという感じのサウンドです。

クリーンからクランチ、オーバードライブまでを司り、モデリング元のアンプ同様あまり歪みません。

(物申すが、昨今のMarshall Plexiを模したペダルとかはやたらゲインが高く、普通にディストーションとして使えてしまうものが多々あるが、実際のPlexiはゲインが相当低く、実際使った人は恐らく違和感覚えるに違いないw)

このモードにFuzz FaceとかTSとか色々繋げて往年のギタリストのサウンドを構築し、省スペースでライブやレコーディングをするのにうってつけですね🤘✨

 

Boost Mode

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続いてはJCM 800/900辺りのサウンドを再現した(らしい)Boostモードです。

JCM800とかも、70年代にSLPをハイゲインモディファイするビルダーが沢山出てきて、本家がそれに倣って出したという逸話を聞いた事がありますが、こちらもそんな感じでゲインブーストしてるのかな?と浪漫に思えますね🤗

昨今ではやや歪量が足らず、またファジーで低音がブーミーに感じられるかもしれませんが、これが当時の音です(笑

EQは完全にパッシブ型で、フルテンで従来のドライでカッコイイ、王道のMarshallサウンドという感じです。

その為フルテンでの使用が俺的には望ましいのですが、一応順を追って説明します(笑

Bassはかなり下の帯域を扱う感じで、3バンドEQ全て12時の状態でBassだけ上げるとMarshall特有のドシッとした感じの低音が出てきます。

逆に12時から下げても低音がカットされてブーミーな感じが薄れるので、これはこれで使いやすいサウンドになります。

一番バランスの取れてるEQですね。

Middleは12時より上げると600Hz位の帯域がグッと上がり、こんもりしたミドルがガッツリ出てきます。

70年代のハードロックとかやる際は、他の帯域を下げつつここを上げると、ミドルブーストが掛かった太いサウンドが作れます。

逆に全てのEQが12時の状態でMiddleを0まで下げると、トーンのバランスが崩れるのか歪が汚くなり、音が潰れます(笑

トーンが破綻するくらいなので、ドンシャリ設定とかにする際は他のEQも調整してバランスを取らなければなりません。

Trebleも同様で、12時より上げるとタダでさえ高音が強いMarshallサウンドが更にキンキンになり、正直耳が痛いです(爆

逆に0まで下げれば、Middle同様歪が潰れ、音が極端に篭もり、とても使える音にはならないです😅

上の下手くそ動画ではEQを色々設定してそれなりのサウンドを作ってはみましたが、フルテン以外の選択肢が欲しいなら、相当癖のあるパッシブ型EQのシナジー特性()を理解して構築する必要がありますね。

 

MasterとLineのつまみの違い

Preamp Levelはゲイン調整と比較的分かりやすいのですが、問題はMaster LevelとLine Levelの違いです。

音量に対する影響度はLine Levelで、Masterの方はトーンの構成に携わってるという感じです。

 

Masterを上げてLineを下げる→比較的ふくよかになり音が太くなる。

Masterを下げてLineを上げる→高域が目立つようになり音がソリッドになる。

 

こんな感じで今のところは解釈してます。

なので俺的にはMasterの方を上げるのが好きですね。

 

総評

Lead12やDSLを彷彿とさせるサウンドで、とても懐かしい音でした😌

今思えば、Lead12やDSL1CもフルテンにすればMarshallらしいサウンドが出来たのでは?と考えさせられます。

昨今のMarshall系AIABはかなり使いやすくアレンジされてる物が多いですが(先発のGuv'norですら使いやすい音にアレンジされてる)、こちらは元祖Marshallという感じの音で、Marshallの癖のあるサウンドが欲しいならコレはかなり的を得てると思いました。

 

次回は色々比較実験などを行いたいと思います🤘✨

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