Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210110 Friedman Smallbox

f:id:acidmb:20210108214202j:image

今年一発目のmy new gearはこちら!🎊㊗

去年こっそりと発売されていたFriedmanのアンプ・イン・ア・ボックス(略してAIAB)、Smallboxでございます!

 

Smallbox 50

Friedmanの新作といえば大抵は同社から出てたアンプのペダルエミュなのですが、こちらも例に漏れずAIABとなってます。

その大元のアンプが、見出しにある「Smallbox 50」というアンプになります。

現在ではディスコンになってしまってますが、このアンプはヴィンテージのMarshall SLPから、それを改造したようなハイゲインサウンドまでこなし、50Wという大音量で歪ませやすい出力となっており、こちらも人気機種だったのですが、やはりフラッグシップのBE-100やその小型版でホームユースに最適なPink Tacoなどのラインナップがあり、Friedmanのラインナップで生き残れなかったのでしょう😭

それを模したペダルが、今回のSmallboxになります。

 

インターフェース

同社のDirty Shirleyと全く同じ構造で、上段左からBass、Treble、Presence、下段左からVol、Middle、Gainの6つのつまみと、左側面にGain Structureというトグルスイッチの付いたものとなってます。

電源も同じく9-18Vまで対応してます。

BE-ODなどにあった内部トリマーは無くなってるみたいですね🤔

 

サウンド

youtu.be

歪量は元ネタのMarshall SLP〜それのハイゲイン改造版という感じです。

クランチからハイゲインまでシームレスに変化させられ、歪もプリっとジューシーな感じ、コンプ感が無くナチュラルなニュアンスでアンプらしさが充分に感じられます。

Bassは上げるとかなりの重低音を出してくれますが、0まで絞ってもスポイルされることは無くスッキリした低音にしてくれる感じで、どちらに振り切っても、12時から微調整しても良いかなと思いました。

Middleは12時を基準にしてどちらかに振るとかなりキャラが変わり、Marshallらしいドンシャリ感を出したければ左に、ミドルをガッツリブーストしたければ右に回すとぶっとい音になります🤘✨

歪の成分も大きく変わるので、音作りにかなり直結する部分ですね。

聴覚上では少なくとも500Hzでは無くもっと高い帯域、1kHz周辺の狭いQでの可変かなと思われます。

Trebleは恐らく4kHz辺りが狭いQで大きく変わってる印象で、左に振るとモコモコと篭っていき、右はMarshallよろしくキンキンなサウンドになっていきます。

Presenceは文字通り超高域の補正で、エッジや明るさ、抜けなどの音の輪郭を操作する感じです。

Trebleではトーンが大きく変わるのに対し、こちらは最終的な超高域の補正と、アンプなどについてるそれと同じような働きをしてくれます。

Gain Structureのトグルスイッチは、前側に倒すとゲインが上がってワイドレンジになり、後ろに倒すと低域と高域がカットされてゲインが下がります。

これも好みで使い分けるのが良いのですが、俺個人としては基本前側に倒しっぱなしで良いかなと思いました。

 

比べてみた

f:id:acidmb:20210110003733j:image

 

Smallbox vs BE-OD

youtu.be

BE-ODの方がハイゲインでコンプレッションが強いのでかなりサスティンがあります。

BE-100のような、ズギャーンと爽快なハイゲインが欲しければBE-ODが断然良いですね🤘✨

逆にSmallboxはニュアンスがかなり出ており、ナチュラルな歪という感じで、ハイゲイン改造SLPなサウンドが欲しいならこちらですね。

基本的なトーンは似てるので、後は自身の好みで選択出来るのは便利です👍✨

 

Smallbox vs Dirty Shirley

youtu.be

続いてはDirty Shirleyとの比較🎶

Dirty Shirleyは元ネタがJTM45な為、Smallboxよりも更にゲインが低くなってます。

ミドルレンジがDirty Shirleyの方がある反面、高域成分が圧倒的にSmallboxの方がある為、Dirty Shirleyがモコモコと篭った印象を受けます。

これを鑑みると、

「Dirty Shirley≒JTM45≒Fender Bassman」

はかなり籠るようなミドル成分が出てる音、

「Smallbox≒1959 SLP」

辺りから高域が補強されたMarshall的なサウンドが確立されたのかなと考えられます(JCM800から更にキンキンになるような印象w)

双方ともクランチやオーバードライブ辺りの音が特にジューシーなので、そこからイナたいミドルが出てるDirty Shirleyか、SLPさながらのトーンのSmallboxかで分かれる感じです。

 

総評

やはりFriedmanらしく高いクオリティを誇ってるペダルという感じです。

ちゃんとBE-ODやDirty Shirleyとは棲み分けが出来てて、「これぞ皆が想像するMarshall」な音ならSmallboxが3つの中で良いかなと思いました。

どのFriedmanも弾いてて気持ちいいペダルばかりなので、弾き比べて違いを堪能するのも良いかなと改めて思わされるペダルでした😊👍✨

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

  • メディア: エレクトロニクス
 
FRIEDMAN Smallbox Overdrive Pedal

FRIEDMAN Smallbox Overdrive Pedal

  • メディア: エレクトロニクス
 

サウンドハウス

DJI