さあて、今回も比較実験をしていきます!🏢🔬🌡
予想外にMarshall感が出てたので、手持ちのペダルと比べてどうなのか?!はたまたスピーカーエミュの効果は?!キャビシミュとの組み合わせはどうなのか?!というのをやっていきたいと思います!
因みに今回のペダルでの比較は、対象のペダルを鳴らす際はDRP-1のNormalモードをクリーン設定にし、アンプのリターンに繋いで鳴らしてます。
DRP-1のクリーン設定は、NormalモードでPreamp Volume 9時、Master Volume MAX、EQ全てMAX、Line Levelは12時となってます。
DRP-1のPlexi設定は、NormalモードでLine Level以外全てMAXにしてます。
DRP-1のハイゲイン設定は、Preamp Volumeが3時ちょっと過ぎ、Line Level適宜調整、その他はMAXにしてます。
比較対象のペダルは、特に断りが無ければEQは基本全て12時、Gainは3時ちょっと過ぎとなってます。
先攻がDRP-1、後攻が比較対象のペダルとなってます。
DRP-1 vs Marshall Guv'nor
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まずはペダルとの比較実験から。
トップバッターは同じMarshallから出てたペダル、Guv'nor!
同じ英国製という事で比べるに相応しいかと思います。
まずトーンは大体同じような感じですが、Guv'norはPresenceと呼ばれるような帯域がカットされてるのか、こじんまりとした印象を受けました。
低音も無いので更に拍車が掛かってます。
またDRP-1の方がきめ細かい歪で、相対的にGuv'norの方はソリッドな雰囲気が出てます。
ただEQの効き方が、Guv'norの方が癖がないので、扱いやすさはGuv'norですね。
よりチューブアンプヘッドらしい音はDRP-1、難なく手軽にMarshallサウンドを堪能出来、トーン設定も比較的楽に行えるのはGuv'norといった感じですね。
DRP-1 vs Carl Martin Plexitone
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続いてはCarl MartinのPlexiの名を冠した人気機種Plexitoneとの比較🤘
最初はDRP-1のNormalモードでPreamp VolとMaster VolをフルにしてPlexitoneのCrunchモードと比較しましたが、Crunchモードの9時より少し下ぐらいで丁度同じくらいの歪量といった感じでした。
また高域がPlexitoneの方が出ており、やはりモダンなトーンに昇華されてる印象を受けます。
一方DRP-1のBoostモードと、PlexitoneのHigh Gainモードでは大体歪量が同じ位で、Plexitoneの方が低音が出て滑らかな歪という感じです。
歪み方はDRP-1の方が荒々しい歪でやはり本家に近く、相対的にPlexitoneは上品に鳴るような印象を受けました。
DRP-1 vs Bogner La Grange
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お次はBognerのPlexiエミュ、La Grange✌️
まずPlexi設定での比較では、LGのgainトグルスイッチをLにしてGainつまみをMAXにしたのですが、DRP-1の方が歪みます。
LGの方が比較的柔らかい音ですが、比較時点でpre eqをLにしてたので、これをhにしたり、ch. blendをTの方に全振りすればエッジが立って似るのかなと思われます。
一方ハイゲイン設定での比較でもDRP-1の方が歪み、かつドライで荒々しく歪むMarshallさながらのサウンドという感じです。
LGはPlexiアンプをそのままハイゲインに改造したような音色で、イナたさやブーミーな感じがそのまま強調され、比較的音が丸っこくなってます。
どちらも甲乙つけ難い魅力があり、要所要所で使い分ければ面白いかなと思いました😃✌️✨
DRP-1 vs Friedman Smallbox
2020年11月辺りに発売された、この記事を書いてる時点では最新のFriedman謹製Plexiエミュ、Smallbox😡👊✨
この動画では、比較する間にDRP-1のクリーン設定での音色が入ってますが、「こんな音ですよ」的な意味合いで入れました。
比較すると結構違いがあり、Smallboxの方が滑らかな歪で低音がガッツリと出ており、高域が程よく抑えられて使いやすいサウンドになってます(SmallboxのEQは全て12時)。
Marshallさながらの荒々しさ、高域の強さはDRP-1にありますね。
歪量は大体一緒なので、オリジナルなサウンドか、Friedmanによるエンハンスされた上品なサウンドを取るかという感じです。
PlexitoneとSmallboxが中々似てますが、Plexitoneの方がMarshall寄りなトーンで、Smallboxの方がよりモダンなアンプサウンドという感じですね。
DRP-1 vs GOAT Generator
これはオマケの部類ですが(笑)、GOAT Generator(Rockman)との比較🎶
RockmanがMarshall SLPのサウンドをお手本に造られたモジュールなので比較しました😃✌️
因みにGOATに関しては、つまみ設定は全てカーソル位置にし、PhaseはONにしてDRP-1を経由せずにそのままJC-40のリターンに挿してます。
まずトーンが全然違うのは目に見えてるので(笑)、歪方を考察したのですが、そこそこ似てると感じました。
Rockmanはミドルが強烈に出て、強烈なコンプでニュアンスが潰され、結果滑らかなサウンドになってるのですが、歪の粒は大体一緒なのかなと考えてます。
歪量は、GOATのDistortion HarmonicsをHeavy、SustainをMAXにしてるのですが、Preamp Levelが3時ちょっと過ぎのDRP-1の方が歪みますね。
若しくは高域がかなり出てる為歪が強く聴こえるのかなと考えてます。
DRP-1 vs MXR 5150 Overdrive
比較実験ラストはやはりコレ、MXR × EVHのコラボ、5150 OD!
(R.I.P. Eddie Van Halen!🤘)
今まで5150 ODはBE-ODと比較して何となく一歩劣るような気がしてたのですが、DRP-1と比べてそのポテンシャルの高さに気付かされました👍✨
まずDRP-1がMarshall直結の音なのに対し、5150 ODをBoost OFFで鳴らしたのですが、まるでDRP-1の高域をガッツリと削り、低域を程よく出し、歪のキャラが変わらず、正に本人が70年代から目指してた「Brown Sound」と呼ばれるような歪だという事が思い知らされました。
(BE-ODは歪がきめ細かく滑らかで、やはりモダンなMarshall/Brown Soundという感じでキャラ自体が違ってました😅)
DRP-1と比べることにより、「Brown Sound」というものがどのように当時のMarshall SLPから音色や歪量を変えたのか?という事が、今回の比較で非常に分かりやすかったです🤘🤘🤘
Speaker Emulation & Torpedo C.A.B. M+
今度はDRP-1のLine OutからYAMAHA MSP-3に繋いだ音と、Preamp OutからTorpedo C.A.B. M+に繋いだ音を色々比較してみました。
まずDRP-1のスピーカーエミュレータ機能については、なかなかよく出来てるなと思いました。
Marshallサウンドにしてはやや高域が減衰しがちかなとは思いますが、程よく低域や中域が出ており、アナログのCelestion Greenback辺りのエミュレートなのかなと考えてます。
Preamp OutからC.A.B. M+に入力し、それぞれのキャビタイプで鳴らしてみましたが、キャビの癖は出るもののやはりMarshallらしいサウンドは顕在で、そのMarshallサウンドに味付けする程度に留まるほど、DRP-1の音色が色濃く出てます。
どのキャビタイプでも大体良い感じに鳴らせるのでキャビシミュ自体との相性は抜群、DRP-1のコンパクトさも相まって宅録や省スペースでライブを行う際はやはり便利なツールかと思われます。
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総評
様々なペダルと比較したり、スピーカーエミュレート機能を使ったり、キャビシミュ噛ませたりしましたが、やはり王道のMarshallサウンドでした🤘✨
ガッツリMarshallサウンドなので、Marshall好きには堪らない逸品ではないかと思われます(Guv'norよりMarshall感が出てます👍)
キャビシミュで色々味付けが出来るので、内蔵スピーカーエミュの他、キャビシミュなどで他者と差別化を図るのも面白いかも知れませんね😋
他のメーカーやビルダーが作ったMarshall系ペダルは、やはり使いやすいように音が柔らかくアレンジされてるケースが殆どなので、ガチのMarshallサウンドをコンパクトな筐体から出したいのならコレ一択かと思われます。
Lead12もそうですが、MarshallはチューブでもソリッドでもMarshallサウンドを作るのがすこぶる得意だという事が改めて納得出来ました🤘✨