今回もMP-1CHの性能比較実験を行いました🤘🏼🤘🏼🤘🏼
ラック版のMP-1自体の知名度は言わずもがななんですが、こちらはイマイチ盛り上がりが無いので、GETした俺がどんどん紐解いて世間に広めようと思ってます(笑
・Sansamp Classic
まずは近い年代に一世風靡したSansampとの比較。
厳密に言えば、MP-1の後にコレのブームが来た感じですかねσ( -ˇ.ˇ-。)ウーン
果たしてどのような違いがあるのか。。。?
で、違いなんですが一目瞭然でした(笑
なんつーか接続先の用途が違う感じでして、MP-1CHはパワーアンプ、Sansampはミキサー直という感じですね。
つまり、MP-1CHはギター用のパワーアンプやスピーカーあっての機材、Sansampはキャビシミュまで搭載した一体型、寧ろミキサーやパワードモニターへ出力する感じで、MP-1CHと比べると明らかに高域が足りないです(笑
それを踏まえて音作りの幅は、色々機能を搭載してるSansampより、各つまみの効き方が強いMP-1CHの方があるように思えます。
Sansampが色々なアンプのシミュレータならば、MP-1CHはEQやゲインで全く違う音の出る1つのプリアンプという感じですね。
歪みの強さはMP-1CHの方が上で、Classicではメタルは出来ません(笑
またMP-1CHと比較してSansampでも軒並みチューブのような丸み、温かみはあるものの、やはり奥まった感じや輪郭、解像度がMP-1CHに比べ低いという印象を受けました。
・Suhr Eclipse
幅広いゲイン幅、幅広いEQ可変幅という事でコイツを持ち出しました(笑
現代の音楽シーンを担う(であろう)Eclipseは果たして80'sの王道に違いを見せつけられるのか?
まず双方全てのつまみが12時で、全く同じ音を奏でました( 'o' )!!!
気持ちMP-1CHの方が音が前に出る感じがしなくも無いですが、そもそもアウトプットの出力が桁違いにEclipseの方があるので、総合的な迫力はEclipseですね。
歪量はEclipseの方がやや上ですが、こちらも僅差です。
EQについては、Eclipseはパッシヴタイプで元のトーンにあまり影響せずに、しかしながら効きの良い可変の仕方をするのに対し、MP-1CHはアクティヴタイプなので大幅にトーンが変わる点が大きな違いです。
Eclipseでメタルは出来ません(笑
またEclipseはSuhrのエフェクターの類に漏れず意図的に低域と高域が削られており、MP-1CHの方がレンジが広いです。
その分Eclipseの方が全体的にタイトな音色で、チューブサチュレーションのようなザラザラ感が無く、滑らかなディストーションという雰囲気もあります。
MP-1CHではEclipseのトーンはほぼ完全に網羅出来、かつ音が前に出る、チューブのようなサチュレーションやコンプ感が味わえるという利点があるので、人によっては完全上位互換と言えなくもないかもしれないです(笑
・Bogner Ecstasy Red
まだまだ行くよ〜モダンハイゲイン!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o
今度はBogner Redとの比較!(最近ミニ版の方がやたら気になってる今日この頃ですw)
ブティックアンプビルダーのペダルはどんな違いを見せ付けてくれるのか?!🥶
まず双方12時で、Bognerはミドルこんもりのやや篭った音、MP-1CHはシャリシャリという違いが見受けられました。
歪量は一緒です。
しかしEQやトグルスイッチを弄って行くと、Bognerは大型スタックアンプのEL34管をフルクランクさせたような重厚な歪み方が根底にある感じで、MP-1CHの方が低音の重心が低く、また低音の量も上なのでこちらの方が迫力があるかと思いきや、Bognerの方が分厚い歪みという感じです( 'o' )!!!
なんと言うか、MP-1CHの方が低域でも高域でもレンジは勝ってるんですが、ミドルレンジにおける凝縮感、輪郭がBognerの方が上な感じで、これが所謂獅子の咆哮の異名なのかな、と思いました(笑
勿論ミドルのブースト量はMP-1CHの方が断然上なんですが、Bognerと比べると何となく薄っぺらい、奥まったという感じの音に聴こえ、そういった意味でも真空管を一切使ってないBognerのペダルは凄いと思いました🤩
・Friedman BE-OD
お次はやっぱりBE-ODのご登場!✨✨
モダンハイゲインへ昇華させたMarshallの音色はMP-1CHで再現出来るのか?!
まず双方全て12時、MP-1CHのゲイン両方MAXでほぼ同じ音になりました(笑
内部トリマーは相変わらず10時ですが、BE-ODが他のペダルと比べてもゲインが高い証拠です
気持ちBE-ODの方が低音が出て、MP-1CHは高域が強い感じなので、MP-1CH側でBassとMiddleを1時、Presenceを11時位にして更に同じようになりました。
しかしやはり低域における帯域のピークが違うようで、BE-ODの方が重心が低く底から突き上げるような低音、MP-1CHの方がミドルに近いので分厚いと言った感じですね🤘🏼
因みに各EQの効きはMP-1CHの方が強く、Deluxe版をもってしてもやはり多彩な音を出せるのはMP-1CHですね(*>ω<)b
また凄かったのは、BE-ODでもMP-1CHの様なアタック感が得られ、非常にチューブらしさが感じられた点ですね😍
トーン的にはドライなんですが、ピッキングに粘りがあり、これがMP-1CHとそっくりなんですよね(^^)👍
・Megalith Delta
今度はMegalithタソ😍
ハイゲインアンプライクディストーションの新定番と旧定番との一騎打ち!!!⚔️
まず双方つまみは全て12時、Megalithの内部トリマーは3時、ブーストオフで同じ歪量です。
内部トリマーは変えずにブーストオン、Gain 2時くらいでMP-1CHのOD1とOD2がMAXとほぼ同じ歪量ですね。
それを踏まえてトーンを考察すると、Megalithの方が低音が強く、MP-1CHの方が高音がシャリシャリという、Bogner Redと似たような感じになりました。
BE-ODもそんな感じなので、昨今のアンプライクディストーションは低音重視なのが伺えますね🤘🏼
「エフェクターとは思えないくらい低音が出る」というキャッチフレーズが昔流行りましたが、それも今は昔🍵
それを踏まえてMP-1CHとMegalith、両方で幾つかのパターンでトーン作りを行いましたが、ほぼ同じ位音作りの幅が広いという印象を受けました。
ただし、BassとMiddleにおいて明確に違いが出てるので以下に書きます。
まずBassはMegalithの方が重心が低く、DiezelのDeepつまみに近い帯域を扱うので、箱鳴り感が出るのに対し、相対的にMP-1CHはローミッド寄りで音を太くさせる印象です。
Middleに関しては、MegalithではMidつまみで大体1kHz帯、Contourつまみで500Hz帯を操作するのですが、どちらもQがMP-1CHのMiddleに比べ比較的広く、またMP-1CHの方が可変値が高いため、MP-1CHの方がガラリと音色が変わります。
TrebleはMegalithで扱う帯域は丁度MP-1CHのTrebleとPresenceの中間という感じで、MP-1CHほどシャリシャリする感じでもなく、また他のEQと相互作用する感じなので、直感でブーストorカットが出来るMP-1CHの方が使いやすいかなという感じですが、慣れればMP-1CH程ではないにせよかなりエッジの効いた高音を狙えます🤘🏼
総合的には、兎に角低音の出方が全然違う為何とも言えませんが(笑)、迫力はMegalith、守備範囲の広さはMP-1CHという感じでした👍
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