Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190307 ADA MP-1 Channel Pt.2

今回はMP-1CHを、恒例の幾つかのペダルと比べる実験を行いました٩(ˊᗜˋ*)و

日本の相場だと7万超なのですが、果たしてその値段に合った実力は見られるのか?!(ง🔥Д🔥)ง

 

・Hughes & Kettner Tubeman 2

f:id:acidmb:20190226234715j:image

まずはヒューケトのプリ管入りのプリアンプ、Tubeman2のCh3との比較‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

00年代と80年代、どのような違いがあるのか気になるところですね~(-⊡_⊡)

では早速Check It Out(σ・∀・)σ!!

まず双方のEQを12時にした場合、Tubeman2の方が低音が多く、高域もかなり高い帯域まで扱ってるので、全体的にワイドレンジできめ細かい歪といった感じです。

逆に言うとMP-1CHはミドルにピークが集中し、エッジが丸まった滑らかなクリーミーサウンドと言った感じでしょうか(^o^)/

もう完全に時代背景が浮き彫りになった感じです(笑

そもそも扱ってるEQの数値が違う感じで、BassはTubeman2の方が低く、MidはMP-1CHで500Hz、Tubeman2で1kHz辺り、高域がMP-1CHのPresenseとTubeman2のTrebleで同じくらいという感じです。

Tubeman2は基本キャラを維持したような効き方、MP-1CHは大幅にトーンを変える効き方です🤘🏼

因みにTubeman2にMP-1CHを似せたセッティングはこんな感じになります⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎

f:id:acidmb:20190226234723j:image

500Hzが結構主張するのでカットし、BassとPresenseを上げ目にしてワイドレンジな感じにセッティングする感じで、人によってはドンシャリに聴こえるかもしれません(笑

歪みの強さは同じくらいで、歪の性質で差別化が図られてます。

また顕著に表れた違いとして、チューブ特有のコンプ感が挙げられます。

明らかにMP-1CHの方がアタックが強く、ミドルレンジの多さも相俟って粘り気が強烈で、この手の分厚くウェットな歪み方が好きな人にはフェチになる事間違い無しです🤘🏼👍💗

(因みに俺は好物ですw)

モダンなメタルサウンドを即席で出したいならTubeman2、古めのロックからHR/HMまで幅広くこなしたいならMP-1CHが良いでしょう(^o^)/

 

・Guyatone Metal Monster MM-1

f:id:acidmb:20190226235156j:image

続いてはGuyatoneのMM-1との比較。

造られた年代はややMM-1の方が新しいですが、音色は果たして時代を映す鏡となり得るのか?

まず双方12時のセッティングの場合、MM-1の方がTubeman2の時と同様低域と高域が出ており、全体的にレンジが広いです。

またMM-1の方が激しく歪み、名前通りメタルに特化したペダルと言えます。

EQに関しては、BassはMM-1ではかなり重心の低い重低音を操作し、可変値はMP-1CHの方が強く効く印象。

迫力はMM-1、太さはMP-1CHといった感じですね。

MidはMM-1ではピークを可変出来るのですが、Freqが12時だと凡そ250Hz辺り、MP-1CHと同じ500Hzに合わせるとFreqは3時くらいになります。

その上で両者を比べると、所謂可変範囲であるQはMP-1CHの方が広く、MM-1は局所的な印象を受けました。

言い換えれば、全体で太くなるのはMP-1CH、音色が分かりやすくガラリと変わるのはMM-1という感じです。

高域はMP-1CHのTrebleとPresenseよりもMM-1の方が高い帯域を扱っており、エッジが鋭くよりキツいサウンドを狙えます。

重低音も相俟ってより刺激的なメタルサウンドを狙うなら断然MM-1ですね🤘🏼🤘🏼🤘🏼

しかしながら、MP-1CHはデュアル12AX7の効果なのか、音の太さは天と地ほどの差で勝っており、特に単音での音の太さは目を見張る程です(⊙ꇴ⊙)👍✨

アタック時のコンプ感もMP-1CHの方が粘りが強く、輪郭があり、弾き比べると相対的にMM-1は音が篭もり、細いという印象を受けました。

 

・Diezel Herbert Pedal

f:id:acidmb:20190227015815j:image

Diezel Herbert Pedal プリアンプ エフェクター

Diezel Herbert Pedal プリアンプ エフェクター

 

お次はコレ、モダンハイゲインアンプの代表格、Diezelの今回はHerbertと比べました٩(๑>ᴗ<๑)۶

(VH4系統ばっかり出してても詰まらないしね😝)

まず双方12時でMP-1CHの方がレンジが広く、エッジの立った刺激的なディストーションが得られました( 'o' )!!!

Herbertは高域が丸く、メタルメタルしい感じでは無さそうですね🤔

Herbertの方が激しく歪み、2時以上にするとファズのような感じになる位です(笑

MP-1CHは相対的に足りないという印象を受けました。

EQに関しては、DiezelはBass、Middle、Trebleのパッシヴタイプと、Presense、Deepのアクティヴタイプに別れる為、全てアクティヴタイプのMP-1CHの方が幅広く音色を変えられます。

低域に関してはHerbertの方がMM-1同様かなり下の帯域を扱っており、底から持ち上げるような重低音ではHerbert、全体的に分厚く迫力のある低音はMP-1CHという感じです。

中域に関しては、Herbert含むDiezelのペダルでは大きく値を変えられないので、ドンシャリやモコモコな音など、幅広く作れるのはMP-1CHですね。

また高域に関してもMP-1CHはハイミッドを担当するTrebleつまみとPresenseつまみが強烈に分かりやすく効き、Herbertではパッシヴで明るさの調整に留まってるTrebleと、効き方が分かりづらいPresenseつまみで構成されており、MP-1CHのような高音は出ません😭

因みに双方を寄せ合わせた設定はこんな感じです。

f:id:acidmb:20190227025332j:image

MP-1CHでは主張するハイをまろやかにするためにPresenseを絞って、代わりにハイミッドであるTrebleで明るさ調整、ミドルはローミッドである500Hzを削る方向でハイミッドを強調し、Bassは大目に取りました。

Herbertではパッシヴタイプの3バンドEQはフルなんですが、ファジーな歪を軽減しミドルの輪郭を際立たせる為Bassは絞り代わりにDeepで調整、Presenseは絞ると4kHz位のハイが出るのですが音が奥に引っ込み、上げると1.6kHz位のハイミッドが主張してくるので12時にしてます(笑

これでトーンは同じ感じなのでニュアンスなどの違いを聴いていくと、やはりコンプ感が違い、MP-1CHは粘り、Herbertでは多少粘りはあるもののやはり少し明るさが見受けられます。

またMP-1CHの方が音が前に出て、音に輪郭があり歪みの重なり方が立体的です。

しかしながら、チューブを使わずしてチューブプリアンプに肉薄するサウンドやニュアンスを再現したDiezelは改めて凄いと思いました( ‘-^ )b

サウンドハウス