Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190215 Aria Distortion ADT-1

f:id:acidmb:20190118133449j:image

ギターメーカーでお馴染みのAriaが約30年前に出してたディストーションペダル、ADT-1です(^o^)/

Ariaと言えば今日でもAria Pro-IIなどの有名なギターを出してますが、ギターがもっと流行っていた昔はエフェクターなんかも出してたみたいですね(最近まで知りませんでした、すいませんw)

GuyatoneやYAMAHAと同様にギターとエフェクターを同時に出てた的な感じですね🤔

それら2つと同様、今ではビザールなエフェクターとして俺は認識してます(笑

(つかAriaとArionを最近まで混同してたのは秘密🤫)

 

コントロールはTS系同様Level、Tone、Distの3つまみで構成されていて、電源は9Vアダプターか0062P電池と従来のものと同様、バッファードバイパス仕様となってます。

 

まず歪みの性質なのですが、かなり古めの歪みでファジーディストーションの類に入ります。

これはToneコントロールで大幅に歪み方は変わるのですが、12時の時点では軒並み低音はブーミーで高音がジャリジャリする、古いトランジスタアンプそのものの歪み方をします(笑

この歪み方がツボな人はいるとは思いますが、トランジスタがチューブと違って大多数の人間に敬遠されてきた歪み方ではあるので、それに似た音を出すコレは万人受けは難しいかなと思います(笑

(僕はコレはコレで良いと思います←フォローになってねぇ‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

歪量は10時くらいまではクリーン、4時くらいまではオーバードライブ、そっから先がディストーションという感じで、「ディストーション求めるならDist MAXで使え」言うような感じです(漢

誰もが試すであろう12時の時点ではかなり弱めなオーバードライブという感じなので注意(笑

ピッキング時のコンプ感は無く、またミドルが無く一律平坦な感じがトランジスタ感を醸し出してますが、ニュアンスの反映の仕方は良く、Dist MAXでもレスポンスやギターVolの反応性はピカイチです(≧∇≦)b

 

次にトーンコントロールなのですが、このペダルのキモとなるのがここになります。

効き方としては、12時をフラットとすると、左に回すとハイが削られてロー〜ローミッドが追加され、右に回すとその逆という感じですね🤔

なので俺的にはなるべく左に回してミドルを追加しハイを削り、マイルドでふくよかなディストーションを作るのがオススメです(*>ω<)b

逆に右に目一杯回すと、低音がスポイルされ、元々痛い高音が物凄い追加されてペラペラのチープな音になるので使い所が難しいです(笑

また全体的に古めかしいフィルターが掛かってるようなトーンなので、最近のギターサウンドは(GuyatoneやYAMAHA同様)出せません(笑

余談ですが、ゲインを落としたクリーンサウンドとトーンコントロールが中々良い感じに相互作用をし、古めかしいフィルターも相俟って、Toneを左に回せばジャズなどに最適な甘々なクリーン、左に回せばアンプのクリーンはそのままに、ブライトスイッチを入れたようなハイが追加されて煌びやかになります( ‘-^ )b

なのでディストーションペダルのみならず、クリーンエフェクターやクリーンブースターとしても充分使えます(^o^)/

 

・どんなジャンルに合うか?

ロック系統は大体網羅出来ますが、メタルに使うには歪みが粗く重低音が出ないのでオススメ出来ないです(笑

またディストーションというカテゴリーですが、甘々なクリーンやブルージーに歪む感じはフュージョンやブルースにも使えるサウンドかなと思います(^o^)/

更にファジーディストーションでファズ色が結構強いので、古いサイケロック、アシッドフォークなんかにも代用は利くと思います(^^)

逆に輪郭のあるクリーンやクランチは出せないので、ロキノン系はまず無理です(笑

(素直にトランスペアレント系を使いましょう)

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

f:id:acidmb:20190121101352j:image

JC-40だとトランジスタアンプらしい音なら、チューブアンプだとどのような雰囲気になるのかやってみました🤘🏼(^^)

Mesa側はCh1でグライコOFF、Gainと4バンドEQ全て12時でClean、Fat、Tweed並びにNormalとBold全て試しました。

その結果、JC-40の時に比べ奥行感が大分出るようになり、多少エッジが柔らかくなりました(^o^)/

やはりメサ感(笑)はバリバリ出ており、Flux-Fiveの時と同じようなトーンですね(^^;;

かなりアンプに左右されるディストーションです(笑

 

・VOX Pathfinder 10

f:id:acidmb:20190122020112j:image

アンプに左右されるなら、今度はJC-40よりもスピーカーやW数が小さいコレならどうか?

いつもの設定(Gain 12時、Treble 0、Bass 6、Vol12時)で試しました。

その結果、やはりパス10のOD chのような音が出てきました(笑

正確にはOD chよりコンプ感が少なくフラットで味気ない音という感じです(爆

また音の分離感もOD chの方が良く、フラットなトーンに拍車をかけてる気がします(^^;;

利点?としてはペダルの方が高域が出るくらいで、パス10での使用は無意味ですね「(´へ`;

 

・総評

何をどうやってもエフェクターライク、元より(古い)トランジスタアンプそのものの音やニュアンスなので、好き嫌いがはっきり別れるエフェクターです(笑

敢えて70〜80年代のチープな音を聴きたい再現したいという方にはうってつけのアイテムです(笑

Toneを左に回していけば、それなりにハイが削られてミドルが追加されるので使いやすくはなりますが、それでも時代相応の古い歪みなので、やはり今の時代ではビザールな歪ですね🤔

サウンドハウス