Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190212 Horizon Devices Apex Preamp Pt.2

前回の予告通り(笑)、今回は様々なペダルとAPを早速比べてみました(⊙ꇴ⊙)👍✨

また、他のアンプでのエフェクターの乗り具合なども試してみました🤘🏼

 

・MXR EVH 5150 Overdrive

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MXR EVH5150 OVERDRIVE

MXR EVH5150 OVERDRIVE

 

最初は見た目がほぼ同じな5150との比較。

というか、筐体は全く同じ大きさで、同じ5ノブなので恐らく流用かなと思います(笑

まず歪の性質ですが、両者ともほぼ同じような歪み方をします。

Mansoor氏は5150 ODやPeavey 6505を気に入っており、そのPeaveyからシグネチャーアンプを出したりしてるので、その傾向の歪、即ちブラウンサウンドがいたく気に入ってるのかな、と考察してます🤔

どちらもきめ細かくもやや荒々しさが残る、正にブラウンサウンドという感じの歪の特徴は一致しており、この手の歪み方が好きな人にはAPも一考してもいいのかな、と思います。

次にトーンですが、やはり違いが浮き彫りになりました。

5150の方が低域の帯域は低く、逆に高域は高いので、全体的にワイドレンジです。

逆に言えばAPはミドルに寄ってて分厚いサウンドという感じです。

ミドルのピークも違い、5150はハイミッド寄りのドライな感じ、APはローミッド寄りのずっしりとしたサウンドになってます( -`ω-)b

改めてAPのチューニングがMesa寄りになってるという感じに思えました🤘🏼

ノイズゲートの効きですが、やはり最大に回すとAPの方がゲートの閉じる時間が圧倒的に速いです(笑

5150は本人がRockman Smart Gateをラックに積んで使ってた為、あくまで本来のノイズゲートという役割に留まっており、APはDjent系やShred系のサウンドを再現する為に搭載されたという、使い方の違いによるチューニングがされてるという感じです。

 

・Precision Drive

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Ola Englund氏のAPのレビュー動画でこの組み合わせをやってたので俺もやりました(笑

(この色合いでの統一感はRockmanを彷彿とさせるものがありますな(-。-)y-゜゜゜

この組み合わせを試したところ、APの基本的なスペックを変えずに、ハイミッドが持ち上がって明るいサウンドになり、音の奥行き感や解像度が引き上げられたような感じになりました٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)وイエー‼

ただ低音がほんの若干スポイルされる感じで、よりタイトになり、多弦ギターやかなり下げたダウンチューニングに適してるのかなと思います。

AP側のTightスイッチを押さずとも低音の倍音成分がザックリ削り取られ、ザクザクとスラッシーなリフを刻めるようになります。

Tightスイッチをオンにすれば、カッチカチの低音になり、更に鋭くなる事請け合い(笑

ノイズゲートはAPの方が強烈に効きますが、バランスが取れててDjentやスラッシュメタルに使いやすいのはPDの方かな、と個人的には思います。

なのでAP側のノイズゲートはオフにし、PD側をMAXにして使った方が俺的には使いやすかったです。

そしてそのノイズゲートに、前項のスラッシーな設定を組み合わせれば。。。サブマシンガンを乱射したようなリフが炸裂します💥🔫(*´∀`🔫)スダダダダ

このコンビネーションは非常にマッチしているあたり、この組み合わせ前提だったのかなと推測してます(抱き合わせ販売かwww

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

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「デジタルプロセッサでもアナログチューブアンプでもAPは力を発揮するよ🤘🏼( ‘-^ )🤘🏼」

と謳い文句があったので、まずはチューブアンプで試しました(笑

いつも通りClean、EQとGain全て12時、グライコオフで試しました。

結果、Mesaの音になりました(爆

Ch3のMk IV、Extremeに非常に良く似たトーンを持っており、互換性は抜群です(笑

APの方がブラウンサウンドよろしくハイがやや強調されてエッジが鋭い感じです。

ローミッドに重心があるトーンも似通っており、やはりブラウンサウンドをMesa風にしたサウンドという感じに思えました(^^)

ただ、Black ShadowのスピーカーはMesa Boogieのサウンドに強制変換するとも言われ、他のエフェクターも少なからず影響を受けてるものもあるため、一概にAP=Mesaと断定は出来ないですね(-。-)y-゜゜゜

Mesaの音抜きにして書きますと、アンプとの相性はやはり抜群で、アンプ直でも高品質なハイゲインサウンドを得られますが、ベースを変えずにちょっと別のテイストを試したい場合はこのプリアンプも一考かもしれませんね(⊙ꇴ⊙)👍✨

 

・BOSS eBand JS-10

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BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

 

じゃあ今度は、エフェクター使用を前提としてないデジタルモデリングアンプではどうなのか?

JS-10側のアンプタイプはNatural CleanとFull Rangeを使用し、APの乗り具合を実験しました。

結果、Natural CleanではJS-10内蔵のアンプモデリングでは出せない、奥行感のあるディストーションを出力し、Full RangeではAP付属のキャビシミュを併用することによってNatural Cleanのモードにした時の音に似た音を出す事が出来ました。

やはりスピーカーの径は影響し、JC-40などと比べてレンジ感や歪みの太さは劣りますが、2インチのスピーカー(+サブウーファー)でも10~12インチのスピーカーのような奥行感をシミュレートしてるのがAPのクオリティの高さを知らしめてる感じです(*>ω<)b

なのでアンシミュでも、フルレンジスピーカーのみでもAPは確かに働いてくれます(笑

 

・VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

お次はパス10での乗り具合をやってみました。

デジタルでもチューブでも乗りがいいなら、小型の練習用トランジスタアンプならどうなのか?

結果、5150 ODをパス10に乗せた時と同じような音になりました(笑

パス10の歪よりきめ細かく、高域が強烈に出て鋭いエッジのファジーなディストーションになります。

きめ細かい歪みの粒が折り重なって立体感は出ますが、ピーキーで劈くような歪なのである意味パス10の歪より使いづらいかもしれないです(笑

ところがキャビシミュをオンにすると、、、ガラリと使い勝手が良くなります!オオォォォ(゚ロ゚*)(゚ロ゚*)

元々Bulldogスピーカーはエッジが立ちやすく、どんなエフェクターもハイが強めのファジーなディストーションになりがちなのですが、このキャビシミュをオンにすることによって高域が滑らかになり、足りないミドルを豊富に追加し、歪の粒が太くなり大口径のスピーカーで鳴らしたような迫力が得られます(*>ω<)b

これは(Sanamp系を除く)他のエフェクターでは得られない恩恵であり、本来ミキサーやオーディオI/Oに繋ぐためのキャビシミュは、小口径のスピーカーにも絶大な効果を発揮するという事が分かりました(^^)

どんなアンプでも同じザクザクサウンドを強制するメタルマフ(笑)とは違った方向でパス10を簡単にねじ伏せたAPは、確かに守備範囲は広いと言えます🤔

 

今回は似たペダル(5150 OD)との比較、各種アンプでの乗り具合を試しましたが、やはりキャビシミュが搭載されてるのが大きく貢献し、様々な機材にマッチさせる事が出来るのが強みですね( -`ω-)b

JS-10でのエフェクターの乗りは良い事は確かなのですが、やはり何処かしら平坦な印象はありました。

Djent系と聞くとエッジが鋭い、タイトでメタリックなサウンドを連想しますが、意外にウォームでチューブアンプをクランクさせたような音で、守備範囲は広いと思いました🤘🏼

Djent、Shred系の音はTightスイッチとノイズゲートの掛け具合で出す事が前提なので、このプリアンプ自体はトーンがMesaで歪がブラウンサウンド系のアンプライクペダルと解釈すると分かりやすいかも知れません。

守備範囲が広くオプションが色々付いてるこのペダル、オススメです(*>ω<)b

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