最近ミニアンプにハマってまして即興で買ってしまいました笑
Laney Mini-ST-Lionです!
Laneyはイギリスのアンプメーカーで、比較的安価なアンプを製造してます。
ヴィンテージ系の音を奏でるLionheart、ハイゲイン系のIronheart、ヴィンテージ系でかつかなり安価なCabシリーズが有名でしょうか。
特にCab12Rというフルチューブコンボアンプは、2022年12月現在での真空管不足に陥る前は3万円台で買えた代物で、自宅練習用のチューブアンプとして人気を博してました。
またTommy Iommiとのコラボレーション商品もあり、Black Sabbathのようなギターサウンドを簡単に出せるアンプも出てたりします(こちらもフルスタックで30万程度とやはり安め)
今回はそんなLaneyが出した、自宅練習用のミニアンプの紹介となります。
インターフェース
Ministrionと呼ばれるこのシリーズは9種類ありますが、3種のデザインの違いを除けば実質3種類に分類されます。
通常版、デジタルディレイ付き、デジタルディレイとBluetooth付きのものです。
今回買ったのはデジタルディレイ付きのものになります。
コントロールはGain、Level、Toneの基本形、Delay LevelとDelay Timeのディレイセクション、そしてギターサウンドとAUX両方に作用するVolumeの6つのつまみで構成されてます。
クリーンとODは押下式スイッチで切り替えます。
電源は単三電池6本か、「センタープラスの」9Vアダプターで駆動します。
なので(残念ですが)BOSS PSAなどのセンターマイナスのアダプターで駆動する場合変換コネクタを使う必要があります(そのまま使うと壊れます)
トーン
Laneyのミニアンプ、予想より遥かに良くて草
— Guitarstuff@ROCKMAN🇯🇵🤝🇺🇦 (@gtrstfgitagia) 2022年12月5日
クリーンはヴィンテージ感のある、鈴鳴りに膜が張ったような感じで、ODは古いアンプをクランクさせたような、モダンハイゲインでは無いが太くて温かみがあり丸い感じが最高🤘✨
ヴィンテージなクリーン、クランチ、ドライブを求めるなら群を抜いてる。 pic.twitter.com/KSajTQyqk2
クリーンとOD両方ともヴィンテージ系のトーンで味わいのあるサウンドが特長です。
前の世代のミニアンプだと「音の傾向」なんて度外視で、まず全体的に低音は無く、良くてやや滑らかな歪、それ以外は大抵バリバリとしたファズみたいな音が普通でしたが、このアンプはそんなミニアンプの類なのに音の傾向がしっかりとしてて驚きました🧐
Blackstar Fly3やBOSS KATANA Miniも同様に音の方向性がしっかりとしており、また音自体もクオリティが非常に高く、昨今のミニアンプは見た目以上に音質が飛躍的に向上してるのが凄いです😃
話を戻すと、まずクリーンですが、Gainつまみによってクリーン、クランチ、オーバードライブをリニアに使い分けられます。
クリーンは専らチューブのような鈴鳴りのクリーンで、ゲインを上げていくと自然にサチュレーションするように歪が付与されていきます。
歪ませても音に温かみがあり柔らかく、チューブぽい音がちっこい筐体から出てきます👍✨
OD chも同様で、Gainつまみをフルにしてもディストーションの一歩手前という感じのオーバードライブ程度の歪量ですが、その分ウォームで太いサウンドはチューブっぽく、耳が疲れないという点では非常に優れたサウンドかなと思いました。
ハイゲインを求めるならややゲインが足りませんが、70年代辺りのロックやハードロック、ジャズ、ファンクなら寧ろこのアンプが最適解ですね☺️🤘✨
ToneつまみはQが広く、下げればモコモコし、上げれば耳に痛くないハイミッド辺りが持ち上がります。
アンプらしい効き方でこれも使いやすいなと感じました👍
Delay
ディレイはデジタルディレイですがローファイでアナログっぽい温かみのあるディレイとなってます。
LevelとDelay Timeの調整が可能で、これはFly3やKATANA Miniと同じです。
フィードバックは3回位で、ディレイタイムはFly3より若干長い位です。
Tonebridge Guitar Effects⚠️
このLaneyミニアンプシリーズはiOSやAndroidアプリである「Tonebridge Guitar Effects」を使って音を鳴らせるそうです。
やり方としては、ギターは従来通りアンプのインプットに繋ぎ、アンプに付属してるLSIケーブルをアンプのLSIジャックに挿し、アプリが入ってるiPhone、Android系スマートフォン、iPad、タブレットのイヤホンジャックにLSIケーブルを繋ぐと、LSIの部分がセンドリターンになり、端末がエフェクターとなる仕組みらしいです。
イヤホンジャックの無いiPhoneなどは3.5mmジャック→Lightning変換コネクタを使うと良いらしいです。
ただこちらの環境(iPhone13 Pro Max)ではギター側の接続が確立されず、再現は出来ませんでした⚠️
購入元に尋ねた所、過去にも全く同じ症状の方が商品レビューに有り、購入元のiPadでは動作するので問題無しという事で送り返されたそうです⚠️
なのでこのTBGEの連動機能については環境次第では動作しない場合もあるので、もしアプリとの連動機能が主な目的で購入を検討されてる方は要注意か、最悪購入は控えた方がいいかも知れません⚠️
総評
TBGEのアプリが連動しない場合があるので注意が必要ですが、それを無いものとして考えても値段に対する音質はかなり上質かと思われます。
特にヴィンテージでウォームなクリーン、クランチ、オーバードライブを求めるのであれば、Fly3やKATANA Miniよりうってつけかも知れません。
見た目もLionデザインの場合サランネットやグリルクロスがオシャレでkawaiiです🥰
スピーカーが2発入ってるので、ステレオオーディオプレーヤーとしても良いですね🎧