Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20221108 Orange Guitar Butler

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久しぶりにmngしました!😆👍✨(オーダー中のは除く)

Orange Guitar Butler(ギター執事)です!

 

Orangeの製品はBax Bangeetarを愛用しており、プリアンプとして使うと大変音が良いのでTOP10入りしてますし、パッチケーブルが使いやすい割に安価なので6本くらいまとめ買いしたり、Sansamp CharacterシリーズのOxfordも未だに持ってたりと、何かとOrange推しです笑

 

今回のGuitar Butlerは同社のアンプ「Rockerverb」のプリ部を抜き出しソリッドステートで音を再現した、クリーンとオーバードライブの2chプリアンプとなります。

 

インターフェース

CleanとODの2ch仕様であり、クリーンchはVolume、Low、Middle、Trebleの4つのつまみで構成され、OD chはPresence、Vol1、Vol2、Low、Middle、Treble、Gainの7つのつまみで構成されてます。

ODch側のVolが2つなのはフットスイッチで切り替える仕様で、EQやGainの設定を変えずに音量だけを切り替え、リードとバッキングを使い分けられるようにする感じです。

入出力端子はInputとPower Amp Outの他FX Loopが付いており、そこに空間系などを放り込めます。

またXLR仕様のBalanced Outもあり、内蔵のキャビシミュを介してミキシング・コンソールなどに直接挿して宅録も出来ちゃいます👍✨

電源は18Vアダプターのみの駆動で、端子の内径が特殊なので付属の物しか使えません😅

 

トーン

個人的にはラインドライバーという認識なので、Balanced Outを介して直接アクティブモニターで鳴らしてみました。

まずOD chから見ていくと、Baxとは違いチューブのような粗い質感が顕著に再現されてます。

Baxも充分アンプライクなニュアンスなんですが、こちらの方が再現度は高いですね(但しローが散るので、使い易さはローがスッキリするBaxの方が上ですね)

歪量に関してはBalanced OutとAmp Out→パワーアンプやギターアンプのリターンで異なり、プリアンプとして使えるAmp Outの方が歪む印象です。

またAmp Outの方が音抜けが良く、内蔵キャビシミュを介したBalanced Outは歪が粗くファジーな印象があります。

この点からもGuitar Butlerはオーバードライブ的な歪で運用するのがいいかなと思いました。

 

EQに関してはパッシブか?と疑う程効きが緩やかで、Qが広く、劇的に音を変えるというよりささやかな補正という立ち位置です。

Lowは何となく100Hz辺りの低音を司る感じで、地鳴り感のある重低音と言うより皆が想像するような重厚感のある低音が増えたり減ったりします。

ADA MP-1系統と扱う帯域が似てますが、あっちはアクティブかつ強烈なブースト/カットをするので音作りをアグレッシブに行えます。

こちらは気持ち音に重厚感を持たせる位ですね。

Middleも同様で500Hz辺りを増減させるのですが、如何せんQが広めで±dB数がそこまで大きくないので、上げたら気持ちRockman、下げたら気持ちMarshallみたいな感じですね笑

Trebleも同じく高域を緩やかに変更させます。

Empress HeavyのHighつまみとよく効き方が似てるので、恐らく3kHz周辺の増減かなと予測してます。

上げても4kHz以上に見られるキツさが無いですね。

恐らくODペダルとかによくにあるToneコントロールよりもエッジが立たず効きも弱めかもしれません🤔

個人的にはこの位の帯域や効き方は結構好きです😉👍✨

Presenceはと言うと。。。Trebleと扱う帯域がかなり似てます笑

本来のPresenceは直訳すると「存在」とかみたいな、トーンの輪郭や倍音成分の調整によって音の存在を整えるという立ち位置だと思っているのですが、こっちはガッツリトーンに関わってきます笑

気持ちTrebleより上の帯域を扱ってるのかな?位で、殆どTrebleと変わらない印象です😂

 

Clean ch

大方OD chが目当てで買われる方が多いかと思われますがClean chも書いていくと、こちらは素直なクリーンという感じです。

こちらは3バンドEQとVolのみで構成されており、EQの効き方はOD chと同じです。

因みに

BE-OD→Guitar ButlerのClean ch→Balanced OutからMSP-3

と繋いで鳴らしてみましたが、使えなくは無いですが歪が潰れてあまりいい音がしなかったので、クリーンサウンドとして鳴らすのがいいのかなと思いました😅

 

総評

Baxのようなハイゲインを期待すると肩透かしを食らうかもしれませんが、チューブアンプのようなウォームさやザラつき、ローエンドの散る感じのオーバードライブサウンドを求めるならアリですね😉

いっそループスイッチャーでBaxと併用し、Guitar Butlerでクリーンとクランチ、BaxでリードとOrangeプリアンプボードを組むのも面白いかもしれません🤘✨

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