Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20221201 Blackstar Fly3

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最近「ハイクオリティなミニアンプ」集めに拘っておりまして、そのノリで買いました笑

Blackstar Fly3です!

発売当時ミニアンプ界隈では革命とまで云われてた代物で、その頃のミニアンプと言えばMarshall MS-2、Fender Miniシリーズ、Orange Micro Crush、Danelectro Honey Tone、EVH 5150 Micro Stackなどがありましたが、一律歪がバリバリのトランジスタを象徴するような音のものばかりでした。

Fly3はその小さい筐体から太くて滑らか、ウォームなチューブライクなサウンドを出せるという事で一躍人気になり、昨今のミニアンプの水準を大幅に上げました。

BOSS KATANA MiniやLaney Miniシリーズ、そして前回の記事のRASアンプも恐らくFly3の流れを汲むものかなと思われます。

 

インターフェース

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シンプルにGain、Level、ISF(後述)、(Delay)Timeの4つのつまみと、クリーン/ODの切替スイッチ、Delay Levelの小さいつまみで構成されてます。

ギターの他にプレーヤーを繋いで音楽を鳴らせるMP3/Line Inと、スピーカーエミューレータを通したPhones Outがあります。

電源は単三電池6本か、専用の6.5Vアダプターで動作します。

アダプターは4千円弱ぐらいし本体に迫る勢いなのと、6.5Vという特殊な電圧なので使い回しがほぼ出来ないため、基本電池駆動と考えて良いでしょう(ファズエフェクターで、わざと電池容量の減ったものを使って低電圧で動作させる技も存在するので、そういうものに敢えて使うのも面白いかもしれませんが保証は出来ません🙁)

 

トーン

まずクリーンchですが、Gainつまみでクリーンから割とゲインの高いオーバードライブ位まで歪みます。

Gainつまみで音量も変わる為Levelと共に相互調整が必要ですが、音はかなり良いです!👍✨

鈴鳴のクリーンからナチュラルに歪が増えていってオーバードライブになる様は正にチューブライクという感じで、クリーンだけでも多彩なサウンドが構築出来ます😃

OD chに関しては、Gain12時では恐らくクリーンchのGainフルよりも歪量はだいぶ少ないです。

また12時より減らしていってクランチやオーバードライブを作る場合音がスカスカになるので、その辺のサウンドを狙うならクリーンchに投げ、こちらは専らGainをフルまで持っていってディストーションサウンドにしてしまった方が良いかなと思いました。

モダンハイゲインという感じでは無いですが、それなりにゲインが高くチューブのようにエッジが丸まって、スムーズで温かみのあるハイゲインサウンドが得られます。

トーンに関してはISFつまみが12時でフラットという感じで、ギターらしい中域の出方が気持ちいいです🤘

低域、中域、高域の出方のバランスがとても良く、これは恐らくフラッグシップモデルに準じてるのかなと考えてます(チューブプリアンプのDept.10 Dual Distortionが気になりますな😂)

Marshallからの派生という事ですが、Mesa Boogie Markシリーズにほんのり寄ったという感じですかね?🤔

 

ISF

infinite Shape FeatureというFly3のトーンコントロールにあたるもので、BlackstarはこのISFコントロールに対して特許を取得してます。

これは左側に回すと高域の強いカラッとした🇺🇸風、右だと中低域の強いウェットな🇬🇧風のアンプのトーンに変えるというもので、効き方はPro Co RatのFilterつまみに似てなくもないですが、どちらに回しても音量差が殆ど無いのがメリットですね👍✨

 

Delay

Fly3にはデジタルディレイも搭載されており、TimeやDelay Level次第でスラップバックディレイからアナログエコーのようなサウンドまで表現します。

くっきりとしたディレイ音では無いのとディレイタイムが最大でもそこまで長くないのでサウンド・オン・サウンドのような芸当は出来ませんが、温かみのあるアナログエコーのようなディレイサウンドなのでリバーブ的な効かせ方も出来ます👍✨

Timeを最小にする事でスラップバックディレイになり、音が立体的になり奥行感が増します。

上手くDelay Levelを調整すれば、まるでもっと大きなスピーカーで鳴らしてるかのような奥行感が出ます☺️

 

RASアンプ

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11月20日に発売されたRaise A Suilenのアンプなんですが、大きさやインターフェースがかなり似てます😅

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RASアンプはデフォルトでBluetooth機能が搭載されてますが、Fly3は有り無し両方のラインナップがありそれによって価格が異なります。

今回買ったのはBluetooth無しのものです。

比較してみると形は似てるんですが、音はかなり違います。

RASアンプの記事でも書きましたが、やはりRASアンプの方が高域が強く、Fly3の方が腰の据わったトーンという感じなのとゲインが高めなのでハードに歪ませられますね🤘🤘🤘

 

BOSS Katana Mini

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KATANA Miniと比較した感じでは、まずスピーカーの径がKATANA Miniの方が大きいので、比例してレンジが広いです。

トーンに関してはFly3の方がローミッドにピークが有り腰の据わったサウンドという感じで、KATANA Miniは2kHz辺りのハイミッドがやや盛り上がってカラッとしたサウンドという印象です。

歪量に関してはFly3がGainつまみがフルだとすると、KATANA Miniは大体1時で同じ位でしょうか。

ハイゲインサウンドを求めるならKATANA Miniの方が良いですね。

 

総評

手軽さ、値段、音質、音作り(歪量)の幅広さを考えるとKATANA Miniと双璧を成す最高峰のミニアンプかなと思いました。

寧ろKATANA Miniでも大きい場合はコレ一択という感じですね。

ミニアンプ=ジリジリとしたファジーな音

と考えてる方は、これを試すと考えが180度変わるかもしれません笑

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