Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180728 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.6

さてまだまだ続くパス10のエフェクター乗りですが、最終章となります(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)

(こんな事してないでさっさとエフェクター欲しいんですが、ROD購入がやはりでかかったデス(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

こうやってブログの記事を稼いでる間に、世間ではHorizon DevicesというDjent系に特化した製品や、JHS BonsaiというTS系ペダルを尽く表現したものなどが発売されて、手を出したいのに出せないもどかしさ(笑)で苦しんでるわけです(´;ω;`)

(あとRockett Pedals Mark Sampson High TopとかWampler SLOstortionとかも気になってるし、物欲が止まらない(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

昨今はアンプライクどころか、アンプ単体よりもペダルの方が音圧とかハイゲインが稼げる場合もあり、ペダル優位の時代と言っても過言ではないですね(^o^)/

(特にMegalith DeltaとかVH4、開発段階のHorizon Devices Apex Preampなんて90年代のハイゲインアンプはあらゆる面で凌駕してると思います)

 

話が逸れましたが、早速コピペを貼ります。

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ラストですが(機材溜まったらやりますけどねw)行ってみましょう!Y(><。)Y↓

 

・Van Weelden Royal Overdrive (✨✨✨)

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OD chとの差異:一発目は俺自身が大絶賛し、当初「パス10の音を封じ込める!」と騒いでた(笑)RODだけど、Sansampやメタル系エフェクターに比べるとスピーカーの影響がモロに出てる。

ピッキング時のコンプ感はチューブアンプのそれとほぼ同等、高域と低域のいらない部分をカットしてミドルに凝縮されてる感はSuhr系に通じ、音の粒はOD chのそれより断然太く分離感があるものの、パス10特有のザラザラ感が残り、それが仇となってOD chに似てる印象を与えてくる。

しかしながら今回の判断は非常にシビアに付けての判定で、前回のVH4位の存在感はパス10に於いても維持してると思う。

JC-40との差異:JC-40だとパス10のBulldogスピーカーの癖が軒並み消し飛び(笑)、さらに奥行き感、立体感などが付加されてアップグレードしたような感じで、かなり相違がある。

ミドルレンジはパス10の方があるものの、ROD自体最初からミドルが強烈なエフェクターなので、JC-40のワイドレンジなスピーカーの方が個人的には相性がいい。

 

・Rockman Sustainor Model 200 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:確か最初パス10をレビューした時は「Rockmanでさえパス10の音にする」とか何とか書いた記憶があるけど、今回試したら完全にRockmanの音でした(爆

(つか絶対プリアンプの回路変わってるってwww)

パス10のスピーカー特性さえ抑え込み、Rockman特有のコンプ感、綺麗に伸びるサスティン、強弱が皆無な感じ、ゲインは弱いけどその分強烈なミドルとコンプレッションで補ったような特異なディストーションはOD chとは全く異なる、というか殆ど全てのディストーションエフェクターとは異なる働きをし、それがモロに反映されてる感じ。

JC-40との差異:パス10の方が歪がきめ細かく感じる。

反ってJC-40では歪が弱く感じられ、クリーンとディストーションが混ざった様な、音の粒に艶のある印象があった。

 

・Rockman XPR (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:こちらに関しても紛れも無いRockman XPRのサウンドで、OD chとは全く異なる。

Sustainorよりもアンプの特性を抑え込んでる感じが強く、そこに付属のコーラスやエコーなど掛ければ完全に「あの音」になる(爆

JC-40との差異:無い(爆

厳密にはスピーカー径によるレンジの広さなどが多少感じられる程度で、アンプを完全に封じ込める様はPTHMやMetal Muffと酷似している。

 

・Tech21 Sansamp PSA-1.1 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:完全にSansampの音(笑

設定によって様々なSansampのトーンが露骨に顔を出し、AC30のプリセットではパス10よりVOXらしい音色を出すという皮肉(笑

コンプ感、EQ、歪の質感どれを取ってもOD chとは全く異なり、逆にPSAでOD chの音を作ろうとしても、鼻づまり感のあるエッジの立った音を作るのが極めて困難で相反する印象。

JC-40との差異:スピーカーの影響が強く、EQや歪み方に差はないけど奥行感や立体感でJC-40の方がアドバンテージがある。

 

おまけY(><。)Y:BOSS Katana Miniのデフォルトスピーカーと、Cab Simを介したPhones Outからパス10に繋いだ時の音の比較

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基本的には同じ傾向の音だけど、やはりキャビシミュを介すと超高域の倍音とかエッジ感が削られて、ハイミッド〜ハイがやたら強くなる感じなので、デフォルトのスピーカーの方が断然良いと思います(^o^)/

 

ふぅ~何とか終わりました(汗

昔はパス10にエフェクター繋いでもまんまパス10の音になる、使えない子(爆)という印象が強かったんですけど、恐らく噂通り2015年ぐらいからプリアンプが変わってると思われ、エフェクターの乗りは良く、またパス10自体の歪も向上しており、ブティック系の歪エフェクターとそこまで大差無いような所も見受けられました。

 

パス10を完全に支配しているものとしては、ドンシャリメタルエフェクターみたいなハイゲインでエッジが強烈に尖ってるもの、アンプの他ミキサーやパワードモニターへ出力する事も前提に作られてるものが殆どでした。

アンプライク系エフェクターに関しては、歪のきめ細かさはパス10のOD chよりも上なのですが、全体的に滑らかなザラザラ感が一部OD chを彷彿とさせる印象があり、全くもってパス10の音とは違う!とは言い切れないものが多かったです。

 

アンプライク系エフェクターに関しては、

 

パス10のOD chはク〇、歪エフェクターの乗りもク〇

ブティック系アンプライクエフェクターをJC-40で鳴らし絶賛する。

パス10で鳴らし、OD chと比べて「あれ?似てね?」

「パス10のOD ch以外に使えるんじゃね?」

 

こんなフローが確立しました(爆

 

現在はBlackstar Fly3やKatana Mini、THRシリーズなど高音質な卓上ギターアンプが台頭しており、パス10やFender Frontman 10G、Marshall MG10などかつてのギター練習用アンプが隅に追いやられ、またギター自体の人気もやや低迷気味なのも拍車を掛けてるため、パス10なんて見向きもしない人も大勢いますが、俺としては9年くらいの付き合いで、久しぶりに鳴らしてその魅力に気付けたので今後も使っていく所存でございますm(_ _)m

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

サウンドハウス

20180726 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.5

またまたパス10でのエフェクター比べです。

今回はモダンハイゲイン系を中心に比べてみました。

連日パス10を使って分かってきた事は、パス10の歪はかなりモダンハイゲイン寄りの歪になってると言うことですね(^^)

つか昔買った時(金のパイピングがあった頃)と絶対に音変わってると思います(笑

(どっかで聞いた都市伝説によると、2015年にプリアンプが一新され、それと同時にパイピングも無くなったとからしいけど真相は闇)

 

、、、ではいつものコピペを貼ります(笑

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

それではLet's Shoot Out!!( ´・ω・)▄︻┻┳═一

 

・Suhr Riot Reloaded (✨✨)

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OD chとの差異:ゲイン高めだとほぼ同じ音(爆

ゲイン絞ると、単音でRiotの方が太く、またミドルレンジがかなり高め。

ハイゲインでもRiotの方がほんの僅かに歪がきめ細かく分離感はあるが大差はない。

OD chでもちょっとイコライジングに慣れてくればRiotにかなり近い音が出せてしまう(^^;;

JC-40との差異:やはりスピーカーの影響が非常に大きく、奥行感、レンジの広さなどが大幅にアップd('∀'*)

またパス10にあるピッキング時の鼻詰まり感のあるコンプレッションも軽減されている。

 

Suhr Eclipse (✨✨✨)

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OD chとの差異:初めはRiotと同じ結果だと思い込んでたが、こちらは明らかに奥行き感やRiotよりも滑らかな歪が目立ち、OD chとは一線を画してる(後ほどRiotをもう1回試したけど、やはりRiotとは感触が違う)。

OD chで再現しようとしたけど、歪の質感がRiotとは多少似てるが違うのでこの評価。

JC-40との差異:Riotよりは近いかな、という印象。

歪をかなり下げたクランチだと、JC-40ではザラザラ感が無いので太いクランチが作れるが、パス10だとどうしてもその成分が残るので、Eclipseでのクランチ設定はパス10とはやや相性が良くない。

 

・Diezel VH4-2 (✨✨✨)

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OD chとの差異:これはBE-ODやEclipse同様、初見は「似てるな」と感じるものの、聴き分けていくとかなり相違点が出てくる。

VH4-2の方が単音の太さや分離感、それに伴う奥行感や立体感に長けており、OD chは相対的に平坦なトーンに聴こえてくるが、更にVH4-2にはBognerの通称「獅子の咆哮」のような特別なトーンが見え隠れしており、それがOD chと決定的に違う印象を与えてる。

その特別なトーンとは、BE-ODのようなギューン! (’ω’ ⊃)⊃三二一(爆)という感じのドライブ感に加え、そこに太いミドルとBognerのシルキーさが足されたような重厚なハイゲインで、極めて立体的な印象を与えてくる。

JC-40との差異:JC-40では剥き出しのままVH4-2の音が出てくるが、パス10だとやはりピッキング時の鼻詰まりのエッジ感がほんの僅かに感じられ、そのほんの僅かでもパス10臭さが浮き彫りになってる印象。

但しそれ以外に関しては概ね同じような音。

 

・Diezel VH4 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:基本的にはVH4-2と同じだが、ピッキング時の鼻詰まり感のあるコンプレッションが排除され、チューブらしい滑らかなものになってる。

またVH4-2よりもミドルレンジが大幅に加わり、OD chよりもあからさまに分厚くドライブ感のある音で、OD chが逆に薄っぺらく感じたのでこの評価。

但しイコライジングではそこそこ近付けられるので、やはり大きいアンプでの運用がいいと思う(^^;;

JC-40との差異:前述の通りスピーカーが大きいためレンジや奥行き感が大幅にアップするが、パス10のスピーカーでもミドルが凝縮したような中々ナイスなサウンドを出力するので、総じてVH4は非常に優秀(^o^)/

 

・Hughes & Kettner Tubeman2 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:今回は「To Power Amp In」から敢えてパス10とJC-40に接続し、「エフェクター」として機能させるためにEQを最適化して比較。

(因みにプリアンプとして使うと低音が強過ぎたけど、エフェクターとしてInputに繋いだらBassが12時以降で丁度いい塩梅になったので、恐らくEQの弄り方でどちらでも運用出来るようになってると思う。)

結論から書くと、全くもって違う音!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(爆

Tubemanは超絶滑らか、フラットで無機質な性質なのにチューブ特有の生々しい歪で非常に上品、優秀と感じさせるシルキーな歪で、OD chでは何をどう弄っても似せることが出来ず、本来プリアンプとして働いてる通り、アンプキラーなエフェクターである。

JC-40との差異:JC-40の方が歪がほんの僅かに大まかになり、レンジが広くなるくらいで、基本的には同じ。

 

総評としては、Suhr系はRODの時にも書きましたがやはりパス10に近いなという事。

歪の細さ加減や低域、中域、高域の出方がそっくりなんですよね(-。-)y-゜゜゜

パス10をJC-40のリターンに繋いだ時の音とSuhrシリーズをインプットに繋いだ時の音は全然違うので、Suhr系はスピーカーに依存するのかなと思ってます。

Diezel系はパス10の面影は残ってるものの、歪の質感やドライブ感で差別化を図ってる感じです。

VH4の方がミドルが強めですが、基本同じようなキャラで、エッジ感が欲しければVH4-2、分厚さが欲しければVH4ですかね。

Tubemanは驚きました(笑

パス10は封じ込められるし、何よりエフェクターとしても使えるという事に今日初めて気付いたので(笑)、今後様々な記事で顔を出すか知れません(笑

 

もう試す機材も僅かなので、引っ張ってサーセンした!!!ლ('꒪д꒪')ლm(._.)m

もう少しで終わります(^^;;

(ま、機材増えたらやりますけどね(☝΄◞ิ۝◟ิ‵)☝

サウンドハウス

20180725 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.4

前回に引き続き、今回もパス10の歪エフェクターの乗り具合を検証していきます。

何故パス10にここまで拘るのか?!と言うと、エフェクターを買う予算が無いからです!m/(^^)m/

、、、というのも有りますが(笑)、パス10はスタンダードなギター練習用アンプでありながら、何処と無く他の小型アンプとは一線を画してるような気がするんですよね(*´ェ`*)

なんつーか、トーン自体に60年代風のフィルターみたいなものが掛かってて、良い意味で古臭い音なんですが、OD chにするとそのフィルターを残したままドンシャリメタル風のきめ細かい歪が得られて、Bass上げると重低音が効くので、オリエンタルな音?が出て来て非常に興味深いと思ってます。

 

では前回に引き続き概要をコピペしときます。

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ではいってみませう!\\└('ω')┘////

 

・Orange Bax Bangeetar (✨)

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OD chとの差異:違う点としては、Baxの方がより詰まったような分厚い音が出るかな?というくらいで、全く同じような感じ。

後はピッキング時にBaxの方が指にまとわりつくような感じがあり、それに比べてOD chは硬質。

まさかこのプリアンプ買ってパス10で使う人はいないと思うけど、Bax買ったらもっと大口径の高めなアンプに使うのがベスト。

JC-40との差異:やはりスピーカーの影響なのか、JC-40の方が奥行感や立体感がある。

しかしながら基本的には歪のエッジの立ち具合や荒さなどはかなり似てる。

 

MI Audio Megalith Delta(✨✨)

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[rakuten:premiumgt:10008954:detail]

OD chとの差異:歪み方が非常に似ている。どちらも程よい荒さを持ってるが、Megalithの方がややきめ細かく滑らかな印象。

またミドルレンジも豊富で、歪がよりきめ細かいため、OD chより分厚く詰まった音が出てくる。

低域がOD chと同じようなキャラなので、リプを刻んだ時の空気感がかなり似てる気がする(笑

JC-40との差異:JC-40の方がややエッジが抑え込まれ、よりミドルレンジが豊富になり、太く抜ける音となっている。

 

Friedman Dirty Shirley (✨✨)

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OD chとの差異:DSの方が音が太いが、ほぼ同じ音。

DS側でEQを弄ればOD chと差別化出来なくもないが、パス10の備え付けのEQでも追い込める範疇なので大差ない。

またゲインもパス10の方が可変範囲が広く、歪み量もカバーされてしまっている(笑

JC-40との差異:JC-40ではGainやEQで多彩なトーンを実現出来るが、パス10ではほぼ備え付けのスピーカーによってDSの個性が丸め込まれてる感じ。

 

Friedman BE-OD(✨✨✨)

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OD chとの差異:BE-OD特有の歪のきめ細かさ、ドライブ感、高域が強烈なのに耳に痛くない感じはOD chでは決して真似出来ない。

ODchで似たようなイコライジングをした場合、どうしても歪の粗さによるチープさが浮き彫りになり、また滑らかにギュイーン(笑)とドライブするBE-ODに対し、何か歪が引っかかるような嫌な感じが出てくる。

パス10の名残として、ピッキング時に特有の鼻づまり感、エッジの立ち具合が感じられるためこの評価。

JC-40との差異:やはりピッキング時にパス10では独特の鼻づまり感があり、それがややJC-40と相違があるかな?位で大体は安定のBE-ODサウンド。

 

・Mad Professor Sweet Honey Overdrive Hand Wired (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:EQはやや支配されてるものの、単音での太さ、コード弾きによる分離感、澄んだサスティン、ピッキング時のコンプ感の違いとあらゆる面でOD chを凌駕し、パス10でもSHOD独自のトーンを築いてる。

前回の記事のSick Asとちょうど同じ路線で、SBODより断然違いがハッキリしてるので、ひょっとしたらSBODとはパーツや回路そのものが根本的に違うと思う。

JC-40との差異:JC-40の方がやはりレンジが広く、それに伴い奥行感などが増すため、スピーカーの影響は比較的受けやすい。

コンプ感もJC-40では自然だが、パス10だと先に話した鼻詰まり感が多少感じられる。

 

総評としては、今回はハイゲイン系が比較的多いですが、前回のPTHMやMetal Muffとは違いパス10の影響をかなり受けてるな、という印象がありました。

BaxやMegalith、DSはBogner Redと同じ反応の仕方で、一番目立つ高域のザラザラ感とコンプ感が似てるな、という事でPTHMとかとはまた違う反応をしてますね。

良くも悪くもアンプとフレンドリーでアンプキラーとまではいかないのかな?という印象でした。

BE-ODに関しては、これはなんつーかPTHMやMetal Muffみたいにアンプの個性を封じ込めるけど、ほんの僅かにアンプの特徴も残してるという感じで、MXR 5150ODよりやや個性が強くなったという感じです。

「どこでもBE-100の音が出せる」というのも伊達じゃなさそうです(笑)

SHODはローゲインでありながらパス10の個性を封じ込めた感じがあり、これはこれで凄いですが、同時にSBODとは違う反応を示したのが面白いです。

言うなればトランスペアレント系みたいに音を太くさせてる感じで、OD chとほぼ同じ位のゲイン量で比べた場合、明らかにSHODの方が太く、分離感も抜群です。

 

パス10 × エフェクターのコーナーも佳境に入りましたが、次もそんな感じで書きます(笑

(早く新しいエフェクターを、、、

サウンドハウス

20180723 VOX Pathfinder 10 with Amps

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今回はパス10のPhones/Line Outからコンボアンプのリターンに繋ぎ、果たしてパス10自前のスピーカーやパワーアンプと比べてどうなのか?という実験をしました(^_^)

(勿論エフェクター乗りの実験は継続しますが箸休めです爆

これは、パス10が一部の人に敬遠される理由が恐らくスピーカーの「癖」にあり、プリアンプについては逆に想像より遥かに優秀なのでは?と思い、昨今パス10にハマってる事もあり試しました(^^)

 

繋ぎ方としては、ギターからパス10のInputに繋ぎ、Phones/Line OutからEWS Subtle Controlに繋ぎ、そこから各々のアンプのリターン端子に繋ぐという方法です。

最初はPhones/Line Outから直接リターンに繋いでたんですが、パス10の出力レベルが0dB以上らしく、パス10側のVolではとても調整出来ない爆音が出てきた為、急遽Volコントローラを挟みました(-.-;)y-~~~

(それでも最小にしないと途端に爆音なので、恐らく+4dBくらい出てるんじゃないかと思います。)

 

・JC-40

パス10標準搭載の6.5" Bulldogスピーカーよりやはり音が太くなりました^ ^

具体的には、デフォで鳴らすより歪のエッジが抑えられ、低音〜ローミッドが持ち上がり、VOXのような古臭いフィルターのような物が無くなり、良い意味だと「使える」ディストーションになり、悪い意味だとVOXらしさが無くなった印象でした。

デフォだとTreble MAXなんて論外でしたが、JC-40に繋ぐとMAXでもBassとの兼ね合いでなんとか運用出来ます(笑

ゲインの効き具合も絶妙で、デフォだとどうあがいてもザラザラ感が残り、ゲイン調整での個性が失われる傾向でしたが、JC-40ではゲイン9時でジャッキジャキのクランチ、12時以降はさほど変わりませんが、音も潰れないチューブライクな太いディストーションが得られました(^^)

ただしチューブライクとは言っても、あくまで音の太さやエッジが丸め込まれた感じがそんな感じであり、厳密に比べるとピッキング時のコンプ感やギターvolへの反応、ニュアンスの出しやすさなどで結構違ってきます。

まずコンプ感に於いては、チューブとは違いやはり音が固いです。

何より音が詰まって出てくる感じがなく、無機質、金属的(思い込みかもしれません、さーせんm(__)m)で平坦な印象がありました。

ニュアンスも、ゲイン高目に設定したハイゲインアンプでは弱く弾くとそれ相応の反応をしますが、こちらはゲイン高めにするとピッキングの強弱であまり変わりません。

ギターvolへの反応もチューブに比べてゲインが非常に落ちにくく、クリーンサウンドが作りづらいです。

それさえ気にならず、ぶっとくなって迫力のあるパス10のドライブサウンドを試したければ、JC-120に繋ぐのは大アリです!d('∀'*)

 

・Peavey Bandit 112

こちらは基本的にはJC-40と同じような反応を示しましたが、スピーカー径かスピーカー自体の恩恵か、奥行感がグッと増し、パワーアンプの恩恵なのかJC-40の時よりコンプ感で音が詰まって出てくる感が感じられました。

俺的にはBanditの音の方が(JC40と比べれば)より有機的、チューブ的な感じで好みですが、Banditに搭載されてるBlue Marvel自体が癖が強く、何となくBanditのドライブサウンドにも聴こえてくる感じがありました。

なんつーか、ちょっと80'sに大流行したようなミドルがやや強いカラッとしたドライな音で(つまりブラウンサウンドw)、パス10の特徴がJC-40よりも失われた感がありました(笑

あと、こちらの方がW数が高いのに、何故かJC-40よりVolコンでの制御がしやすかったですd('∀'*)

 

・Rockman XP-100

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同じ6.5インチスピーカーの対決ですが、結論から書くとBulldogのほうが良いです(笑

こちらのPyledriverスピーカーなんですが、聴こえ方がオーディオ用のフルレンジスピーカーっぽく、リターンに繋いで鳴らしたら兎に角高域がザラザラして平坦な印象を受けました。

後でパス10のみで鳴らしたところ、ミドルが非常に出ておりギターの美味しいところを感じたので、これに関してはパス10の方が好きですね(^^)

恐らくXP-100のプリアンプ(XPR相当)の回路自体にキャビシミュの回路があらかじめ搭載されてるから、ギター用にチューニングされてるものよりフルレンジの方が効果を発揮すると見込んでたんだろうと思います。

(エフェクターの乗りが悪いのもこれに原因があるかもしれないです)

 

・Rockman A12-50

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Banditと同じソリッドステート、同じ12インチ(メーカーはCelestionだけどw)のコレならどんな反応を示すのか?

まず、リターン繋ぐとめっちゃくちゃ音が小さいです(爆

Vol MAXにしても使い物にならないので、仕方なくフラットに出力してくれるだろうという考えでAUX Inputに繋いで鳴らしました(因みにこちらだと爆音になるので通常通りVolコンを運転w)

結果、Rockman (A12-50)の音になりました(爆

Treble上げると多少エッジが立つぐらいで、まんまRockmanの音です!w

多分キャビシミュが搭載されてない分、パワーアンプやスピーカーがそういう音を再生するようチューニングされてるのでしょうね。

(メサのC90積んだキャビと同じ発想w)

 

・Tech21 Trademark 30

サウンドハウス

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(関係無いけど、大きさがあまり変わらないのが驚きw)

Tech21なので、恐らくパワーアンプもスピーカーもSansampに特化してるものと思ってましたが、その通りでした(笑

パス10なのに思い切りSansampらしい音が出てきました(笑

具体的には、パス10のコンプ感がSansamp特有のキャビシミュを通したような音になり、キツい高音が抑えられてその分ミドルレンジにかなり凝縮された感じです。

なのでVOXらしさは皆無で、Sansamp Classicの「Speaker Edge」やGT2のSpeaker Typeにおける「Off Axis」、TM30のSpeaker Typeにおける「U.S.」の音が好きなら堪らないようなサウンドとなってます。

逆に言うと没個性化してるので、Bulldogスピーカーの鼻詰まり感のあるミドルや耳に刺激的な高音がキレイさっぱり無くなってます(笑

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

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こちらに関しては、意外にもまんまMesaの音という感じはなかったです。

確かにMesaらしいミドルやきめ細かい粒の歪にはなりましたが、どちらにせよアンプ直程ではなく、やはり膜が張ったような奥まった音という印象を受けました。

また他のアンプだとパス10側のTrebleは「上げても問題は無い」でしたが、こちらだと「MAXにしないとやや籠る」という感じで、特に12時より左だとモコモコします。

JC-40やBanditよりも籠るので、このアンプでもし運用するならTrebleは上げ目がいいです(運用する人なんているのか?ww)

 

総評として、パス10のプリアンプは中々質が高い、他のパワーアンプやスピーカーの影響がものすごく大きいという事が分かりましたd('∀'*)

因みに個人的にはBanditかTM30が良かったですね(^^)

それらのどっちがいいか?と聞かれたら、、、よりチューブらしい感じのBanditかなあ?w

甲乙つけがたいです(笑

 

次回は引き続きパス10 × エフェクターの考察をしていきますm(__)m

サウンドハウス

20180721 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.3

今回もパス10に対する歪エフェクターの乗り心地の良さを追求していきます(^^)

 

今回のラインナップはこちら👇🏻

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現在手元に残ってるSansamp系を中心に実験しました(BritishとU.S. Metalが再び欲しくなった今日この頃デス(๑•̀ㅁ•́ฅ✧m/

 

前回のおさらいですが、JC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ではいってみましょう!L('ω')┘三└('ω')」

 

🍡Electro Harmonx Metal Muff with Top Boost (✨✨✨✨)

OD chとの差異:歪み方、EQまで完全にMetal Muffのそれ(爆

PTHMといい、これといい、線の細いメタル系エフェクターはどうもアンプの個性を強引にねじ伏せる傾向があるような(^^;;

設定次第でパス10からザクザクリフを刻めるスラッシーなディストーションが出てきます(笑

JC-40との差異:全く同じ(爆

スピーカーとかプリアンプ度外視したような完全Metal Muffの音(^^;;

 

🍡MXR 5150 Overdrive (✨✨✨)

OD chとの差異:似てるような違うような感じで、歪み方はOD chよりかなりきめ細かくし、音を細くしたような感じ。

EQはOD chに比べかなり高域寄り。

最初は星2つにしようか悩んだけど、ピッキング時の密度の高い、チューブらしい有機的なアタック音がパス10とは違ったのでこの評価。

JC-40との差異:JC-40でもほぼ同じ音を出せるので差異は無し。

 

🍡Tech21 Sansamp RK5 (✨✨✨)

OD chとの差異:OMGモード単体だと歪がきめ細かくなったOD chという感じで、ピッキング時に感じられるチューブのような詰まったアタックが若干感じられるくらいで大差無い。

しかしSansampをオンにした途端、Burnleyのようなミドルが太く、エッジが丸く削られた柔らかい音となり、ここで差別化を図ってる感じ。

但し、この丸く削る感じがSansamp臭さや迫力の欠如に繋がり、OMGと併せて上手く調整する必要がある。

(上手く調整すれば、エッジが耳に痛いOMG単体よりかなり良い音が作れますd('∀'*))

JC-40との差異:OMGモード単体では大差ない。

Sansampをオンにすると低音のキャラがかなり異なり、JC-40ではブーミー、パス10ではタイトになるため、パス10の方が相性がいい感じがする。

 

🍡Tech21 Sansamp Classic (✨✨✨✨)

OD chとの差異:完全にSansampの音で、OD chとはアタックからEQまで全く異なる。

特にアタックは顕著で、金属的なOD chに比べSansamp Classicは丸く柔らかく、有機的でチューブらしさがバリバリ出てるd('∀'*)

イコライジングに関してもパス10のプリアンプに左右されず、Classicで設定したものが適用されてる感じで、総じてパス10が封印されてる。

JC-40との差異:これに関しては中々違う部分があるけど、どちらも甲乙つけがたいような音で、JC-40が低域から高域までワイドレンジな音だとすると、パス10の方はVOXらしいヴィンテージなミドルレンジに凝縮したような音で、歪のきめ細かさもパス10の方が細かい。

個人的にはパス10で出力した方が若干好みかも?(*´ェ`*)

 

🍡Tech21 Sansamp Liverpool (✨✨✨✨)

OD chとの差異:説明書に載ってるどの設定を試しても、前回の記事のSick Asみたく基本的なキャラは似てるが、OD chのあらゆる部分(ピッキング時のエッジ、平坦なトーン、歪の薄っぺらさ)を軒並み改善してまんまVOXのチューブ系の音に強制変換してる感じ。

JC-40との差異:これに関してはスピーカーの径が大きく関連し、JCでは奥行感、立体感があり、パス10では豊富なミドルレンジときめ細かい歪と分かれる。

JCがどちらかというとハイファイ、パス10はモロにヴィンテージな音でかなり好みが分かれると思う(俺もどっちも好き(^^;;)

 

🍡Tech21 Sansamp Oxford (✨✨✨✨)

OD chとの差異:Oxfordのセットリスト+自分のオキニ(笑)設定を試した結果、どれを取っても完全にOxfordの音。

唯一の欠点としてOD chより若干音が奥に引っ込むくらいで、Oxfordの良さが全面に出てる。

JC-40との差異:他のSansamp系と同様、JC-40よりパス10の方がスピーカーかプリアンプの特性上美味しいミドルに凝縮しており、パス10の方が全体的にOxfordの歪の乗りが良い(^^)

特にオキニ設定(Gain 2時、Bass 11時、Mid 4時、Treble 12時、Char MAX)だとパス10からAC30みたいな音が出てきてぐう気持ちいい(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

 

総評としては、やはりSansamp系は「アンプ要らず」の通称通りパス10でもそれなりの威力を発揮しましたd('∀'*)

但しRK5に関してはOMGの部分だけだと差別化が難しく、やはりSansampのフィルターが必要ですね(^^;;

またMetal MuffはSansampの「チューブアンプ風に変換」とは真逆の立場、メタルド直球(爆)でパス10のトーンを変えてきたのも中々面白いです(^^)

5150はJC-40でもパス10でも同じようなディストーションなのですが、そのディストーション自体がパス10のOD chと若干似てるな、という印象でした。

MXR 5150OD自体がEVH 5150IIIとトーンがほぼ同じ、という意見が散見されますが、そうなるとパス10自体の歪もモダンハイゲイン系チューブアンプと比べた場合、案外似ているかもしれないですね :D

(思い起こせばBE-ODやBax Bangeetarもそんなだった感じだし、前回の記事のBogner赤青も正に5150と同じ系統に聴こえました。)

 

パス10自体もう半世紀近くの歴史がありますが、色々なエフェクターの乗りの方向性という形で非常に興味深くまだまだ続けたいと思ってます(退屈でしたらすみませんw

サウンドハウス

20180720 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.2

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前回に引き続き、今回もパス10でのペダルの乗り方を検証していきますd('∀'*)

今回はBognerのペダルで固めてみました(`・ω・´)ゝ

 

前回のおさらいですが、JC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

またアンプ側のEQに関しては以下の通りです。

 

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

では、、、Let's check it out!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

🍊Bogner Burnley (✨✨✨✨)

OD chとの差異:最初は若干OD chのような鼻づまり感のあるアタック音が感じられたのですが、GainやToneを弄るとそれがかなり緩和され、OD chには無く、6.5インチスピーカーらしからぬ立体感、太さ、音圧が感じられ、パス10のトーンの癖も乗っかって、まるでAC30 TBのような分厚いミドルのドライブサウンドに聴こえました(^^;;

JC-40との差異:GainとTone、トグルスイッチが有効に働き、アンプのEQなどは継承しつつ歪み方などは同じ感じでした。

 

🍊Bogner Wessex (✨✨✨)

OD chとの差異:全体的にWessexの豊かなミドルレンジ、音の太さが際立つものの、ピッキングした時に多少OD chのような鼻詰まりっぽいアタック音が感じられる。

JC-40との差異:JC-40ではWessex側のBassを10時位まで下げないとモコモコになってしまうが、パス10だとMAXにしても同じような音で、逆にTrebleをMAXにするとJC-40とは違いパス10のODchに非常に近い音になる。

 

🍊Bogner Ecstasy Red (✨✨)

OD chとの差異:歪み方、EQまで非常に似通っており大差は無いが、Red側のEQ次第ではアタック時の鼻詰まり感を消せ、歪の分離感、パワーコードを鳴らした時に感じられるBogner独特の獅子の咆哮のような感覚も健在。

JC-40との差異:これに関しては歪み方、EQの効き共々大差なく、Red独自のカラーは保ってる。

 

🍊Bogner Ecstasy Blue (✨✨)

OD chとの差異:歪の粒が両方共非常に似通っており、Blueの方が分離がいい。

Blue側でMidを上げ、Trebleを若干絞ってなんとか差別化が出来る。

JC-40との差異:スピーカーの影響がモロに出ており、JC-40では感じられた「低域、中域、高域」の分離感がパス10では一緒くたになっちゃってる。

但しGainとミドルをカットした時に得られるアコシミュのようなクリーンはパス10でも出せた。

 

🍊Bogner La Grange (✨)

OD chとの差異:無し‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

EQが、OD chがミドル寄りでLGが若干ドンシャリなくらい。

JC-40との差異:JC-40では感じられた、ピッキングに対する繊細な反応、単音の奥行感、立体感、太さがパス10では皆無で、パス10特有のアタックのエッジがモロに出ており、総じて似てない。

特にLGのローゲイン設定では顕著で、JC-40だと古いプレキシらしい音を出力するが、パス10だとまんまパス10の音(笑)なので、比較的アンプに左右されるペダルなのかもしれない。

 

総評としては、同じBognerでもここまで大差があるとは思いませんでした。

Bogner1人で作ったペダルと、Neveトランスを詰んだペダルだとかなり違いが出るらしく、WessexやBurnleyは気に入ったトーンを作り出せれば、あまりアンプを選ばないので汎用性が高いと思いました。

またLGに関しては別の意味で驚きました(笑

JCとパス10でのあまりの音の違い、特にJC-40で感じられた太さや奥行感がパス10では皆無で、ほぼ完全にパス10の音になるので、LGが気になってる方はなるべくいいアンプで試奏した方がいいかもです(笑

サウンドハウス

20180719 VOX Pathfinder 10 w Pedals

f:id:acidmb:20180720085301j:image

Pt.1→単体でもドライブペダル使ってもク○(爆

Pt.2→単体の歪めっちゃ良くなってね!?低音出るし迫力ある〜・:*+.*1/.:+

前回の記事→う〜むやはりエフェクターの乗りが微妙、、、というか(従来の)パス10らしいチープな音になる(⌒-⌒; )

 

と、二転三転をし、俺自身もパス10に対する見方があやふやになってきたので、ここでパス10の単体と、クリーンchでのエフェクターの乗りの実力を試すべく記事を書く事を決意しました!(`・ω・´)ゝ

エフェクターに関しては、BOSS DS-1やMT-2、MXR Distortion+、Pro Co Rat2などのド定番系を用意したかったのですが、あいにく持ってないので、手持ちのエフェクターを駆使して試していきます。

 

尚、4段階評価で評価し、基準は以下の通りです。

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

 

比べ方としては、まずJC-40に繋いで耳を慣らした後、パス10のクリーンchに繋いで鳴らし、バイパスにしてパス10のOD chと聴き比べるという感じです。

パス10のEQとJC-40のEQは、自分が1番好みな設定にしてます。

また、これが俺の感覚としてエフェクターのトーンの差異が狭まるような気がするのも一員です(笑

 

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12、時Treble 0、Bass 6

 

パス10に関しては、Treble 0でミドルレンジが豊かになる(気がしw)Bass 6で埋もれず適度な低音が得られるような(気がしww)、JC-40と出力された音が似てるような(気ry)、スピーカーの特性とか根本的なパス10のプリアンプで測れるかな、という事でこんな設定にしてます。

(大体の人は両方0か12時が基本だと思いますが、それやると個人的にペラペラか、耳に痛い音になる気がしてフェアじゃないと考え、あくまで自分が気持ち良く鳴らせるという意味もありますw)

まずは(諸事情、、、というかアダプター変えたりするの面倒だし、間違ったら大惨事なのでww)9Vアダプターで最適な動作をするエフェクターをピックアップしました(^^)

 

🍏Arion Tubulator MTE-2 (✨✨)

OD chとの差異:さほど変わらない。全体的にミドルにレンジか寄り、エッジが丸くなったOD chという感じ。

JC-40との差異:JC-40で感じられた、トーンノブによるサチュレーションぽいものが感じられなかった。

 

🍏Bondi Effects Sick As Overdrive (✨✨✨✨)

Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

OD chとの差異:EQはパス10に準じる事が出来て、歪み方がパス10らしからぬチューブアンプらしい丸くて柔らかみのある歪になり、艶とか鈴鳴り感みたいなものが感じられ、OD chには無かった立体的、奥行き感をまざまざと見せつけられた感じです。。。:;((•﹏•๑)));:

JC-40との差異:まるでJCに繋いだ時のような効果をまんま発揮してくる。

 

🍏BOSS SD-1 (✨✨)

BOSS Super OverDrive  SD-1

BOSS Super OverDrive SD-1

 
BOSS ボス Waza Craftシリーズ SUPER OverDrive SD-1W

BOSS ボス Waza Craftシリーズ SUPER OverDrive SD-1W

 

OD chとの差異:ミドルレンジが非常に豊富だが、OD chのようなザラつき感、平坦さが残る。

JC-40との差異:かなり肉薄している。

 

🍏JHS Twin Twelve V2(✨✨✨✨)

OD chとの差異:歪み方からトーンまでTT独自のイナたい雰囲気がバリバリ出ており、古臭い部類のパス10のOD chがモダンなメタルサウンドに聴こえてくるほど(笑)

JC-40との差異:どちらも強引にTTの音に変えてる感じで差異は無し。

 

🍏JOYO Sweet Baby Overdrive (✨)

OD chとの差異:ほぼ同じ音(爆)。

JC-40との差異:スピーカーの影響かもしれないけど、他のエフェクターと比べた時に感じた音の立ち上がりの速さが感じられなかったり、JC-40ではバリバリ効いてたツマミによるトーン変化がパス10では皆無で、GainとFocusを同時に弄って歪量が変わるくらい。

 

🍏Playtech Heavy Metal PTHM (✨✨✨✨)

OD chとの差異:貴様は神か!?(笑)というくらい歪み方もトーン変化もスピーカー特性ガン無視してPTHMの音を出力してくる(|||O⌓O;)

JC-40との差異:同じようにトーン変化し、低音もPTHM側で上げれば、10インチに6.5インチで対抗しうる轟音を叩き出す!

 

今回は中々面白い結果が伺えました。

アンプに依存するか否かでパス10の影響を受ける度合いが決まる感じですね。

中でも善戦した3機種ですが、3機種共々違う形でアピールしてましたd('∀'*)

PTHMがド派手に様々な音色に変え、Sick Asは基本を変えずに欠点だけ図ったように潰し、TTは頑なに自分の独自のカラーを押し通したという感じですね(^^)

またJC-40と比べての変化の仕方の違いとかも伺えて、もっと色々試したいです✌(´>ω<`)✌

サウンドハウス

*1: °ω°