前回に引き続き、今回もパス10の歪エフェクターの乗り具合を検証していきます。
何故パス10にここまで拘るのか?!と言うと、エフェクターを買う予算が無いからです!m/(^^)m/
、、、というのも有りますが(笑)、パス10はスタンダードなギター練習用アンプでありながら、何処と無く他の小型アンプとは一線を画してるような気がするんですよね(*´ェ`*)
なんつーか、トーン自体に60年代風のフィルターみたいなものが掛かってて、良い意味で古臭い音なんですが、OD chにするとそのフィルターを残したままドンシャリメタル風のきめ細かい歪が得られて、Bass上げると重低音が効くので、オリエンタルな音?が出て来て非常に興味深いと思ってます。
では前回に引き続き概要をコピペしときます。
まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。
アンプ側のEQに関しては以下の通りです。
JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3
パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6
評価の基準は、
✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。
✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。
✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。
✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。
となってます。
ではいってみませう!\\└('ω')┘////
・Orange Bax Bangeetar (✨)
OD chとの差異:違う点としては、Baxの方がより詰まったような分厚い音が出るかな?というくらいで、全く同じような感じ。
後はピッキング時にBaxの方が指にまとわりつくような感じがあり、それに比べてOD chは硬質。
まさかこのプリアンプ買ってパス10で使う人はいないと思うけど、Bax買ったらもっと大口径の高めなアンプに使うのがベスト。
JC-40との差異:やはりスピーカーの影響なのか、JC-40の方が奥行感や立体感がある。
しかしながら基本的には歪のエッジの立ち具合や荒さなどはかなり似てる。
MI Audio Megalith Delta(✨✨)
[rakuten:premiumgt:10008954:detail]
OD chとの差異:歪み方が非常に似ている。どちらも程よい荒さを持ってるが、Megalithの方がややきめ細かく滑らかな印象。
またミドルレンジも豊富で、歪がよりきめ細かいため、OD chより分厚く詰まった音が出てくる。
低域がOD chと同じようなキャラなので、リプを刻んだ時の空気感がかなり似てる気がする(笑
JC-40との差異:JC-40の方がややエッジが抑え込まれ、よりミドルレンジが豊富になり、太く抜ける音となっている。
Friedman Dirty Shirley (✨✨)
OD chとの差異:DSの方が音が太いが、ほぼ同じ音。
DS側でEQを弄ればOD chと差別化出来なくもないが、パス10の備え付けのEQでも追い込める範疇なので大差ない。
またゲインもパス10の方が可変範囲が広く、歪み量もカバーされてしまっている(笑
JC-40との差異:JC-40ではGainやEQで多彩なトーンを実現出来るが、パス10ではほぼ備え付けのスピーカーによってDSの個性が丸め込まれてる感じ。
Friedman BE-OD(✨✨✨)
OD chとの差異:BE-OD特有の歪のきめ細かさ、ドライブ感、高域が強烈なのに耳に痛くない感じはOD chでは決して真似出来ない。
ODchで似たようなイコライジングをした場合、どうしても歪の粗さによるチープさが浮き彫りになり、また滑らかにギュイーン(笑)とドライブするBE-ODに対し、何か歪が引っかかるような嫌な感じが出てくる。
パス10の名残として、ピッキング時に特有の鼻づまり感、エッジの立ち具合が感じられるためこの評価。
JC-40との差異:やはりピッキング時にパス10では独特の鼻づまり感があり、それがややJC-40と相違があるかな?位で大体は安定のBE-ODサウンド。
・Mad Professor Sweet Honey Overdrive Hand Wired (✨✨✨✨)

Mad Professor Sweet Honey OD FAC オーバードライブ ギターエフェクター
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OD chとの差異:EQはやや支配されてるものの、単音での太さ、コード弾きによる分離感、澄んだサスティン、ピッキング時のコンプ感の違いとあらゆる面でOD chを凌駕し、パス10でもSHOD独自のトーンを築いてる。
前回の記事のSick Asとちょうど同じ路線で、SBODより断然違いがハッキリしてるので、ひょっとしたらSBODとはパーツや回路そのものが根本的に違うと思う。
JC-40との差異:JC-40の方がやはりレンジが広く、それに伴い奥行感などが増すため、スピーカーの影響は比較的受けやすい。
コンプ感もJC-40では自然だが、パス10だと先に話した鼻詰まり感が多少感じられる。
総評としては、今回はハイゲイン系が比較的多いですが、前回のPTHMやMetal Muffとは違いパス10の影響をかなり受けてるな、という印象がありました。
BaxやMegalith、DSはBogner Redと同じ反応の仕方で、一番目立つ高域のザラザラ感とコンプ感が似てるな、という事でPTHMとかとはまた違う反応をしてますね。
良くも悪くもアンプとフレンドリーでアンプキラーとまではいかないのかな?という印象でした。
BE-ODに関しては、これはなんつーかPTHMやMetal Muffみたいにアンプの個性を封じ込めるけど、ほんの僅かにアンプの特徴も残してるという感じで、MXR 5150ODよりやや個性が強くなったという感じです。
「どこでもBE-100の音が出せる」というのも伊達じゃなさそうです(笑)
SHODはローゲインでありながらパス10の個性を封じ込めた感じがあり、これはこれで凄いですが、同時にSBODとは違う反応を示したのが面白いです。
言うなればトランスペアレント系みたいに音を太くさせてる感じで、OD chとほぼ同じ位のゲイン量で比べた場合、明らかにSHODの方が太く、分離感も抜群です。
パス10 × エフェクターのコーナーも佳境に入りましたが、次もそんな感じで書きます(笑
(早く新しいエフェクターを、、、