買ってから1ヶ月以上経過してのレビューになってしまいました爆
Verocity Eruptionです!
Verocityについてはこちらの記事
に詳細を書きましたので割愛しますが、今回のEruptionはアンプをモチーフにしたプリアンプ/ディストーションシリーズでは無く、純粋なディストーションペダルとして作られてます。
昨今はBrown Sound/5150系のペダルを趣味で集めており、その一環として手に入れたのがこのペダルです😎
インターフェース/トーン
Volume、Gain、Tone、Shiftの計4つのつまみとBrightという2-wayトグルスイッチ、ゲインブーストスイッチで構成されたペダルです。
電源は9Vアダプターで駆動します。
まずGainですが0にすると音が消えます。
通常モードでは9時くらいで良い感じのクランチサウンドが得られ、MAXにすると結構高いゲインが得られます。
ゲインブーストをオンにすると更に歪が増してハイゲインになりますがノイズも増えます笑
通常モードがヴィンテージMarshall(恐らくSLP)、ゲインブーストモードがBrown Sound系となります。
Toneは他のエフェクターにあるような高域の調整みたいな効き方で、12時を基軸に左に回すと高域が減ってモコモコとした音になり、逆に右に回すと強烈な高域が顔を出してきます。
アクティブなのかパッシブなのかは不明ですが、効き方だけ見ればアクティブ並に効きますね🤔
個人的には大概のアンプでは12時で良いかなという感じで、大昔のイギリス製のヴィンテージアンプみたいな、別途トレブルブースターが必要だった時代のものに繋ぐ時とか、何となく高域が足りないな?という時に上げるといいかも知れませんね🤔
Shiftは中域の増減で、左に回すと500Hz辺りの比較的Qが広めの中域が持ち上がり、逆に右に回していくとドンシャリサウンドになります。
仮に12時がBrown Soundだとすれば、左に回せばMarshallぽさが出てくるという感じでしょうか。
但しドンシャリにしていくと音量がかなり下がるので、都度セッティングを変えるなら予めVolumeつまみの位置も決めておくと便利かも知れません。
Brightスイッチは上にするとオンになり、高域が強調されます。
Brown Soundを再現するならオンにしておくのが良いので、どちらかと言うとローパスフィルターみたいな感じに考えてます。
比べてみた
どれも似たような音だが、厳密に言えばEruptionは2kHz辺りのハイミッドが強いかな。
— Guitarstuff@ROCKMAN🇯🇵🤝🇺🇦 (@gtrstfgitagia) 2022年9月20日
あと歪の粒が粗め。
この辺りは最初期のアルバムの傾向に似てるかもしれない。
5150とPanamaはきめ細かい歪の性質もトーンもほぼ同じ。 pic.twitter.com/8KnbTQCQwG
今回はMXR 5150 Overdrive、Carl Martin Panamaと比べてみました(本当はもっと比べたいけど、キリが無いので適当にハイクオリティなBS/5150系ペダルをチョイスしましたw)
感じとしてはTwitterにもあるようにMXRとPanamaはかなり似通ってて、Eruptionは浮いてる感はありますね🛟
Eruptionは先の2つに比べると歪が粗く、また2kHz辺りのハイミッドが他よりも若干強めかなという感じですね。
最初期のアルバムのサウンドを模したとされてますが、個人的にはMXRやPanamaは滑らかで綺麗過ぎ、Eruptionはもう少し鋭いエッジが欲しいかなと思いました(因みにIRは74~80年初頭までEddieが所有してたMarshall 1960B G12M25 Greenbackを使ってます)
総評
Brown Sound系ペダルとしては中々良いです。
ゲインが低めな無改造オールドMarshall的な音も出せますし、Eruptionと名乗ってますが以外に幅広く使えますね👍✨
但しほぼオーダーで作ってもらうので納期に時間が掛かるかもしれないのと、お値段が2022年10月時点で4万弱するので、そうなるとFriedman BE-OD、Bogner Ecstasy Red Mini、Carl Martin Panama、MXR 5150 OD、AMT P2、VOX Cutting Edge、Amptweaker Tight Rock、Wampler Pinnacle Standardなどの超強豪ペダル達の方が入手のしやすさや値段の関係で選択肢としては厳しいものがあります。
上に挙げたペダル達は一律歪の粒が細かく滑らかでアンプライクなので、もう少し粗さが欲しいなという場合は試してみるのもいいかも知れませんね😉