Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210915 Toad Works MR.ED

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最近ブラウンサウンド系の音にハマってまして、これから集めていく予定のGuitarstuffでございます(笑

というのは、アーティストが生み出した世界的に有名なサウンドはやはり研究したいなという感じで、BOSTONやQUEENは正にそれなんですが、Van Halenはあまり深く掘り下げなかったので、これからやっていこうかなと思ってます🤘✨

 

Toad Works MR.EDです!

Toad Worksはアメリカのペダルビルダーで、2001年にライアン・ダン氏とダグ・ハリソン氏によって設立されました。

各所に事務所を転々とした後、2008年にバンドHeartの曲名から採用したフランジャーペダル「Barracuda」をリリースし、その後何点かラインナップをリリースし現在に至ります。

ペダルの名前は大概がその元となるアーティストから来ており、このMR.ED(Mr.の後には苗字が来るので正確では無いですが、恐らくEDはEddieから来てると思われます)もその中の一つですね🤔

 

インターフェース

シンプルにBrown(Gain)、Tone、Levelの3つのつまみで構成されています。

電源はエフェクターでお馴染みの9Vで駆動します。

 

トーン

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まずBrownですが、MinとMAXでそこまで歪量に変化はありません。

ただ2時を超えてくると、急激に歪が潰れてヴィンテージファズのような歪み方になります(爆

それでなくとも全体的にファズエフェクターのような歪み方で、ブラウンサウンドか?と訊かれたら首を傾げざるを得ません🤔

一応弁護すると、初期〜3枚目までのVan Halenのアルバムは確かにややファジーに聴こえる部分はあります。

但しそのファジーな音は決して潰れず、ちゃんと芯があり、きめ細かくジューシーな歪(ズギャーンとかジュワッと言う表現が妥当か?)なので、歪の粒が粗く歪量によっては潰れてしまうMR.EDはかなり違いますね。。。

Toneに関してはパッシブ型のローパスフィルターとなっており主に高域が減衰する形となってます。

但し右に振り切るとかなり耳に痛いので、12時を中心に微調整するのが音作りしやすい印象でした。

 

チューブアンプ(Two-Rock)

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ところがチューブアンプで鳴らした場合、MR.EDの欠点が払拭されて中々良い感じになりました。

まず全体的にチューブアンプの温かみのある柔らかい音が付与され、荒々しい歪が滑らかになります。

そしてソリッドステートでは顕著だった歪みの潰れもある程度は解消されてますね😉

フルテンだと流石に潰れが目立つので、2時くらいがちょうど良い印象でした。

Toneに関してはソリッドステートとは違い上げ目(これも2時)にしてます。

チューブだと硬さが無くなり、逆に奥に引っ込みがちなので高域成分を足す感じですね。

但しフルにすると音が潰れるので、やはり2時くらいが丁度良い感じでした(所謂マジック7)

ただ、やはりブラウンサウンドか?と訊かれたら、JC-40同様厳しいかもしれません。

Marshallのアンプとキャビで鳴らして恐らく最適なサウンドが得られるかと思われます。

 

総評

アンプをかなり選ぶエフェクターで、しかもブラウンサウンドとして見るとやはり厳しいというのが個人的な見解でした。

現時点では中古しか無く、中古の相場は安いですが、ブラウンサウンド系の音が欲しければ他に候補が多く、それらを差し置いてコレを選ぶのは勿体ないなという感じです。

特に現在ド定番ディストーションの一角を占めてるFriedman BE-ODに比べると圧倒的に弱いです😅

(俺みたいに)ブラウンサウンド系のペダルを我武者羅に集めてるとかでなければ、やめておいた方がいいかもしれません(笑

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