Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20220106 Animals Pedal Push & Pull Distortion

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昨年購入しましたが、ブログ更新が最近滞っており、やっと目処が着いたのでレビュー致します笑

Animals Pedal Push & Pull Distortionです!

 

Animals Pedal

Animals Pedalはネットショップでありエフェクター専門店のナインボルトのオリジナルブランドとして、2015年から販売されてます。

発売当時は安価なのにかなりよく出来たペダルとして話題となり、ネット上で徐々に評判となった印象がありました。

回路設計はこれまた有名なビルダーであるWren & Cuffが行い、製造はカリフォルニアのペダルメーカーのSkreddy Pedals、特徴的なイラストはJonas Claesonという方がデザインされてるそうです。

近年では日本の人気イラストレーターがデザインし、数量限定で発売されるペダルもあるみたいです。

ペダルの種類は2022年1月現在、コンプレッサー、オーバードライブ、ディストーション、ファズと歪系中心に販売されてます。

 

Push & Pull Distortion

その中でも明確にサウンドを意図して作られたのが、このPush & Pull Distortion(以下PPD)になります。

PPDはVan HalenのBrown Soundを再現したペダルと謳われており(だから買いましたw)、公式HPからかなりの拘りが伺えます☺️

Animals Pedal PUSH & PULL DISTORTIONwww.animalspedal.jp

 

インターフェース

シンプルにGain、Tone、Volumeの3つのつまみで構成されてます。

電源は(店名だけにw)006P電池かセンターマイナスの9Vアダプターで動作します。

 

トーン

 

PPD vs Cmatmods Brownie

 

まず全体的にCmatmods Brownieに非常に近いサウンドです。

恐らくBrownieを基軸にして製作されたのかなと思う位トーンの傾向が似てます。

その上で両者と比較してみたのですが、Brownieの方がよりゲインが高くサスティンがあります。

Brownie系のBrown Soundを求めるなら、BOSSのエフェクター並の価格と安価で、Brownie自体ディスコンなので代替候補としてはいいかも知れませんが、Brownieですらそこまでゲインが高くないのにPPDは更に下回るので、Peavey 5150やEVH 5150 IIIなどのゲイン量を期待すると肩透かしを食らうかも知れません🤭

Toneはパッシブの高域を司るEQで、Gainつまみと共にMAXにすれば僅かに昨今のBS系ペダルに近付きますが、元々のゲイン量が低いので、あくまでトーンがやや近付く程度に考えておくのが良いかと思われます。

 

PPD vs Friedman BE-OD

 

今度は(俺の中では)Brown Sound/5150系のコンパクトペダルでは王者、BE-ODとの比較。

値段はBE-ODの方が倍くらいの値段がしますが、ゲイン量やレンジ、立ち上がりの速さなど全てにおいて軽くPPDを凌駕してます😁

BE-ODはアンプとの相性も出にくいので様々な環境下でも使いやすいですし、値段が倍と言っても一般的なエフェクターの相場くらいの値段か、下手するとやや安価なくらいなので、俺はBE-ODの方を推しますね笑

 

PPD vs BOSS ST-2

 

ではBOSSのそれ系のペダルとではどうなのか?

ST-2はCOSMのシステムを採用したデジタルディストーションで、PPDより1000円ほど安いです。

結論から申し上げますと、デジタルディストーションに抵抗が無ければ、1000円ほど安いST-2を超絶推します笑

理由はBE-ODの時と同じに内容で、更に破綻せずトーンを多彩にコントロール出来るHighとLowの2バンドEQを備え、PPDより安価なのも手伝ってるからです😉

PPDよりかなりノイズが多いのが欠点なので、そこに目を瞑れるかどうかですね笑

 

総評

比較的安価でBS系の音が出せるので、ハイゲインオーバードライブ的なサウンドを求めるなら一考かと思われます。

逆に言えばゲインが足りないので、コレだけで運用するのは中々厳しく、コレを使うならブースターは必須になるかもしれませんね😅

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