Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191128 Limetone Audio FOCUS-NX

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いやね、来年までmngしないと誓った矢先なんですが、やっちまいましたmng!😱🤪😆🤘✨

東京ペダルサミットが終わってもう二日も経ってるんですが、未だに余韻が残る今日この頃でございます☺️💭

 

Limetone Audio FOCUS-NX(以下NX)です!

これはコンプレッサーにカテゴライズされる製品で、同社のレギュラー製品のFOCUSで弄れる帯域、TrebleとBassをそれぞれColor 1、Color 2とミドルレンジに変更したものになります(詳細は後述)。

 

この製品は発表直後から(エフェクターのw)Rockman、B'zファンの間で話題になってまして、俺も頭の隅に置いてました。

というのも、各種Colorのつまみが半ワウ系ミドルレンジを弄れる、Compressionつまみが搭載されてる、GainやLevelでブースト出来ると、往年のB'zのようなサウンドが作れるという事で、Rockmanのエフェクターのリバイバルで盛り上がってる最中に発表された為です。

しかしそれだけに留まらず、Youtube等で紹介されてプロアマ問わず数多くのギタリスト、ベーシスト😳が注目し、試す暇もないまま即完売、予約全て埋まるという人気商品になってしまったみたいです😆

で、仕事で23日には行けず、(日曜なのに休暇申請を出してw)24日のペダルサミットに赴いた訳なんですが、Limetoneさんがブースを展開されてたので、丁度頭の隅にあったNXを思い出し、どんなもんだろうか?という事で弾いて貰いました(自分で弾けよwww)

その時ベースとなったエフェクターがKarDianさんのプロトタイプのディストーションペダルで、勿論そのままでも良いんですが、NX通した瞬間、

「『あの音』じゃん!」

と一人で勝手に(キショく)盛り上がってしまいました🤪

Colorつまみをイジイジする度に色々なタイプのギュイーンサウンドが飛び出てきて、更にCompressionでダイナミックな音からコンプレッションを効かせたマイルドな音まで表現し、カッコイイリフにやられ、気が付けば手元にありました(笑

ただ心残りだったのが、利きエフェクターで所持してるエフェクターを当てるクイズのコーナーで、電池が入らない式だったので、試して貰えなかった点ですかね(笑

 

で、翌日仕事が早目に終わったのでウキウキしながらJC-40の(使える事は使えるけどショボイw)ディストーションで試したんですが、目を疑うようなアップグレードがされ、今回はその第一印象を書いていきます。

 

インターフェース

その名の通りコンプレッションを司るCompression、Level、Gain、主にミドルレンジのEQをブースト/カットするColor 1、Color 2の計5つまみで構成されてます。

 

まずCompressionですが、左に回しきるとコンプが掛からない、ニュアンスの出やすいダイナミックなサウンドになります。

Levelつまみの影響がモロに出る感じですね。

右に回していくと、段々音が均一化され、全体的な音量は減衰し、滑らかなサウンドになっていきます。

Rockmanぽい歪み方になる感じですね😄

そして音量が下がるので、Levelで補正すれば強力なサスティンも得られます👍✨

 

次にGainですが、これはPrecision DriveやTSと同様、後段に繋ぐエフェクターのゲイン量によってブーストさせるか、0で運用するかが選択出来る感じです。

しかし、0にしてもこのエフェクターを通した後のディストーションはかなり凄い事になります😳

それは、

「倍音成分がかなり付加され、チューブアンプのようなサウンドに変貌する」

というものです👍✨

JC-40単体のディストーションだと、一応使えなくもないんですが、やはり平べったくペナペナでチープな感じが否めないです(嫌いではないのでdisってるつもりは無いハズw)

しかしこのNXを通すことによって、あからさまに倍音成分が乗っかり、SAG感とかサチュレーション的な雰囲気がモロに出てきます。

その結果、立体感や奥行き感が増し、エッジが丸くなったように感じられ滑らかで耳に心地いいサウンドになり、しかもドンシャリメタルサウンドなディストーションに掛けてもエッジ感が損なわれないというチートなサウンドになります(笑

この効き方は強烈で、

「あなた本当にJC-40だっけ?www」

と耳を疑うくらい変貌するので、コレ持ってれば後は数千円のチープなディストーションでも上質なサウンドを叩き出してくれます(笑

更にGainつまみの歪み方が、

「チューブアンプのパワー管をサチュレートさせたような歪み方」

なので、土壌から歪の成分を変えてるという感じで、ゲインの低いアンプorエフェクターをブーストさせる際もその効果(SAGとかサチュレーションなど)が遺憾無く発揮されます🤘✨

 

Color 1 & 2

このペダルの一番の特長がこの「Color」になると思われます。

元々のFOCUSではTrebleとBassを弄れるのですが(具体的な帯域は不明)、こちらはミドルの、しかも半ワウ系のサウンドのような鼻詰まり感のある帯域を操作する感じです。

両方とも半ワウ系で、微妙に帯域が違うという感じですね。

Color 1の方がやや高めの帯域という感じでしょうか?

半ワウ系だと800Hz〜1kHz辺りを、Qを細くして出力するとそんな感じになるので、恐らくその辺りの帯域の調整かなと思われますが予想です(笑

なので、かなり尖ったQ、双方とも近似値を取って±dBの可変値も相当あるので、両方0にすればミドルがボコっと無くなってブルージーでブーミーな歪になり、両方MAXにすればオーバーフローし発振します(笑

この辺は強烈に効くという事を念頭に置いて、どちらか片方を12時にし、もう片方を12時から少しずつ右に回してスウィートスポットや音抜け感を探すやり方が良いかなと思いました😊

逆に片方を12時にし、もう片方を3時以降にしてモロに半ワウなサウンドを作り、12時に固定してた方を少し減衰させてバランスを取るやり方も出来ます。

何れにせよB'zのようなサウンドを、ディストーションを選ばずお手軽に作れるのは確かで、半ワウ系の音を作るエフェクターではかなり優秀な部類だと思います🤘✨

また双方のつまみを1〜2時くらいにするとTSのようなミドルブーストが出来るんですが、TS(系)と違って低音や高音がカットされないので、所謂ワイドレンジを謳ったブティック系TSみたいな使い方も出来ます(笑

 

総評

特定のミドルをブーストして抜け感を強調したり、多めに上げて半ワウ系の音を作るなら非常に便利なエフェクターだと思いました。

またCompressionやGainの効き方も絶妙、通すだけで普段使ってるディストーションペダルやアンプがアップグレードされる様は素晴らしく、一応コンプレッサーにカテゴライズされますが、それ以上の効果が堪能出来る「ディストーションエディター」の方がしっくり来る感じですね(笑

Precision Driveと同じ立ち位置な感じで、あっちはDjent系、こっちはB'z系に変貌させるという感じでしょうか(笑

こういう系は両方持ってると更にディストーションペダルを集めるのが楽しくなるので、ある意味厄介です(爆

 

次回は他のアンプやエフェクターを使って実験してみたいと思います🧐🛸⚗

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