今回はGuv'norのペダルを、手持ちのMarshall系エフェクターや80年代の日本製ディストーションペダルと比較し、そのポテンシャルを測ってみたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و
Bogner La Grange
- ジャンル: エフェクター
- ショップ: イケベ楽器楽天ショップ
- 価格: 30,250円
一番手はPlexiエミュのコレ(*>ω<)b
果たして80年代当時モダンアンプだった音と、10年代に60年代のアンプを再現した音ではどんな違いがあるのか?
まず目立つのが、高域の特性ですね🧐
Guv'norはエッジ感があるストレートなディストーション、LGはチューブアンプらしく高域が丸まって柔らかいサウンドになってます。
また低域もGuv'norでは散ってる感を残しつつもタイト、LGはややブーミーなところが感じられました。
ピッキング時の粘りはほぼ同等、Guv'norの方が高域が出るので相対的にソリッドな印象はあります。
LGの方が音圧が高く高密度で出てくる印象です。
歪みの強さも可変範囲も一緒で、クランチからそこそこ激しいディストーションまでどちらも使えるサウンドが出せます。
EQに関してはGuv'norの方が3バンドととっつきやすく、LGはトグルスイッチも含めて全て特殊な効き方をするので(詳しくは俺の記事を参照w)、扱いやすいのはGuv'norです。
特にミドルを弄れる恩恵が強く、逆にほぼ高域しか弄れないLGは不利と言わざるを得ません。
総合的に音作りのしやすさ、音自体の使いやすさ、価格でGuv'nor (Plus)の方がオススメ、音作りは最小限に留めて兎に角Plexiの音を即席でだすならLGでしょうか。
Friedman Dirty Shirley
Friedman DIRTY SHIRLEY ギターエフェクター
- ジャンル: エフェクター
- ショップ: chuya-online
- 価格: 28,100円
お次はFriedmanのJTM45エミュのDS🤘✨
BE-ODよりもこちらの方が主旨が同じっぽそうなのでチョイス。
まず総合的にGuv'norの方が音が固く、高域が出ます。
DSは逆に低音の迫力があり、アンプに近いのはやはりDSですね🤘
低音の散り具合はDSでトグルスイッチを前方に倒す(Looseモードにする)とGuv'norと同じような感じになります。
歪量や可変範囲は同じ、共にクランチからディストーションまで使えます。
EQに関しては、Guv'norは弄ると極端に音色が変わるのに対し、DSは基本的な音色は変えずに広い範囲でブーストorカットを行うという感じで使い勝手が全く異なります。
積極的に音作りが行えるのはGuv'nor、アンプライクな操作感はDSです(*^^)v
細かく見ていくと、DSの方が音の分離感が上で、奥行感や立体感が堪能出来ます。
また高域が丸く削られ、低音がかなり出るのでアンプらしい迫力があり、Guv'norはエフェクターらしさが浮き彫りになるという感じはありますね😅
ミドルのピークが違い、Guv'norは2kHz中心のカラッとした明るい感じ、DSは800Hzの重厚な感じと分別が付いてます。
なのでEQに関してはGuv'norの方が往年のMarshallに近いのかな、と思いました。
Lovepedal Jubilee
- ジャンル: エフェクター
- ショップ: イケベ楽器楽天ショップ
- 価格: 31,680円
続いてはLovepedalの、俺が絶賛してるJubileeさんのご登場です🎤
Silver Jubileeというスポット的に狙ったものと、Marshall全体の雰囲気を味わえるものとではどう違うのか?
まず歪量に関しては、ややGuv'norの方が高くらいで大差無いです。
問題は音の密度、倍音成分で、明らかにGuv'norが勝ってます。
Guv'norの倍音が凄いので、奥行感や立体感では大差をつけられており、Jubileeは音が前に出てハイミッドが太く出るかな?位で迫力はGuv'norの方があります。
更にEQに関しても、Jubileeは1つまみで音が前に出るか、奥に引っ込むか位しか調整出来ませんが、Guv'norは3強力なバンドEQを備えており、両者12時でJubileeの方がウォームなローミッドを兼ね揃えてアンプライクな感じはあるのですが、EQを弄ってしまうと迫力の低音や分厚いミドルを足せるGuv'norに追い抜かれてしまう印象ですね😢
この違いを他のエフェクターに例えると、丁度Suhr RiotとQ.O.Oの違いのような感じで、製造時期が古いにもかかわらずGuv'norの方がエンハンスされた音という印象を受けました。
BOSS JB-2
本来ならばGuv'norのエンハンス品として名高いAngry Charlieを持ってくるべきなんですが、無いので(笑)こちらを持ってきました😆🤘✨
(まあ一応JHSモードとして入ってるしね😉)
JHSモードで比べた結果、EQや歪み方は確かに似てます。
ただ、JB-2はかなり篭もり、写真のように2時くらいにして漸くGuv'norのオール12時くらいの高域が出ます。
なのでGuv'norの方が抜けが良く、元気のあるサウンドという感じが伝わってきます(年の差30歳以上あるのにwww)
但JB-2はJHSモードの前段にBOSSモードをゲインブースターとして導入出来るので、よりハイゲインなサウンドを単体で狙うならJB-2の方が有利ですね😊👍✨
80's Japanese Distortion
では(俺が)お待ちかね、80's ジャパニーズディストーション群と比較していきたいと思います!🤩
何でお待ちかねかと言うと、双方とも80年代に作られたディストーションで、恐らくペダルでも高嶺の花だったRAT、Distortion+そしてGuv'norに対抗し、「負けないぞ!」的な野心を感じ、日本の名だたるメーカーのペダルと比べたかったのが目的です🤘✨
YAMAHA DI-100
当時は今よりもエレキギター業界に力を入れていたYAMAHA、ペダルも独自技術を惜しみなく投入し、俺もそのクオリティに唸りましたが、果たしてMarshallの名を冠し、アンプキラーとして風靡したコイツに勝てるのか?!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o
まず歪量はほんの若干Guv'norが勝ってますが僅差です。
しかしながらレンジの広さ、ピッキング時のコンプ感による粘り、音抜けの良さでやはりGuv'norに軍配が上がります💥🔥💨
(DI-100が弱いのではない、Guv'norが強過ぎるのだ😡)
音の分離感もほぼ一緒ですが、音の粒が凝縮してバイト感を伴う迫力のあるサウンドが出るのはGuv'norですね。
DI-100は写真の4つのペダルの中でも2番目くらいにクオリティが高いと思ってるんですが、出鼻を挫かれた感じでした(笑
Guyatone PS-001
次鋒はGuyatoneのディストーション、PS-001🤘
いわゆるファズディストーションで、恐らくDistortion+などにインスパイアされたものだと思いますが、果たして(当時の)Marshallエミュに勝てるのか?!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o
結論としてはやはりPS-001はファズに近く、キャラの方向性が違うので何とも言えませんが、音の輪郭などを求めるならGuv'norになります😅
音作りの幅、ニュアンスの拾い具合もGuv'norの方が勝っており使いやすく、豊富な倍音成分やシャギシャギと毛羽立った音を求めるならPS-001になります(がちょっと無理あるなw)
ARIA ADT-1
内心ではDT-5と比べたいんですが、如何せん値が張り入手困難なので、手持ちのこちらと比べました(笑
結果、歴然とした違いが浮き彫りになりました(爆
ADT-1はやはり古いソリッドステートアンプに付いてるディストーションという感じの歪で、音に輪郭が無いのに対し、Guv'norは輪郭がくっきりと出ます。
それに加えハイミッドが絶妙に心地よく出力され、相対的にADT-1は無機質という感じを受けました。
Marshallよろしくカッコイイドライブサウンドを追求してるGuv'nor、取り敢えずそこそこ歪めばどうとでもなる感が激しいADT-1では、どちらを贔屓したくなるかお分かりいただけるかと思います(笑
総評
定番と言われてるGuv'norですが、その実力は昨今のエフェクターの存在意義が?と思える程圧倒してると感じました😆🤘
(ぶっちゃけJCM800のエミュレータはコレで良いんじゃね?と思ったwww)
俺の思いつく限りでは代替品となり得るエフェクターはぶっちゃけ無いです(本家Angry Charlieは試してないので比べてみたいです✨)
Guv'nor Plusも好評を博してますが、俺はやはりコレに浪漫を感じてます🍸