Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180511 Mavis HA-3 Headphone Amp

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来月エフェクターを買いたいな、と熱望しております(爆

(Suhr Riot ReloadedにどハマりしてるのでEclipseか、JHS系に興味があって且つ他のメーカーと競合しなさそうなTwin Twelveが欲しいかな?w)

兎に角「アンプライク(特にチューブライク)」なペダルが大好きで、それに耳が慣れてきてるせいか、「普通のディストーション」の基準が分からなくなってきたような気がします(笑

 

本題に戻りますが、今日色々整理してたところ、約5年くらい前に買ったヴィンテージ(笑)ヘッドホンアンプが出てまいりました汗

Mavisブランドのヘッドホンアンプ、HA-3です。

Mavisとはイシバシ楽器のオリジナルブランドで、主にストラトやテレキャス、レスポールタイプのギターやジャズべプレベなどのベースなどを製造してました。

その後レスポールタイプはGibsonとの契約?により廃止されて、代わりに独占的にGibson傘下のMaestroブランドの格安レスポール(Gibson傘下なのでレスポールを名乗れる)に移行し、現在はブランドそのものが無くなってるみたいです。

今回はそんなmavisブランドのレア(笑)なヘッドホンアンプを超久々に使ったので感想を書きます。

まず何故当時これを買ったかと言うと、Rockman X100と比べたかったからです(爆

Rockman X100を初めて手に入れて感激してた時分で、楽器屋に自慢しに回ってた頃でしたww

で、自慢ついでに投売り状態でかなり安かったコレを買ってX100と比べたいという馬鹿な好奇心(笑)もありました^^;

店員にその経緯を話したところ、

「いやいや全く比べられるものではない(笑」

と言われた記憶がありますw

(X100に対して畏れ多いって意味ね^ ^)

(つか自社ブランドに誇り持ちなさいよ、って思ってましたw)

 

コントロールはいたってシンプルで、オフと2段階の音量調節、クリーン、オーバードライブ、ディストーションを各々の3wayスライドスイッチで切り替える仕組みとなってます。

 

まず印象的なのは、ヘッドホンだとかなり音がでかいです(笑

出力レベルが高いのか、一部のオーディオインターフェースとかモニタースピーカーだと音割れする可能性はありますね(うちのMSP-3では大丈夫でした)。

 

クリーンはソリッドステートアンプらしい癖の無いクリーンで、チューブのような奥行き感、コンプレッションは無い代わりに、フラットな印象を受けました。

因みに、ギターとHA-3の間にディストーション(今回はボグナー赤)を挟んでモニタースピーカーで鳴らしたところ、とても使えないトレブリーなファズサウンドが出てきたので、エフェクターとの相性は最悪です(想定してないだろw

 

オーバードライブも同様、フラットでソリッドらしい音ですが、安アンプで聴ける バリザラ感は無く、まあまあ使えるかなという音ですね。

ごくごく普通のオーバードライブですかね(そもそも俺の基準がRockman→Sansamp→諸々アンプライクペダルの流れなので「普通」の基準は曖昧になってしまってるんですがw)。

 

ディストーションもオーバードライブのゲインを増した延長という感じで、癖がなく扱いやすい分、味とかカラーみたいなものは全く無いです。

もう少し詳しく書くと、

1. 歪方は粗めで、オールドマーシャルとフェンダーベースマンとかの部類(決してチューブのようなSUG感、奥行き感、コンプ感、温かみがあるなんて書いてないですよw)。

2. ピッキングニュアンスは皆無。この時点でそれに厳しい人には論外。またギターのvolへの追従性も皆無で、絞ってクリーンなんかも出来ない。

3. 低域はブーミーで散りやすいので、古いロック、ハードロック向け。メタルやモダンハイゲイン 、2018年初頭時点で流行りのDjent系の音は出せない(爆

4. ミドルは正直無い(爆

という表現だと語弊があるので詳しく書くと、本来エレキギターは中音域が一番聴こえが良く、そこをアンプメーカーやスピーカーメーカー、エフェクターメーカーが綿密にチューニングして各々のカラーを出してるけど、コレに関してはエレキギターに余計な高域と低域をカットしただけで、後はクリッピングで歪加えてお終いという感じ(笑

なのでペラペラで味気ない感じがある(さっきも書いたけど、俺が使ってきた機材がキワモノばかりなので感覚が麻痺してるのもあるかも?w)

5. 高域はヘッドホン出力を前提にしてるためかなり押さえ込まれ、キャビシミュを通したようなハイミッドが多少出る仕様になってる。

ヘッドホン出力≒ライン出力≒Sansamp(笑)

と考えてる俺としては中々使いやすかったり。

この押さえ込みが、従来のソリッドステートアンプらしいバリザラ感を緩和していい方向にシフトしてると思う。

6. 当然ながらチューブのようなコンプ感、温かみ、奥行き感、音の分離感は皆無。あくまで手軽にギターらしいドライブサウンドがヘッドホンやモニタースピーカーなどで楽しめると割り切って使う感じ。

 

早速比べました^_^

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まず値段は

X100 (1984年当時¥68,000)

Guitar Ace (2010年当時¥9,800)

HA-3 (2013年当時¥1,000円前後)

です(笑

(本当はヘッドホンアンプの雄、Amplugも参加させるべきなんですが手元にないorz)

で、音なんですが、やはりRockman系はエレキギター用に徹底してチューニングされてる感じで、それと比べるとHA-3は(特にミドルが弱いため)薄っぺらさが露骨に出てる印象です。

強いて利点をあげると、

1. Guitar Aceはイミフな位強過ぎるコンプレッションが掛かっており(ピッキングした時音が小さく、その後音が大きくなってサスティンが伸びていく仕様)、それが演奏自体にも悪影響が出てくるので、それに比べたら癖がないかな?って感じですw

2. Rockman系は低音がタイトで、且つかなりカットされてるので、ブーミーでイナたい音が欲しくなったらHA-3に切り替えて堪能出来る(笑

3. 壊れた時の精神的ダメージが低い(爆

 

今はディスコン商品ですが、あえて探す必要もないでしょう(笑

ヘッドホンアンプならAmplugがありますし、寧ろギター直で付けられるAmplugの方が有利かと。