Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180521 Suhr Eclipse

 

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Riotで一発当てて一躍人気ブティックペダルの仲間入りを果たしたSuhrのペダル部門ですが、去年のNAMMショーで突如発表されたこのデュアルオーバードライブのペダル、瞬く間に注目の的になりました(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ★

僕としてはRiot買うまでは、

「Riot = JOYO Us Dream = 平凡なディストーション」

という方程式(笑)が成り立っており、巷で話題中であろうとそんなに気にしてませんでした😅

(ああ、あのSuhrから新しいペダル出たのね、みたいなw)

で、Riot Reloaded買った後はSuhrに対する評価がガラリと変わりまして、更に、Eclipseの発売後の評価も軒並み高く、試さざるを得ない状況に置かれました(爆

そしてJHS Twin Twelveと迷った挙句、こちらを先に試すことにしました٩(ˊᗜˋ*)و

 

コントロールはVolとGain、3バンドEQがそれぞれ2chに振り分けられており、1つのペダルで2つのそれぞれ設定を変えたEclipseを切り替えて使えるようになってます。

 

ゲインの幅が評判通り広く、片方でジャカジャカストローク用の軽いオーバードライブ、もう片方は重厚なリフやソロ用のヘヴィディストーションとトーンを作り上げることが出来ます。

但しパラレル接続とかで2つのchをミックスしたり、片方をブースターでもう片方をディストーションにしてバッキングとソロを使い分ける、という事は出来ません。

 

3EQはパッシヴらしいのですが、非常に効きが良く、俺的にアクティブと錯覚するくらいですね。

Bassは重低音、やや尖った形で帯域を操作する感じで、聴覚上は125Hzくらいですかね。

125Hzをピンポイントで調節する感じで、最大まで上げても散らばったり、篭ったり、ブーミーになったりすること無く、タイトさを保ちつつ箱鳴りのような感じを強調します。

これはRiot (Reloaded)と似てますね。

Midは1kHz位をこれまたピンポイントで弄る感じで、下げると音が篭もり、上げるとややハイミッド寄りなミドルを強調します。

Trebleと後述のVoiceノブと相互に操作して音の抜けや分厚さなどを調整するといいかもしれません。

Trebleは2.8~4kHz帯の調整で、普通のトレブルつまみという感じですが、Voiceコントロールとの兼ね合いで高域がかなり絶妙にコントロール出来るので、Voiceを上げてこちらを下げたりとか、その逆なんかでも音作りが幅広いです。

但し最終的にはVoiceが最優先されるので、あくまで補助、微調整用と割り切った方がいいかもです。

 

Voiceは2ch共通のトーンコントロールで、高域の増減の他、歪みの粒のきめ細かさなどもここで操作します。

12時より下げるとモコモコ感が増し、上げるとRiotのようなきめ細かい歪み方になります。

2ch共通で、かつ強烈に効くので、このノブで両chの歪の傾向が決まってきます。

 

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全体的なトーン、歪の傾向としてはRiot (Reloaded)に非常に近く、余計な低域と高域をバッサリとカットしてミドルに集中させてる感じです。

Riot (Reloaded)が500~800Hz帯が強調されてるのに対し、こちらは1kHz帯をなだらかに上げてフラット寄り、良くも悪くもRiotの癖を改善したという印象です。

歪のきめ細かさはRiotの方が僅かに上(Voiceタイプはシリコン)、その点滑らかさはEclipseにあり、これも完全に好みですね。

歪の強さはRiot Reloadedより若干弱め位で、Riot位でしょうか。

高域の強さは圧倒的にEclipseにあり、Riotでも音の抜けは良いんですが、更に改善されたという印象。

RiotやCAE OD-100などの歪がドンピシャならこれも受け入れやすいかも知れません。

Eclipseで作ったバッキング用クランチとリードサウンドが好きなら、2in1で3万強位の値段なので非常におススメです!