Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190110 Guyatone Metal Monster MM-1 Pt.3

さて今回もMM-1の特性について、他のチューブライクなペダル等を比べて行きます‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

この90年代のメタル〜モダンハイゲインにも通ずるペダルが、果たして00年以降のペダルと比べてどうなのか、気になるところです🤘🏻(*>ω<)🤘🏼

 

・Orange Bax Bangeetar

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まず最初はOrange Bax Bangeetarから行ってみましょう(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

インターフェースはほぼ同じで、Baxは更にQが弄れるので、よりミドルの設定が綿密に行えるのが利点です🤘🏻

まず歪量は12時の時点でMM-1の方が強く、双方のGainを上げれば同じ位か、Baxの方がやや強いです。

またトーンに関しては、双方ともEQを全て12時でBaxがフラットだとすると、MM-1はやはり低域が少なく、鼻詰まりのミドルとハイが強めな印象です。

よりモダンな歪でアンプ的な太さを持ってるのがBax、比較すると狭いレンジでエフェクター臭さがチラつくのがMM-1という感じです。

歪の性質はよく聴いてみると相違があり、Baxはどこまでも歪がきめ細かく滑らか、対してMM-1は真空管特有の丸み?のようなプリプリとした感じ(笑)があり、これがFETとはやはり違う真空管の生々しさなのかな、と思ってます。

ピッキング時のコンプ感は、MM-1が基本的なチューブのものだとすると、Baxはかなり再現度が高いと感じました。

但しMM-1に比べるとほんの若干高域が削れて平坦な感じも受けました。

これは音の抜け感も左右し、MM-1の方が高域の強さも手伝って分があります。

レスポンスはやはりBaxの方が高い反応性を示します。

EQの可変値については、まずHighとLowはややBaxの方が可変値が広いですが誤差の範囲です(^^;;

ミドルはMM-1の方が可変幅が広い感じを受けました。

と言うのは、MM-1は根底にワウ半留めのようなイコライジングが施されており、また高域がBaxよりもオープンな感じなので、結果的にミドルレンジにも作用して劇的に音を変化させる感じです。

Baxはその点(良い意味でも悪い意味でも)癖が無くフラットな感じで、アンプらしい太さや丸く削れた高域が相俟って、幾らミドルを弄ろうがMM-1に比べると可変範囲が狭く感じます。

どちらもミドルブーストしたリードや、ミドルカットしたドンシャリメタルサウンドは余裕で出せるので、太さを取るかエッジを取るかの違いですね。

俺的には、真空管そのものの音が欲しいならMM-1、安定した歪やアンプライクな音を求めるならBaxという感じを受けました。

 

・Friedman BE-OD

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FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

 

続いては「同社のアンプの名前を冠したペダル」という事でコレを比べました🤘🏼

まず歪量は双方全て12時でBE-ODの方が強く(内部トリマーは10時、9Vアダプター使用)、MM-1側はDriveを2時にして漸くBE-ODの12時とほぼ同じ歪量になりました。

歪の性質は丸っきり、とは書きませんが、極めて酷似しており、Baxの時より似通ってるという印象でした゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

共に分離の良い丸みを帯びた歪が折り重なって立体的な歪を出す感じで、逆に「BE-ODには真空管が入っているのか?!」と発覚する程です(笑

ピッキング時のコンプ感も同じ感じで、MM-1の方がややタイトな印象。

これはやはりMM-1の方が高域に於ける周波数のピークが高く、BE-ODも他のエフェクターに比べれば割と高い方なんですが、それよりも更に高い感じなのでBE-ODが相対的に柔らかい音に感じるのかもしれません(笑

トーンはある程度MM-1でBE-ODに似させる事は出来ますが、やはりワウ半留めのようなミドルが根底にあり、Marshallの延長のようなハイミッドがやんわりと強調されてるBE-ODにFreqを合わせようにも、どうしても癖が出てきてしまいます(笑

またやはりMM-1は低音が弱く、BE-ODに近づけようとするとどうしても2時以上に振る必要があります。

幸いMM-1のLowは重低音系の帯域で、BE-ODのものとほぼ同じなので合わせるのは比較的容易でした(^^;;

音作りの幅はやはりMM-1にあり、

「Marshall系やブラウンサウンドのような音を即席で出したい=BE-OD」

「幅広く音作りしたい+後段にワウ半留めのようなフィルターが欲しい=MM-1」

という風に使い分けられるかな、という感じでした(´>ω∂`)

 

・MI Effects Megalith Delta

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お次は10年代の大ヒットメタル系ディストーションのMegalithとの比較(🤘🏻🔥Д🔥)🤘🏼

90年代と10年代という時代を跨いだハイゲインサウンドはどのような違いがあるのか?!

まず歪量は双方全てのつまみを12時、Megalithの内部トリマー3時、ブーストオフでMM-1の方が強く、ブーストオンで同じ位です。

双方共2時位が俺的に気持ちいいですね(*´ェ`*)

それを踏まえて歪の性質に大きな違いが見受けられました。ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

ピッキング時のコンプ感やレスポンスの悪さ(笑)はだいたい同じような感じなのですが、Megalithにはハイゲインアンプに時折見られる噛み付くような感じ、所謂バイト感があり、MM-1にはそれが見受けられませんでした。

これは特定の中域と高域が絶妙にチューニングされ、かつ歪の性質も荒々しくもきめ細かく分離が良い状態、かつ極めてチューブライクな性質を持ってると起こるような感じで、これによりMegalithの方がよりチューブアンプライク、逆にプリ管を積んでるMM-1の方が人工的、無機質、エフェクターライクという印象を受けました:;((•﹏•๑)));:

(プリ管を積んでるMM-1でさえエフェクターらしい音に聴こえさせるMegalithの威力はパネェ。。。貴様は神か(^^;;)

全体的なトーンは、低域のふくよかさはMegalithの圧勝└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘

中域はMegalithは自社のアンプのトーンを崩さない程度にチューニングされたContourとMiddleで調整するのに対し、MM-1は全く別の音を作り出すほど超幅広く弄れるので自由度に勝ってます(*>ω<)b

高域はMegalithは他のアンプライク系ペダルより気持ち帯域が高いかな、という位なのに対し、MM-1はソリッドステートアンプ並にザクザクエッジを立たせられる感じで、激しいメタルサウンドを作るならMM-1の方が断然有利ではありますが、その分バランスの取れたMegalithに比べるとどうしてもエフェクター臭さが浮き彫りになる印象です(-。-)y-゜゜゜

音作りの幅はトーンコントロールだけでMegalithの3-Wayトグルスイッチまで賄えてしまうMM-1の方が有利、よりアンプらしい生々しいハイゲインサウンドが出せるのはMegalithという印象でした(^^)🤘🏻

 

・Bogner Ecstasy Red

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Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

 

流れからして(笑)、最後はBognerとの比較(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

ブティック系ハイゲインアンプ🆚国産ヴィンテージハイゲインアンプの勝負‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

まず歪量は、Bognerの設定を最大ゲインにしてもMM-1の方が歪みます。

また高域もかなり出るので、より刺激的でメタルメタルしいサウンドを出すなら断然MM-1ですね!🤘🏻(^^)🤘🏻

またミドルの設定をBognerに合わせた時、MM-1ではチューブ特有のザラつきが歪みの成分に入っており、それが生々しいチューブサウンドを構築しており、シルキーで上品な歪のBognerとは全く違う性質の、味わいのある歪です。

と、ここまでMM-1を褒めちぎって参りましたが、やはりBogner、侮れません(((;゚;Д;゚;)))

まず低音が圧倒的にBognerの方が強く、かつ速い立ち上がりで大型スタックのような低音を出すのに対し、MM-1はLowをMAXにするとレスポンスの遅い低音が後から付いてくる感じで違和感があります。

Bognerの方が高域のエッジの強さは劣りますが、その分音の太さや分離感は圧倒的で、その効果が出てるのか低域〜中域に掛けて分厚く、かつ全ての帯域の立ち上がりがほぼ同速なので、まるで音の塊がスピーカーから出てくるような迫力が感じられます。

MM-1でもミドルを似せて、かつ分厚くして出力する事も出来なくもないですが、どうしても高域が先に出てくる感じなので全体的に音が細く、やはりエフェクター的な感じを受けます(-。-)y-゜゜゜

ピッキングやギターVolに対するレスポンスもBognerの方が上で、やはり「アンプライク」という点ではBognerですね(*>ω<)b

(余談ですが巻弦のプルン感はBognerの十八番で、MM-1ではやはり出ませんでしたw)

MM-1で似たような音は作れますが、トーンを似せるだけでは真似出来ないニュアンスがBognerにあるという事を改めて思い知らされましたm(__)m

 

・総評

今回はMM-1の実力が素晴らしい為、かなり辛口で批評した部分が多々ありましたm(__)m

逆を言えば、

「90年代に作られたのに、これら人気のブティックペダルに引けを取らない実力は十分にある」

という意味でもあります(*>ω<)b

昨今はアンプらしさを出す為にマルチステージディスクリート回路やMOSFETなどのチップを使ってチューブライクなサウンドを狙った名機が多数発売されてますが、やはり真空管を使った物は特有の味がある事を(Tubeman2も兼ねて)思い知らされました。

Guyatoneの看板商品のアンプの名を冠しただけのクオリティはあり、やはりこれは名機です!( ‘-^ )b

サウンドハウス

20190107 雑記・楽器屋巡り(中野〜吉祥寺編)

最近ペダルを2つも買ったのですが、悪い癖(笑)が出てまーたフラフラと楽器が豊富な店に赴きました🚶‍♂️

 

・ハードオフ 吉祥寺店

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まずは吉祥寺のハードオフに行ってみました(*>ω<)b

初めて来たのですが、その中古楽器の量は半端無く、正に夢の国(笑

中古楽器は掘り出し物が多々あり、僕も早速見つけて買いました(笑

(後程レビューしたいと思います( ‘-^ )b

 

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モズライトのダブルネックギター。

現物を見たのは初めてです(゚ロ゚)

 

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圧倒的なギターの数に、ブティックペダルも満載。。。欲しいものだらけで涎がԅ(¯﹃¯ԅ)


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Marshall Lead12そっくりな小型アンプ(笑

こういう古くてビザールな機材はそそられますネ(*´ェ`*)


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狙ってたんですが、案外高価だったAriaのディストーション。

その隣には2日に買った我がMy New Gear。。。でも俺が買った時よりやや高かったです(笑


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ドラムセットやシンセ、オーディオ機器等も満載で、真空管のプリメインアンプが欲しいと思った時期が俺にもありました(AA略

(今でも部屋のスペースがあれば欲しいなと思ってます(笑)

 

で、購入したとあるエフェクターを試す為試奏部屋に入ったのですが、なんとDiezel VH4やMesa Boogie Dual Rectifierなどが置いてあるではありませんか(((;゚;Д;゚;)))

勿論Marshall JCM2000やJC-120もあるんですが、興味本位でDiezelを使いました(笑

すると、めちゃくちゃヤバい音が出て来てしまいまして、欲しくなりました(爆

音はペダルのやつとほぼ同じなんですが、もっと輪郭がくっきりしてて、コンプレッションが心地良く手がネックに吸い付くような感覚ですね(笑

(かなーり興味が湧きましたので、今後どうしようかな、と思ってます(笑

 

・ヒズミ屋

中野駅のすぐ近くにある、歪系ペダル専門店のヒズミ屋さんです( ‘-^ )b

店内は他の楽器屋とは違い清潔感があり(語弊があったらさーせんm(__)m)、ペダルが綺麗に展示されてます( ‘-^ )b

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国内海外問わず多数のエフェクターがズラリと並び、どれも興味をそそられます!

しかも殆どが試奏可能なのも素晴らしい🤘🏼

(アンプはTwin ReverbとKochから選べますが、俺は相棒のJC-40に近いニュアンスが欲しいのでTwin Reverb使いましたw)

あと喋るロボットもいたり、白を基調とした店内は独特のスペーシーな感じもします(笑

 

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1月から開催されてる福袋フェアの様子。

国内ビルダーによる作品が並び、海外製品ばっか集めてた俺としては試したいところ。

ただ多過ぎて迷う(爆


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奥の棚には燦然と輝くCentour(Gold、Long Tail、FAX Onlyの超希少個体も🐜)。

一部のCentaurは福袋にもあり、製作者本人のサイン入りも出品されてるとの事。

またPete Cornish(Pink FloydのDavid Gilmore御用達のペダルビルダーの製品)も多数並び、これがなんと試奏可能なので試したかったです😭

 

ヒズミ屋さんは今年の1月末で店舗が閉店してしまうのですが、中野駅周辺は殆ど楽器屋が無く、ブロードウェイ寄った後のお楽しみが1つ減るのは残念です。・゚・(ノД`)・゚・。

(ちなみにWebサイトは継続されるそうです( ‘-^ )b

 

吉祥寺はハードオフ以外にも複数楽器屋があるらしく、御茶ノ水に代わる楽器探訪の拠点として今後通いつめるかな、って思いました(笑)

20190105 Guyatone Metal Monster MM-1 Pt.2

今回はMM-1について、他のペダルと比較したり、色々なアンプに繋いでポテンシャルを測りました∠( ˙-˙ )/

コイツはかなり潜在能力を秘めてるので、他の強豪ペダルに引けを取らないと確信してます(`_´)ゞ

 

・Guyatone PS-001 Distortion

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最初はやはり同社のディストーションペダルとの対決!

果たしてどのような結果になるのだろうか!?

で、その結果(笑)、MM-1の方が圧倒的に優れてました(爆

まず歪量、レンジ、音の分離感、太さ、奥行感全てに於いてMM-1の圧勝で、ここまで来るとPS-001の存在意義が「?」な感じがしてきます(笑

(まあ多分PS-001の方が古いから、あまり洗練されてないのかな、と推測してます🤔)

MM-1の歪みの特徴は、ピッキングした時に生じるチューブ特有のコンプレッション、スコーンと伸びるサスティン、深いけど温かみとザラつきのあるディストーションです。

PS-001にはそのアタック時のコンプレッションは無く、その時点でペラペラな音に聴こえます(笑

サスティンも何か膜が張ったような感じでMM-1に比べると音抜けが悪いです。

歪の質もMM-1に比べるとファジーで、輪郭が無いので扱いが難しい印象を受けました。

またトーン調整に関しては顕著で、MM-1はザクザクのエッジを表現するHighやワウ半留めからドンシャリメタルまで再現するMid、大型キャビネットの箱鳴り感を再現するLowなど扱いやすく個性的な3バンドEQに対し、PS-001はToneつまみ1つしか付いておらず、それも12時を基準に高域の増減のみなので音作りが狭く、MM-1のようにトーンをガラリと変える事は(外からイコライザーを持ってこない限り)無理だと思います(^^;;

総じてMM-1の方が優れている感じです(´>ω∂`)

 

・Hughes & Kettner Tubeman2

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今度は同じプリ管を使ったフロアプリとの対決。

前回の記事でニュアンスが似てると書きましたので、改めて比べてみました‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

まず歪量はTubeman2の方があり、かつMAXにしてもスムーズに歪みます。

どちらかと言うとMM-1は(Tubeman2に比べ)粗く、ファジーと言うべきですね。

またピッキングやギターVolに対するレスポンスもTubeman2の方が優れており、よりアンプらしさを感じられました。

トーンに関しては、Tubeman2の方が低音に優れており、それにより音圧が高くワイドレンジであり、相対的にMM-1はこじんまりとした感じでちょっと細いかな、という印象を受けました。

特に低音に関しては顕著で、Tubeman2では重低音による飽和感や迫力などが感じられましたが、その後でMM-1を弾くと低音がスカスカになりしょぼい音という感じになってしまいました(笑

Lowを上げて低音を補充しようとすると、3時くらいから似たような音圧にはなるものの、やや散り気味の低音なので音が篭もりがちになるので不自然に感じられました。

しかしながらミドルレンジの可変範囲はMM-1の方が圧倒的で、Tubeman2のVoiceとMiddleつまみを駆使しても音作りの幅は圧倒的にMM-1に軍配が上がります。

また低域と高域の調整もMM-1の方が効きが良く、Tubeman2は破綻しない程度に収まってる印象でした。

ただしTubeman2はVoiceコントロールによって歪の性質を変化させることが出来るという強みがあり、粗削りなMM-1では表現出来ない点もあります( ‘-^ )b

コンパクトな筐体にBOSSのアダプターが使える取り回しの良さや音作りの幅、お手頃価格でチューブサウンドが楽しめるのはMM-1、3ch仕様でH&Kさながらの高品質なクリーンやディストーション、アンプやミキサーなど多彩なインターフェースで使い分けられるのはTubeman2という感じですね(*>ω<)b

 

・Playtech Heavy Metal PTHM

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インターフェースが似てるので比べてみました(笑

まず双方とも全て12時にした場合、ほぼ同じようなサウンドを出力しました(*゚Д゚)(*゚д゚)(*゚Д゚)オォォ...

トーンは一緒で、歪の性質が多少違う感じです。

MM-1はチューブよろしく粘り気のあるコンプレッションが感じられるのに対し、PTHMは相対的に平坦で硬い印象を受けました。

またMM-1の方が音の粒が太く分離感があり、結果的に音圧があり音が前に出てきます。

それに比べPTHMはやはり平坦で、一枚膜が張った印象でした。

ミドルの可変範囲はFrequencyと増幅量共に一緒ですが、やはりMM-1はつまみに偏りがありPTHMの方が使い易いです(^^;;

HighやLowもわりかし同じような可変値なので、どちらかで音を作り、もう一方で似させるという芸当は比較的容易ですね( ‘-^ )b

歪量に関してはPTHMの方が強く、かつクランチまでカバー出来るので可変範囲も広いです。

またピッキングやギターVolに対するレスポンスもPTHMの方が良いです。

チューブ特有の味を堪能したければMM-1、それ以外ならPTHMという感じで、キャラはほぼ同じという結果でした🤘🏻

 

・Diezel VH4-2

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これも何となく音が似てるような気がしたので比較しました(笑

因みに写真の設定は、まずVH4-2で予め音を作り、それにMM-1を似させるという形で作った設定となっております(つまり俺のお気に入り爆)

まず双方とも全て12時にした場合、歪の量はさほど変わらず、ややMM-1の方が高いかな、という感じです。

歪の飽和感や太さなどはVH4-2に分があり、MM-1は高域が強く、エッジの効いたメタルサウンドが出しやすいという感じです。

チューブ特有のコンプレッションはVH4-2でも再現されてますが、高域が丸くカットされてるので、MM-1では感じられるチューブを歪ませた時のザラつきは無いです。

ピッキングに対するレスポンスはVH4-2に分があり、やはりMM-1はギターのVol 10で弾くのが良いですね(^^)

また音の分離感もVH4-2の方があります。

トーンコントロールは、低域はVH4-2の方が可変値が広く、中〜高域はMM-1の方があからさまに広いです。

またMM-1でもLowをMAXにすれば重低音が出せるので、低域調整もそこまで大差は無いです。

Frequencyも付いてるMiddleはもとより、Highも突き刺すようなエッジが立ち、MM-1の方がより刺激的な音を奏で、VH4-2でもTrebleとPresenseをMAXにすればエッジが立つんですがMM-1と比べると柔らかいかな、という感じです(*´ェ`*)

気になったのは、MM-1は前項でPTHMと似てると書きましたが、トーンの根底にかなり癖があり、ワウ半留めのような強烈な鼻詰まりサウンドがあります。

この鼻詰まり感が俺的に音が細く感じられる要因になり、トーンコントロールで幾らか緩和出来るとはいえ、やはりVH4-2と比べると無機質なエフェクター臭さが感じられました。

(多分この癖は作られた時代、90年代のシンセと相性の良いギターサウンドに特化した為かなと推測してますw)

方向性はやや違うので何とも言えませんが、少なくともMM-1はVH4-2に比べ引けは取らないという印象でした( ‘-^ )b

 

・総評

俺的にはPS-001の完全上位互換として位置付けてます。

一部ですが昨今のエフェクター、フロアプリと比べても全く引けを取らないポテンシャルはあります🤘🏻(*>ω<)b

FLIPの名を冠しただけのクオリティはありますので、引き続き他のペダル達と比較したいと思います(🤘🏼🔥Д🔥)🤘🏼

サウンドハウス

20190103 Guyatone Metal Monster MM-1

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お正月中に休暇が入ったので、渋谷のイケベ楽器の正月セールに並び、浮かれてその足で超遠くのハードオフ八王子大和田店まで行ってきました(笑

イケベの戦利品は後でブログに書きますが、まずはこちらの名器と呼ばれたチューブディストーションを是非紹介したいと思います!(`_´)ゞ

 

このペダルは前のPS-001の記事でも書きましたが、Guyatoneの技術の結晶とも言うべきペダルでして、表に「FLIP」と書いてある通り、同社のプリチューブアンプ(FLIP300Xなど末尾にXが付く場合はフルチューブ)のトーンを再現したペダルです。

「Metal」表記がある通り、従来のFLIPシリーズよりもメタル的なサウンドを出せるようにハイゲイン化、ワイドレンジ化されてるものでもあります。

FLIPアンプシリーズ自体ハードロックに最適なディストーションを奏で、小型のコンボアンプが大ヒットし、大型ヘッドまで作られるくらい人気のアンプでした。

それを、

「どんなアンプに繋いでもFLIPサウンドを楽しめる」

というコンセプトで作られたようです。

(開発者の意気込みが伝わってきます(ง🔥Д🔥)ง

 

コントロールはDistortionで歪量、Highが高域、Lowが低域、Midが中域を増減し、Mid Frequencyで中域のピークを決め、Volでエフェクトレベルの調整となってます。

丁度BOSS MT-2やPlaytech Heavy Metalみたいなインターフェースです。

電源は9Vで、バッファードバイパス仕様となってます。

 

まず歪量ですが、0にすればモコモコして音圧の低いオーバードライブになり、9時からディストーションになってきます。

1時以降は音が潰れてきてファズのように輪郭が無くなります。

なのでハイゲイン狙いは丁度1時が良い感じでした(*>ω<)b

歪みの性質ですが、やはりプリ管を使ってることもあり、まんまチューブの歪です(笑

SAG感やサチュレーションはHughes&Kettner Tubeman2とほぼ同じ感じで、チューブをドライブさせた時のザラっとした感触が好きな方には堪らないんじゃないかなと思います(^^)

チューブを模したペダルよりもアタック時のコンコン感はTubeman2同様弱目ですが、指にまとわりつく感じなどは相変わらずなので癖になります(笑

やはりプリ管を使っている恩恵か、エフェクターな筐体に入ってはいますがエフェクターらしからぬワイドレンジで図太く迫力があり、かつウォームな部分も感じられる歪み方は正にチューブアンプそのもので、試奏時は型番不明のJC、自宅ではJC-40を使いましたが、いずれもチューブアンプのサウンドに変貌しました(笑

ギターVolへの反応やピッキングニュアンスは出にくい部類です。

プリ管を使っているにもかかわらず、Drive 12時でギターVolを絞ってもクリーンなどは作れず、クランチでもやはり強めに歪が残ります。

またピッキングの強弱は付きづらいので、HR/HMよろしくガンガン弾いていくのがベストですね 🤘 (╬⓪益⓪) 🤘 

 

トーンコントロールは可変値が高く、Lowを上げれば箱鳴りのような重低音、Highを上げれば突き刺すような高音が強調されます。

(Highに関しては、アンプと耳の高さの違いで全く聴こえ方が全く違ってくるので、ライブなどでは注意(笑

Midは200Hz〜5kHzの間でピークを決める事が出来ますが、3時までは200〜1kHz、それ以降は急激に5kHzまで上がるという特異な可変の仕方をします。

なので、例えばMesaみたいに750Hz辺りをカットしたい、という場合は2時位にFrequencyを合わせてMidを0にするという感じ、逆にワウ半留めのようなミドルが欲しければFrequencyは2時のままでMidをガチ上げという感じです。

Highは上げずに、少し丸くなった高域を追加してメタルやりたい、という方はHighを10〜11時位に絞り、Freqを5kHzかちょっと下げ、Midを3時〜フルの間で調整してドンシャリサウンドを作る事も出来ます。

70年代のコンボアンプから出したようなオーバードライブが欲しい、という場合はFreqを0〜10時位にしてMidをMAX、Highは9時位にしてBassはお好みという感じにするとそんな音が出ます(^^)

、、、という感じでかなり遊べます(笑

余談ですが、後継機種のMM-Xと比較した場合、MM-Xの方がMidのFreqの可変幅が広く6kHzまで調整出来、Mesa Boogie DualRectifierのようなディストーションも容易に出せます。

但し低音はMM-1の方があるように聴こえ、俺は迷った挙句MM-1にしました(基本的な音は殆ど同じなので、低音を取るか高音を取るかみたいな選択でしたw)

 

・どんなジャンルに合う?

クランチサウンドがイマイチなので、専らロック、HR/HMですね。

設定によってはDiezel VH4-2みたいな音も出なくもないので、割と現代の音にも対応出来ます。

スラッシュメタルやDjent系は後継機種のMM-XにブースターやPrecision Drive(笑)を前段に繋いだ方がいい結果が出そうな気がします。

 

・第一印象

このペダルはやはり噂通り名器と呼ばれるだけあると思いました。

買った値段は中古で(セール品ということもあり)4,000円を切りましたが、2〜3万のブティック系ともタメ張れる位のクオリティは余裕であります(*>ω<)b

(寧ろ中古とはいえプリ管積んでるペダルをこの値段で買えるのは素晴らしい(*´ェ`*)

交通費掛けても6,000円弱なので全然問題無しですね(笑

 

ビザールなペダルはブティックとは一線を画す魅力があり、今回のは大当たりでした(*>ω<)b

次回は(やはりw)色々なペダルと比較したいと思いますm(__)m

サウンドハウス

20190101 Mesa Boogie FLUX-FIVE

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あけましておめでとうございますm(__)m

2019年も魅力的な機材に巡り会えますように(*-人-)

と、新年も変わらない抱負(笑)で色々な機材を追求し、記事を書いていきたいです!(ง🔥Д🔥)ง

 

という訳なんですが、新年早々のお題は昨年の年末セールにおいてJubileeと抱き合わせで購入したコレです(爆

以前Throttle Box EQの方は持ってたのですが、やはり無機質な感じや、Mesaのアンプに似てないな、という事で手放し、代わりに「安い」という理由で衝動買いという形でこちらがやって来ました(笑

 

世間ではV-TwinやThrottle Boxが有名で、こちらは少々目立たない印象ですが果たしてどんなものか?(-。-)y-゜゜゜

 

コントロールはVol、Bass、Treble、Gainのオーソドックスな4つのつまみ、HIモードで音量をブーストするHI Trim、お馴染み5バンドEQ、HI/LOモードのそれぞれのEQをオンオフするトグルスイッチ、HI/LO切替スイッチで構成されてます。

2ch仕様ですが、つまみやグライコは共有するので、EclipseやBE-OD Deluxe、Double Shamanよりは音作りの幅は狭い感じですね(^^;;

 

まずゲイン量はクリーン〜ミドルゲイン位のディストーションまで賄います。

なのでThrottle Boxよりは歪まず、

「Mesa Boogie=メタル」

と考えててMesaのペダルが欲しいならThrottle Box EQの方が良いと思います(笑

また12時以降はゲイン量はさほど変わらない印象です。

 

歪の性質については、BassとTrebleを12時、グライコオフで確かにMkVのようなミドルの強いオーバードライブが出てくる感じで、チューブのサチュレーション感はあるもののSAG感は皆無、ピッキングニュアンスなどもあまり出ないな、という印象でした。

ギターVolはそこそこ反応しますが、味気ないクリーンになるので(使ってる方ゴメンなさいw)、だったらオフにしてアンプのクリーン使い、歪のコントロールなどせずにガンガン弾いていくスタイルが良いのかな、って思いました。

Throttle Boxの時と同様、オーバードライブやディストーションとして使うなら中々歪みの質は高いですが、Mesaのアンプのような音を求めるならあまりオススメ出来ないですね(^^;;

 

BassとTrebleはセンタークリックがあり、恐らくアクティヴ/パッシヴタイプのEQだと思います。

Bassは上げるとMesaよろしく重低音が底上げされ、Trebleは4kHz辺りの帯域を上げる感じで、耳を劈くようなエッジはそんなに立たないです(笑

この辺はグライコの調整との兼ね合いもあり、単一chでのトーン作りに関しては幅広いですね。

 

5バンドEQはやはり単体で発売される程効きが良いです(*>ω<)b

80Hz:重低音で箱の鳴り担当

240Hz:ローで低音のタイトさの調整

750Hz:ローミッドで鼻詰まり感と篭もり具合の間の調整

2200Hz:ハイミッドで70〜80年代のHighに相当する、ちょっと丸くなった高域調整

6600Hz:メタル御用達のザクザクエッジを効かせる担当

お馴染みV字カーブにすれば、たちまちレクチのようなドンシャリメタルサウンドが簡単に作れます(笑

逆にミドルを極上げして70〜80年代のハードロックサウンドなども狙ったり、LOモードで歪を減らし、グライコで低域を少々カット、高域を上げ目にしてエッジの効いたクランチなんかも作れたり、遊べます(笑

但し歪の成分に関してはあまり解像度や分離感などは高くなく、BognerやFriedman、Suhr、Megalithなどの昨今人気のモダンハイゲイン系のペダルに比べるとどうしても見劣りしてしまう部分がチラつく感じです。・゚・(ノД`)・゚・。

(まあ作られた時代が結構古いししゃーない部分もあるけど(´д⊂)

またメタルサウンドが作れるとは言え、やはりゲインの低さが足枷になり、Metal Muffなんかでも同じような音が出せてハイゲインな為、後者の方が有利に思えてしまいます(笑

となると、強力なグライコは付いてるものの、やはり歪自体に「他社を圧倒する何か」が無い為、Throttle Boxのような感想になってしまうのが残念。・゚・(ノД`)・゚・。

 

・Mesa Boogieの製品で揃えたい

・例の5バンドEQ搭載のペダルが欲しい

・あまりハイゲインは望まない

上記に全て当てはまる方には、ゲインの可変値が広くトーン作りの幅もそこそこ広いコレはオススメ出来ますが、そうでなければ他の選択肢もありますよ、って感じです(笑

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

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早速MkVで鳴らしました(笑

比較対象はCh3のExtremeモードで、FluxはCh1のCleanモードで鳴らして比較しました。

結論から書くと似てます(笑

しかしながらMesaのアンプは大方スピーカーでトーンの大部分が占められており、どんなエフェクターを繋いでも似たような音が出てきます(^^;;

それを踏まえて粗探しすればやはり出てくるもので、Fluxの方が音が固いです。

エフェクター臭いというか、アンプ直だと(当たり前ですがw)SAG感とかサチュレーション感みたいなもの(真空管独特のザラつきや指に絡みつく感じ、アタック時の独特のコンプ感)があるんですが、Fluxではそれらが全て削ぎ落とされ、ハイが出て抜けは良くなるんですが、チューブのニュアンスが無い為やはりこじんまりとした感じが出てきます。

これらはあくまでMesaのアンプで出した結果なので、プリもパワーもソリッドなJC-40だと当然もっと固くなり、スピーカーもMesaと違ってフラット寄りなものなので更に硬さに拍車が掛かります(爆

JC-40で出力した場合はWampler Triple Wreckと同等か、Fluxの方が若干アンプの方に近いのかな、と思いますが五十歩百歩ですね(笑

 

・BOSS SD-1

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BOSS Super OverDrive  SD-1

BOSS Super OverDrive SD-1

 

初見で似てたSD-1と比較した場合、やはりFluxの方が近い印象です。

歪量や全体的なトーンカーブなどは勝っており、SD-1でも良い線は行ってるのですがやはり本家がプライドを見せた模様(笑

 

・MI Effects Megalith Delta

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今度はMegalithとの比較。

まずMesaに繋いだ場合、トーンは同じでニュアンスはMegalithの方が近いです。

また歪量もMegalithの方があり、総合的に本家より近いという謎な現象が起こりました(笑

(Throttleと比べたらまた別の結果になったかも(-。-)y-゜゜゜

一方JC-40でも、トーンは似ているもののFluxの方が平坦で、Megalithは歪量を抜きにしてもミドルに凝縮し音が前に出てくる感じです。

値段も考慮すると俺はどちらか選べと言われたら迷わずMegalithを選びます(笑

 

・Tech21 Sansamp Classic

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続いてはお馴染みSansampとの比較ですd('∀'*)

まず歪量はSansampの方があり、また相対的にFluxの方が歪がきめ細かい印象ですね。

(恐らくSansampはキャビシミュが入ってるので高域のエッジが立ちにくい模様。これは他のエフェクターと比べてもそんな感じになります)

トーンはFluxで先に決め、それをSansampで合わせる形で作りましたが、中々似た感じにはなります。

但しFluxの方がワイドレンジで、やはり「アンプらしさ」で言えばFluxに分があります。

 

・Suhr Eclipse

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お次は万能選手のEclipse様と比較Y(><。)Y

すると。。。両者ともかなり似たようなトーンを出力しました!(*>ω<)b

違いはやはりアタック時のコンプレッションで、Fluxはチューブアンプライクペダルみたく丸く加工されてないので低音から高音までオープンな感じ、対してEclipseはファジーさが無い分まとまって出てくる印象でした。

このファジーさはチューブのサチュレーション感を醸し出す場合があり、VOX Satchulator位のアンプさしさはあるのかな、という風に感じました。

 

・Bogner Ecstasy Red

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Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

 

最後はBogner赤と比較‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

Eclipseで善戦したから赤でも同じような結果になるだろう。。。とタカをくくってたら大間違い(((;゚;Д;゚;)))

寧ろここまで違いが浮き彫りになるとは誰が予想したか?というくらい別物でした(^^;;

何というか、Fluxの付け入る隙が全く無いほど赤が完全上位互換な音を出しました(爆

歪量は仕方ないとして、音圧や分離感、奥行感、立体感、温かみ、太さ全てにおいて赤が勝っており、モダンハイゲインだろうがドンシャリメタルだろうがクランチだろうが赤の方が断然優位という感じです。・゚・(ノД`)・゚・。

(特にモダンハイゲインに関しては赤の十八番(笑)なので、グライコでミドルをモリモリ積んでも籠るかペラペラになってしまいますw)

赤を弾いた後でFlux弾くとペラペラで味気ない音に感じられます(笑

アタック時のコンプレッションも無いのでファズディストーションにすら聴こえてしまいます(笑

多分Throttle EQだともう少し距離を縮められるんじゃないかと思いますが、歪の性質が恐らく同じなので大して変わらない気もしなくもないです。。。

青と比較しても恐らく青の方が優位に立つでしょう(´д⊂)

 

・総評

今回は正月早々長々とレビューしましたが、それは記事を分割しなかったのと、久しぶりのMesaのエフェクターだったので色々詰め込みたい気持ちがあって、気付いたらこんななってました(爆

それは置いといて、やはりFluxは如何せん歪が弱く、Throttle Box EQと比べて見劣りしてしまう部分がありますね(1万円相当だったからいいけどw)

かと言ってローゲインオーバードライブやクランを作るにも、それ専用のエフェクターも多数あるので弱いです(笑

また次回もこのペダルの特集を組みたいと思います(^^)

それでは、今年もよろしくお願い致します!(:​D)|​ ̄|_​

サウンドハウス

20181231 2018年に買ったペダルBEST5!!

今年は平成最後という事もあり、今年買ったペダルの中でベスト5を決める記事を書きます(ง🔥Д🔥)ง

(思えば今年は豊作だったなぁ。。。選別が難しいわ(^^;;

「今年発売」ではなく、「今年買ったペダル」での発表なので、古いものも含まれるのにご注意(笑

 

〜オーバードライブ編〜

 

・第5位:Horizon Devices Precision Drive

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5位はどんなディストーションペダルでもDjent系に変える必殺のペダル、PDがランクイン(*>ω<)b

普通のODペダルとして見るとハイミッド強調型の、コンプレッションが強烈なペダルですが、ノイズゲート含め全てスラッシーなリフを刻むのに適した仕様となっており、ミドルではなくハイミッドにピークがあるので多弦ギターにも対応出来るのがポイントですd('∀'*)

古めのヴィンテージディストーションペダルですら昨今のDjent系に変えてしまう威力は中々のもの(ง🔥Д🔥)ง

ローゲインなオーバードライブやアンプでもPDのゲインを足すだけであら不思議!ザクザクなディストーションの出来上がり(笑)

Misia MansoorはPeaveyからも綿密に計算され尽くしたシグネチャーアンプを出しており、彼の機材に対する情熱は計り知れません‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

・第4位:Bondi Effects Sick As Overdrive

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Bondi Effects ボンダイエフェクト オーバードライブ Sick As Overdrive
 

4位はコレなんですが、ぶっちゃけ3位とかなり迷いました。・゚・(ノД`)・゚・。

ゲインブースター、クリーンブースター、ケンタウロス系、トランスペアレント系と、流行りのOD系の役割をコレ1台でこなせ、どんな現場でも適応出来ますd('∀'*)

深く歪ませた時のサウンドは格別で、ぶっといミドルの効いたオーバードライブはヴィンテージのOD-1やTS系を連想させるものがあります(*´ェ`*)

ニュアンスやレスポンスも抜群で、従来のオーバードライブペダルとは一線を画してますし、筐体も爽やかな感じで可愛いです(*´`)

 

・第3位:Mad Professor Sweet Honey Overdrive

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刺客が2体送られてきたので、(俺の中で)一気に3位にランクダウンしてしまった超人気ペダル。・゚・(ノД`)・゚・。

ニュアンスやレスポンスの良さは当然として、やはりあまり歪ませなくても綺麗にサスティンが伸びるのは気持ち良く、ソロでもリズムでもなんでもござれと兎に角器用に働いてくれます(*>ω<)b

JOYO Sweet Baby Overdriveで「ほほう(笑)」となり、本家に興味を持ったら完全なるアップグレード版でした、といった感じで中々唸らされました(笑

しかもSick As Overdriveを前段に置いてゲインブースターとして使えば、オーガニックで図太い、アンプライクなハイゲインディストーションサウンドまで出せるというコラボスキルまで持ち合わせてる器用さ(*>ω<)b

何をやっても活躍するコレは正にオーバードライブの申し子でしょう(爆

 

・第2位:Rivera Double Shaman

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サウンドハウス 

第2位はコレ、、、なんですが、果たして「オーバードライブ」にカテゴライズされるのか?と悩みましたが、輸入元のサウンドハウスではオーバードライブに区分されてましたのでこちらに入れました(笑

(オーバードライブにしては歪みが強くディストーション寄りなんですが、まあクランチも行けるし良いでしょう(*>ω<)b

Austinにしてジャッキジャキor甘くブルージーなクランチにしたり、L.A.で改造デラリバやLakeheadみたいなカラッと爽やかなミドル全開のリードサウンドを狙ったりと、俺が大好物の80年代のAOR系の歪を満遍なく堪能出来るスグレモノです(*´ェ`*)

もうオンにした瞬間に出てくる微小なノイズでさえ真空管のそれに近く、雰囲気は抜群に出ておりますY(><。)Y

 

・第1位:BJFE Honey Bee Overdrive

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栄えある第1位はやはりコレ。

もうなんつーか次元が違います(爆

俺の性格がディストーション贔屓なので、わざわざオーバードライブディストーションでランキングを個別に分けたきっかけにもなりました(笑

ニュアンスやレスポンスは元より、兎に角音の分離がどんなペダルよりも素晴らしく、巻き弦のプルン感が病みつきになり中毒になります(笑

ヴィンテージチューブアンプとは違い上品な歪み方ですd('∀'*)

Natureつまみの効き方も絶妙で、癖はありますが慣れれば強力なインターフェースになります(ง🔥Д🔥)ง

60年代のSuproアンプのエミュレータと銘打ってますが、今の音楽シーンでも全然通用するので、元々高音質のコレは1位が必然だったのかもしれませんね(*>ω<)b

 

〜ディストーション編〜

 

・第5位:Friedman BE-OD Deluxe

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BE-ODに「あんな事良いな〜出来たらいいな」な機能をてんこ盛りした究極版なので早速ランクインしましたY(><。)Y

(BE-OD自体かなりイイ線行ってたしね( ‘-^ )b

やはりBE-100譲りの豪快でドライでカッコイイMarshallの進化系のサウンドは流石です!Y(><。)Y

しかも個別記事でも述べましたがミドルEQの追加はデカいです!

また元々優れてるBE-ODの歪の性質をそのままに、クランチ担当がメンバー入りしてリードとバッキングが容易に使い分けられるようになったのもポイントです(しかもトーン調整は完全独立‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

11月はBognerのミニペダルも同時に発売された月でもあり、何か不穏な空気(笑)は感じられますが、注目の月でした(-。-)y-゜゜゜

 

・第4位:Suhr Riot Reloaded

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第4位はコレ、大人気Riotペダルのハイゲイン版(ง🔥Д🔥)ง

兎に角音の粒の分離が物凄く良く、普通ならこんなにミドルをモリモリ追加したら音が籠りまくるだろうと思うのに、余計な低音と高音のカットや、ミドルでのノッチングが絶妙に施されており、太さと抜けの良さを同時に維持してるモダンハイゲインディストーションです(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

強いて言うならばCAE OD-100やその後続機に非常に近いサウンドを奏でます。

昨今中華系ペダルでコレのコピー品が大量に出回ってますが、音は別物なので、やはりこれにしか出せない独特の優等生的なサウンド、しかも万能選手のEclipseと違って個性の強いペダルという事で個人的にかなり気に入っております!🤘😁🤘

 

・第3位:Diezel VH4 Pedal

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VH4 PEDAL

VH4 PEDAL

 

Diezel VH4 PEDAL ギターエフェクター

Diezel VH4 PEDAL ギターエフェクター

第3位はコレ、同社のアンプと同じ名前を冠したDiezelのプリアンプ/ディストーション。

確かにこういうスタンスに俺は弱いですが(笑)、出来はやはりホンモノ‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

Marshallを軸にし、荒々しさを適度にとっぱらい、豊富なミドルと重低音を装備し、シルキーになり過ぎず、暴れ過ぎず、絶妙にチューニングされた歪は流石と言ったところです。・゚・(ノД`)・゚・。

Vol以外オール12時でも即席で「カッコイイ!!」って思わせてくれるドライブ感が溜まりません!(ง🔥Д🔥)ง

更にプリアンプとして使えば、良いと思った部分全てがエンハンスされる感じで、モノホンのアンプは弾いた事が無いんですが、JC-40ですら大型スタックアンプのような雰囲気が出てきます✨😆

 

・第2位:Van Weelden Royal Overdrive

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俺の中ではずっと前から不動の2位を築いてたペダルだと勝手に思い込んでたんですが(笑)、どうやら今年買ったペダルみたいです(そろそろボケが回ってきたかなw

RODは(余計な機能を除けばw)超完璧なチューブアンプライクなペダルです(☝ ՞۝՞)☝

(俺が大好きな)ミドル極ブースト、チューブのようなウォームで太い音、サチュレーション感は薄いですが、代わりに滑らかでモダンなチューブアンプ風にチューニングされてるコンプレッション、音の粒の輪郭の良さやそれに伴う奥行感、立体感、そしてチューブアンプ独特のノイズまで再現されており、最早Dumble系に捕われず全てのアンプライクペダルでも1、2位を争う出来だと俺は思ってます!(ง🔥Д🔥)ง

しかもRockmanに近い音まで再現出来るので、

「もしRockmanにプリ管積んだらこんな音になるんだろうな(*´ェ`*)」

と妄想までさせてくれちゃうこのペダル、超お気に入りです!Y(><。)Y

 

・第1位:Rockman Sustainor Model 200 Double IC

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第1位は買い増ししたのでどうしてもこれが入るRockman Sustainor(大爆

因みにModel 200 Double ICです(笑

やっぱどのエフェクターと比べても不動の1位なのは確かです!🖕(🔥Д🔥)🤘

強烈なコンプレッション、長いサスティン、計算され尽くしたノッチングによる抜けのいい分厚いミドル、コーラスやディレイと相性が良く、従来のどの歪み方とも全く違うバイオリンの様に滑らかなディストーション、エレアコやキラキラ輝いてるようなクリーンサウンド、どれをとっても俺にとって完璧なサウンドです!🖕(🔥Д🔥)🤘

(あと見た目がカッコイイ、ハーフラックがプロっぽくてカッコイイ、青色がカッコイイ(*´ェ`*)

前にも書きましたが、俺の中でRockmanのディストーションやクリーンがそもそも最高水準かつ基準なので、これを今年買ってしまったために(しかも今まで持ってたやつよりコンディションも音も格段に上)、不動の1位は免れなかったと言えるでしょう(爆

 

 

奇しくも今好きな機材ランキングと丁度同じなので2018年は豊作でした🤘🏻

特に2017年に比べてバリエーションが増え、自分でも記事を読み返してペダルを触りたくなったりする事が多く、魅力的なペダルが多かったです(*>ω<)b

また発売年月がバラバラなのがランクインしたりしなかったりしてるので、

「必ずしも新しいペダルが絶対的に良いペダルとは限らない」

という事が分かり、追いかける基準は、

「自分の感性、琴線に触れたペダル」

に一点集中させれば良いかなって俺は思ってます(笑

来年は年号も変わりますし、心機一転この調子では買わないようもう少し自重はしないといけないかな、って感じです(ง🔥Д🔥)ง

(まあ無理だろうけどwwwwww

 

それでは、良いお年をd(@`・д・´)♪゚+.【大晦日】.+゚♪(`・д・´@)b

サウンドハウス

20181230 Lovepedal Jubilee Pt.2

今回はJubileeを他の似た系統のペダルと比較し、どんなものかという実験を行いました(^o^)/

ここまでクオリティが高いとライバルも多く、熾烈な争いを繰り広げるのは必至でしょう(ง🔥Д🔥)ง

では早速競合他社のペダルをぶつけていきたいと思います(物理的な意味ではない)

 

・BOSS ST-2

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BOSS Power Stack ST-2

BOSS Power Stack ST-2

 

BOSS ST-2 Power Stack

BOSS ST-2 Power Stack

まずはコレ、BOSSのヒットしたデジタルペダルであるST-2との比較‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

Lovepedal流アナログペダルとではどのように違いがあるのか?

まず歪量はST-2のSoundつまみ0でJubileeのGain 8時位と同じ、Soundつまみ1時でJubileeのGain MAXという感じでしょうか。

但しST-2のSoundつまみは回すことにより歪量の増減だけでなく、歪みの性質も変える特性がある為、Soundつまみが12時でJubileeの歪み方になり、それ以降はきめ細かいモダンな歪になるので、相対的に歪みが強く感じられます。

歪の性質はST-2を12時にして大体同じですがJubileeではチューブアンプのような音が前に出る感じ、SAG感、サチュレーションなどが自然に表現されてる為、例の指にまとわりつく感じがあるんですが、ST-2だと「カッコイイ音」でドライブする感じや奥行感があるんですが、Jubileeと比べると膜が張ってるような、なんかちょっと音が前に出てこない感じはありました。

この特徴は一般的なデジタルエフェクターなどで時折聞かれる感想で、俺は(あんまりw)ギター用デジタル機器は差別をしませんが、こういう所で明確に違いが出るとやはりまだまだアナログ優勢なのかなと感じてしまいました(^^;;

EQはミドルのピークがST-2の方が高く鼻詰まり感があり、対してJubileeはローミッドで聴けるボワボワ感(笑)が(ST-2と比較すると)感じられました。

抜けの良さは大体同じ、音作りの幅はやはりSoundツマミの特性や2バンド特殊EQを揃えてるST-2に分があります。

ピッキングニュアンスなどはJubileeの方が出やすいかな、という感じです。

価格は新品でST-2よりJubileeの方が約2.5倍近くありますが、チューブのようなレスポンスに拘らなければST-2の方がオススメですね🤘( ◠‿◠ )🤘

 

・Friedman Dirty Shirley

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FriedmanのMarshall系ペダルとの比較。

BE-OD (Deluxe)よりもDSの方が色々似通った点が多いのでこちらにしました。

まず歪量は双方12時、DSの内部トリマー12時、DSの電源は18VでDSの方がやや高いです。

歪の可変幅は、双方Gain 0でJubileeはクリーンになるのに対しDSはクランチに留まり、Gain MAXでややDSの方が歪むので、若干Jubileeの方が広いのかな、という感じです。

チューブアンプのニュアンスは双方とも軒並み再現されており、ニュアンスの出やすさはJubileeの方がありますが誤差です(^^;;

歪のキャラクターで差別化が図られており、Jubileeはやや粗めのブリブリとした感じ、DSは完全にBE-OD譲りのきめ細かいモダンな歪です。

DSは00年以降の歪、Jubileeは80年代の歪と住み分けが出来てる感じで、それぞれやるジャンルに上手く適合出来るのかなと思いました( ‘-^ )b

音作りの幅はやはり4バンドEQ+Tightスイッチを持ってるDSに分があり、JubileeはToneつまみの効き方を含め徹底的に狙った音を崩さない仕様という感じです。

この辺りもシンプルか、オールマイティかで好みが分かれるのかなって感じです(^o^)/

 

・Bogner La Grange

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続いては同じMarshall系で、Plexi系とJubilee系の対決。

元ネタのアンプの作られた時代が全然違うので音に相違があるのは理解した上での比較です(^^;;

まず歪量は双方Gain12時で、LGのgainトグルスイッチを「L」にして同じくらい、MAXだとLGのgainトグルスイッチを「h」にして同じくらいか、LGの方がやや高いといった感じです。

歪の性質はLGの方がエッジが丸まっており、チューブアンプ特有のノイズのようなものも入っているので、ヴィンテージアンプのような雰囲気が出てるのに対し、Jubileeは相対的にソリッドな歪に聴こえます(あくまで相対的にですw)

トーンに関しては、LGはローミッド、Jubileeはミドル〜ハイミッドに掛けて多少ピークがありますが、基本的なイコライジングは一緒で、双方ともMarshallのトーンを事細かに意識して作られてるのかなと思いました。

Jubileeの方がミドルに集約し、低音がタイトになっているため、PlexiやJCM800からの流れを汲みつつ、やはりその時代(80年代のHR/HMなど)のニーズに合わせてチューニングされた音という事がこの両者を比べて感じられました(*>ω<)b

逆にLGでは古いアンプを無理矢理歪ませるように改造した感が出ており(笑)、それもそれで味があって良いです(*´ェ`*)

 

・MXR 5150 Overdrive

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続いては同年代に流行ったブラウンサウンドのエンハンストverとの比較。

しかしこちらに関しては明確な違いが浮き彫りになりました(`・ω・´)キリッ

まず歪量は、JubileeでToneとGainをMAXにしても、5150のGain10時より弱いです。

しかしながらクリーン〜ディストーションまでオールマイティにこなせるのはJubileeで、5150ではクランチすら満足な音が出ない感じです。

(まあ5150でクランチを狙う人は多分いないと思いますがw)

歪の性質は5150の方がきめ細かく、よりモダンな歪という感じで、Jubileeは年代相応の太さがあります。

トーンに関しては5150の方がハイ〜プレゼンス辺りが強烈で、きめ細かく強めな歪と相俟って所謂バイト感が出ており、対してJubileeはミドルにピークがあり、5150よりもハイが削られており素朴な歪という印象。

色が付いてないのがJubilee、アメリカンでカラッとした歪なら5150がいいですね( ‘-^ )b

 

・Tech21 Sansamp Classic

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続いてはSilver Jubileeが出た1年後にリリースされたMarshallアンプシミュ入りのコレとの比較。

果たして昨今の技術と比較してどの様な違いがあるのか?

まず歪量は両方MAXでややSansampの方がありますが、言及するほど大差はないです。

しかしながらGainつまみによる可変範囲は圧倒的にJubileeの方に分があり、SansampはDIPスイッチと組み合わせても歪の調整幅はJubileeにあると思います(まあトーン全体が変わってもいいなら「Bassモード」にしてクリーンとかも作れるけどw)

ピッキングニュアンスやギターVolへの反応もJubileeの方が繊細に反応し、逆にSansampでは皆無という感じです(笑

全体的なトーンは、SansampでJubileeに多少は合わせることが出来ますが、ここでやはり明確に違いが浮き彫りになりました。

それはJubileeの方がワイドレンジで、低音から高音までバランスよく出力されるのに対し、Sansampではキャビシミュが適用されてるのか低音と高音がカットされてます。

これによりJubileeに比べ音は丸くなり、滑らかな感じにはなりますが、箱鳴りのような低音や高域のエッジ感が失われ味気ない音にも聴こえてしまいます。

Jubileeの方が音が前に出て、チューブのような太さ、SAG、サチュレーションが感じられるのに対し、Sansampは変なフィルターが掛かって違和感がどうしても出てくる印象です。

これが(昔から俺が言及してたw)Sansamp特有の癖なのかなと思いました。

ただ、ヘッドホン出力やミキサー直にも対応するようにチューニングをされてるとも言えるので、

「JC-40で鳴らしたらこういう風に聴こえた」

という一例でもあります。

 

・Suhr Eclipse

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ラストはSuhrのMarshall寄り(だと思い込んでるw)ペダルです(ง🔥Д🔥)ง

(コイツは戦闘力がパネェので要注意ですな(-。-)y-゜゜゜

まず歪量は圧倒的にEclipseの方があり、Gainつまみは双方とも0でクリーン、Jubileeの12時でEclipseの10時、JubileeのMAXでEclipseの2時くらいと言ったところです。

歪の性質は双方とも似通ってますが、Eclipseの方がやはりきめ細かくモダンな感じです。

それでもJubileeの歪の性質はEQやVoiceコントロールでカバー出来てしまい、やはりEclipseは万能選手ですね(*>ω<)b

しかしJubileeにもEclipseには真似出来ない個性はあります。

それは音の粒が丸みを帯びており、Eclipseには出せないプリプリ感(笑)があり、またプレゼンスの成分が異なっており、チューブ特有のSAG感はJubileeの方が出てます。

Eclipseは低音と高音が綿密に計算されてカットされており、良くも悪くも優等生なサウンドという感じで、それが使いやすくもあり、特有の味を失ってるとも言えます。

この辺は完全に好みですが、値段や使いやすさを考えるとEclipseの方が俺的には良いかなって感じです。

 

・総評

Lovepedalは改めて非常にクオリティの高いビルダーだと思いました。

CatalinbreadやJHS、BJFEなどとは違うチューブのレスポンスを再現しており、ビルダーの視点によって「Amp In A Box」の表現の仕方が大きく違ってくるのが、今回の比較で分かりました。

人気ビルダーの筆頭という事もあり、どのペダルもそれなりに高いですがそれ相応の働きは確実にしてくれる感じです。

(ちなみに俺はJubileeのせいでCOT50やZendriveにも非常に興味が湧いてきてしまいましたw)

昨今(2018年12月現在)は国内ビルダーも多数いて、本当に歪み系エフェクターの競争が激しいですが、やはり老舗のメーカーらしい威厳のある音質はまだまだ現役続行の風格があります(゜`)b

サウンドハウス