Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170416 Rockman XPR

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Rockmanの製品では多分1番有名なマルチエフェクター/プリアンプのXPR。
Bostonのアルバムでは「Walk On」に使用されていて、90年代の日本のバンドが挙って使ったという逸話があるとか(*´ω`*)

まず感想を述べますと、
「トーンを幅広く調整出来、MIDI管理可能になったX100」
という印象です笑

コントロールは左からいくとまずコンプレッション調整から入ります。
4段階で調整可能で、上げるとアタックとサスティンが同時に上がります。
元々Rockmanのトーン自体がコンプレッションの量でゲイン調整を行ってるので、ここの設定で結構トーンの傾向が変わって来ます。

次はプリEQで、Bass、1.8kHz、Trebleの3バンドを±10dBの間で、5段階で調整出来ます。
このプリEQに関してはプリアンプの前段にあるので、ほんのり効く微調整用です。
Bassもどちらかと言うとローミッドという感じで、ミドルに当たる1.8kHzもややハイ寄りな方です。

次はプリアンプで、大雑把に分けるとクリーン、クランチ、ディストーションがそれぞれ2種ずつ、計6種のプリセットがあります。
クリーン2種はSustainorやX100と同等で、どちらかと言うとSustainor寄りでミドルがX100よりも抑えられてる感じです。
クランチ2種は上記機種のEdgeモードで、これは聴いた感じだとミドルとゲインが大幅に追加されたクリーンと非常に弱いクランチで、同社の製品に例えるとコンボアンプA12-50のSemi CleanモードとX100の方のEdgeです。
ディストーション2種は完全にX100のDistで、歪が弱い方がX100、強い方はゲインブーストした感じです。
どちらもサスティンが長くリードに適していて、弱い方が音の分離が良く立体的、強い方は歪が分厚くきめ細かいというそれぞれの特性があります。
またディストーション2種はクリーン1とミックスしたトーンもプリセットされていて、ローが薄れてハイがかなりブーストされたトーンになります。
こちらは個人的にはかなり使いづらいです😓
歪自体も弱くなるし笑
一応ギターのVolを絞ると若干歪んだクリーンにはなります(が、MIDIで切り替えたクリーンの方が良いですw)

コーラスはモノラルとステレオを選べ、揺れの速さを5段階(うち一つはSweep Stop)で調整出来ます。
コーラスの揺れはシームレスに変更出来ないし、深さとかは変更不可ですが、ロックマンのコーラスという感じで立体的な感じにはなります。また掛けると音量が上がります。
僕は基本内蔵コーラスを使ってますが、結構他社製のものを使ってる人が多いみたい(^^;;

問題はエコー/リバーブで、エコーは1回しかこだまを返してこないです(爆
なんつーか、ディレイタイムを短くしてダブラーみたいに使う感じですかね。
ディレイタイムは4段階で調整可能で、リバーブ含めてオフもエコーに合わせる感じです。
リバーブも音像が潰れたエコーという感じで、微かにスプリングっぽいニュアンスが感じられますが、多分ショートディレイなような気がします(笑
リバーブはデジタルか(チューブ)スプリングしかエフェクターとして存在しないので、アナログに拘ったロックマン製品の唯一のデジタル回路かも知れません(^^)
何れも4段階でエフェクトレベルを調整出来ます。

ポストEQは5バンドのグライコで、150Hz、500Hz、1kHz、2kHz、5kHz、全体のバランスとなってます。
こちらは±8dBの間で9段階で調整可能で、プリアンプの後段なのでかなり効き目が強いです。
フラットでまんまX100、EQを弄ればミドルこんもりな音からドンシャリメタルサウンド(80年代風w)まで再現出来ます(笑
しかしながらRockman独自のトーン補正(コンプ、ミドルの帯域の絶妙な補正)がかかってる為、どんなEQにしようがディストーションはRockmanの音になります(笑
クリーンの場合、アクの強いCLNは兎も角CLN2はアコシミュのような音なのでEQでロックマンのトーンに囚われない幅広い音作りが出来ます(爆

マスターアウトはBass、Treble、ステレオでのLとRのアウトプット、出力量の調整となってます。
何れもスライダーかスライドスイッチでMIDIでは保存出来ません。

マスターに付いてる2バンドEQは小さい割にかなり可変値が広く、Bassは重低音、Trebleはプレゼンス並の高域を操作します。
大体の人はTrebleをMaxか両方Maxが多いかな?W
抜けの良いメタルサウンドを狙うならTreble Maxですね(笑

出力量はHIかLOで選び、アッテネーターのようなものです。HIとLOでマスターアウトの可変値も変わります。

ループ(リターンはステレオ)、AUX、ライン出力、マスターアウト、MIDI制御とインターフェースが大変充実しており、MIDIで自分の作ったトーンを100通りまで保存可能でMIDIペダルがあれば即プリセットを呼び出し可能です(^^)
勿論自分でも呼び出し可能ですが、一々アンプのボタンを押さないといけないのでMIDIペダルが便利です。
勿論純正じゃなくても使えます(笑

Rockmanの製品全体で見ると、EQもあってか他の機材よりも歪が強く抜けが格段に良いので現代的な音が出せるという印象です。
反面MIDI管理な為シームレスに欠けるので、音作りに拘る人は精神衛生上よろしくないかと(笑
これも含めRockmanは改めて唯一無二のサウンドという感じです(^^)

 

BOSTON

BOSTON

 

サウンドハウス

20170415 Peavey Bandit 112

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PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

 

 

Peaveyの歴史的名機、Banditです!
Peaveyと言えばVan Halenとコラボしたアンプ5150が有名ですが、こちらの方が歴史は古く、また5150ほどではないにしろそこそこ有名なトランジスタアンプです。

初めて世に出たのは80年代中期で、トーンを時代のニーズに合わせながら進化していき、筐体も中身もメジャーorマイナーチェンジを繰り返しながら今の形になりました。

このアンプの特徴としてTranstubeというアナログフィルターを搭載しており、出音がチューブらしく温かみがあり丸みを帯びたような音になってます。
これによりクリーンもドライブも耳に心地よい音を出す事が出来ます。

コントロールはCh1がクリーンで、3つのヴォイシングSW、Vol、3EQとなっております。
ヴォイシングSWでクリーンの傾向が選べ、Vintageはトレブルが強目なクリーン、Classicがフラット、Warmはミドル強目で若干ゲインが高く音量を上げると少し歪むクリーンとなってます。
どれもペダルの乗りが良く、またこれ自身のクリーンも非常に出来がいいため、ジャズやブルースなどに最適です。
一部ジャズプレーヤーはこれのクリーンを使う人もいるとか。

Ch2はオーバードライブで、同じく3種のヴォイシングSW、Pre-Gain(歪量)、3EQ、Post-Gain(音量)となってます。
ヴォイシングはClassicが歪の弱いマーシャル系のカラッとした音、Modernがレクチ系のドンシャリメタルサウンド、High Gainがミドルが持ち上がった、1番歪むモダンハイゲインサウンドとなってます。
どの音も非常にチューブライクで上質な歪で、歪ペダルが要らないと言われる所以となってます(笑
実際チューブアンプから乗り換えたという人もいるとかいないとか。

EQはクリーンとドライブでそれぞれ独立しており、パッシヴとなってます。
あまり可変値は大きくは変わりませんが、逆に言えば破綻しなくて使いやすいです(^^)v

リバーブは適度に効く感じで、アキュトロニクス製のサーフな感じではなく、現代的な響きのものとなってます。
僕はサーフ系の方が好きですが、これはこれであまりトーンに干渉しないので良いと思います^ ^

BoostはマスターVolみたいな感じで、主観ですが音が太くなります。

ループ装備でエフェクター装備も万全(^^)v
ダンピングSWで低音の出方を調整出来、Looseが太く、Tightで音が締まり、Middleはその中間となってます。僕はTightにしてました^ ^
アッテネータ(のようなもの)も搭載してて、本来の80wを40w、20wと減らす事が出来ます。主に低域が減衰して全体的に音量が下がる感じかな?チューブのアッテネータ程の効果は無いです(笑

ラインアウトやスピーカーエミュレートアウトもありレコーディングにもバッチリ👍
スピーカーからの出力とそんなに大差無いです^^

今はかなり値上がりして手を出しづらい印象ですが、5〜6年前は3万円台で買えたので結構スタジオ経営の方が大量購入したとか(笑
安い、80wと比較的大音量、12インチスピーカー搭載、そして何より音が良い。
僕も最初弾いた時はビビッと来ました(爆
Tech21 TM60を既に持ってて弾き比べたら、TM60はキャビシミュが掛かった感じでわざとらしさがあるのですが、こちらはまんまアンプから出た感じの、カラッとしたトーンが自然で心地良かったですw
多分搭載されてるスピーカーがBlue Marvelという、ギターに美味しいミドルが非常に出る良質なものだったのも一因かと(笑
因みにTM60はエミネンス製です。
エミネンスも悪くは無いんですが僕はBlue Marvelの方が好みです(因みに1番はCelestion C90 Black Shadow、2番はCelestion Vintage30)。

欠点としては、箱鳴り重視なのか筐体がでかいのと重いです(笑
他の12インチ1発コンボに比べると一回り大きいので、家に置くなら注意が必要ですw
後はCelestionとかのスピーカーに耳が慣れてると、やはりBlue Marvelの音に違和感を感じるかも?
やや癖があり、古めかしい印象を受けるかもですw

トランジスタでは多分最高峰、チューブと比べても遜色ないクオリティなので、チューブのサウンドを求めつつ、ほぼメンテフリーなアンプをお探しなら超絶オススメです(爆

 

サウンドハウス

20170414 Tech21 Trademark 60

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SansampでおなじみTech21 の60wコンボアンプ、TM60です。

TM30と同じくSansampテクノロジーをふんだんにあしらった賜物ですが、出音がかなり違うので詳しく説明します!

まずはコントロールから。
このアンプはCh1とCh2に分かれており、Ch1がクリーン、Ch2がODの役目を担ってます。

クリーンはVol、Punch、Driveの3つのノブとBiteスイッチで構成されてます。
Punchはミドルとゲイン調整で、左端から12時まではミドルブースト、12から右端まではゲインのブーストとなっており、Driveと併せて最大にすればかなり強目なオーバードライブまで作れます。
左に回しきればフェンダーのツィードっぽくなり、12時近くだとVOXのクリーンのようになります。
またBiteスイッチを押せば高音がブーストされ、フェンダーツインのような音が作れます(^^)
全体的に温かみがあり、またBiteスイッチがあるためTM30よりもクリーンの作れる幅が広いです。
BiteスイッチをオンにしてPunchとDriveをMAXにすれば、ハイミッドが強目でコンプレッションの効いたドライブサウンドが作れたりします(*^_^*)

ODはVol、Growl、DriveとWeepスイッチとなっております。
Growlはハイミッドとゲインの調整となっており、左に回しきれば篭った音になり、右に回していくと抜けが良くなりゲインがPunchよりもかなりブーストされていきます。DriveとGrowlの調整により、VOXのTop Boostのオーバードライブやマーシャル、ブラウンサウンド、デュアルレクチなどを再現出来ます。
謳い文句ではボグナーやソルダーノまで作れるそうです(笑
Weepスイッチはコンプレッションを掛け、音の粒を収束させ、ハーモニクスを強調させます。聴いた限りだと立体感や奥行き感が無くなる感じでしょうか。
ミドルゲイン時代のロックなどをやるのに良い感じですが、抜けが悪くなるので激しいリフを刻んだり、耳に刺激的なギターサウンドを作るのならオフです。

マスターアウトはVolブースト、リバーブ、ローとハイの2EQとなってます。

Volブーストは緩やかに音量を上げます。

リバーブはTM30と同じアキュトロニクス製。但しTM30よりもリバーブタンクが大き目なので効果も大。。。?!
僕は同じように感じられました(笑

2EQは完全にアクティブ/パッシヴEQなので、回し方で音色が極端に変わります。
例えばCh2でGrowlとDriveをMAXにしても、マスターの2EQが両方12時ならマーシャル、フルならレクチのような音になります。
可変値が広いので音作りの幅がかなり広いですが、音が作りづらく感じるかもしれません。

TM30よりもつまみの効果が分かりづらいので音作りはかなり難しいですが、その分音作りの幅は広いです。
但し歪の強さはTM30の方が圧倒的に上です。
またTM30よりも2.5倍位重く、筐体も大きめなので取り回しづらい面があるかも?w
インターフェースなどはTM30と全く同じなのでかなり優れてると思います。

もしTM30とTM60のどちらかを万人に進めるとすれば、僕はあらゆる点(値段、取り回し易さ、音作りのし易さ)でTM30を選びます。

 

TECH21/Sansamp GT-2

TECH21/Sansamp GT-2

 

 

サウンドハウス

20170413 Pignose 7-100R

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引き伸ばした画像なので連日ボケてます、すみませんm(_ _)m

ピグノーズの超ど定番小型アンプ、7-100Rです。
多分型番だと分かりづらいので、以下ピグと書いときます(笑

このピグは1967年ごろ、シカゴのギタリスト、テリーキャスが考案した画期的な小型アンプです。
当時のアンプといえば大概はでかいものか、小型でも真空管入りで重くて1volの歪ませるにはでかい音しか出せないアンプしかありませんでした(Fender Champとか)。
そこに登場したピグは比較的小音量で歪ませられ、電池駆動で取り回しが良く、音質がチューブに非常に近く、今日まで現役で発売されるほどの大ヒットを飛ばしました。
当時は新発売なのに広告で「伝説のアンプ」と銘打ってたらしいのですが、今では本当に伝説のアンプです(笑

コントロールは至ってシンプル、1volのみです(^^)v
ヘッドルームが低く、ピグのVolをMAXにしてギターのVolを調整すればクリーンからオーバードライブまで再現出来ます。
いずれも温かみがあり、アンプのVolを絞ったクリーンは若干歪み、オーバードライブはフェンダーのヴィンテージアンプを歪ませたような、ブルージーで味わいのあるトーンです。
ローがブーミーで歪が粗い感じでしょうか、癖になるトーンで僕は好きです(*^_^*)

イコライジングは蓋の開閉加減で調整する極アナログ仕様。
完全に閉じると密閉型のローが分厚い感じで、開いていくとローが急激に減衰してハイが際立ってきて抜けが良くなります。
ハイパスフィルターという感じですかね。
僕は完全密閉で使ってました。

5wですが、音量は結構でかいです。
豚の鼻を回してカチっと鳴ったら電源が入るのですが、そこから出るクリーンも結構大きめな音なので注意。
勿論フルテンだとマンションとかでは使えません(笑

ラインアウトが付いてますが、スピーカーキャンセルが出来ないのでスピーカーからもちゃんと音が出てきます(笑
自前の自慢のキャビとか使う際は距離を離した方が良いです。

電源は単三電池4本か、ミニジャック式の専用アダプターです。電池は入りづらいです(爆

また特異な使い方として、モノラルですがポータブルオーディオアンプとしても使えます。
オーディオプレーヤーのイヤホン挿すところにモノラル変換ケーブル繋いでピグに繋ぐと、古めかしい真空管サウンドのような音で曲を楽しめたりします。
勿論ピグ2台買って、ステレオミニジャック→二股モノラルジャックのY字ケーブルを繋げばステレオでも楽しめます(^^)v
ギターアンプだからと言って侮るなかれ、Hi-fiが常のオーディオプレーヤーの中で、Lo-fiなこの音は逆に斬新かもしれません(笑

同じ立ち位置だとVOX Mini5とかMarshall MG2CFXでしょうか。
まあやるジャンルにもよりますが、もし初心者にオススメするのであれば、僕は
Miki5≧MG2CFX>ピグ
ですかね。
理由は簡単、音量を小さく出来てクリーン、クランチ、モダンハイゲインと使い分けられるからです。
逆に50年代ロック、ブルース、ジャズ主体でノスタルジックでアナログチックな音で練習したいという玄人思考な方ならピグ以外は完全に却下という感じです(笑

サウンドハウス

20170412 Rockman Metal Ace

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久しぶりのロックマン製品です(*^_^*)

とは言っても、現行で販売されてるヘッドホンアンプで、ギターエースの姉妹品です😓

ある程度ロックマンを集めてさぞマニアになってた俺はこれにも手を出しました(笑

因みに買った直後、大手のネットショップが扱わなくなって個人でアマゾンとかに流してる並行輸入のみとなり値段が爆上がりした記憶があります(今は違うとは思いますがw

コントロールは完全にギターエースと同じで、触れ込みでは歪が強くなってるとの事。

しかし実際聴いてみるとトーンが別の物に挿げ替えられてます(ꐦ°᷄д°᷅)
なので、個人的な感想としてギターエースとの比較を行います!

まず全体的なトーンとして、ギターエースが500~600Hz帯を若干多めにしてるのに対し、メタルエースは何を勘違いしたのか(笑)、2kHz付近にブーストする箇所をシフトしてます。
確かに某サイトに載ってるX100の周波数曲性を見ると500Hzをピークに減衰し、1.4kHz辺りが最下点となり、そこからまた上がって2kHzをピークにまた減衰するという特異なEQとなってます。
しかしながら、回路で細かくイコライジング出来ないならミドル(400~800Hz帯)をブーストする必要があり、逆にハイミッドの2kHzをブーストするとマーシャルっぽいドライな音になります。
なので、結果としてギターエースの方が(若干ではあるが)SR&D社製の歪に近く、メタルエースはマーシャルのシミュみたいな音になってます(笑

クリーンはメタルエースの方が音圧があり、ギターエースに比べて煌びやかさは劣るものの独特の温かみがあります。
何れにせよハイファイなのでエレアコっぽいサウンドです。

DISTはギターエースよりかなり歪むようになり、軽いオーバードライブまで行けます。
僕はDISTに関してはメタルエースの方がいいかな。。。?

HVY DISTはさっきも書いた通りギターエースよりもロックマンらしさが失われてマーシャルに近い音になってます。ゲインは高くなってます。

まあどっちみちロックマンの音を知りたければSR&D社のもの一択だし、「中古は怖いけどロックマンの雰囲気を味わいたい(最初は自分もそうでしたw)」ならギターエースを推します(笑

あと、「メタルエース」と書いてますが、とてもメタルを出来るようなモダンハイゲインでは無いので注意(笑

 

サウンドハウス

20170411 KORG 104ds ToneWorks

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昔KORGが出してた歪系エフェクターで、アンシミュとしても使える万能選手。
友達に一回借りてめっちゃ気に入ったのでオクで落としました(笑
落とした時は1,400円くらいでしたけど今は値上がりしてるらしい^^

まずはコントロールの説明。
真ん中のトグルスイッチを上に倒すと、つまみは左からゲイン、ロー、ハイ、Volが設定出来、下にするとミドルの弄る帯域、ミドル、レゾナンス効果のスピーカーサイズ、レゾナンス効果の深さを設定出来ます。
インターフェースはボスのメタゾネやプレイテックのヘヴィメタルにレゾナンス効果が付いたようなものですね(適当

だがしかし各EQの設定幅はかなり広く、メタゾネは及ばず、ヘヴィメタルよりもメタリックな質感を出すことが出来ますw
本当に何でもいける感じで、ブルージーなクランチからVOXをフルアップしたようなドライブ、マーシャルやデュアルレクチの様な音まで柔軟性が高いです。
ミドルの帯域を決められる所が大きいですね( ´∀`)

レゾナンスはキャビシミュの一種で、サイズでスピーカーの口径のシミュレートし、小口径から12インチ4発キャビの様な共鳴、立体感、奥行き感をシミュレートします。
勿論サイズとデプスを0にすればオフにも出来ます(^ ^)
これがかなり出来が良くて、本当に歪が立体的になります(^ν^)
但しチューブやTech21の様な、1つ1つの歪の粒が明瞭でそれが一気に出て来て厚みや立体感を構成してるのとは違い、人工的な感じはします(^^;;

また104dsはプログラム機能を備えており、プログラムボタンを4秒以上押し続けると設定が保存されるようになってます。
このプログラム機能は2chあり、自分で予め二つのトーンを保存しといて、プログラムスイッチを押すことによりch変更してトーン自在に変えることも出来ます(^^)
因みにバイパスは左のエフェクトスイッチになります。

インプットのインピーダンスやアウトプットをアンプかライン出力かを選択出来、普通の歪ペダルから、ミキサー直のアンシミュとしても使えます。

最初友達が絶賛してたので半信半疑で借りて使った所、そのレンジの広さやレゾナンス効果に圧倒されましたね(笑
ミドル削ってローとハイを上げ目にしてメタルサウンドを狙えばザックザクのリフが刻めるし、逆にMID FCを10時くらいにしてミドルをMAXにし、ローとハイを少なめにすると70年代ハードロックの様な分厚いディストーションを狙えたりと兎に角夢中になりました(*^_^*)

そして友達に返した後、安かったのも相俟ってか速攻で落札(爆
今でも時折使ったりします(^ν^)

欠点はアンプに依存しないので、アンプの良し悪しを掻き消す所ですかね。
丁度サンズアンプみたいな立ち位置ですw
なので「JC対策(笑)」には向いてて、マーシャルや各種ハイゲインアンプには勿体無い気がします(^ ^)

追記
ネットで調べるとどうやらデジタルディストーションのようですね。
ギター側のVolポッドの追従性があまりよろしく無いとか。
僕はあんまし気にならなかったですが(笑
でも使ってるとアナログデジタル云々は気にならないですよ(笑
ボスだって最近のディストーションはMDPとかいうデジタル技術使ってますし。
まあアナログ独特の厚み、音が前に出る感はあんまし感じられないし、ノイズがほぼ無くて綺麗過ぎなのが違和感ありますがw

サウンドハウス

20170410 T.C. Electronic SCF

コーラスに没頭してた僕は、この超高価なペダルにも散財しておりました(笑

80年代に名機と称されたアナログコーラス、TCのステレオコーラス・フランジャーです。
かなり上品なコーラスとの事で、期待をしておりました( ´∀`)

コントロールはSpeed(揺れ速度)、Width(深さ)、Intensity(エフェクトレベル)となっており、他に入力ゲイン調整やコーラス、ピッチモジュレーター、フランジャーの切替スイッチなどあります。
ぶっちゃけピッチモジュレーターやフランジャーは効きが弱いかあまり使えるというものでもなく、ほぼコーラス専用機となってます。

で、コーラスに関しては確かに原音を損なわないような美しい掛かり方はするものの、爽やかさなどはあまり感じられないような気がします。
ステレオ出力での広がりはあるけど立体感は無いという感じですかね。
クリーンに薄く掛けるのがベストかなと思います。

ネックなのは電源供給。何やら音質の維持の為四角電池は使えず、またBOSSアダプターも使えず、本体に伸びてる太いコードからコンセントに繋ぐしかないらしいです(笑
あと値段も3万強なので、値段に見合ってるかと言われたら?な僕としてはかなり散財したな、という気持ちです(´・_・`)

良かったところはと言うと、他の所有してた他のコーラスよりもロックマンに近い感じでしょうか。
ボスやプレイテックは無機質でアリオンはエグいので、温かみがあって抜けが良いコレはまあ近いかな、と(笑

しかしながら結局はあまり使わず、昨今はロックマンのハーフラックの組み合わせが、アンプ直か、各種ハイゲインアンプライクペダルとアナログディレイで音作りしており、コーラスの出番自体が無いので売却しました。。。

サウンドハウス