Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170413 Pignose 7-100R

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引き伸ばした画像なので連日ボケてます、すみませんm(_ _)m

ピグノーズの超ど定番小型アンプ、7-100Rです。
多分型番だと分かりづらいので、以下ピグと書いときます(笑

このピグは1967年ごろ、シカゴのギタリスト、テリーキャスが考案した画期的な小型アンプです。
当時のアンプといえば大概はでかいものか、小型でも真空管入りで重くて1volの歪ませるにはでかい音しか出せないアンプしかありませんでした(Fender Champとか)。
そこに登場したピグは比較的小音量で歪ませられ、電池駆動で取り回しが良く、音質がチューブに非常に近く、今日まで現役で発売されるほどの大ヒットを飛ばしました。
当時は新発売なのに広告で「伝説のアンプ」と銘打ってたらしいのですが、今では本当に伝説のアンプです(笑

コントロールは至ってシンプル、1volのみです(^^)v
ヘッドルームが低く、ピグのVolをMAXにしてギターのVolを調整すればクリーンからオーバードライブまで再現出来ます。
いずれも温かみがあり、アンプのVolを絞ったクリーンは若干歪み、オーバードライブはフェンダーのヴィンテージアンプを歪ませたような、ブルージーで味わいのあるトーンです。
ローがブーミーで歪が粗い感じでしょうか、癖になるトーンで僕は好きです(*^_^*)

イコライジングは蓋の開閉加減で調整する極アナログ仕様。
完全に閉じると密閉型のローが分厚い感じで、開いていくとローが急激に減衰してハイが際立ってきて抜けが良くなります。
ハイパスフィルターという感じですかね。
僕は完全密閉で使ってました。

5wですが、音量は結構でかいです。
豚の鼻を回してカチっと鳴ったら電源が入るのですが、そこから出るクリーンも結構大きめな音なので注意。
勿論フルテンだとマンションとかでは使えません(笑

ラインアウトが付いてますが、スピーカーキャンセルが出来ないのでスピーカーからもちゃんと音が出てきます(笑
自前の自慢のキャビとか使う際は距離を離した方が良いです。

電源は単三電池4本か、ミニジャック式の専用アダプターです。電池は入りづらいです(爆

また特異な使い方として、モノラルですがポータブルオーディオアンプとしても使えます。
オーディオプレーヤーのイヤホン挿すところにモノラル変換ケーブル繋いでピグに繋ぐと、古めかしい真空管サウンドのような音で曲を楽しめたりします。
勿論ピグ2台買って、ステレオミニジャック→二股モノラルジャックのY字ケーブルを繋げばステレオでも楽しめます(^^)v
ギターアンプだからと言って侮るなかれ、Hi-fiが常のオーディオプレーヤーの中で、Lo-fiなこの音は逆に斬新かもしれません(笑

同じ立ち位置だとVOX Mini5とかMarshall MG2CFXでしょうか。
まあやるジャンルにもよりますが、もし初心者にオススメするのであれば、僕は
Miki5≧MG2CFX>ピグ
ですかね。
理由は簡単、音量を小さく出来てクリーン、クランチ、モダンハイゲインと使い分けられるからです。
逆に50年代ロック、ブルース、ジャズ主体でノスタルジックでアナログチックな音で練習したいという玄人思考な方ならピグ以外は完全に却下という感じです(笑

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