先週手に入れてしまいました(笑
マイリベンジギア、Mesa Boogie Throttle Box EQです!🤘😡🤘
というのは、その日Rockman用のラックトレイに専用の穴を開けてもらうべく、埼玉県川口市周辺に行ったわけなんです🚗 ³₃
穴あけの時間が18:00からで、着いたのが16:00位、18:00に訪問して施行完了までが20:00位だったので、その間周辺のハードオフを隈無く探索致しました(笑
で、近場にあったのが「川口上青木店」と「板橋赤塚店」そして「戸田駅西口店」でした。
そして(いつものようにw)車で新境地探索の如くグルグル周り、そこで見つけてしまいました(笑
「状態A(キズ汚れなし)箱取説付き」
しかも昨今Mesa Boogieの製品は一律値段が爆上がりしている中で、信じられないほど破格でしたので、秒で購入してしまいました🤣
昔、皮肉ですがMesa Boogie Mark V Comboを買う為に手放しましたが、また戻ってきましたね😅
しかし当時から「また試したいな」という思いもあり、そういった意味でも満足してます😋
インターフェース(おさらい)
High GainとLow Gainの2ch方式で、Volつまみがそれぞれ独立し、それ以外は共通となってます。
一般的なToneつまみとGainつまみの他、Boostスイッチでゲインブースト出来ます🤘✨
Toneはパッシブタイプのローパスフィルタで、主に高域の増減に関わってます。
またMid Cutという小さいつまみがあり、Qはかなり広めでミドルレンジをカットする印象です。
後述の5-Band EQと組み合わせてかなりミドルを削れますが、その分スカスカな音になりがちなので、双方適度に調整するのが良いかなと思いました。
5-Band EQ
同社のFlux-Five同様、こちらもMesa Boogie伝統のグライコが搭載されてます。
80Hz→主に重低音の操作で、上げるとMesa Boogie製のキャビから出したような、腰の据わった重厚な低音が出てきます。
240Hz→ローミッドに属し、古めのコンボアンプのような温かみや柔らかさのある低音に関与します。
750Hz→やや鼻詰まり感があるけど、Qが広めに取られててVOXのアンプを歪ませたようなミドルが出てきます。
2200Hz→ハイミッドに属し、丸みを帯びた明るいサウンドを操作します。
下げるとR○ckmanぽくなりますw
6600Hz→Mesa Boogieさながらのエッジ感のある高域に直結し、メタルサウンドを狙うならフルにすべき帯域です。
これらのEQはスライダーの短さに反してかなり効きが強く、アグレッシブに音作りが行えます。
EQはHighモードとLowモードそれぞれでオンオフが出来ます。
Throttle Box EQとFlux-Fiveとの比較。
筐体の大きさやつまみの配置などが同じなので、恐らく使い回してるものと思われます。
EQだけ独立したエフェクターも同じ大きさです。
トーン
昔買った当初は「Mesa Boogieぽくねぇな」でしたが、改めて弾くと所々Mesa Boogie(Mark系)のような感触はあるのですが、やはり昨今のAIAB系ペダルと比べるとソリッドな歪が浮き彫りになり、エフェクターらしさが感じられますね🤔
アンプ(Mark V Combo)と比べると低音がタイトで若干扱いやすいですが、チューブ特有のサチュレーションやSAG、コンプレッションなどは無く平坦な歪です。
Vol以外全てつまみを12時にし、EQ全てフラットにするとミドルがやや強めな歪になり、Mid Cutつまみやグライコの有名なセッティング「V字カーブ」などを駆使すればたちまちドンシャリメタルサウンドが作れます🤘😡🤘✨
歪量は強めですが、サスティンはあまり長くは無いです。
正直Low Gainモードは個人的にあまり使えない印象で、High Gainに統一してFlux-Fiveの如くTrebleとBassにEQつまみを分けた方が良かったかも知れません。
若しくはVolでは無くGainを2つにするとかなら、まだリードとバッキングと使い分けられたかもしれませんね🤔
弾いてみた
ハイゲインディストーションペダルとしてはなかなか優秀で、倍音成分が豊富な割に低音がタイトなので扱いやすく、グライコの効果で音作りの幅が広いですね👍✨
但しこの辺りの価格帯(2021年2月現在新品5万円超)になると、これよりかなり安くて優秀なハイゲインメタルディストーションペダルがわんさかあり、値段を考えるとコスパはあまり宜しくないです😓
Metal Muff vs Throttle Box
(個人的には)メタルサウンドのド定番、Metal Muffと比較してみました🤘⚡️🔥❄
最初はフラットなセッティングで鳴らし、その次にドンシャリセッティングで鳴らしてます。
Metal MuffはBig Muffからの流れなのか、倍音成分が相対的に強くファズっぽさが感じられるのに対し、Throttle Box EQはミドルがあって音が太い印象です。
ドンシャリ設定でも同様で、Metal Muffの方が皆が想像するようなドンシャリメタルディストーションを奏で、Throttle Box EQは相対的にアンプのような太さや奥行き感があり、完全に好みが分かれるような傾向でした。
Throttle Box EQ方が全体的に上品なサウンドですが、コスパを考慮するとMetal Muffの方がかなり安いので、個人的にはMetal Muffを勧めます
Megalith Delta vs Throttle Box
*ミドルブーストセッティング時
*ドンシャリ設定時
続いては現在ハイゲインAIAB系として大人気を誇り、似たようなペダルがない独走状態のMegalithとの比較🏇
まず最初はゲイン以外全てフラットなセッティングで鳴らしました。
一見同じような音に聴こえますが、Megalithの方がややエッジが丸く、やはり徹底したチューブアンプらしさを醸し出してます。
ミドルブースト時においては、Megalithがそのまま一気にぶっとくなるのに対し、Throttle Box EQは相対的に音が籠るような音になります。
ドンシャリ設定では、Megalithはあまり尖った高域が出ないのでMarshall的なサウンドになり、対してThrottle Box EQはザクザクしたサウンドになります。
やはり単音の太さや奥行感でMegalithの方が抜きん出ており、Throttle Box EQは相対的にエフェクターらしいサウンドに聴こえました。
なので「どちらがMesa Boogieの音か?」と聴かれたら、ドンシャリ設定はThrottle Box EQの方が近いですが、全体的な音の傾向はMegalithの方が似ており、それ以外のハイゲインアンプの音を作る上でもこちらの方がポテンシャルがあります。
値段を考慮するとMegalithの方が断然おススメですね(笑
Randall RG-OD vs Throttle Box EQ
お次は極悪ソリッドハイゲインアンプの雄、Randallからのこれまた超極悪な歪との比較⚡️🔥❄
前半はゲインフルのその他12時の設定、後半は上の写真のようなドンシャリ設定で鳴らしてみました。
フラットでもドンシャリでも全体的な音の傾向は似ており、RG-ODの方が高域を絞っても強くザクザク感が出せます。
Throttle box EQの方が音がこ篭りがちになり、Toneを上げるとピーキーになってバランスが悪くなるので、Throttle box EQの高域はTone 2時くらいまでで、グライコで補う感じですね。
また歪量もRG-ODの方が強く、入手難易度はやや高いですがThrottle Box EQよりかなり安いので、個人的にはRG-ODの方が良いかなと思いました。
Distortus Maximus vs Throttle Box EQ
続いてはこれまた極悪ディストーションのKRANK Distortus Maximus MMVとの比較⚡️🔥❄
前半はゲイン最大のEQ12時、後半は上記の写真のようなドンシャリ設定で試しました。
まずフラット設定なんですが、歪の傾向やトーンがかなり似通ってます。
気持ちMMVの方が低音が強いという感じですね🤘
この辺りはThrottle Box EQのEQ次第で補えるので、MMVに寄せられるかと思われます。
次にドンシャリ設定ですが、MMVではミドルがあまり極端には削れず、メタルメタルしいソリッドな歪はThrottle Box EQの方が得意です。
またフラットではMMVの方が強かった低音も、グライコを弄ればThrottle Box EQの方が強くなります。
EQの弄れる幅が違うだけで歪み方は同じなので、MMVの歪がアンプライクと感じる方はこちらもそう感じるかもしれませんね🤔
GAZON vs Throttle Box EQ
ラストはHerbe&Chickが誇るSNSで話題のディストーション、GAZONとの比較!⚡️🔥❄
方向性は色々違いますが、ハイゲインディストーション同士ガチンコFIGHT!!*´∀`)=⊃)´Д゚);、;'.・グホォ
まずフラット設定の場合、GAZONの方が音が太く、ミドルがリッチで心地良いです🤤
倍音はThrottle Box EQの方が強く刺激的なサウンドです。
ゲイン量は大体同じくらい、音の傾向からしてGAZONの方がモダンなサウンドです。
ドンシャリ設定の場合、GAZONのEQはさほど強い効果では無いので、Middle 0、Bass & Treble MAXでも独特のミドルは残り、メタルシーンで言う所のドンシャリサウンドは作れませんでした。
この点はTone + Mid Cut + 5バンドEQのThrottle Box EQの方がレンジの幅が広く、簡単にドンシャリメタルサウンドが作れたのでポテンシャルが高いかなと感じました。
総評
改めて色んなペダルと比較してみると、どことなくアンプっぽいようなそうでないような雰囲気がありました(笑
倍音成分がSAGなどを再現してるとするならばアンプっぽいとも言えますが、やはりジリッとしたエッジ感や平坦で奥行きの無い歪はエフェクター臭いですね🤔
兎に角EQが多く、グライコの可変幅が広いので、アグレッシブに音作りは行えます。
やはりMesa Boogieのアンプの音は無理ですが(笑)、単純にメタルディストーションとして見れば中々優秀なペダルかと思われます(但し2021年2月現在で新品5万超なので、万人にはオススメ出来ませんw)