「技ブラウンサウンド」は「ブラウンサウンド」と呼ばれるエフェクターと比べてどうなのか?
ということを確かめるべく、手持ちのブラウンサウンド系エフェクターをKATANA-MINIに繋いで実験しました(๑>◡<๑)
技ブラウンサウンド時は音量9時でそれ以外全て12時、エフェクター使用時はゲイン9時でそれ以外は全て12時に設定、エフェクターは音量以外は全て12時で実験しました。
一部の写真ではつまみがバラバラですが、試奏時は全て12時です。
1. KATANA- MINI vs Friedman BE-OD
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トップバッターは、我がエフェクターでも特にお気に入りの逸品、BE-ODですlod(^^)bol
「究極のブラウンサウンド」を目指した音は果たして「技ブラウンサウンド」と比べてどうなのか!!!?
まず歪量はどちらも申し分ないけどBE-ODの方が上ですね。
歪の粒はBE-ODの方が細かいです。
また音域もBE-ODの方が広く、音がより前に出る感じも受けました。
KATANA-MINIは低域と高域を意図的にバッサリ切ってあの音を構築してるのかもしれませんが、やはりBE-ODの後に弾くとやや篭ってるように感じました。
歪み方はよく似ており、双方とも改造マーシャルらしいドライブ感のあるサウンドです。
俺的には総合的にBE-ODの方が勝ってますが、何せエフェクターだけでKATANA-MINIの3倍の値段ですし、それを考えるとKATANA-MINIもいい仕事してます(^^)/
持ってなくとも買い足す必要は無いでしょう(笑
2. KATANA-MINI vs MXR EVH 5150 OD
MXR EVH5150 OVERDRIVE 【HxIv09_04】 【新製品AMP/FX】
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続いては「本家ブラウンサウンド」との対決ですψ(`∇´)ψ
EVHお墨付きなので、ある意味こちらが正当でしょう。
まず歪量は5150の方がありますが、BE-OD程の差は無いです。
また適度にコンプレッションが効き、低域と高域が適度にカットされており、KATANA-MINIよりはレンジが広く、BE-ODよりはドライブ感が失われた代わりに纏まった音という感じを受けました。
歪の粒はKATANA-MINIより5150の方が細かいです。
5150の方が高域にシフトしているためか、音が前に出る感じはBE-ODと一緒です。
特筆する点としては、EQの効き方がよく似てるというところですね。
元々のトーンがやや違いはしますが、どちらも同じつまみの設定の仕方で同じ傾向の音になります。
技ブラウンサウンドが如何に本家を研究してるかが理解させられました(-.-;)y-~~~
なので5150を持ってなくとも(ry
3. KATANA-MINI vs Sansamp Classic
これに関しては、Tech21のオールドマーシャルによるEVHの設定と、個人的に技ブラウンサウンドに似せた音に設定したものの2つを試しました。
何故ならTech21の公式設定があまりにもKATANA-MINIのものとかけ離れてたからです(笑
・設定1(公式設定)
公式設定は写真の通り高域にやたらシフトしており、音も当然トレブリーでキンキン、低音が無くペラペラなサウンドになってしまいました(爆
KATANA-MINIの方がミドルに美味しい帯域を持ち、歪の粒が細かく、奥行き感があり圧勝(笑
多分これ、ミキサーとかに送ってもキンキンするでしょww
89年当時と現在では「ブラウンサウンド」の定義自体が違ってたのかも知れませんね(๑˃̵ᴗ˂̵)
(まあ89年当時はブラウンサウンドをペダルで再現しようと試みる人なんてそうそういなかったわけですし(^^;;
そこで個人的にKATANA-MINIの音に似るようSansampをセッティングしてみたのがコレ。
各々の設定は写真で判別(>人<;)オネガイ
こうするとかなりKATANA-MINIに近づきましたが、やはり歪量はKATANA-MINIの方が上ですね。
また高域もKATANA-MINIの方が上なので音抜けでも優れてます。
「じゃあSansampもTrebleとPresense上げろよ」
となるかも知れませんが、これ以上Treble上げるとKATANA-MINIとは違う、ハイミッド寄りの高域が追加され、キンキンになるだけで抜けの補正は出来ません(笑
またこれ以上Presense上げると、低域がタイトになり過ぎて全体的なトーンが細くなり、アンプらしい太さ、奥行き感が無くなりチープな音になる感じです。
なので似る範囲で作るとこうなります(^^;;
(個人的には後ちょっとPresense減らしてもいいかなって思うくらいw)
またSansampは特有のキャビシミュ(よく言ってるSansamp臭さ)があり、確かに大型キャビに通したような感じはありますが、やはりKATANA-MINIのアンプ直の音に比べると全体的に低域と高域がスポイルされてレンジが狭く潰れたような音に感じました。
4. KATANA-MINI vs Bogner La Grange
La Grangeは厳密にはMarshall SLPの音の再現ですが、ハイゲイン改造モードも選べるのでやってみましたY(><。)Y
因みに「なるべく」似るように設定するとこうなります。
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まず低音のキャラが全く違い、その時点で全体的なトーンが違う印象を受けました。
ぶっちゃけるとLa Grangeはブーミーでローファイ、本当にヴィンテージっぽい雰囲気にシフトしてます。
またミドルもKATANA-MINIに比べ凹んでおり、KATANA-MINIの方がよりモダンな音でリフやソロに適してる感じです。
歪量はLa GrangeのGainトグルスイッチを「h」にすれば、双方Gainつまみ12時で同等という感じですね。
初期改造SLPならLa Grange、6505や5150IIIな音ならKATANA-MINIですね。
オーバードライブ自体の使い勝手の良さはKATANA-MINIの方を推します。
5. KATANA-MINI vs Bogner Ecstasy Red
続いてはBognerの人気筆頭のペダルですが、これツマミを全て12時にするとブラウンサウンドになる事に今更気付きました(爆
「ブラウンサウンドとは違う」発言は、この記事をもって撤回させていただきますm(_ _)m
(なんつーか全て12時orフルテンって言うのがアンプでもペダルでも大嫌いでして、どうしても自分の音を作りたくカスタマイズしたくなるんですよねボソボソ)
KATANA-MINIと比べるにあたり素朴な発見でした笑
で、比べるとどうかというと、まず歪量に関してRedの方のブースト無しでKATANA-MINIの方が大きく、ブースト有り(ゲインブーストつまみ12時)で同じくらいです。
なので歪量はそこまで変わらないのですが、違うのは音の解像度ですね。
RedはKATANA-MINIとトーンのキャラは似てるのですが、音が明確に超高解像度で、その分分厚いという感じです。
また相変わらずミドルに独特のチューニングが施されてる為か、巷で言われる獅子の咆哮のような迫力も併せ持ってます。
アンプの方の特長はしっかり掴んでて、KATANA-MINIのスピーカーでも再現出来てます。
EQに関してはKATANA-MINIがパッシブなのに対し、Redはアクティブ/パッシブとなっており、また低域はより低く、高域はより高い帯域を扱うため、全体的なレンジも広くなってます。
またミドルも上げればBognerらしい太い音、カットすればドンシャリも可能とKATANA-MINIに比べればアドバンテージはあります。
(まあKATANA-MINIはあの音に最適なチューニングが施されてるわけですがw
これに関しても買い足す必要は無いでしょうd('∀'*)
6. KATANA-MINI vs Bogner Burnley
最後はやはり(?)これ(*´ェ`*)
歪自体はKATANA-MINIの方が当然強く(だってRedのブーストON位だし)、また高域の抜けも違う。。。というかキャラが全然違います笑
Burnleyはどちらかと言うとヴィンテージ風な歪という感じで、低音がルーズです。
なんつーか、Burnley自体どちらかと言うとはKATANA-MINIのクランチchに近いですね。
クランチchの音を明瞭にし、低音を追加して更にゲインアップした感じです笑
総合的に書くと、KATANA-MINIの技ブラウンはブティックペダルに引けを取らないドライブサウンドを奏でる事が出来ます。
しかも上質なクリーンやクランチが付いて1万円。。。同社のペダルと遜色のない値段で、プリアンプはアナログでこのクオリティなので改めて驚かされました。。。
あとエフェクターの乗りがやっぱりいいです!
アンプ直でもエフェクター介しても楽しめるし、何より小型で軽いd('∀'*)
これは買いですよ٩(ˊᗜˋ*)و