Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180227 BOSS KATANA-MINI Part.2

今回は手持ちの小型、中型アンプ同士を比べ、KATANA-MINIがどこまで太刀打ち出来るかで個人的な感想を述べます^ ^

 

1. KATANA-MINI vs Peavey Backstage

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元祖チューブライク・アナログ・ソリッドステート・アンプ(長ったらしくなる名前を付けたかったので普段入れない「・」を入れましたw)との比較です。

因みに値段としては、買った当時はBackstageの方が安かったですが、現在はほぼ同じです。

まず結論から行くと、俺としてはKATANA-MINIがベストバイですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

全体的な音の傾向として、Backstageは流石に6.5インチのスピーカーだけあって音が太く、奥行き感に分があります。

またコンプレッションはBackstageの方がほんの僅かに強めですね。

しかしながらスピーカーのクオリティがそこまで宜しくなく、音が篭る傾向にあるので、音の解像度、密度は断然KATANA-MINIが上回ってます。

 

クリーンはどちらも鈴なりの煌びやかな音です。

エフェクターの乗りも抜群です。

EQを全て12時にすると、Backstageはトーンがミドルに寄りで奥行き感があり、KATANA-MINIはフラットで音が前に出る感じです。

 

Backstageはゲイン絞ると音が顕著に痩せ、細くなるので、クランチサウンドでは全くKATANA-MINIに太刀打ち出来ないです。

クランチ主体ならBackstageの選択肢は無いでしょうƪ(˘⌣˘)ʃ

 

Backstageのハイゲイン設定とKATANA-MINIのブラウンでは、Backstageの方がロー〜ミドルが強く、KATANA-MINIはハイミッドにトーンがシフトしてて、丁度Mesa BoogieとMarshallの違いのような感じです。

KATANA-MINIの方が歪がきめ細かくエッジが立ってるので、「音の速さ」はKATANA-MINIの方が速く感じられるような気がします。

 

 またBackstageは、その篭る性質ゆえにEQの扱える範囲が狭く、俺的にはTrebleを上げ目にしてしまうのに対し、KATANA-MINIは12時でほぼフラットな感じなので音作りの幅が広く、またEQの設定次第ではBackstageに負けず劣らずな太さを出力する事も出来ます。

 

ヘッドホンアウトは、Backstageの音はトランスチューブらしからぬゴミ同然なのに対し、KATANA-MINIは心地いいと天地の差で、ヘッドホンメインで使うにもやはりKATANA-MINIですね。

 

更にKATANA-MINIには必殺のディレイ(テープエコーシミュ)エフェクトが付いてるのもポイントです(^^)/

 

Backstageの方がトーンに奥行き感、立体感があるので、多分スピーカーを交換すればそれなりのポテンシャルを引き出せますが、コストと手間を考えるとKATANA-MINIを推奨します。

 

2. KATANA-MINI vs VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

続いては長らく自宅練習のど定番アンプ、パス10との比較です。

 

まずトーンの傾向として、パス10の方が重低音にエッジの立った超高域を出力します。

それ故にギターに美味しい帯域であるミドルがスポイルされてる傾向にあり、音の太さや密度、滑らかさ、立体感はKATANA-MINIに分があります。

またコンプレッションはKATANA-MINIの方があり、パス10は良くも悪くもソリッドステートらしい素直な音です。

 

クリーンはKATANA-MINIがフラットなのに対し、パス10はそのトーンゆえにドンシャリ傾向にあります。

EQを両方0にすればフラットになりますが、それでもミドルが若干凹んでる印象です。

エフェクターの乗りは、パス10は結構エフェクターを選ぶので、汎用性の高さはKATANA-MINIですね。

 

クランチに関しては、やはりパス10もBackstage同様ローゲイン設定だと音が痩せるのでKATANA-MINI一択です。

 

オーバードライブは、その重低音とエッジ故に迫力はパス10の方があります。

パス10弾いた後にKATANA-MINI弾くと

「なんか低音スカスカだし、音が丸まってのっぺりしてるな。。。」

と感じるかもしれません(笑

しかし耳が慣れてくると、KATANA-MINIの方が音が太く、奥行き感があるので、パス10 に戻るとチープに感じます(笑

また単音だとパス10は非常に細く、つんざくようなエッジが効いてるので、俺的にはあまりよろしくないです。

 

ヘッドホンアウトは言わずもがな(笑

 

しかしながらパス10はKATANA-MINIの約半額で、クリーンもさる事ながら、オーバードライブも刷新されてて前verより扱いやすくなっており、そこそこのポテンシャルがあります。

 ただ総合的にはKATANA-MINIの方が優れており(ポータブル、コンパクト、より上質なトーン、ディレイ、ヘッドホンアウトの質、AUX IN)、両方持ってなくてこれからアンプを買おうとしてる人にはKATANA-MINIを勧めますね。

 

3. KATANA-MINI vs JS-10

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BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

 

 

BOSS同士の自宅向け小型アンプ(アナログvsデジタル)の対決‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

(まあ比べるならどちらかと言うとCube LiteとかMobile Cubeとかの方が正しいようなw)

因みに値段はJS-10の方がKATANA-MINIより4倍高いです。

果たして4倍分の値段の価値があるかどうか!?

 

まずトーンに関して、JS-10はプリセット使うか、各個人で綿密に音作りをする前提となってます。

ただアンプタイプを選んだだけでブースターや各種EQなどを使ったりして色々弄らないと、クリーンは兎も角歪になると音の密度が低くスッカスカな音しか出ません(笑

低音はウーハー内蔵なのでデフォで良く出ますが、その分KATANA-MINIに比べて篭もりがちです。

その代わり音作りの幅はとてつもなく広く、エフェクターも色々内蔵されてるので、色んな音を楽しみたいという方はこちらの方が良いと思います。

逆に即席でブラウンサウンドやオールドマーシャルの音が出したい!という方はKATANA-MINIを推します。

 

ディレイエフェクトに関しては、個人的には完全にKATANA-MINIの方が好みですね。

もう温かみといい、ディレイタイムを弄った時のうねりといいテープエコー丸出しという感じでドツボです(爆

JS-10の方はやはりデジタルディレイ特有の輪郭のあるディレイエフェクトや、パラメータをより幅広く細かく設定出来るところにアドバンテージがあります。

 

AUX INの音質は完全にJS-10ですね(まあ本来は「オーディオアンプ」ですしw)

ヘッドホンアウトによる音質はどちらもキャビシミュ搭載で五分。

可搬性は断然KATANA-MINIですね(そもそもJS-10は電源ありきなアンプですしw)

後はJS-10には擬似ルーパー機能、チューナー内蔵、オケ搭載と中々練習のツボを抑えてます。

ただ個人的にはチューナーはクリップ式で十分ですし、オケもiphoneに入れてKATANA-MINIで流せば十分なので、JS-10のそれらの機能は使わないですね(笑

個人的には甲乙つけがたいですが、人に推めるなら断然KATANA-MINIになります。

 

4. KATANA-MINI vs Tech21 Trademark 30

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もうなんつーか、比べるのはお門違いなような気がします(笑)が、俺的にはなんかインターフェースが似てるのと、TM30でもブラウンサウンドの設定がプリセットであるので試してみることにしましたY(><。)Y

 

まずクリーンに関しては、TM30側では「Tweed」しか選択肢が無く、そちらとスピーカータイプによる調整での比較です。

全体的にTweedは低域がローミッドという感じで、温かみは感じられる代わりにぼやけるような印象があります。

音が軽い感じです。

ヴィンテージ風な音を狙うならうってつけですが、汎用性の高さは圧倒的にKATANA-MINIですね。

俺的にもKATANA-MINIの方が好きです。

エフェクターの乗りは。。。TM30は最悪なので(笑)、その点でもKATANA-MINIに分があります。

 

クランチに関しては、TM30ではアンプタイプはBritishかCaliforniaを選択、ドライブタイプはCleanかHigh Gain、スピーカータイプはU.K.かU.S.で音色を作りました。

結果、TM30はどう設定してもSansamp特有のフィルターが顕著に感じられ、より自然で且つ一音一音が明瞭に感じられたのはKATANA-MINIでした。。。(TM30やばいぞ:;((•﹏•๑)));:

ゲインの可変値もKATANA-MINIの方が広く、クランチは完全にKATANA-MINIの方が好きですね(でもTM30も悪くないし、寧ろ良質な部類です)

 

ブラウンサウンドに関しては、TM30側の設定はアンプタイプをBritish、ドライブタイプをHot Wired、スピーカータイプをU.S.にして勝負。

つまみは双方ともVolume以外全て12時。

すると、これに関しては全くと言っていいほど同じ音を出しましたლ('꒪д꒪')ლ

TM30の方がスピーカーが大きいのでやや音圧はありますが、それでもKATANA-MINIも中々善戦してます。

 

TM30の方はパッシヴ/アクティブEQなので、パッシヴのみのKATANA-MINIより音作りの幅は広いですが、KATANA-MINIのEQセクションもなかなか捨て難く、寧ろ扱ってる帯域が操作しやすく好感が持てます。

 

KATANA-MINIのディレイとTM30のスプリングリバーブは、俺的にはスプリングリバーブの方が広がりがあって好きですが、そもそもKATANA-MINIにスプリングリバーブユニットなんて積めない為お門違いですね(笑

仮にデジタルリバーブとテープエコーシミュなら後者ですねd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトは双方ともキャビシミュ搭載で、ヘッドホン用の他JS-10と同様そのまま卓に送ってレコーディングも出来ます。

 

価格的にはTM30の方が4.5倍程高く、また現在は並行輸入品しか無いので、やはり人に推めるなら断然KATANA-MINIですね(^^;;

(10年以上前は3万円台で、SansampGT2+α搭載のコスパ最高自宅用アンプと言われたのも今は昔。。。)

 

また恐らく個人的にはVOX Mini5とかVXシリーズ、Marshall MG15CFX以下のMGシリーズよりはKATANA-MINIを推しますね。

小さいけどかなりの実力派です。

 

次はクランチ、ブラウンを手持ちのエフェクターと比べたいと思いますY(><。)Y