Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191207 Custom Tones Ethos Overdrive Pt.3

久しぶりにコイツの記事を書きたいと思います😆🤘✨

 

というのも、

「Ethosはインターフェースは完全にプリアンプなので、アンプのリターンに接続して使うのでは?」

というちょっとした疑問があり、アンプのインプットでも遺憾無くそのパフォーマンスを見せつけてくれるのですが、パワーアンプ一体型の存在もあるのでやはりリターン接続であろうと確信を持ち、今回実験してみました(笑

 

今回の実験内容は、

・ギター→Ethos→JC-40のインプット

・ギター→Ethos→JC-40のリターン

を行い、GACスイッチ(アンプかラインアウトかを選ぶ機能)を併用してどちらが正当なのかというものです👨‍🔬

 

また、BoostスイッチをオンにするとDistortion側のGain、Presence以外のつまみやトグルスイッチが効かなくなり、全く別のモダンなサウンドに変化するという仕様らしく、通常のDistortionモードやHRM eqモードで違いがあるかどうかを試してみました。

 

まず、インプットとリターンの違いですが、インプットは高域が強くザラつきがあり、リターンは低域が底上げされた感じです。

どっちに挿してもいい音なんですが、「Dumbleらしさ」がより出てるのはミドルが強調されたリターン接続かなと思いました。

 

次にGACスイッチによる違いですが、ラインアウトにするとインプットではエッジが耳にキツくなる感じで、リターンでは丁度Van WeeldenのBモード(ブライトスイッチオン)のような効き方になり、アンプアウトのミドル強調型と差別化を図ってモダンなサウンドになってます。

ぶっちゃけラインアウトと明記されてますが、音作りではどちらを使っても良いという感じです👍✨

 

HRM eqモードに関しては、ヴィンテージサウンドを狙うならリターン接続が推奨されます。

これは、インプットに接続するとやはりエッジが刺々しく、丸みを帯びた歪みや低音のブーミーさを強調した古いサウンドを構築する場合、リターンの性質と全て適合する為です。

逆に、高域が強くザラザラした成分が欲しければインプットがいいですね😆

 

Boost

前述の通り、EthosのBoostスイッチはGain、Presence、Volume以外のフロントパネルのインターフェースは効かなくなり、EQ調整はPresence、TLE/Classic、GAC、Hi-Cutで行います。

HRM eqモードにすると、HRM eq個別のEQは有効になります。

 

因みに、Boostオンのトーンをオフで再現するとこの様な設定になります。

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(Gain、Presence、VolはBoostオンでも有効なので好みの設定ですw)

 

トグルスイッチはBright OFF、Modern、Rockとミドルを強調させ、音圧があって歪む設定ですね🤔

EQが単純で、Trebleは12時、MiddleはMAX、Bassは0となってます。

これはBoostオンの効き方が丁度Tube Screamerを噛ませたような感じで、1kHz辺りのミドル強調と低音のタイト化を再現してる感じです因みにBass上げるとブーミーになって古臭いサウンドになります👨‍🦳

低音を底上げする場合はTLE、無くす場合はClassicにすると良い感じです😊

 

HRM eqでもBoostをオンにすると低音がタイトになりミドルが強調されますが、通常モードと違ってややドンシャリ傾向のサウンドで、歪みが丸く、ヴィンテージなTweedサウンドという感じは払拭されません(笑

80〜90年代のDumbleは通常、70年代はHRMと、Boostオンにしても変わらないです(笑

 

結論

どんな繋ぎ方でもいいと思います(爆

 

というのは、例えばSansampなどの場合リターン接続(かミキサー直)でないと使いづらい音になる傾向にあるんですが、Ethosの場合はどんな繋ぎ方や設定にしても「使える音」なので、インプットとリターンの境界線が不明瞭な部分がある為です(ただ、よりアンプライクなサウンドを求めるならリターン接続推奨です)

 

またGACスイッチもぶっちゃけライン/アンプの境界線は無く適材適所、自分の好みで選べる感じですね👍✨

 

Boostに関しては、ブーストさせると言うよりも、EQが反映されないことを利用してプリアンプの3chという風に捉えると使いやすいですね(笑

サウンドハウス

20191204 Limetone Audio FOCUS-NX Pt.2

今回はこのNXを、ブティックからビザールなディストーション、チューブアンプなどに繋いで、どのように音が変化するのかを実験してみました😁🤘✨

 

今回は対象のペダル/アンプが多いので、カテゴリーを分けて記載したいと思います🐰🐸🦆

 

BE-OD / Ecstasy Red / Riot Reloaded

 

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FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

 

BE-ODの場合、Deluxeでなければミドルは固定なので、そこをNXで補正出来るようになった感じです🤘✨

因みにDeluxeは凡そ500Hz辺りの、Qが広めのブーストのみっぽいので、NXとはミドルの変化の仕方が全く異なります。

具体的には、Deluxeはモコっとしたローミッドが出てくるのに対し、BE-ODで半ワウ系、鼻詰まり感を出せる感じですね😄

また司るミドルの帯域やQが絶妙で、デフォルトよりも抜けが良くなります。

つまり、TrebleやPresenceを上げてキンキンな音にする必要が薄れるというアドバンテージがありますね😄

NX側のGainは、ぶっちゃけBE-ODは最初から強烈なので上げないか、8〜9時位に抑えて倍音を少し付与するぐらいが好ましいです。

(MAXなんかにすれば音の芯がぼやけますw)

Compressionに関しても、0にしてBE-ODのダイナミックなニュアンスをキープするか、最大でも12時位に留めてサスティンを強調する位が良いかなと思いました。

 

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Ecstasy Redの場合、最初からミドルレンジが強いのですが、やはり司る帯域が違い、またQが狭いので被る事無く変化させられます。

変化の仕方はBE-ODと同じ感じで、やはり音抜けが良くなりますね😉

Ecstasy Redの場合ゲインが割かし低く、NXで11時くらいまでは安定して上げてゲインブーストが行えます。

そうするとやはり倍音成分が付与されるのですが、その場合本家のアンプに物凄く近いトーンが得られます😳

これはEcstasy Redのトーンが、本家のアンプから倍音成分を丁度切り取ったような感じなので、そこにNXで倍音が付与される為かなと思われます。

(併せて7万円位で本家のアンプ50〜60万のトーンが得られますぜ😎🤘✨)

Compressionも、BE-ODよりレンジが狭く元々がキチッとしたトーンなので活かしやすく、12時より上げ目にして滑らかなサウンドをより強調したりも出来ます。

 

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Suhr Riot Reloadedギターエフェクター

Suhr Riot Reloadedギターエフェクター

 

Riot Reloadedの場合、元がきっちりしたサウンドなのであまりSAG感が無いのですが、NXを足す事によりそれらが付加され、また適度にColorつまみを調整する事により抜け感や明るさも加わります🤘✨

個人的にはColor 1が好みですね😊

また、Compressionつまみを上げるとゲインと音量が結構下がるので、俺的には0〜9時で適度に滑らかにするか、ダイナミックを保つかを選び、Gainつまみで歪量を補正するやり方がしっくり来ました。

で、補正した音を聴いたら、

「Q.O.Oじゃね?🤔」

となり、試しました(笑

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結果、どちらかと言うとQ.O.Oはドンシャリ気味で低音が特に強く高音はシャリシャリしており、NXで補正したRiotはミドルに集中してるという感じでした(全然違いましたw)

因みにQ.O.OとNXのコンビですが。。。激烈ヤバい組み合わせでした(爆

Q.O.Oの強烈な低音をそのままに、やや凹んだミドルを狭いQでブーストする為、分離感と迫力が伴ってとてつもないディストーションに変貌しました😱

2×10"のソリッドステートのコンボであるJC-40から鳴らしてるとは思えず、完全に4×12"のハイゲインチューブスタックアンプの様なレンジ感、重厚感が出てます🤘✨

何れにせよ、NX外すと抜け感が失われてモコモコとした感じに聴こえるので、暫く耳を休めないとこの補正に慣れてしまって物足りなくなるのは必至です(笑

 

POS DT-1 / ARIA ADT-1 / KORG 104ds / Guyatone MM-1

 

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続いてはチープなペダルの、昨今SNSで話題のPOSで試しました(笑

このペダルに関しては、デフォルトで相当酷い音なので(恐らく持ってるペダルではワースト1位www)、NXでかなりテコ入れしました(笑

POS側のGainをフルにすればそれなりに歪む代わりにちょっとアレなファズディストーションサウンド(笑)になってしまうので、Gainは1時くらいに抑え、NX側のLevelは12〜1時の間で過大入力によるクリック音を出さないように細かく調整し、Gainは10〜1時くらいの、歪み過ぎて音が散らない程度に調整し、Colorはどちらかを3時、もう一方を1時くらいでミドルをブーストしました😅

Compressionは、元がブーミーで非常に散りやすいサウンドなので必須なんですが、上げ過ぎるとゲインと音量が極端に下がってペラペラな音(笑)になるので、9時固定にしました😓

その結果、バイト感やタイトな低音、倍音による立体感などが付加され、めちゃくちゃ良い音に変貌しました😳

「元の(ク○みたいな)音が良いんだー!!!」

という人や、飛び道具的、キワモノ的な使い方をするならまだしも、「真面目」にリードやバッキングで使うならNX噛ませると大幅に変わります、というか必須ですね(笑

ただ、NX側のパラメータを相当上げるので、POSよりも音作りの比重が上になり、LevelかGainがある特定のdBを振り切ると、出力レベルを超えて「バチッ!」という強烈なクリック音が出てきますので注意が必要です(笑

また、これは原因不明ですが、Color 1か2を3時以降に回すと、急激に音量や歪量が減衰してスカスカでペラペラなサウンドになり、弦を弾くと時折ですが「バチバチ!」と耳に痛いクリック音が出てきます😱

(故障かな?と思ってアンプの歪や他のエフェクターを試しましたが、ちゃんと半ワウサウンドが出てきました😊)

Gain絞ると何と音が出なくなり、MAXにすればバチバチ率が大幅に上がるので(しかも音量がでかい)、POSに関しては半ワウ系のサウンドは作れないみたいです(笑

 

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所変わって今度はADT-1。

70年末〜80年代初頭に造られたペダルなので、かなりイナたいサウンドを奏でるんですが、NXで補正するとどうなのか?

(因みに個人的にはJC-40よりもブーミーな歪で扱いづらく、POSよりはマシかな程度に思ってます😆)

結果、コレに関しては特に問題無く動作し、安定のアップグレードが施されました🌸

Compressionを10時位にすればブーミーだった歪を収束させてタイトにし、Gainで倍音とゲイン量を追加、各種Colorつまみを調整する事でADT-1に圧倒的に足りないミドルレンジをモリモリ(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑追加し、半ワウサウンドもちゃんと作れました👍✨

この変化はかなり大きく、ブヨブヨのイナたい歪から、途端にバイト感がありきめ細かく扱いやすいモダンな歪へとタイムスリップ🛸してしまったという感じです(笑

ここまで分かった事は、扱い辛いPOSやADT-1みたいなディストーションでもモダンで非常にカッコイイサウンドに強制変換してくれるというアドバンテージを持ってるという点ですね٩(ˊᗜˋ*)و

 

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20年以上前のデジタルディストーションとして一部のカルト的な人気がある?104dsの場合、Colorつまみ以外はあまりNXの効果が得られない感じです🤔

これは恐らく予めコンプが入っててキャラが固定され、歪ませ方がデジタルの、意図的に歪の音を作って再生するという感じなので、NXのチューブサチュレーション効果も無効化して自身のディストーションサウンドを強制的に出力するという感じです。

倍音成分も最初からデジタルでシミュレートされてる感じで、付与してもさほど効果が無いか、NX側のGainを上げすぎると逆に音が潰れて発振するのであまり相性が良くありませんね😅

Colorつまみは良く効くので、半ワウ系のEQとしては使えますが、ちょっと勿体ないですね(笑

 

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チューブ搭載のペダル、MM-1とは相性抜群でした👍✨

チューブ搭載なのでチューブらしさが要らないと思いきや、NXのGainつまみで補正するとより輪郭がくっきりし、柔らかく耳に心地のいいサウンドになりますね😊

またチューブコンプの効果より、NXでコンプ効かせた方が音が滑らかで良い感じです(1時くらいが良い感じ)。

但し、この機種特有の鼻詰まり感のあるQの狭いミドルが盛り上がってる様が、Colorつまみが司る帯域とかなり似ており、Colorの方がよりQが狭く自身の半ワウサウンドを維持出来ますが、やはりオンオフでの変化は他の機種と比べて薄いですね😅

1か2を2〜3時くらいにして抜け感を足す感じが良いかなと思いました😉

 

Rockman Sustainor w/ Precision Drive

 

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前回から「PDとキャラが違う違う(ヾノ・∀・`)」と連呼してた訳ですが(笑)、じゃあ比べてみようという事で、早速Rockmanを引っ張り出して来ました👏( '-' )✌( '-' )✌

 

まず、Gainを双方同じ値(9~12時)でブーストした場合、ブースト量はややPDの方があります。

双方とも倍音が豊富になりますが、PDではノイズゲートで意図的にミュートが可能になってます。

 

NTでRockmanを加工した場合、やはりRockmanにワウ半留めを施した「あの音」に近いものが出てきます🤘✨

ビルダーさんは「Color 2」がその帯域を扱ってると仰ってて、MAXにすればその通りに従来の「コー」という感じの艶のあるEQ補正が掛かります。

対して「Color 1」でやった場合、「クァー」という感じのやや高めの鼻詰まりサウンドになるんですが、こちらはやはりもっと重心の低い基礎の歪に適してるなと思いました(悪くは無いぞ👍✨)

元々歪が滑らかなRockmanですが、Compressionの調整で更に滑らかになり、Gainの傾向でチューブのようなサチュレーション感が加わり、Rockmanらしさを保ちつつチューブの要素を上手く足したようなサウンドになり、調整次第ではCAE OD-100みたいな音にもなり得る気はしました😆

ミドルがブースト出来、音に艶を足して滑らかな傾向にする様は、ソロ向きに適したサウンドを構築出来る感じですね😊

 

対してPDの場合、Attackのコンプレッションの仕方がトレブルブーストの要素を併せ持ち、BrightつまみもアクティブタイプのトレブルEQな為、低音が引っ込んで単音は非常に固く輪郭があり、ノイズゲートの機能も相まってザクザクとリフを刻むのに特化したRockmanの音になります(笑

(聴いた感じRockmanでスラッシュメタル行ける🤘😆🤘)

という事は。。。NXとPDを両方スイッチャーを介して歪ペダルの前段に置けば、バッキングは両方オフ、リフをPD、ソロをNXと1つのディストーションだけで使い分けが出来てしまうという事です!😁👍✨

因みに両方オンにした場合、繋ぎ方は「PD→NX→Rockman」だったんですが、PDのノイズゲートが元気に発動し、得られてた倍音成分がノイズ認定されて全部除去(笑)、事実上コンプが3箇所で掛かってる事になり、逆効果で味気なくなってペラペラのカチカチな音になり、EQ次第ではPDとNXの効果によってキンキンとした鼻詰まりサウンドが目立つようになります(笑

なのでもし両方使う機会があれば(無いかw)、どちらか一方だけをアクティブに出来、瞬時に切り替えられるシステムが必要になってきますね🧐

 

Mesa Boogie Mark V / eBand JS-10

 

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チューブアンプでコンボなので、仕舞ってて出すのが面倒臭いBognerのヘッドより扱いやすいのでこちらで試してみました😁👍✨

因みに今回はCh3のExtremeモードを使用してます。

 

まずGainでのブーストは、このアンプ自体がハイゲインなので要らないです😆

つまり歪が強いチューブアンプでは、NXのGainつまみは0でOKですね👌

 

EQに関しては、MkVのグライコの750Hzが近い値かなと思いますが、こちらはQがめっちゃ広いのでNXによる変化とは被らず、発振は起こさないので安心❤

NXのワウ半留めサウンドが堪能出来ます🤤

Color 1と2どちらも相性が良く、どちらか単体を使用したり、適度にミックスさせたりも容易(但し両方MAXを除くw)

 

Compressionについてなんですが、MkVがセンシティブに反応してくれた為か(俺が鈍かったかw)、ここに来て初めて「滑らかになる理由」が分かりました😳

それはこのつまみを上げると、ある一定の高域成分がカットされていく仕組みになってるからかなと予測しました。

ゲインが減ったように聴こえたり、エッジが丸くなる様は気付いてたんですが、MkVで試してチューブ独特のザラつき「SAG感」が綺麗に無くなったので、恐らく高域が削られてるのでは?と予測してます(外れたらハジカシ(/ω\*)

この変化はRockmanにおける高域成分の徹底カットに似ており、似てる部分はありますね🧐

相性は勿論🙆🏻👌✨、強烈なパライコとしての役割が強く出る組み合わせでした。

 

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BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

  • メディア: エレクトロニクス
 

ラストは完全デジタル&小型オーディオスピーカー(とウーファー)搭載のコレ。

フルチューブだったMkVとは相容れないコイツだとどんな反応を示すのか?🤨

幾つかのプリセットで試した所、明確に違いは現れました。

 

1. ハイゲインでドンシャリタイプ(Marshall、Mesa Rectifierなど)は殆ど変わらない。

2. スピーカーシミュの影響をモロに受け、これをJS-10側で緩和するようなセッティングにしない限りNXの効果が大分薄れる。

3. フラット〜ミドル突出型のEQ設定で、クランチからミドルゲインまでのディストーションなら、NX独特の倍音成分が付加されるゲインブースト機能が生きる。

 

こんな感じですかね🧐

要は狭いストライクゾーンでNXの効果を享受出来るという感じです(笑

 

まず、1のドンシャリハイゲイン設定のアンプタイプの場合、ゲイン下げてもそんなに変わらず、NXのブーストによる恩恵は受けられないです。

またColorつまみによる変化も乏しく、このタイプのプリセットには有効ではないですね。

 

2のスピーカーシミュ云々ですが、具体的には削られた高域をJS-10側のEQなどで補正しないと、全体的にやや篭った様な感覚になり、ゲインブーストもあまり目立たない感じです。

Colorつまみによる半ワウサウンドは作る事が可能ですが、高域が削られてるので掛かりが弱く感じられます😓

 

3に関しては違いが顕著に表れ、NXでブーストした音と、JS-10側でゲインを高めにした音では、NXの方が音が前に出る、音が太い、音の分離が良く立体的という大きなアドバンテージで差をつけてます👍✨

JS-10ではハイゲインにすると、ピッキング時に独特の癖のあるアタックが感じられてたのですが、NXでブーストするとチューブアンプのようなニュアンスにすげ替えられ、迫力やナチュラルさが増します🤘😊🤘

 

104dsの時もそうでしたが、デジタルでの歪の作り方はアナログ回路のチューブやオペアンプとは全く違い、更にスピーカーシミュまで入ってるので相性は良くないかなと思いましたが、設定次第でNXとマッチングするのかなと思いました😊

 

総評

色々試しましたが、一部を除き相性はすこぶる良く、幅広く使えるペダルだなと思いました😉

手軽にマイルドになるコンプ+半ワウ系の音が欲しければこれは最有力候補になりえます👍✨

サウンドハウス

20191128 Limetone Audio FOCUS-NX

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いやね、来年までmngしないと誓った矢先なんですが、やっちまいましたmng!😱🤪😆🤘✨

東京ペダルサミットが終わってもう二日も経ってるんですが、未だに余韻が残る今日この頃でございます☺️💭

 

Limetone Audio FOCUS-NX(以下NX)です!

これはコンプレッサーにカテゴライズされる製品で、同社のレギュラー製品のFOCUSで弄れる帯域、TrebleとBassをそれぞれColor 1、Color 2とミドルレンジに変更したものになります(詳細は後述)。

 

この製品は発表直後から(エフェクターのw)Rockman、B'zファンの間で話題になってまして、俺も頭の隅に置いてました。

というのも、各種Colorのつまみが半ワウ系ミドルレンジを弄れる、Compressionつまみが搭載されてる、GainやLevelでブースト出来ると、往年のB'zのようなサウンドが作れるという事で、Rockmanのエフェクターのリバイバルで盛り上がってる最中に発表された為です。

しかしそれだけに留まらず、Youtube等で紹介されてプロアマ問わず数多くのギタリスト、ベーシスト😳が注目し、試す暇もないまま即完売、予約全て埋まるという人気商品になってしまったみたいです😆

で、仕事で23日には行けず、(日曜なのに休暇申請を出してw)24日のペダルサミットに赴いた訳なんですが、Limetoneさんがブースを展開されてたので、丁度頭の隅にあったNXを思い出し、どんなもんだろうか?という事で弾いて貰いました(自分で弾けよwww)

その時ベースとなったエフェクターがKarDianさんのプロトタイプのディストーションペダルで、勿論そのままでも良いんですが、NX通した瞬間、

「『あの音』じゃん!」

と一人で勝手に(キショく)盛り上がってしまいました🤪

Colorつまみをイジイジする度に色々なタイプのギュイーンサウンドが飛び出てきて、更にCompressionでダイナミックな音からコンプレッションを効かせたマイルドな音まで表現し、カッコイイリフにやられ、気が付けば手元にありました(笑

ただ心残りだったのが、利きエフェクターで所持してるエフェクターを当てるクイズのコーナーで、電池が入らない式だったので、試して貰えなかった点ですかね(笑

 

で、翌日仕事が早目に終わったのでウキウキしながらJC-40の(使える事は使えるけどショボイw)ディストーションで試したんですが、目を疑うようなアップグレードがされ、今回はその第一印象を書いていきます。

 

インターフェース

その名の通りコンプレッションを司るCompression、Level、Gain、主にミドルレンジのEQをブースト/カットするColor 1、Color 2の計5つまみで構成されてます。

 

まずCompressionですが、左に回しきるとコンプが掛からない、ニュアンスの出やすいダイナミックなサウンドになります。

Levelつまみの影響がモロに出る感じですね。

右に回していくと、段々音が均一化され、全体的な音量は減衰し、滑らかなサウンドになっていきます。

Rockmanぽい歪み方になる感じですね😄

そして音量が下がるので、Levelで補正すれば強力なサスティンも得られます👍✨

 

次にGainですが、これはPrecision DriveやTSと同様、後段に繋ぐエフェクターのゲイン量によってブーストさせるか、0で運用するかが選択出来る感じです。

しかし、0にしてもこのエフェクターを通した後のディストーションはかなり凄い事になります😳

それは、

「倍音成分がかなり付加され、チューブアンプのようなサウンドに変貌する」

というものです👍✨

JC-40単体のディストーションだと、一応使えなくもないんですが、やはり平べったくペナペナでチープな感じが否めないです(嫌いではないのでdisってるつもりは無いハズw)

しかしこのNXを通すことによって、あからさまに倍音成分が乗っかり、SAG感とかサチュレーション的な雰囲気がモロに出てきます。

その結果、立体感や奥行き感が増し、エッジが丸くなったように感じられ滑らかで耳に心地いいサウンドになり、しかもドンシャリメタルサウンドなディストーションに掛けてもエッジ感が損なわれないというチートなサウンドになります(笑

この効き方は強烈で、

「あなた本当にJC-40だっけ?www」

と耳を疑うくらい変貌するので、コレ持ってれば後は数千円のチープなディストーションでも上質なサウンドを叩き出してくれます(笑

更にGainつまみの歪み方が、

「チューブアンプのパワー管をサチュレートさせたような歪み方」

なので、土壌から歪の成分を変えてるという感じで、ゲインの低いアンプorエフェクターをブーストさせる際もその効果(SAGとかサチュレーションなど)が遺憾無く発揮されます🤘✨

 

Color 1 & 2

このペダルの一番の特長がこの「Color」になると思われます。

元々のFOCUSではTrebleとBassを弄れるのですが(具体的な帯域は不明)、こちらはミドルの、しかも半ワウ系のサウンドのような鼻詰まり感のある帯域を操作する感じです。

両方とも半ワウ系で、微妙に帯域が違うという感じですね。

Color 1の方がやや高めの帯域という感じでしょうか?

半ワウ系だと800Hz〜1kHz辺りを、Qを細くして出力するとそんな感じになるので、恐らくその辺りの帯域の調整かなと思われますが予想です(笑

なので、かなり尖ったQ、双方とも近似値を取って±dBの可変値も相当あるので、両方0にすればミドルがボコっと無くなってブルージーでブーミーな歪になり、両方MAXにすればオーバーフローし発振します(笑

この辺は強烈に効くという事を念頭に置いて、どちらか片方を12時にし、もう片方を12時から少しずつ右に回してスウィートスポットや音抜け感を探すやり方が良いかなと思いました😊

逆に片方を12時にし、もう片方を3時以降にしてモロに半ワウなサウンドを作り、12時に固定してた方を少し減衰させてバランスを取るやり方も出来ます。

何れにせよB'zのようなサウンドを、ディストーションを選ばずお手軽に作れるのは確かで、半ワウ系の音を作るエフェクターではかなり優秀な部類だと思います🤘✨

また双方のつまみを1〜2時くらいにするとTSのようなミドルブーストが出来るんですが、TS(系)と違って低音や高音がカットされないので、所謂ワイドレンジを謳ったブティック系TSみたいな使い方も出来ます(笑

 

総評

特定のミドルをブーストして抜け感を強調したり、多めに上げて半ワウ系の音を作るなら非常に便利なエフェクターだと思いました。

またCompressionやGainの効き方も絶妙、通すだけで普段使ってるディストーションペダルやアンプがアップグレードされる様は素晴らしく、一応コンプレッサーにカテゴライズされますが、それ以上の効果が堪能出来る「ディストーションエディター」の方がしっくり来る感じですね(笑

Precision Driveと同じ立ち位置な感じで、あっちはDjent系、こっちはB'z系に変貌させるという感じでしょうか(笑

こういう系は両方持ってると更にディストーションペダルを集めるのが楽しくなるので、ある意味厄介です(爆

 

次回は他のアンプやエフェクターを使って実験してみたいと思います🧐🛸⚗

サウンドハウス

20191124 東京ペダルサミット(11月24日)

遅ればせながら、東京ペダルサミットの記事を纏めます🤘😆🤘

この催しは、全国各地から個人のペダルビルダーから大手企業、輸入代理店までありとあらゆる音楽業界、とりわけギターやベース用のペダルを紹介したり販売したりする見本市的なものとなっており、アメリカにおけるNAMMショーの販売ありの日本版といった所ですね😊

アンプ・エフェクタージャンキー(主にRockman)の俺としては正に行かなければならない大イベントなので、(日曜だけど)年休取って臨みました😼

 

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高田馬場にあるESP学園の建物内が今回の会場で、オープン前からチラホラ入場者が見受けられました。

その後、この催しが開催されてるフロアが一階と地下一階なのですが、人でごったがえして狭く感じました(笑

 

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一階のOrangeブース。

Baxは持ってるんですが、その後ろのソリッドステートパワーアンプや、左のストンプボックス系のペダルは中々お目にかかれないので早速(欲しいという意味での)物欲センサーが発動しました(笑

(特にGetaway Driverはマジで欲しいと思ってるので、早速サイフが緩みそうでヤバかったです。。。)

 

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BIG BOSSさんのブースでは、御茶ノ水の店のエフェクターウォールを再現してるのか、数々のハイエンドペダル(Bogner、Friedman、Sick As、Ceriatone、Verocity、Shigemori)等が敷き詰められ、ペダルジャンキーキラーな威圧感がありましたね(笑

ShigemoriはSNSのフォロワーの方が最上位機種をmngしており、かなり好評らしく気になってます🤤

あとSeymour DuncanのPalladiumもあり、ブティックでお値段が張りながらも話題となってるペダルなので、MegalithやApex Preampと比べたい欲が出てきそうでした(止めましたw)

 

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ダダリオのブースはJHS、Mad Professor、Mesa Boogieと中々ケイオスなものとなってました(笑

JHSは代表機種のAngry Charlieと話題のBonsaiはちゃんとあり、MPはやはりSHODが備え付けてあります。

 

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Game Changer | AudioからはやはりPlasma Pedal、Plasma Rack、そしてモーター搭載のシンセ(プロトタイプ)が展示されてました。

この日はGame Changerの営業の方?がプロモーションで来日していてセミナーに参加したのですが、2015年の学生の頃に同人サークル的な感じでプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングで資金を募って企業化したという、現代の若年起業家的なケースで発足したらしいです🤔

スタッフ全員理工学系でかつミュージシャンらしく、プラズマを発生させる実験室を特別に設けて例のペダルの開発に取り掛かったり、3000Vに感電したり(笑)、色々苦労があったそうです😭

Plasma Pedalはピッキング時のピックアップが拾った音をトリガーにし、レーザーガンやテスラコイルの原理を利用してプラズマを発生させ、その際の発生音を増幅してアンプから鳴らす為、ミュートさせると完全に音がシャットダウンしノイズが一切鳴らない仕様となってます。

鳴らした時のサウンドはファズなんですが、ミュートを掛けた際に独特の火花が散るような「ブチチチ...」という音が鳴るのが特徴ですね。

 

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これもやや注目してる、ANA Soundsのペダル群。

ANA Soundsはフランスのビルダーで、木製のフロントパネルが特徴的なペダルです。

代表機種は垂直に貼り付けてある、ペダル型スプリングリバーブ。

スプリングリバーブ単体での商品はほとんど無く、プリアンプに組み込まれてるか、デジタルリバーブが主流となってますが、敢えてペダルで出すというアナログの質感を狙った斬新な一手と言えますね😏

ただちょっとスタッフさんの説明が弱いかな、という不安要素が感じられました😅

リバーブユニットの大きさの違いで用途とか変わったりするのか、その辺の説明とか聞きたかったです🤔

 

 

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輸入代理店アンブレラカンパニーさんのブースはEmpress Effectsのペダルがプッシュされてました。

Empress Effectsはカナダのブティックペダルメーカーで、HeavyやMultidrive、Delayなどが代表機種になります。

(わしも昔はHeavyが欲しいと思ってたのう👨‍🦳)

どの機種も「優等生」という評判があり、特にHeavyやMultidriveに関しては年間のオススメベストディストーションペダルに入ったりしたのを見た事があります(のでまた物欲センサーが発動しそうになりましたw)

 

 

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以前から喋りたいと思っていたProject SIVAさんのブース。

やはり他のブーストは違い萌え一色な雰囲気は斬新で、ある意味潔くカッコイイ印象を受けました🤘✨(EQDは兎も角、他のブースは大体あからさまにカッコイイイメージがあるので、他と被るんですよねw)

で、ビルダーさんの時間を無理やり奪い取って長々と質問しました(笑

まず、最近発表されたキャビは、写真左側がEminence製のセミオープンバック、右側がCelestion Type Vのクローズドバックとなってます。

左の方はEminence独特のローミッドがドッシリとした感じで、セミオープンなので低音を反射させたり後ろから音を散らしたりしてサウンドを構成し、右側は割とフラットな特性なのでクローズドにして音を真っ直ぐ出力するように設計したというものです。

また見えづらいんですが、写真左上のペダルがMisaki Ohmuraさんのシグネチャーモデルのディストーションで、Marshallタイプのニュアンスが非常に出やすいディストーションという感じで、効きの良い3バンドEQ搭載でプリアンプ的な見た目となってます。

(ちょっとリターンに繋いで鳴らしてみたいという物欲センサーが早速発動、前々からSIVAさんのディストーションは欲しいなと思ってたので今後考えてますw)

 

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東京エフェクターさんのブースでは代表機種のBlack SWANや、MarshallのPlexiタイプの音を再現したBlack Chcolate、70〜80年代のメタルプレートを再現したSWL Distortionなどのペダルが並んでました(これら、楽器店では滅多に見かけないのでレアらしく、Black SWANは写真右端の通り売り切れてしまったみたいですw)

後は故藤岡幹大氏のシグネチャーモデルのCaesar Xやその前身のCaesarがあり(無印Caesarも初めて見たw)、動画で聴いた時は非常にレスポンスが良かったので気になってます(笑

 

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そして今回my new gear...してしまったLimetone Audioさんのブース。

Kardianさんとの共同展示で、今回買ったFocus NXとKardianさんの来年発売されるというディストーションがセットで接続されており、Limetoneさん曰く「この組み合わせがめちゃくちゃ良くて前評判が凄い」との事。

で、前々からディストーションをB'zらしい音に強制変換するという評判のFocus NXの音色を聴き、やられました(爆

(貯金をして来年に備えるという目標は何処へ。。。🤔)

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Color 1と2それぞれが「企業秘密」の独特なBandwidth、Frequency、+dBで構成されてるらしく、Color 1が現在のB'z風、Color 2がRockman期のB'zのワウ半止めサウンドを見事に再現し、Compressionの調整で通常のナチュラルなニュアンスからRockmanのような均衡で滑らかなサウンドまでを再現し、後段にどんなディストーションを繋いでもそのニュアンスが得られるという、Horizon Devices Precision Driveと方向性は違うものの立ち位置が似てるペダルとなっており、そういうの大好きなので買いました(笑

ついでに置き土産にRockmanの伝道師の名前も挙げて氏のアピールもしておきました(笑

 

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T.C. ElectricコーナーにあったSansampシリーズ。。。なんだこの規模の小ささは?!🤯

俺は7〜8年前は完全にSansampの猛信者で、アンプ含むありとあらゆるSansampシリーズを集めまくってたのに、今ではベース特化、唯一Flyrig 5のリニューアルモデルしか無いというこの悲惨な状態は解せなかったです😡

(まあ本家もベースに尽力してて、ギター用は軒並みディスコンですからね。。。😭)

 

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畑精密工業-HATA-さんのブース。

ハッキリ書きますと、宝石店です(爆

写真だと分かりづらいんですが、兎に角色とりどりのノブがキラッキラ✨してて非常に美しく、しかも触り心地も良く癖になる為、もしノブのリプレイスメントするなら現状ココ一択という感じが否めないです(笑

写真左側にあるKemperのつまみも換装されてたんですが、高級感が出てます😎

また写真下部に試せるツマミがあるんですが、回してて指が気持ちいいです(笑

Mireille Lingotやコラボペダルなども多数展示されており、そのキラッキラした筐体は目を見張るものがありますね✨✨

 

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昨今Centaurのクローンで大人気のDaydream Nationさんのブースでは、やはりそのKCM-ODなどが展示されており、試奏者の漏れてた音色からも良さが伝わって来ました🧐

(俺個人的にはそのKCM-ODとSick Asを比べたいのと、手前のスイッチャーが気になりまして、また物欲セ(ry

 

 

 

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スケジュール。

14:50から開催されたデジマートの「利きペダル」のライブver(特に井戸沼室長)を拝見したく来場したのが大方の理由なので早速行きましたが、早速面白かったです😂😂😂😂

Youtubeよりも空気感があり、やり取りが面白く、集まったのが俺含むコアなペダルマニア達なのでブラインドテストは大盛り上がり、最初土曜日の方が良いかなと思ってたんですが、日曜に年休取って大正解でした!(笑

(因みに買った高額ペダルの客への質問で、早速BJFE Model D〜12,8000円~をぶっ込んでおきましたw)

 

まとめ

ブースによって色々貰えたり、スタンプラリーがあったり、ビルダーの方々とコアなお話をさせて頂いたり、生の利きペダルが観られたり、兎に角めっちゃくちゃ楽しいイベントでした!🤘😆🤘✨✨✨✨

個人的にはもし来年も開催されたら是非行くし、場合によってはまた購入するかもしれないです(笑

サウンドハウス

20191114 Guyatone PS-011 Distortion Sustainer

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さーてさてさてまたまた買ってしまったMy New Gear!٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)وイエー‼

Guyatone PS-011 Distortion Sustainerです!😆🤘✨

(Guyatone好きだなヾ(・ε・。)ォィォィ)

 

コイツは80年代半ばの製品なんですが、どうやらコンセプトは70年代のニューロックにおけるギターサウンドらしく、そのマニアックなストライクゾーンに心を射抜かれて思わず探してしまいました(笑

ニューロック、ポストGS(グループ・サウンズ)と呼ばれるバンドのドライブサウンドは兎に角サスティンが求められたとかで、ファズやアンプの歪にコンプレッサーを強烈に掛けた設定が好まれ、どうやらこのPS-011はそのサウンドをコンパクトなこの筐体で出せますよ的な意図で作られたものらしいです🧐

 

しかしGuyatoneという会社が無くなって13年経過し、しかも80年代半ばの製品なので殆ど出回ってなく、探して漸く見つけました。

 

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相模原市にあるCrash Egg Recordsという、自動車整備工場と併設してる超極小なお店です(笑

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中も4畳くらいの空間でこのカウンターしかなく、左のドアはスタッフオンリーで入れません(笑

で、品物を頼むと、ひとり店長が奥の倉庫から持ってきて、奥のアンプで試奏して持ってきてくれるという感じです(笑

レジも無いです(笑

(こういう店、ぶっちゃけ好きです😆😆😆😆😆)

店長は気さくな方で、色々Guyatoneの事について話しました😊

 

それはさておき、早速の製品はと言うと、

 

インターフェース

PS-001と同じくVol、Tone、Distortionとあり、更にSustainつまみが付いてます。

電源は9Vアダプターか、定番の0062P電池で動作します。

 

トーン

まず歪量ですが、12時まではつまみに対してリニアに増加し、それ以降は全くと言っていい程変わらないです(笑

歪の性質はとても硬く粗い感じで、アンプとの相性がモロに出るパターンですね🧐

(少なくともクリーミーさが欲しければチューブアンプ推奨、JC-40だと兎に角めっちゃ硬いw)

 

Toneは単純に篭ったサウンドからキンキンでトレブリーなサウンドまでを司り、特別ローorハイパスフィルターが働いて音量の変化が起きたりはしません。

アンプとの相性でつまみを動かす感じで、チューブなら上げ目、ソリッドなら下げ目が良いかなと思いました。

またシングルコイルのギターは持ってないんですが、PUの違いでも適合するトーンに持っていくのに適した効き方です。

 

Sustainつまみは、0でコンプ無し、上げていくとそれに伴ってサスティンも長くなり、歪がややブーストされ、音に芯が出来てくる感じです。

ガッツリ歪ませるならコレを上げるのが良いですが、逆にギターのVolに対する追従性が反比例して皆無になるので、どういう音楽をやるかで使い方が変わって来ると思います。

(因みに俺は(乂'ω')まっくす!)

 

PS-001 vs PS-011

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同じ会社の同系列の型番なので比べました٩(ˊᗜˋ*)و

 

まず率直に書くと、左側のPS-001の方が好きです😉

PS-001の方が歪がきめ細かく滑らかで、また低音と2kHz位のハイミッドが持ち上がり、弾いてて気持ちいいのはこちらです。

PS-011はやはり硬さが目立ちますね🤔

ただ、そのレンジの狭さや硬めな歪が恐らくニューロックとかの音楽に最適なのかなとも思います。

歪量や可変範囲もPS-001の方が上で、PS-011はやはり12時で使うのが良いのかなと思いました。

全体的なトーンはPS-001の下位互換的な感じがするんですが、コンプを掛けてサスティンを長く保つという独特のコンセプトや、狭いストライクゾーンに適合する歪み方はこの機種ならではなのかなと思いました。

 

総評

昨今のアンプライクペダルにおける「ヴィンテージ風の空気感や歪み方」とは全く違う、本当に黎明期みたいな歪み方で古臭いと感じさせるペダルです。

ディストーションの古さだと流石にAria ADT-1には及びませんが、こちらも中々チープなサウンドを奏でてくれます(笑

この歪でニューロックのサウンドを簡単に出せるという事なので(具体的には頭脳警察とかフラワートラベリンバンド辺りが超メジャー)、その辺のバンドサウンドを求めるならアリかもです👍✨

サウンドハウス

20191111 T.C. Electronic TC1140 Parametric Equalizer/Preampfier

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前回BJFE Model Dという(超高額な😱💸💸💸)ペダルを買った直後ですが、またまたmy new gearしてしまいました🤘✨🎛

 

TC1140です。

以前からラック型のイコライザーをちょい足ししたいなと思って、ハードオフのPAコーナーをちょくちょく眺めては、

「これ果たしていいのかな。。。?」

と毎回唸ってました(笑

本音を話せばRockmanのEQが欲しいんですが、滅多に出回らないのと、このTC1140に関しては某有名アーティストやRockman研究家が使っていらっしゃって、何気に欲しいなと思ってたのでチャンスが出来たから購入しました(笑

 

インターフェース

非常にシンプルで分かりやすいものとなっており、左からInput Gain(入力ゲイン)、Output(マスターVol)、EQ Match(EQのマスターVol)、Bypass SW、4箇所のパライコセクションとなってます。

 

バイパスは下に倒すとスイッチが押し戻される式のもので、バイパスモードで筐体左上のランプがやや暗くなり、エフェクトオンで通常の光量に戻るといった感じで識別出来ますが、やや分かりづらいです(笑

またバイパスはバッファード式になっており、気持ち音に艶の出るものとなってます。

T.C Electronicの過去の製品に関してはバッファが一律優れてるという評判があり、トゥルーバイパスや下手なバッファ噛ますならコレという意見もあります。

 

またリアパネルではMIDIペダルが接続出来るようになっており、MIDI管理も可能となってます。

 

パライコセクションは4箇所あり、

Center:ブーストorカットする帯域。単位はHz。

Bandwidth:Centerで決めた帯域を中心とした可変範囲の広さを決定する箇所。単位はoct。

Function:ブーストorカットの量を変更する箇所。単位はdB。

となってます。

 

まずCenterはセクションによって値が変わり、

Center 1:20Hz〜2kHz

Center 2:50Hz〜5kHz

Center 3:100Hz〜10kHz

Center 4:200Hz〜20kHz

の範囲でリニアに可変出来ます。

因みに実機は低周波数が「0.02kHz」みたいに小数点表記なんですが、グライコに慣れてるとこっちの方が俺的に分かりやすいのでHzとkHzを使い分けてます(笑

こうなると大体のセクションでの弄り方は分かりやすく、またどのセクションもベース、ミドル、ハイミッドとギターサウンドの美味しい部分を網羅してるので、そこを集中させて可変させるもよし、20Hzから20kHzまでというワイドレンジを活かして大雑把に設定してダイナミックなサウンドを追求するという使い方も出来ますね😎👍

 

次にBandwidthですが、0.1octから2octまで可変出来ます。

他のパライコも大体がこの値なので、可変範囲は共通なのかも知れませんね(適当

ここの値を広い範囲に設定して1kHz辺りをブーストして音を前に出したり、逆にとある値を極小範囲に収めてカットする事によりノッチング的な役割を果たしたり、広いミドルの範囲をカットしてドンシャリサウンドを出したりと、色々組み合わせを行えて面白いです😊

 

そのブーストorカットをするのがFunctionで、±20dBの範囲で推移します。

パライコだと普通の範囲ですが、グライコ基準にすればとんでもない可変範囲なので、アグレッシブに音を作り込む事も出来ます😎🤘

 

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早速組み込んでみました👍✨

繋ぎ方としては、

XPR→TC1140→Rockman GEQ→コーラス→エコー

という形にしてまして、低音と1kHz辺りをプッシュしてますが、かなり元気な音になりました🤘✨(これに関しては、動作確認の為に適当に弄った設定なので、今後ちゃんとしたセッティングをするつもりです(笑)

某氏によればハイを適度にカットし、ある箇所をピンポイントでノッチングされてるそうなので、今度試行錯誤でやるつもりです🤘✨

 

総評としては、可変範囲が違う4セクションを自由に弄れるというポテンシャルを持っており、±20dBという中々ダイナミックな可変幅も相俟って、憧れのアーティスト狙いでなくとも充分音作りが捗る機材かなと思いました🤘🤘🤘

その一方、イコライザーを繋いでもあまり値は変えませんよーという人は、セクションや機能が多過ぎに感じるかもしれませんね(笑

またラック式でセクションが多目なパライコも他社から複数販売されてるので、

・クオリティの高いバッファ

・憧れのアーティストが使った

という拘りが無ければ、コレに固執する必要も無いのかなとは思います(笑

ただ、音のクオリティは土台(バッファ)にかなり左右されるので、そういった意味ではパライコを買う際にコレを選ぶ事由にはなり得ると思います。

2019年11月現在では人気が再熱して暴騰気味ですが、俺は買って良かったです🤘🤘🤘

サウンドハウス

20191107 BJFE Model D Pt.3 (エフェクター比較編)

さてさて(俺が)お待ちかね、エフェクター同士の比較記事のコーナーでございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

今回はModel Dを、俺が独自に選んだ手持ちのペダルと比べ、どのように違うのかやってみました🤘😡🤘

因みにModel Dはバッファードバイパスなので、One ControlのMS Black Loopを使っての比較となります。

 

Honey Bee OD

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一番手はHBOD🍯

同じBJFEで、かつて「Dumbleを模したペダル」として散々担ぎ出されたコレですが、では同じビルダーのガチDumbleシミュとはどう違うのか?

 

まず双方全てつまみを12時にした場合、音量は全く同じです。

弾いた印象としては、HBODの方がオープンな感じで全体的に明るく、Model Dはチューブのように音が丸く加工されてる感じがより一層感じられます。

HBODはSuproのアンプをモチーフにしたと言われますが、アンプというより寧ろハイエンドなオーバードライブという感じを、今回比較してみて感じました。

なのでピッキング時のアタックはHBODの方が強く、強弱の粒が揃ってサスティンが長いのはModel Dですね🧐

トーンに関しても同様で、レンジが広いのはHBODです。

ミドルレンジや倍音成分はModel Dの方が豊富で、その点でもアンプライクというのが感じられました😊

個人的には、ニュアンスが出やすくオーバードライブ然として使うならやはりHBOD、まんまDumbleのようなアンプライクな柔らかい音色、長く太いサスティンを得るならModel Dかなと思い、使い方は全く異なると思いました。

ただ、何れにせよBJFE特有の空気感、喩えるならきっちりとした音の分離感や無骨さが全く無い上品なトーンは双方に感じられました🍷

 

Fuchs Plush Drive

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Dumbleクローンのビルダーとして有名なFuchsの渾身のペダル、Plushとの比較(ง🔥Д🔥)ง

(この評価はある意味そのままアンプの評価にも繋がってくる恐れがあります😱)

 

まず双方ともつまみを12時にした場合、Model Dの方が分離感があり、特に高域が良く出て音が明瞭です。

チューブアンプのようなコンプ感もあり、音の粒がくっきりとし輪郭があります。

対してPlushは歪の粒がきめ細かく、ややTS9を連想させるような歪み方やミドルの出方を感じました。

 

コントロール類が似ており、PlushのTouchやToneはModel DのEやTに該当します。

効きの強さはModel Dの方が上ですね。

またゲイン幅に関しては、PlushはTS9に準じる感じのクリーンからオーバードライブ、Model Dはクランチから強めのオーバードライブという感じです。

 

総評としては、多分他のペダルと比べると違うんだと思うんですが、Model Dと比べた限りではTS9らしさが物凄い出てるな、とPlushに感じられました(同じ緑色だしw)

ただ以前のVan Weeldenとの比較では、ニュアンスは兎も角トーンがかなり似てるなとも感じたので、やはり各アーティストによってチューニングを変えてるDumble故に比較するペダルによって感覚が変わってくるのかな、とも感じました😅

 

Ethos Overdrive

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かつての最高峰Dumbleペダル、Ethosとの比較🤘😡🤘

 

まず双方ともフロントパネルのつまみを12時にした場合、かなり音は似てます。

その際のEthosの他のパラメータは、トグルスイッチがBright SW OFF、Modern、Rockで、Hi-Cutつまみは10時くらい、HRM EQはOFF、TLE/Classicは一応TLEですが、Model Dの低音の散り具合は双方の中間という感じです。

その際のトーンとしては、Model Dの方が音の解像度が上で輪郭があり、サスティンも(天地の差でw)長いです🤔

Ethosはどちらかと言うと「色々なDumble系サウンドを作れる、Dumble系マルチエフェクター」という感じで、Model Dでは作れないような、タイトな低音でミドルが凝縮したようなディストーションや、逆にHRM EQなどを使ってブーミーな古めかしいサウンドを作れたりするので、あくまでDavid Lindleyのサウンドに特化したModel Dの音も作れるけど、全体的なクオリティは本職に劣りますよ、といった感じですかね(笑

色々なDumbleサウンドを作りたければEthosの方が良いですが、つまみあんまり動かさないでヴィンテージなDumbleサウンドを求めるならModel Dの方が良いでしょう😊

 

Van Weelden Royal Overdrive

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ラストはRODとの比較🤘😡🤘

RODもどちらかと言うとEthosのように色々なDumbleサウンドを作れる型に入りますが、使い勝手はほぼ固定なペダルなので、ある意味Model Dと同じくシグネチャーモデルに入るんじゃないかなと思いますので早速比較(ง🔥Д🔥)ง

 

まずつまみ云々以前に、キャラが完全に違います(笑

Model Dはヴィンテージっぽい丸っこく粗めな歪、RODは粒がきめ細かくSAG感などがバリバリ出てるハードロック向けな歪ですね😆

ミドルの出方も全く異なり、Model Dはフラットか、2kHz辺りがやや出てる感じで、RODは500Hz辺りが物凄い出てるという印象を受けました。

低音はModel Dの方が強めでブーミーになる成分があり、RODはバランス型でタイトと全く異なります。

高域はModel Dでは丸く削られて柔らかいサウンドになり、RODは他のペダルと比べると丸みを帯びる印象なんですが、Model Dと比べた限りではモダンなディストーションのような出方に聴こえました。

RODのPresenceとModel DでのE(Edge)でも作用が異なり、RODはTrebleとの相互作用で音が固くなりますが主にサウンドの明るさを調整し、Model Dはピッキング時のアタックの強さに大きく関わるといった印象です。

 

RODの方が歪み、また歪の可変範囲も広くEQの効きも良いので、(メタル以外のw)色々なジャンルの音楽をやるならROD、独特のヴィンテージな味わいのあるウォームな歪で、ブルースやフュージョン、(文字通りハワイアンなw)ゆったり目のAORなどをやるなら、Model Dの方が良いです🍹

 

総評

やはり個別にチューニングがされてるDumbleペダルらしく、Model Dも他には無い個性を保ってる印象でした。

アンプに例えるなら、やはり70年代の頃のDumbleという感じですね🧐

あまり歪まず、当時を感じさせるような独特のミドルの出方、長いサスティンなど、70年代後半におけるAC(アダルト・コンテンポラリー)やAORを感じさせるような、大人な雰囲気の上品な歪で、こういうサウンドを好まれる方も多いかなと思われます🍹

ただ、値段が暴力的に高いのと、BJFEのシリーズはいつ再販されるか不明瞭なので、万人にオススメは出来ないです(笑

サウンドハウス