Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191107 BJFE Model D Pt.3 (エフェクター比較編)

さてさて(俺が)お待ちかね、エフェクター同士の比較記事のコーナーでございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

今回はModel Dを、俺が独自に選んだ手持ちのペダルと比べ、どのように違うのかやってみました🤘😡🤘

因みにModel Dはバッファードバイパスなので、One ControlのMS Black Loopを使っての比較となります。

 

Honey Bee OD

f:id:acidmb:20191031071759j:image

一番手はHBOD🍯

同じBJFEで、かつて「Dumbleを模したペダル」として散々担ぎ出されたコレですが、では同じビルダーのガチDumbleシミュとはどう違うのか?

 

まず双方全てつまみを12時にした場合、音量は全く同じです。

弾いた印象としては、HBODの方がオープンな感じで全体的に明るく、Model Dはチューブのように音が丸く加工されてる感じがより一層感じられます。

HBODはSuproのアンプをモチーフにしたと言われますが、アンプというより寧ろハイエンドなオーバードライブという感じを、今回比較してみて感じました。

なのでピッキング時のアタックはHBODの方が強く、強弱の粒が揃ってサスティンが長いのはModel Dですね🧐

トーンに関しても同様で、レンジが広いのはHBODです。

ミドルレンジや倍音成分はModel Dの方が豊富で、その点でもアンプライクというのが感じられました😊

個人的には、ニュアンスが出やすくオーバードライブ然として使うならやはりHBOD、まんまDumbleのようなアンプライクな柔らかい音色、長く太いサスティンを得るならModel Dかなと思い、使い方は全く異なると思いました。

ただ、何れにせよBJFE特有の空気感、喩えるならきっちりとした音の分離感や無骨さが全く無い上品なトーンは双方に感じられました🍷

 

Fuchs Plush Drive

f:id:acidmb:20191031092620j:image

Dumbleクローンのビルダーとして有名なFuchsの渾身のペダル、Plushとの比較(ง🔥Д🔥)ง

(この評価はある意味そのままアンプの評価にも繋がってくる恐れがあります😱)

 

まず双方ともつまみを12時にした場合、Model Dの方が分離感があり、特に高域が良く出て音が明瞭です。

チューブアンプのようなコンプ感もあり、音の粒がくっきりとし輪郭があります。

対してPlushは歪の粒がきめ細かく、ややTS9を連想させるような歪み方やミドルの出方を感じました。

 

コントロール類が似ており、PlushのTouchやToneはModel DのEやTに該当します。

効きの強さはModel Dの方が上ですね。

またゲイン幅に関しては、PlushはTS9に準じる感じのクリーンからオーバードライブ、Model Dはクランチから強めのオーバードライブという感じです。

 

総評としては、多分他のペダルと比べると違うんだと思うんですが、Model Dと比べた限りではTS9らしさが物凄い出てるな、とPlushに感じられました(同じ緑色だしw)

ただ以前のVan Weeldenとの比較では、ニュアンスは兎も角トーンがかなり似てるなとも感じたので、やはり各アーティストによってチューニングを変えてるDumble故に比較するペダルによって感覚が変わってくるのかな、とも感じました😅

 

Ethos Overdrive

f:id:acidmb:20191101161416j:image

かつての最高峰Dumbleペダル、Ethosとの比較🤘😡🤘

 

まず双方ともフロントパネルのつまみを12時にした場合、かなり音は似てます。

その際のEthosの他のパラメータは、トグルスイッチがBright SW OFF、Modern、Rockで、Hi-Cutつまみは10時くらい、HRM EQはOFF、TLE/Classicは一応TLEですが、Model Dの低音の散り具合は双方の中間という感じです。

その際のトーンとしては、Model Dの方が音の解像度が上で輪郭があり、サスティンも(天地の差でw)長いです🤔

Ethosはどちらかと言うと「色々なDumble系サウンドを作れる、Dumble系マルチエフェクター」という感じで、Model Dでは作れないような、タイトな低音でミドルが凝縮したようなディストーションや、逆にHRM EQなどを使ってブーミーな古めかしいサウンドを作れたりするので、あくまでDavid Lindleyのサウンドに特化したModel Dの音も作れるけど、全体的なクオリティは本職に劣りますよ、といった感じですかね(笑

色々なDumbleサウンドを作りたければEthosの方が良いですが、つまみあんまり動かさないでヴィンテージなDumbleサウンドを求めるならModel Dの方が良いでしょう😊

 

Van Weelden Royal Overdrive

f:id:acidmb:20191101215447j:image

ラストはRODとの比較🤘😡🤘

RODもどちらかと言うとEthosのように色々なDumbleサウンドを作れる型に入りますが、使い勝手はほぼ固定なペダルなので、ある意味Model Dと同じくシグネチャーモデルに入るんじゃないかなと思いますので早速比較(ง🔥Д🔥)ง

 

まずつまみ云々以前に、キャラが完全に違います(笑

Model Dはヴィンテージっぽい丸っこく粗めな歪、RODは粒がきめ細かくSAG感などがバリバリ出てるハードロック向けな歪ですね😆

ミドルの出方も全く異なり、Model Dはフラットか、2kHz辺りがやや出てる感じで、RODは500Hz辺りが物凄い出てるという印象を受けました。

低音はModel Dの方が強めでブーミーになる成分があり、RODはバランス型でタイトと全く異なります。

高域はModel Dでは丸く削られて柔らかいサウンドになり、RODは他のペダルと比べると丸みを帯びる印象なんですが、Model Dと比べた限りではモダンなディストーションのような出方に聴こえました。

RODのPresenceとModel DでのE(Edge)でも作用が異なり、RODはTrebleとの相互作用で音が固くなりますが主にサウンドの明るさを調整し、Model Dはピッキング時のアタックの強さに大きく関わるといった印象です。

 

RODの方が歪み、また歪の可変範囲も広くEQの効きも良いので、(メタル以外のw)色々なジャンルの音楽をやるならROD、独特のヴィンテージな味わいのあるウォームな歪で、ブルースやフュージョン、(文字通りハワイアンなw)ゆったり目のAORなどをやるなら、Model Dの方が良いです🍹

 

総評

やはり個別にチューニングがされてるDumbleペダルらしく、Model Dも他には無い個性を保ってる印象でした。

アンプに例えるなら、やはり70年代の頃のDumbleという感じですね🧐

あまり歪まず、当時を感じさせるような独特のミドルの出方、長いサスティンなど、70年代後半におけるAC(アダルト・コンテンポラリー)やAORを感じさせるような、大人な雰囲気の上品な歪で、こういうサウンドを好まれる方も多いかなと思われます🍹

ただ、値段が暴力的に高いのと、BJFEのシリーズはいつ再販されるか不明瞭なので、万人にオススメは出来ないです(笑

サウンドハウス