Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180227 BOSS KATANA-MINI Part.2

今回は手持ちの小型、中型アンプ同士を比べ、KATANA-MINIがどこまで太刀打ち出来るかで個人的な感想を述べます^ ^

 

1. KATANA-MINI vs Peavey Backstage

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元祖チューブライク・アナログ・ソリッドステート・アンプ(長ったらしくなる名前を付けたかったので普段入れない「・」を入れましたw)との比較です。

因みに値段としては、買った当時はBackstageの方が安かったですが、現在はほぼ同じです。

まず結論から行くと、俺としてはKATANA-MINIがベストバイですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

全体的な音の傾向として、Backstageは流石に6.5インチのスピーカーだけあって音が太く、奥行き感に分があります。

またコンプレッションはBackstageの方がほんの僅かに強めですね。

しかしながらスピーカーのクオリティがそこまで宜しくなく、音が篭る傾向にあるので、音の解像度、密度は断然KATANA-MINIが上回ってます。

 

クリーンはどちらも鈴なりの煌びやかな音です。

エフェクターの乗りも抜群です。

EQを全て12時にすると、Backstageはトーンがミドルに寄りで奥行き感があり、KATANA-MINIはフラットで音が前に出る感じです。

 

Backstageはゲイン絞ると音が顕著に痩せ、細くなるので、クランチサウンドでは全くKATANA-MINIに太刀打ち出来ないです。

クランチ主体ならBackstageの選択肢は無いでしょうƪ(˘⌣˘)ʃ

 

Backstageのハイゲイン設定とKATANA-MINIのブラウンでは、Backstageの方がロー〜ミドルが強く、KATANA-MINIはハイミッドにトーンがシフトしてて、丁度Mesa BoogieとMarshallの違いのような感じです。

KATANA-MINIの方が歪がきめ細かくエッジが立ってるので、「音の速さ」はKATANA-MINIの方が速く感じられるような気がします。

 

 またBackstageは、その篭る性質ゆえにEQの扱える範囲が狭く、俺的にはTrebleを上げ目にしてしまうのに対し、KATANA-MINIは12時でほぼフラットな感じなので音作りの幅が広く、またEQの設定次第ではBackstageに負けず劣らずな太さを出力する事も出来ます。

 

ヘッドホンアウトは、Backstageの音はトランスチューブらしからぬゴミ同然なのに対し、KATANA-MINIは心地いいと天地の差で、ヘッドホンメインで使うにもやはりKATANA-MINIですね。

 

更にKATANA-MINIには必殺のディレイ(テープエコーシミュ)エフェクトが付いてるのもポイントです(^^)/

 

Backstageの方がトーンに奥行き感、立体感があるので、多分スピーカーを交換すればそれなりのポテンシャルを引き出せますが、コストと手間を考えるとKATANA-MINIを推奨します。

 

2. KATANA-MINI vs VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

続いては長らく自宅練習のど定番アンプ、パス10との比較です。

 

まずトーンの傾向として、パス10の方が重低音にエッジの立った超高域を出力します。

それ故にギターに美味しい帯域であるミドルがスポイルされてる傾向にあり、音の太さや密度、滑らかさ、立体感はKATANA-MINIに分があります。

またコンプレッションはKATANA-MINIの方があり、パス10は良くも悪くもソリッドステートらしい素直な音です。

 

クリーンはKATANA-MINIがフラットなのに対し、パス10はそのトーンゆえにドンシャリ傾向にあります。

EQを両方0にすればフラットになりますが、それでもミドルが若干凹んでる印象です。

エフェクターの乗りは、パス10は結構エフェクターを選ぶので、汎用性の高さはKATANA-MINIですね。

 

クランチに関しては、やはりパス10もBackstage同様ローゲイン設定だと音が痩せるのでKATANA-MINI一択です。

 

オーバードライブは、その重低音とエッジ故に迫力はパス10の方があります。

パス10弾いた後にKATANA-MINI弾くと

「なんか低音スカスカだし、音が丸まってのっぺりしてるな。。。」

と感じるかもしれません(笑

しかし耳が慣れてくると、KATANA-MINIの方が音が太く、奥行き感があるので、パス10 に戻るとチープに感じます(笑

また単音だとパス10は非常に細く、つんざくようなエッジが効いてるので、俺的にはあまりよろしくないです。

 

ヘッドホンアウトは言わずもがな(笑

 

しかしながらパス10はKATANA-MINIの約半額で、クリーンもさる事ながら、オーバードライブも刷新されてて前verより扱いやすくなっており、そこそこのポテンシャルがあります。

 ただ総合的にはKATANA-MINIの方が優れており(ポータブル、コンパクト、より上質なトーン、ディレイ、ヘッドホンアウトの質、AUX IN)、両方持ってなくてこれからアンプを買おうとしてる人にはKATANA-MINIを勧めますね。

 

3. KATANA-MINI vs JS-10

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BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

 

 

BOSS同士の自宅向け小型アンプ(アナログvsデジタル)の対決‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

(まあ比べるならどちらかと言うとCube LiteとかMobile Cubeとかの方が正しいようなw)

因みに値段はJS-10の方がKATANA-MINIより4倍高いです。

果たして4倍分の値段の価値があるかどうか!?

 

まずトーンに関して、JS-10はプリセット使うか、各個人で綿密に音作りをする前提となってます。

ただアンプタイプを選んだだけでブースターや各種EQなどを使ったりして色々弄らないと、クリーンは兎も角歪になると音の密度が低くスッカスカな音しか出ません(笑

低音はウーハー内蔵なのでデフォで良く出ますが、その分KATANA-MINIに比べて篭もりがちです。

その代わり音作りの幅はとてつもなく広く、エフェクターも色々内蔵されてるので、色んな音を楽しみたいという方はこちらの方が良いと思います。

逆に即席でブラウンサウンドやオールドマーシャルの音が出したい!という方はKATANA-MINIを推します。

 

ディレイエフェクトに関しては、個人的には完全にKATANA-MINIの方が好みですね。

もう温かみといい、ディレイタイムを弄った時のうねりといいテープエコー丸出しという感じでドツボです(爆

JS-10の方はやはりデジタルディレイ特有の輪郭のあるディレイエフェクトや、パラメータをより幅広く細かく設定出来るところにアドバンテージがあります。

 

AUX INの音質は完全にJS-10ですね(まあ本来は「オーディオアンプ」ですしw)

ヘッドホンアウトによる音質はどちらもキャビシミュ搭載で五分。

可搬性は断然KATANA-MINIですね(そもそもJS-10は電源ありきなアンプですしw)

後はJS-10には擬似ルーパー機能、チューナー内蔵、オケ搭載と中々練習のツボを抑えてます。

ただ個人的にはチューナーはクリップ式で十分ですし、オケもiphoneに入れてKATANA-MINIで流せば十分なので、JS-10のそれらの機能は使わないですね(笑

個人的には甲乙つけがたいですが、人に推めるなら断然KATANA-MINIになります。

 

4. KATANA-MINI vs Tech21 Trademark 30

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もうなんつーか、比べるのはお門違いなような気がします(笑)が、俺的にはなんかインターフェースが似てるのと、TM30でもブラウンサウンドの設定がプリセットであるので試してみることにしましたY(><。)Y

 

まずクリーンに関しては、TM30側では「Tweed」しか選択肢が無く、そちらとスピーカータイプによる調整での比較です。

全体的にTweedは低域がローミッドという感じで、温かみは感じられる代わりにぼやけるような印象があります。

音が軽い感じです。

ヴィンテージ風な音を狙うならうってつけですが、汎用性の高さは圧倒的にKATANA-MINIですね。

俺的にもKATANA-MINIの方が好きです。

エフェクターの乗りは。。。TM30は最悪なので(笑)、その点でもKATANA-MINIに分があります。

 

クランチに関しては、TM30ではアンプタイプはBritishかCaliforniaを選択、ドライブタイプはCleanかHigh Gain、スピーカータイプはU.K.かU.S.で音色を作りました。

結果、TM30はどう設定してもSansamp特有のフィルターが顕著に感じられ、より自然で且つ一音一音が明瞭に感じられたのはKATANA-MINIでした。。。(TM30やばいぞ:;((•﹏•๑)));:

ゲインの可変値もKATANA-MINIの方が広く、クランチは完全にKATANA-MINIの方が好きですね(でもTM30も悪くないし、寧ろ良質な部類です)

 

ブラウンサウンドに関しては、TM30側の設定はアンプタイプをBritish、ドライブタイプをHot Wired、スピーカータイプをU.S.にして勝負。

つまみは双方ともVolume以外全て12時。

すると、これに関しては全くと言っていいほど同じ音を出しましたლ('꒪д꒪')ლ

TM30の方がスピーカーが大きいのでやや音圧はありますが、それでもKATANA-MINIも中々善戦してます。

 

TM30の方はパッシヴ/アクティブEQなので、パッシヴのみのKATANA-MINIより音作りの幅は広いですが、KATANA-MINIのEQセクションもなかなか捨て難く、寧ろ扱ってる帯域が操作しやすく好感が持てます。

 

KATANA-MINIのディレイとTM30のスプリングリバーブは、俺的にはスプリングリバーブの方が広がりがあって好きですが、そもそもKATANA-MINIにスプリングリバーブユニットなんて積めない為お門違いですね(笑

仮にデジタルリバーブとテープエコーシミュなら後者ですねd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトは双方ともキャビシミュ搭載で、ヘッドホン用の他JS-10と同様そのまま卓に送ってレコーディングも出来ます。

 

価格的にはTM30の方が4.5倍程高く、また現在は並行輸入品しか無いので、やはり人に推めるなら断然KATANA-MINIですね(^^;;

(10年以上前は3万円台で、SansampGT2+α搭載のコスパ最高自宅用アンプと言われたのも今は昔。。。)

 

また恐らく個人的にはVOX Mini5とかVXシリーズ、Marshall MG15CFX以下のMGシリーズよりはKATANA-MINIを推しますね。

小さいけどかなりの実力派です。

 

次はクランチ、ブラウンを手持ちのエフェクターと比べたいと思いますY(><。)Y

 

 

20180225 BOSS KATANA-MINI Part.1

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 前回SHODの記事を書きましたが、これも同時に買いました(爆

 

久しぶりの休日だったので都内で楽器屋巡りに明け暮れてた際、エフェクターの書籍をついつい立ち読みし、「ブラウンサウンド系」の記事を熟読してた時、これを思い出して欲しくなりました(笑

 

で、欲しくなったので渋谷のアンプ&エフェクター専門店に足を運んだところ、SHOD HWを発見してしまい、そっちを買ってしまいました(爆

(まあ全くもって後悔してませんけどね(・ω<) 

 

その後レコードショップとか本屋とか巡ってたのですが、またまたエフェクター本を発見してしまい(しかも同じブラウンサウンド特集のやつw)、衝動で買ってしまいました(爆

(まあ全くもってry

 

BOSSの今大人気の超小型アンプ、KATANA-MINIです!

同社のKATANAアンプシリーズの一つで、KATANAのレギュラーモデルはデジタル回路なのに対し、こちらはプリアンプがアナログとなってます。

WAZA-AMP、KATANA (Artist、MINI)=アナログ

KATANA (50、100、Head、Air)=デジタル

な感じです

アナログorデジタルなんて気にしない人にはどうでもいいと思いますが、個人的にはやっぱり聴いた感じ違うので、アナログ派ですね^_^

それを「大々的に」謳ってるこれは、俺のみならずギター好きは些か注目の的に思えます。

 

分類上は小型練習用アンプで、競合機種としてはPignose7-100R、VOX AC2 Rhythm Vox、Blackstar Fly3、YAMAHA THR5、Orange Micro Crush辺りでしょうか。

名だたるメーカーが卓上アンプを出してる中、殴り込みをかけたという感じですかねw

 

コントロールはGain、Volume、3バンドEQ、ディレイタイムとエフェクトレベルの各々のつまみで構成されてます。

また3ch仕様で、クリーン、クランチそして「ブラウン」がセットされてます。

 

まず全体的な音の傾向として、チューブアンプらしい暖かく太い音になってます。

また、これは本当に不思議に感じたのですが、搭載されてるスピーカーは4インチ1発なのですが、とても4インチの音とは思えないです。

ラウドで低音から高音までのレンジが広く感じられ、6.5インチはおろか8インチも超えてるんじゃないかって印象でした∑(゚Д゚)

売りはアナログゲイン回路のKATANA-MINI独自のチューニングを施されたサウンドだと思いますが、多分このちっさい筐体とは思えないレンジ、空気感も一役買ってると思います。

普通このくらいの筐体(縦18.1cm x 横23cm x 奥行き11.6cm)のアンプは大抵しょぼいスピーカーが積まれ、音が篭ったり割れたりして安物感が半端無いですが、KATANA-MINIは音を明瞭に出力する、かなり上質なものを搭載してますね!(☆∀☆)

試しにAUX INにiPhone繋いで音楽を鳴らしてみたのですが、モノラルミックスされてはいるものの、低音から高音まで明瞭で、大型スピーカーのような空気感のある音でした。

これ2台買って、Y字ケーブルで鳴らせばかなりイケてるサウンドが出せそうです(あくまでギターアンプだぞおいw)

 

クリーンはチューブアンプで聴ける鈴なりのようなクリーンで、ゲインつまみによってクリーン〜クランチ〜オーバードライブまでシームレスに変更が可能です。

このシームレスさが謳い文句通りアナログっぽく、またその歪の加わり方もオールドチューブアンプのような温かみのある感じで気持ちいいです。

ジャズ、ブルース中心の方や、ストラトorテレキャスでジャキジャキクランチを多用する人はクリーンだけで音作りが出来るんじゃないでしょうか?(^-^)

昨今の小型フルチューブアンプはクリーンとオーバードライブの2ch仕様が多く、クリーンchではゲイン付いててもフルアップで歪まないものが多く、またGainとVolumeの1ch仕様の小型フルチューブアンプでは、(個人的には)あまりいい歪を得られないか、自宅では鳴らせないような爆音じゃないと歪ませられないかのどちらかの印象なので、その点KATANA-MINIのクリーンはソリッドステートでありながら、チューブのようなサチュレーションを出しつつ、小音量で楽しめるのでかなり気に入っております(♥ω♥*)

これと似たようなアンプはTech21 Trademark 30のTweedモードですね。

つか何かとTM30と似通ってる気がするので、今度比べたいと思います(笑

 

クランチは文字通り軽めのクランチから、割と深めなドライブサウンドまで行けます。

これもまたチューブらしく太くて温かみのある柔らかい歪で、ゲイン絞ってブルージーなサウンドを出した時の音がメインで心地良いのですが、フルアップにしても滑らかに歪み、耳に痛くないです(笑

それでいて中々迫力もあるので、ブルース、ロック、ハードロックまでは余裕でカバー出来ます。

後述のブラウンよりこちらの方が好きという人も少なからずいるとかいないとか。

確かにブラウンよりは歪が弱い代わりに太い音という感じで、ややヴィンテージ感のあるトーンですがリードなんかもこなせますね。

ブラウンサウンドとはまた違ったオーバードライブを堪能したければこちらも一考かな、と。

逆にクランチは歪量、トーンの好みでクリーンchとクランチchで選べる感じです。

 

ブラウンは、殆どのKATANA-MINIレビューのサイトや動画で大々的に取り上げられてるので耳にした方も多いと思われますが、その名の通りブラウンサウンドです。

正確には前述の「技ブラウンサウンド」ですね(笑

非常に激しく歪むMarshall系のドライブサウンドですが、高域が抑えられウォームでこれまた心地の良いサウンドとなってます。

 WAZA AMPから継承された音ですが、本当にブラウンサウンドを研究し、それをアナログソリッドステートで再現したという感じで頭が上がらないです(笑

(フルチューブでこそあの音、という方はごめんなさい🙏

これに関しては、ゲインの可変値は比較的広いですが、総合的にはハイゲインで、コンプ感や倍音成分、ゲインブーストをするかしないかでゲイン調整する感じです。

ブースター?何それおいしいの?

位ゲイン上げると歪みます(笑

指標としては、12時が基準とすると、ゲインを10~11時位に軽く絞れば、降圧したようなコンプレッションが追加され、改造Marshallによる初期ブラウンサウンドっぽくなり、12時より上げていくと6505やEVH5150IIIのようなハードでウォームなディストーションが得られます。

割とハードに歪ませてもスピーカー自体が優秀なので、すべての帯域を余すことなく鳴らし切り、結果超小型でも音圧や音のレンジは圧倒的で、これ系の歪が好きな人にはドンズバ、ずっと鳴らしていたくなると思います(笑

(俺も超ハマってしまいました。。。

 

3バンドEQはパッシヴタイプで、トーンを大きくシェイプさせるものではなく、全体的な音の傾向を変える感じです。

なので12時が基本ですが、フルテンにしても破綻はせず、逆にオール0にすると音が出なくなります。

また全体的にミドルに寄った帯域を扱っており、Bassはローミッドで少々こんもりな感じ、Midは500Hz辺りでギターの美味しいところを抑えており太さを調整、Trebleは2kHz位のハイミッドで明るさの調整という感じです。

まあブラウンサウンド狙うなら重低音とか、ザクザクリフを刻めるような高域は要らないですね(笑

EQに於いてもウォームなサウンドを損なわないようになってます。

 

エフェクターで付属してるディレイですが、これはアナログディレイを再現してるようでして、ディレイサウンドは繰り返していくとだんだんぼやける、これまた温かみのある心地の良い音です(*´ェ`*)

ディレイタイムとエフェクトレベルしか調整出来ず、フィードバックは3回までです。

またディレイタイムも長い調整は出来ません。

人によってはリバーブの方がいい、という方もおられますが、アナログライクなディレイなので、設定次第ではリバーブのようにも響かせられ、逆にディレイタイムを短くしたスラップバックディレイとかも出来るので、中々遊べます(笑

後鳴らしてる時にディレイタイムを可変させると、アナログディレイやテープエコーみたいな独特のうねりも聴けますd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトはキャビネットシミュレータを介しており、普通にヘッドホンでもいい音が出る他、そのまま卓に送ってレコーディングなんかも出来ちゃいます!

またJC-120のインプットorリターンに差し込んでエフェクターやプリアンプとしても一応は使えます。

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インプットだとキャビシミュの効果でハイが強目なので、リターンがいいと思います。

勿論モニタースピーカーにも直で送れますし、寧ろモニスピの方が真価を発揮する気がします(笑

 

電源は単三電池6本か、アダプターのBOSS PSB-100が推奨されてますが、安価で定番のPSA-100でも十分なサウンドが得られます。

PSA持ってる人はわざわざPSBを買う必要は無いですね。

どちらも持ってない人でもPSAでいいと思います。

複数エフェクター持ってて、分岐ケーブルでその複数のエフェクターの電源を供給してる場合はPSBの方がいいと思いますので、それとKATANA-MINIを使い回すなら買いでしょう。

 

総合的にKATANA-MINIは非常に優れており、自宅で手軽に鳴らしたい方にはまさにうってつけのアイテムだと思います。

特に「アナログ」という点が(個人的には)大きく、同レベルの個体はDSPを使ったものが多く音が痩せたり、篭ったり、何となくチープな音に感じられたりするのですが、KATANA-MINIはそれらを一蹴するかのように音が前に出て、かつ太い音なので最高です!

またアナログを謳ってるだけあり、ギターのVolつまみにも追従し、ブラウンchでもギター側のvolを絞ればクリーンになります。

 一応アナログで同サイズ帯にMarshall MS-2やEVH 5150 III Micro Stack、Orange Micro Crushなんかがありますが、完全に別物ですね。

 

KATANA-MINIが出る前、ミニアンプ界ではBlackstar Fly3が猛威を振るってましたので、ちょっと比べたい気はあります(笑

 

また「技ブラウンサウンド」を謳ってる以上、比較記事も随時載せていきたいと思います( ̄ー ̄)ニヤリ

 

Roland 100V用ACアダプター PSB-100

Roland 100V用ACアダプター PSB-100

 

 

 

20180224 Mad Professor Sweet Honey Over Drive Hand Wired

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遂に。。。遂に、念願のヤツを手に入れました!ψ(`∇´)ψ

Mad Professorの代表選手にして超人気のブティック系エフェクター、Sweet Honey Over Drive Hand Wired(以下SHOD)です!!

2〜3年前にJOYOのコピーであるSweet Baby Overdrive(以下SB)に魅了されて以来、喉から手が出るほど欲しかったペダルでございます。゚(゚´ω`゚)゚。

お値段は(2016年当時の)SBの約13倍位でしょうか(笑

(今はかなり値上りしてるみたいですw)

小型アンプヘッドくらいは余裕で買えます(笑

大凡の説明は過去のSBやBogner Wessexの記事で書きましたので、ほぼ比較記事になります。

 

大まかに説明すると、まずこのSHODはアメリカのヴィンテージアンプ、SuproのThunderbolt(1960年代中期辺りに生産)辺りをエミュレートしたペダル、BJF Design Honey Bee Overdrive(以下HBOD)に端を発します。

HBOD自体もそのピッキングした時の音の速さ、音の明瞭さによる立体感、そんなに歪んでもないのに伸びに伸びるサスティン、ニュアンスの出しやすさが好評で、たちまち人気機種となります。

昨今では完全受注生産なようで、販売はされてますがSHODより高いです。

(最近はOne Controlから同名の廉価版が出てます。お値段なんとPCB版SHODと同じくらい!)

しかしながら、現代の音楽シーンに於いてHBODはトーンにブーミーでイナたい雰囲気が出ており(まあSuproの60年代のアンプのエミュだしねw)、総合的にあらゆる分野で使えるようチューニングを施したのがSHODです。

HBODだとファジーな歪でブーミーな低音ですが、SBODは滑らかな歪でミドルがジューシーになって抜けが良くなり、低音がタイトになり、HBODのトーンはそのままに、使いづらい癖を取っ払い非常に使い易くなってます。

特にミドルに関しては、美味しい帯域に上手く集中しており、OrangeのBax Bangeetarに通ずるところも感じられましたヽ(^o^)

 

コントロールはVolume、Focus、Driveの3つのつまみ。

Driveは十八番のクランチから、Van Halenの初期ブラウンサウンド位までの歪をカバー出来幅広いです。

FocusはTS系やBOSS SD-1のToneに似てますが、EQはそこまで変わらず、代わりに歪のキャラクターに関わるようで、ブーミーな音からタイトな音に調整する感じですかね?

Friedman BE-ODのTightつまみの低音調整を、可変幅の狭いトーン調整にしたような印象です。

 

全体的にはミドルに寄ってますが、TSとかみたいにこんもりな感じではなく、さっき書いたOrange Baxのように美味しい帯域に集中してジューシーな感じです(笑

またサスティンもかなり長く、パワーコードだろうがフルコードだろうがソロパートだろうがなんでもこなせます٩( 'ω' )و

「Dumble Overdrive Special」のエミュレーテッドペダルと一時期謳われましたが、巷で言われる

「歪んでるか歪んでないかの境目のクリーン」

「どこまでも伸びるサスティン」

「音の出が高速」

といった特長は確かに掴んでますね(ダンブルなぞ弾いたことないしそもそも実物すら見たことないけどw)

 

では恒例の、比べた感想を書いていきますね(爆

 

まずはやはりこれ!(笑

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まず見た目からしてSHODの方が重厚ですね(笑

SBがちゃちく見える(爆

 

音に関しては、確かに似てる事は似てますが、やはり明確に違いが浮き彫りになりました。

音の速さは兎も角、音圧、音の分離感、歪の可変幅、ミドルの凝縮感、サスティンの長さ、抜けの良さ全てに於いてSHODが圧倒してました。

「トーンが似てるだけの別物」と言っても過言ではないですね。

SBODを試奏して気に入って買った後、後日SHODを弾いたら多分値段の差に圧倒されなければ、SHODが忘れられなくなるでしょう(笑

特にサスティンは顕著で、SBODの方が音が濁ってサスティンが短いのに対し、SHODは突き抜けるような抜けの良さを維持してロングサスティンを得られます。

綺麗に音を伸ばせる、という点では完全にSHODにアドバンテージがありますね。

まあSBODはSHODの13分の1の値段で、1万円台のオーバードライブペダルと対等に戦えるクオリティはありますので、コスパで見れば最高ですが。

 

お次はブティック同士、SHOD vs Wessex

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まず両方12時に設定すると、歪はSHODの方が強いです。

あと高域もSHODの方があり、逆にWessexは低音が出過ぎてブーミーになってます。

そこでWessexをSHODのトーンに近づけるとこうなりました。

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ゲインと高域を追加し、低音を絞ってタイトにした感じです。

余談ですがWessexのTrebleをMaxにすれば、SHODより高域が増します。

で、この設定で比べた感じですが、SHODは抜けが良く、Wessexは角が取れ、音が太く、よりアンプライク(Bogner系)といった印象を受けました。

サスティンも同じくらい、音の速さはSHODに軍配が上がりますが、さほど変わりないです。

完全に好みですね(笑

ただ、SHODはつまみが少なく、かつどんな設定にしても良い音が出せるので設定は楽に出来ますが、Wessexはゲインや2EQに癖があり、追い込まないとロクに良い音が出ません(笑

音作りがかなり難しいので、値段も相まって万人には勧められないペダルですね(笑

個人的には甲乙つけ難いです。。。以前Orange Baxの記事で書いた、Orange Bax vs Diezel VH4-2にも似た感覚ですね(笑

 

また、これを買ってしまったが為に、今度はSupro DriveかJHS Superbolt V2とも比べたくなるというジレンマもありますね(爆

 

20180222 VOX Pathfinder 10 Part.2

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大昔(俺の中では7〜8年前)にネットで賞賛の嵐だった頃、当時機材にあまり詳しくない&好奇心旺盛だった時分に買い、一緒に持ってたMarshall MGシリーズと比べあまりにドライブchがクソだったので知人にタダで譲ったパス10です(笑

しかしながら現在、こうして舞い戻っております(爆

どうしてこうなった。。。?

 

何気なくYoutubeでいろんな機材やNAMM 2018の紹介を見てたんですよ。

で、今気になってる機材の一つであるBOSSのkatana Miniの動画を漁ってたら、この動画が出てきました。

Vox Pathfinder 10 Combo Amplifier Demo Review - YouTube

この動画はかなり衝撃で、パス10に対する常識(クリーンはウォーム、歪はバリザラクソドライブwww)を覆されました。。。

兎に角ドライブサウンドがカッコよくドライブしてる!

多分商業的にマイクなりなんなりカスタマイズして音声を出力してるんだろうけど、試したくなり、、、買いました(爆

 

で、まず先に結果を述べると、昔の記憶だとゴミだったドライブサウンドが、物凄く使いやすい音に変貌してました!Σ(゚д゚lll)

クリーンとドライブ共々輪郭がはっきりし、どっちのchも申し分ない仕様になってます。

ぶっちゃけJC-40のディストーションよりこっちの方が好きですねヽ(^o^)

 

まず昔の記憶だと、ドライブchにしてゲインを上げると、耳をつんざくようなザラッザラのバリバリで、ニュアンスを出しづらく、安っぽいファズの音でした。

「The Beatlesの曲、Revolutionのイントロ」

と形容されることもありますが、俺もそう思いました(笑

本当に使えない音だったという記憶があります。

 

で、この新しく買った方は、なんつーか歪がきめ細かくなり滑らかになった感じがあります。

厳密にチューブアンプと比べるとエッジが尖ったような感じはありますが、概ね昔持ってたDSL-1cに近い感じの歪でした。

ゲイン上げてRevolutionのイントロは出来なくなりました(爆

 

Trebleは、3時以降だと流石に耳に痛い音になりますが、2時かそれ以下だと明るい音から、低音を強調してふくよかな音までサポートします。

以前のは常に0にしてたんですが、ここに来てEQが弄れる楽しさを教えてくれました(笑

 

Bassはもっと凄いです。重低音が出ます(爆

以前のはどこまで上げようがさほど変わりない感じでほぼ意味をなしてませんでしたが、こちらは上げれば6.5インチとは思えない、スタックアンプのような重低音、箱鳴り感が得られます。

低音だけで述べれば、昔持ってたWampler Triple Wreckと出方が似てますね。

良くも悪くもクセのある重低音の塊が飛び出してくるみたいな。

Triple WreckはTrebleが安っぽい感じの帯域で、Bassとうまく絡み合ってない印象でしたが、(新)パス10は歪のきめ細かさが相まって低音を上手くサポートしてます。

結果として3EQあるTriple Wreckより音作りがしやすいです。

(つか価格差10倍あるのにパス10の方が好きな音って。。。

 

 

後は前verより歪がやや弱くなった感じがあります。

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これは某掲示板で話題になった、Brian Mayのサウンドをパス10で構築するための設定です。以前のはこのゲインでもかなり歪んでサスティンも長かったのですが、現行verでこれやるとかなり歪が弱く、鼻詰まり感は出てるのですがクランチ程度に留まってます。

しかしながら前verでは出来た、

「ODオンにしてゲイン0にすると出る太いクリーン」

は逆に現行verでは歪が加わり使えなくなってます。

多分根本的にプリアンプが見直されてるんでしょう。

クリーンも以前はファット&ウォーム(笑)なクリーンでしたが、現行は全体的にややタイトになってコンプレッションじみた感じがあり、スピーカーがノスタルジックな雰囲気を醸し出してますが、やはり輪郭がはっきりしてます。

 

早速比べてみました(笑

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パス10はザクザクとエッジが立っており、どちらかというとMarshall、Backstageはエッジが丸く削られ、ミドルに集中してややメサの音に近いかなって印象でした。

昔だとどうあがいてもパス10はドライブはおろか、クリーンでもBackstageに敵いませんでしたが、現行だとどっちも甲乙付け難く、両方気に入ってます^_^

ドライでワイルドなドライブはパス10、重厚でチューブらしくウォームはドライブはBackstageですかね。

となると、次はKatana Miniと比べたくなる。。。

 

*20180223追記

ようつべのリンクがおかしい事(笑)になってたので修正しました。

 

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

20180205 Rockman XP Series Factory Preset

欲しい機材は星の数ほどあるのですが、星の数ほどあるゆえに予算が無く、また置き場所も無いので弱っております(爆

物を売るんならドカッとまとめて売りたい(´∀`)

 

Rockmanの機材は個人的にはかなり集めた方だと思いますが、時折ネット出品サイトやオークションサイトを見たくなり、見てるとちらほら出てきてて、クセでポチりたくなるんですよね(笑

出品されてる品物を見てるとBostonの曲が頭をよぎり、集める使命に駆られる嫌な癖です(笑

(多分XP212とか、Rockman 500 Powerampとか出てきたら即行ポチるんだろうな。。。

 

ブログのタイトルとかなりかけ離れましたが(笑)、Rockmanを集めて丸8年、今日初めてXPRやXP-100にFactory Presetがあるのを知りました!Σ(゚д゚lll)

何で異常に驚いてるかというと、Factory Presetって事は、出荷時にあのTom Scholz御大が推奨したであろうトーンセッティングが設定されていたという事です!

某サイトで知りましたが、ガセでは無いと思います(-.-;)y-~~~

(だって"Rockman Sustainor"とか"Rockman X100"とかで検索すると真っ先にヒットする、かなりマニアックで有名な「fr」の付くサイトですしw)

 

さて、このプリセットが発見されたという事は、歪みペダルやグライコで調整してある程度Rockmanに近づけた後、更にグライコを足して補正してBostonサウンドに近づけられるという事です!

 

では、一部のセッティングを掲載します。

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見た感じ500Hzから1kHzまでの間を削ってる感じですね。

但し、これはあくまでRockman特有のミドル極ブーストサウンドから補正した形になるので、一般のペダルの後段orアンプのループに似たようなバンドを持ってるグライコを繋いだりすると、多分Marshall MGシリーズみたいなハイミッドが持ち上がったドンシャリな音になるかもしれません(笑

 

 適当なディストーションペダルの後段かアンプのループに、過去の記事で貼ったこのセッティングのEQ

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を繋げば、Rockmanらしいフィルターが掛かるので、そこにもう1台「200Hz、500Hz、1kHz、2kHz、5kHz」に近い帯域を持つグライコを後段追加して上のXP-100の写真のようなセッティングにすれば、かなり煮詰められると思います^_^

(でも要はEQでミドルを極ブーストした後にEQでミドルを削るという作業。。。)

 

20180130 Orange Bax Bangeetar Pt.2

今回Bax Bangeetarを買い、それに付いてたキャビシミュアウトを試したいと考えました(笑

宅に送るのと(多分)ほぼ同じ意味だと思う、モニタースピーカーで鳴らしたらどんな音なのか?

という事で、早速実験しましたY(><。)Y

 

使用したモニタースピーカーはYAMAHA MSP-3の2-Way仕様d('∀'*)

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今回は他にスピーカーシミュモードのあるSansamp Oxfordと、パワーアンプアウトのあるDiezel VH4-2もまたまた試してみることにしました(笑

 

Bax Bangeetar VS Sansamp Oxford

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JC-40でオーバードライブ以上のゲインだとBaxの圧勝でしたので、今回はクランチで勝負してみました。

 

まずOxfordで説明書に載ってた「British Pop」というセッティングにします。

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次にBaxの各つまみを弄ってなるべくOxfordのトーンに近付けます(かなり苦労しました(^^;;

こんな感じ。

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こんな感じで鳴らしたところ、意外にもOxfordがいい仕事をする事に気付かされました(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-

何というかスピーカーシミュの働きで非常に古臭いフィルターが掛かっており、それが味を出してる感じでした。

逆にBaxは音がクリア過ぎてモダンな印象で、現代の音楽シーンでのクランチにはこちらの方が断然いいんですが、「古き良き」サウンドを求めるならOxfordの方が良いですね(^-^)

(まあでもBaxはモダンなオレンジサウンド用で、ヴィンテージなオレンジには別途Gateway Driverなるペダルがちゃんと用意されてますw)

(完全に他社製品を駆逐しにかかってますな:;((•﹏•๑)));:

 

Bax Bangeetar VS VH4-2

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まずVH4-2は「パワーアンプ」に接続する事を念頭に置かれてるので、宅に送る場合かなり高域が強目に聴こえました。

多分やった事ある人は分かると思いますが、一般的なディストーションペダルをアンプのリターンに繋ぐと、音がモコモコ篭って使い物にならなりません。

パワーアンプに繋いでプリアンプとして使える機材は、予め高域をブーストされており、キャビシミュのように超高域が削られてないので、ペダル側で補正しないといけません。

補正したらこんな感じ↓

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かなり高域を削りました(笑

因みにBaxもCab Sim Outを使う際はTopを9時まで削ってます。

元々Baxは個人的に高域が強過ぎるのでクリーンアンプへ繋ぐ際も9~10時くらいまで削ってます。

(Friedman BE-ODもそうだし、多分Rockmanの音に慣れて他のエフェクターの高域が強く感じてしまうのでしょう笑)

 

結果、VH4-2のパワーアンプアウトでもモニタースピーカーで十分に鳴らせる事が判明d('∀'*)

設定次第ではBaxのキャビシミュアウトと同じように違和感が無くなるので、この様子だと宅に送っても使えそうな気がしなくもないですね٩(ˊᗜˋ*)و

但しBaxとは違いトーンセッティングはかなり縛られますが。。。

 

今回の実験で分かったことは。。。Gateway Driverが若干欲しくなった事ですね(爆

 

 

20180129 Orange Bax Bangeetar

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案の定買いました(笑

有言実行ですね(笑

Orange Custom Shopのディストーション、フロアプリのBax Bangeetarです。

このペダルは初めて

「もっと早く手に入れておけば良かった」

と思わされたペダルです(笑

(恋ですか?(#^.^#)

 

まず全て12時にしてJC-40に繋いだだけで、オレンジ特有のミドルに凝縮したようなジューシーなドライブが飛び出してきました。。。

もうこの時点で俺の中では最強の一角に君臨していたのですが、色々弄るとオレンジの上品なトーンはそのままに、エッジの効いたクランチから柔らかいクランチ、オールドロックなオーバードライブからマーシャルライクなカラッとしたディストーション、HR/HM御用達のザクザクメタルディストーションまで飛び出してきて難なくこなせ、直ぐに虜になりました。。。

試奏中あまりに良い音なので、思わず何度も爆笑しましたね🤣

 

というわけで(笑)、各々のつまみの解説を行います。

つまみはVol、Gain、Top、Mid、Mid Freq、Q、Bottomの7つのつまみで構成されてます。

全てのつまみはオレンジお馴染みのイラスト付きで、どのつまみがとう働いてるかというのが分かりやすくなってます。

全てのつまみは周りを囲ってる白い点々でカチッて止まるようになっており、プリセットを組みやすい反面シビアな調整は若干難しくなってます(一応点と点の間にセットも出来ます)。

 

Gainは先程も書きましたが可変値がとても広く、クランチからハイゲインディストーションまでカバーしてます。

60年代辺りのヴィンテージ系オレンジの音(OR120とか)は難しいですが、TH30とかRockerverbなどの音は楽勝ですね^_−☆

またトーンはチューブアンプのような奥行き感、分離感、温かみ、コンプレッション、分厚さがこれでもかというくらい再現されており、下手なチューブアンプ(VOX AC4c1-mini-blとかMarshall DSL-1cなんかねw)よりコイツをJC-120に突っ込んで鳴らした方がよっぽど良い音がしますねd('∀'*)

 

Topは一般的なエフェクターやアンプのTrebleやHighの役割です。

かなり高い帯域を扱っており、12時過ぎると強烈に高域がブーストされます。

ドンシャリ狙いでも上げすぎると低音潰してペラペラな軽い音になるので、逆に12時より若干下げてもいいと思います。

 

Bottomは昨今のアンプライクペダルよろしく重低音をカバーしてます。

BE-ODやVH4-2のように上げまくれば、自宅の小型アンプでも大型スタックで鳴らしたような重厚な音が得られます\(^^)/

ただ、BE-ODやVH4-2よりは若干帯域が上で何となく籠る成分も含んでるので、うまく調整した方がいいかも知れません。

 

そして。。。今回のペダルの目玉、Midです!(笑

前回の記事でも書きましたが、MidはFreqとQが付いており、ギターで美味しいミドルの帯域を自分好みにカスタマイズ出来るのです!

(ただ慣れないと非常に難しいですがw

 

まずFreqから説明すると、これはブーストorカットするミドルの帯域を決めます。

勘ですが、10時くらいが500~600Hz辺り、12時が1kHz辺り、2時が2kHz辺り、MAXが4kHz辺りって感じでしょうか?

Rockmanのような音は10時くらい、オレンジが12時、マーシャルっぽい音は1~2時辺りかな?

メサの5バンドEQのV字型は10~11時位にしてMidを思いきり減らすとか?

適当です(笑

まああくまでそんな感じと思ってもらえれば助かりますねw

 

Qは可変範囲を決めます。

上げれば上げるほど範囲が広くなり効き目が強くなります。

逆に特定の帯域をノッチングしたようなミドルを作りたければ、最小より少し上げた位がいいかもしれないですね。

中々難しいセクションなので、12時を基準に決めるといいかも知れません。

 

MidはFreqやQで決めた帯域、範囲を最終的にブーストorカットする感じです。

兎に角ミドルに関しては可変範囲や可変値がだだっ広いので最初は戸惑うかもですが、慣れてくれば自分の感性にハマる音が作れます!٩(ˊᗜˋ*)و

 

ブーストスイッチもあり、オンにすると音量とコンプレッションが程よく追加されソロに最適です。

また、まだ試してないんですがCab Sim Out(Orange PPC412 Celestion V30)もあり、ミキサーやDTMに直で送ることも可能となっており、Sansamp OxfordやAMT O-2を潰しにかかってるようにも思えます(爆

 

因みにこんなプチ豪華(笑)な巾着に入ってました(*´ェ`*)

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(WamplerやFriedmanも巾着に入ってますが、FriedmanはOrangeより手触りが良く高級感があり、Wamplerは安っぽい麻袋みたいなのに入ってますw)

 

それでは恒例ですが、早速2つのペダルと比べてみたので感想を書いていきます(笑

 

Orange Bax Bangeetar VS Diezel VH4-2

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モノホンのアンプに近いニュアンスということと、スペックが似てるのでVH4-2を選びました(笑

チューブらしい特徴は両者とも同じくらい捉えており、ここまで来ると

「最早アンプ要らなくね?」

とさえ思ってしまいます(笑

結論から言うと同じくらい好きです(笑

Baxは非常にトーンが優等生というか、プレイヤーが美味しいと感じるツボを押さえやすいトーンで、VH4-2はマーシャルらしい荒々しさがあるので、音作りのしやすさはBaxよりかなり難しいし音作りの範囲も非常に狭いのですが、ハマれば迫力があるドライなディストーションが得られるので甲乙つけがたいです。

煮詰めればBaxでも似たような音は作れますが、VH4-2のマーシャル譲りの抜けるようなミドルはどうしても出すのが難しいです。

BaxのTopとVH4-2のPresenseではBaxの方が帯域が高く、BaxのBottomとVH4-2のDeepではVH4-2の方が重低音です。

 

Orange Bax Bangeetar VS Tech21 Sansamp Oxford

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多分気になる方もちょっとはいると思うのですが(笑)、結論から行くと全く以て別物です┐(´-`)┌

つかぶっちゃけると、Oxfordの公開処刑(爆

まあ価格も2倍半くらい違いますし(^^;;

製造年月もだいぶ違いますし(^^;;

まずBaxのTopとOxfordのHighでは扱ってる帯域が違い、Baxがかなり高域で抜けがいいのに対し、Oxfordは2kHz位のハイミッドなので上げても抜けは良くなりません。

BaxのBottomとOxfordのLowに関しては、Oxfordがややミドルに寄ってるくらいで、中々な重低音が出せます(^^)

Midに関しては、Baxはここで様々なカラーを出せますが、Oxfordは500HzとCharacterつまみで歪量とともに可変出来る位で、どう動かそうが全体的に篭ったヴィンテージ系の音になります。

クランチなら(ペダルライクですが)Baxより柔らかく温かみがあるトーンが作りやすいかも?

またBaxは低音から高音まで一音一音明瞭に音が出せますが、OxfordはSansamp特有のフィルターも原因の一つで、Bax弾いた後で使うと全体的に音が篭って引っ込んだような印象を受けました。

ハイゲインはOxfordでは完全に無理です(笑

Sansampキャラシリーズは出た当初はどの機種も好評だったのも今は昔。

Oxfordもかなり好評だったんですが、真打がハイクオリティで出してきた今だと、もう過去の思い出って感じです(笑

 

後は、メタルマフの音がBaxでも簡単に再現出来、メガリス同様チューブアンプライクな各ニュアンスが付加されてるので、正直メタルマフも売ろうかなと考えてます。

 

強いてBaxの欠点を述べるとするならば、筐体がかなり重いので付いてる取っ手は必須なのと、やはり値段ですかね。

でも実際キャビシミュ搭載でライン送りに出来、JCですら軽々とオレンジサウンドに変えるぐらいの強力なツールなので、オレンジが好きでヘッド持ち運ぶのが大変だという方には(流石にヘッドよりは当然軽いので)うってつけのアイテムだと思います!

 

さて、ランキングをすぐに塗り替えるかな(^^;;