Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180225 BOSS KATANA-MINI Part.1

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 前回SHODの記事を書きましたが、これも同時に買いました(爆

 

久しぶりの休日だったので都内で楽器屋巡りに明け暮れてた際、エフェクターの書籍をついつい立ち読みし、「ブラウンサウンド系」の記事を熟読してた時、これを思い出して欲しくなりました(笑

 

で、欲しくなったので渋谷のアンプ&エフェクター専門店に足を運んだところ、SHOD HWを発見してしまい、そっちを買ってしまいました(爆

(まあ全くもって後悔してませんけどね(・ω<) 

 

その後レコードショップとか本屋とか巡ってたのですが、またまたエフェクター本を発見してしまい(しかも同じブラウンサウンド特集のやつw)、衝動で買ってしまいました(爆

(まあ全くもってry

 

BOSSの今大人気の超小型アンプ、KATANA-MINIです!

同社のKATANAアンプシリーズの一つで、KATANAのレギュラーモデルはデジタル回路なのに対し、こちらはプリアンプがアナログとなってます。

WAZA-AMP、KATANA (Artist、MINI)=アナログ

KATANA (50、100、Head、Air)=デジタル

な感じです

アナログorデジタルなんて気にしない人にはどうでもいいと思いますが、個人的にはやっぱり聴いた感じ違うので、アナログ派ですね^_^

それを「大々的に」謳ってるこれは、俺のみならずギター好きは些か注目の的に思えます。

 

分類上は小型練習用アンプで、競合機種としてはPignose7-100R、VOX AC2 Rhythm Vox、Blackstar Fly3、YAMAHA THR5、Orange Micro Crush辺りでしょうか。

名だたるメーカーが卓上アンプを出してる中、殴り込みをかけたという感じですかねw

 

コントロールはGain、Volume、3バンドEQ、ディレイタイムとエフェクトレベルの各々のつまみで構成されてます。

また3ch仕様で、クリーン、クランチそして「ブラウン」がセットされてます。

 

まず全体的な音の傾向として、チューブアンプらしい暖かく太い音になってます。

また、これは本当に不思議に感じたのですが、搭載されてるスピーカーは4インチ1発なのですが、とても4インチの音とは思えないです。

ラウドで低音から高音までのレンジが広く感じられ、6.5インチはおろか8インチも超えてるんじゃないかって印象でした∑(゚Д゚)

売りはアナログゲイン回路のKATANA-MINI独自のチューニングを施されたサウンドだと思いますが、多分このちっさい筐体とは思えないレンジ、空気感も一役買ってると思います。

普通このくらいの筐体(縦18.1cm x 横23cm x 奥行き11.6cm)のアンプは大抵しょぼいスピーカーが積まれ、音が篭ったり割れたりして安物感が半端無いですが、KATANA-MINIは音を明瞭に出力する、かなり上質なものを搭載してますね!(☆∀☆)

試しにAUX INにiPhone繋いで音楽を鳴らしてみたのですが、モノラルミックスされてはいるものの、低音から高音まで明瞭で、大型スピーカーのような空気感のある音でした。

これ2台買って、Y字ケーブルで鳴らせばかなりイケてるサウンドが出せそうです(あくまでギターアンプだぞおいw)

 

クリーンはチューブアンプで聴ける鈴なりのようなクリーンで、ゲインつまみによってクリーン〜クランチ〜オーバードライブまでシームレスに変更が可能です。

このシームレスさが謳い文句通りアナログっぽく、またその歪の加わり方もオールドチューブアンプのような温かみのある感じで気持ちいいです。

ジャズ、ブルース中心の方や、ストラトorテレキャスでジャキジャキクランチを多用する人はクリーンだけで音作りが出来るんじゃないでしょうか?(^-^)

昨今の小型フルチューブアンプはクリーンとオーバードライブの2ch仕様が多く、クリーンchではゲイン付いててもフルアップで歪まないものが多く、またGainとVolumeの1ch仕様の小型フルチューブアンプでは、(個人的には)あまりいい歪を得られないか、自宅では鳴らせないような爆音じゃないと歪ませられないかのどちらかの印象なので、その点KATANA-MINIのクリーンはソリッドステートでありながら、チューブのようなサチュレーションを出しつつ、小音量で楽しめるのでかなり気に入っております(♥ω♥*)

これと似たようなアンプはTech21 Trademark 30のTweedモードですね。

つか何かとTM30と似通ってる気がするので、今度比べたいと思います(笑

 

クランチは文字通り軽めのクランチから、割と深めなドライブサウンドまで行けます。

これもまたチューブらしく太くて温かみのある柔らかい歪で、ゲイン絞ってブルージーなサウンドを出した時の音がメインで心地良いのですが、フルアップにしても滑らかに歪み、耳に痛くないです(笑

それでいて中々迫力もあるので、ブルース、ロック、ハードロックまでは余裕でカバー出来ます。

後述のブラウンよりこちらの方が好きという人も少なからずいるとかいないとか。

確かにブラウンよりは歪が弱い代わりに太い音という感じで、ややヴィンテージ感のあるトーンですがリードなんかもこなせますね。

ブラウンサウンドとはまた違ったオーバードライブを堪能したければこちらも一考かな、と。

逆にクランチは歪量、トーンの好みでクリーンchとクランチchで選べる感じです。

 

ブラウンは、殆どのKATANA-MINIレビューのサイトや動画で大々的に取り上げられてるので耳にした方も多いと思われますが、その名の通りブラウンサウンドです。

正確には前述の「技ブラウンサウンド」ですね(笑

非常に激しく歪むMarshall系のドライブサウンドですが、高域が抑えられウォームでこれまた心地の良いサウンドとなってます。

 WAZA AMPから継承された音ですが、本当にブラウンサウンドを研究し、それをアナログソリッドステートで再現したという感じで頭が上がらないです(笑

(フルチューブでこそあの音、という方はごめんなさい🙏

これに関しては、ゲインの可変値は比較的広いですが、総合的にはハイゲインで、コンプ感や倍音成分、ゲインブーストをするかしないかでゲイン調整する感じです。

ブースター?何それおいしいの?

位ゲイン上げると歪みます(笑

指標としては、12時が基準とすると、ゲインを10~11時位に軽く絞れば、降圧したようなコンプレッションが追加され、改造Marshallによる初期ブラウンサウンドっぽくなり、12時より上げていくと6505やEVH5150IIIのようなハードでウォームなディストーションが得られます。

割とハードに歪ませてもスピーカー自体が優秀なので、すべての帯域を余すことなく鳴らし切り、結果超小型でも音圧や音のレンジは圧倒的で、これ系の歪が好きな人にはドンズバ、ずっと鳴らしていたくなると思います(笑

(俺も超ハマってしまいました。。。

 

3バンドEQはパッシヴタイプで、トーンを大きくシェイプさせるものではなく、全体的な音の傾向を変える感じです。

なので12時が基本ですが、フルテンにしても破綻はせず、逆にオール0にすると音が出なくなります。

また全体的にミドルに寄った帯域を扱っており、Bassはローミッドで少々こんもりな感じ、Midは500Hz辺りでギターの美味しいところを抑えており太さを調整、Trebleは2kHz位のハイミッドで明るさの調整という感じです。

まあブラウンサウンド狙うなら重低音とか、ザクザクリフを刻めるような高域は要らないですね(笑

EQに於いてもウォームなサウンドを損なわないようになってます。

 

エフェクターで付属してるディレイですが、これはアナログディレイを再現してるようでして、ディレイサウンドは繰り返していくとだんだんぼやける、これまた温かみのある心地の良い音です(*´ェ`*)

ディレイタイムとエフェクトレベルしか調整出来ず、フィードバックは3回までです。

またディレイタイムも長い調整は出来ません。

人によってはリバーブの方がいい、という方もおられますが、アナログライクなディレイなので、設定次第ではリバーブのようにも響かせられ、逆にディレイタイムを短くしたスラップバックディレイとかも出来るので、中々遊べます(笑

後鳴らしてる時にディレイタイムを可変させると、アナログディレイやテープエコーみたいな独特のうねりも聴けますd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトはキャビネットシミュレータを介しており、普通にヘッドホンでもいい音が出る他、そのまま卓に送ってレコーディングなんかも出来ちゃいます!

またJC-120のインプットorリターンに差し込んでエフェクターやプリアンプとしても一応は使えます。

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インプットだとキャビシミュの効果でハイが強目なので、リターンがいいと思います。

勿論モニタースピーカーにも直で送れますし、寧ろモニスピの方が真価を発揮する気がします(笑

 

電源は単三電池6本か、アダプターのBOSS PSB-100が推奨されてますが、安価で定番のPSA-100でも十分なサウンドが得られます。

PSA持ってる人はわざわざPSBを買う必要は無いですね。

どちらも持ってない人でもPSAでいいと思います。

複数エフェクター持ってて、分岐ケーブルでその複数のエフェクターの電源を供給してる場合はPSBの方がいいと思いますので、それとKATANA-MINIを使い回すなら買いでしょう。

 

総合的にKATANA-MINIは非常に優れており、自宅で手軽に鳴らしたい方にはまさにうってつけのアイテムだと思います。

特に「アナログ」という点が(個人的には)大きく、同レベルの個体はDSPを使ったものが多く音が痩せたり、篭ったり、何となくチープな音に感じられたりするのですが、KATANA-MINIはそれらを一蹴するかのように音が前に出て、かつ太い音なので最高です!

またアナログを謳ってるだけあり、ギターのVolつまみにも追従し、ブラウンchでもギター側のvolを絞ればクリーンになります。

 一応アナログで同サイズ帯にMarshall MS-2やEVH 5150 III Micro Stack、Orange Micro Crushなんかがありますが、完全に別物ですね。

 

KATANA-MINIが出る前、ミニアンプ界ではBlackstar Fly3が猛威を振るってましたので、ちょっと比べたい気はあります(笑

 

また「技ブラウンサウンド」を謳ってる以上、比較記事も随時載せていきたいと思います( ̄ー ̄)ニヤリ

 

Roland 100V用ACアダプター PSB-100

Roland 100V用ACアダプター PSB-100