YAMAHA FX-550の序に買ったコレ。
と言うのは、パス10はやはり良質なサウンドにリニューアルされてるっぽく、元来のエフェクター乗りが💩みたいなサウンドを求めてた俺としてはちょっと違うかなと感じ、Peavey Backstageと共に手放し、代わりにコイツを導入しました(笑
今後はアンプ比較としてコレを使っていきます😊
という事で、今回はこのPiggy PS-40(如何Piggy)の紹介です!
Piggyシリーズはプリンス通信工業という日本の会社で造られたアンプで、その会社は後にArionブランドをラインナップし、上野開発センターに引き継がれて現在に至ります(プリンス通信工業は現在は無いです)
Piggyシリーズにも様々なラインナップがあり、下は単三電池8本で動作する2Wの小型から、上は12インチスピーカー1基搭載で40Wの物まであります(他にもあるっぽいですが真相は不明)
今回のコイツはどうやら2番目に小さいアンプみたいです😊
スペックとインターフェイス
スペックとしては6.5インチ1基搭載で6.5Wのソリッドステートアンプとなります。
Peavey Backstageより一回り大きいという感じですが大差ないです(笑
スピーカーは自社製のもので音割れがしやすく、プリアンプはヘッドルームが低めで歪みやすいものとなってます(丁度Pignose 7-100Rみたいな感じですね😊)
インプットはHIとLOがあり、クリーン主体ならLO、クランチ程度に歪ませたければHIがいいかなという感じです(多分設計だと歪ませるか否かではなく、元々クリーン専用でPUの出力で決めるのかなと思います🤔)
Toneつまみはパッシブ型のローパスフィルタで、フルから下げていくと高域が無くなっていき、モコモコした低音が残ります。
しかしフルでも高域が強烈なので、目盛りが付いてる11時くらいが俺的には丁度いい感じです。
VolumeはHI/LOインプットにもよりますが、上げれば上げるほど歪量が増加します。
歪み方はまんまPignoseのアレと思ってもらえれば分かりやすいかもです(笑
元々のサウンドが古臭いウォームなサウンドで、そこにブーミーな歪がシームレスに追加されていく感じで、泥臭いブルース向けの歪み方という感じですね😎🥃
古いロックなんかにも使えるかもですが(Kinksとか行けそうw)、昨今の音楽シーンでは難しいでしょう(笑
エフェクター乗り
今回は全く毛色の違うこの4台を使い、JC-40と比べてどうなのかをやってみました😁🤘✨
OD-FIVE 2 eXplosion
JC-40だと歪が散りやすく癖のあるコレですが、Piggyの場合6.5インチの小口径スピーカーが功を奏したのか、「高域を尖らせて」纏まる印象ですね。
所謂RAT系みたいなファズディストーションでアンプライクさは皆無、恐らくパス10と同様の鳴り方かなと思いました。
パス10と違う所は、eXplosion側のパラメータをどう弄っても大差無く、同じような音が出てくるところです(笑
やはりこのペダルに関しては、アンプに影響されるという感じですね🧐
La Grange

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1番個性を保ったのはコレ。
キャビシミュが入ってるのかな?と言わんばかりに高域と低域が丸く削られ、とても6.5インチのソリッドステートアンプとは思えないウォームなサウンドを奏でます(丁度Sansampのキャラシリーズのスピーカーシミュをオフにしたような感じ)。
JC-40でも似たような音で、レンジ感もそんなに変わらないので、LG好きな人は大抵のアンプではトーンを保てると思われます🤘✨
BE-OD
これも個性を保っており、トランジスタとは違うきめ細かくエッジが立ちつつ滑らかなハイゲインディストーションを約束してくれます👍✨
BE-OD自体の歪が非常に使いやすく、また昨今やや値下がってきてるので、どんな環境でもBE-ODサウンドを奏でてくれるコイツは必携アイテムです!🤘😎🤘✨
VH4-2
[rakuten:ikebe-rockhouse:10053802:detail]
これはアンプによって全然違います。
JC-40では迫力があり濃厚かつ滑らかなディストーションなのですが、PiggyだとDiezelシリーズのウリであるワイドレンジがスポイルされまくってファズディストーション(は!またRATか(|| ゚Д゚)になります(笑
こうなったらもう最後、アンプライク感は皆無でRATになってしまいます(笑
eXplosionと同様あまり乗りは良くないですね🤔
続いてはローゲインエフェクター達⤵︎ ⤵︎
普段あまり出てこない面子を集めました😁🤘✨
RAH
[rakuten:chuya-online:10158231:detail]
これは小口径だと音に芯が出て、JC-40ではブーミーだった部分が解消される反面、低域が削られてキンキンになる傾向があります。
一長一短という感じですが使いやすくなってますね😊👍✨
Liverpool
AC30のセッティングで試しました。
これは完全に好みが別れる感じで、JC-40だと低音がかなり出て音圧がある反面モコモコになりがち、Piggyだとミドルレンジが尖って、まるでDeacyアンプがチューブ仕様になってウォームになったという感じです。
個人的にはPiggyの音の方が好きかな?🤔
Plush Drive
ローミッドが豊富で音圧があるのはJC-40、高域が強調されて音に芯が出るのがPiggyと、他のエフェクターと同様な反応を示しました。
ピッキング時のペナってる感じも双方出てますが、Piggyの方がよりくっきりと出る印象。
元ネタのDumbleにどんなジャンルの音を求めるかにもよりますが、取り敢えずロックならPiggyですね😎🤘
OD-1
[rakuten:gakkiwatanabe:10055869:detail]
これは唯一低音or高音以外の違いが出た稀有な存在で、PiggyだとほぼPlushと同じ音なんですが、JC-40だとクリーンとドライブがミックスしたような独特の高い解像度の歪、スピーカーの径が大きくなってもスポイルされないブライトな高域と、Piggyより相性がいいような気がします(BOSSコンとJCシリーズは相性抜群って言うしね😏)
これは満場一致でJC-40の方が良い音です😍🤘✨
ディストーションは兎も角、オーバードライブに関しては小口径の方が音に芯が加わり、歪量も増加し、このしょぼいアンプの方が良い結果になる傾向にあります🧐
(なので自宅用小型ギターアンプをナチュラルかつ気持ちよく歪ませるならオーバードライブペダルがイチオシ🤩)
最後はDumble系
Ethos Overdrive
これはかなり良いです!😊👍🤘✨
口径の違いはハイカットフィルターでザラザラとした高域を丸くしレンジに余裕を持たせ、とても6.5インチとは思えない柔らかいサウンドが出てきます。
うちのはフルカスタムなので色々微調整が利きますが、通常盤でもPresenceを抑え目にすればウォームでチューブっぽいサウンドがこんなアンプでも得られます😊👍✨
GS124
結論:Great! Good, Good!👍👍👍👍
これは己の個性を保ちつつ、アンプの特徴を上手く生かしてるというeXplosionとは真逆の反応を示しました!😍
JC-40だとスポンジっぽいSAG感を伴いつつ豊富なミドルレンジを生かしたチューブライクな歪、Piggyだとスピーカーの小ささが音に輪郭を与えてタイトになり、かつGS124のSAGを損なわず、ロックでカッコイイサウンドが出てきます👍
(つまりやるジャンルでアンプを変えればGS124はある意味オールラウンダーとして使えます👍✨)
これに関しては久しぶりに感嘆しました(笑
Model D
これもGS124と同じような変化の仕方でPiggyでも悪くは無いんですが、こちらは帯域の上と下がガッツリ削られて音が硬くなるのが玉に瑕で(エフェクターライクな硬いサウンドになる)、大きめのスピーカー径を生かしたふくよかでウォームなサウンドの方が生きてくるという印象です🤔
(13万弱のパフォーマンスはちょっと出せないですね→💸💰に汚いぞ‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(´ཫ`)
Royal Overdrive
これもヤヴァイです🤪🤪🤪🤪
スピーカーの径による絶対的なレンジの壁は越えられませんが、それでもRODのポテンシャルは保っており、各EQの設定次第でピーキーになりがちな高域を丸く削ってチューブアンプのようなサウンドを鳴らしてくれます。
ミドルがかなり出るタイプですが、同時に分離感も抜群で、その2点がバリバリしがちな安い小型トランジスタアンプでは出ないようなドライブサウンドを奏でてくれます。
ヘッドホンアウト
Piggyにはヘッドホンアウトがあり、スピーカーを鳴らさずに練習出来るのですが、正直ヘッドホンでの音は使えないです(笑
ファズオーバードライブという感じでニュアンスとかは皆無です😅
しかし。。。Piggy側のVolをMAXにし、Volペダル挟んでJC-40のインプットに繋ぐと中々ロックなサウンドをアウトプットしてくれました😎👍✨
粗めでファジーなんですが纏まっており、普通に歪エフェクターとしていい感じです😊
なので似たような音のエフェクターを比べてみました(笑
ギター→A/Bボックス→JC-40
ループA:水着ちゃん、Supro Drive
ループB:Piggy→E.W.S Subtle Vol Ctrl
ざっとこんな感じで構築しました😅
まず水着ちゃんは歪がきめ細かく、エフェクター然としたクランチ、ファズペダルなので毛色が違いましたが、Supro DriveのBoldモード(ヘッドルームが高くなり歪みが弱くなって音圧が増すモード)と結構似通ってました🤘
ただPiggyの方がディストーション寄りで、かつミドルレンジが出て扱いやすく、Suproは相対的に歪が潰れてファズになり、「アンプライク度」で言えばPiggyに軍配が上がります😱
(Piggyはトランジスタ1個とパワーアンプはICを使ってるので単純回路のソリッドステートなのにSuproよりアンプらしさがあるって事は、SuproのペダルってソリッドステートのSuproアンプかなんかをモチーフにしたのかな?でもそんなアンプ存在しないんだよね。。。)
総評
極めて単純な回路らしく、雑味が無く音がストレートに飛んでくるというプラセボはありますが、まあしょぼいアンプではありますね(笑
70年代に造られて、80年代中頃まで同じ構成だったので(後期型にPS-40Nというのがあるらしいので、70年代終盤に変わったかもしれません)、70年代のギターアンプの音ってこんなだったんだなとノスタルジックな気持ちにもなります(まさにプラセボw)
ヘッドルームの低さや歪み方がPignoseに酷似してるのでパ◯リ?とも考えましたが、当時の部品の仕様や単純設計だと一律そんな歪み方になるらしく、元々はドライブサウンドを意識してるとは思えないので違うみたいです🧐
今後はパス10に代わって暫くコイツがチープアンプでのエフェクターの乗り具合の相棒になるので宜しくお願い致します(コイツで良い音なら大抵のアンプでは良い音で鳴らせると思います😆👍✨